2018年1月1日月曜日

IT企業の文化人類学

こんにちは。
Shunichiro です。

2018年になりましたね。
今年もどうぞよろしくお願いします。

2018年になりましたが、まだ2017年で書き残しているものもあるので、今日はそれを書いていこうと思います。今日のお題はタイトルの通り「IT企業の文化人類学」ということで、曲がりなりにも約2年IT企業に勤めていて、そこで感じたことなどを書いてみようと思います。

特に、文化的側面だったり行動原理だったり、考え方だったり、といったところにフォーカスを当てたいと思っています。なので、タイトルには”文化人類学”という言葉を載せています。

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1.エンジニアは夜型多め(そのせいで、帰れない。。。)
  よく言われるやつ。
  実際、みんなめっちゃ遅め。
  朝方なんてほとんどいない。。。
 (上司もみんな遅いので、必然的に早めに帰りにくい雰囲気。。。)

2.一部の超ハードワーカーたちによって支えられている。
  マジで人の倍くらい働いている人とかもいる。
  往々にしてそんな人たちによって保っている部分もある。
  20:80を極端にした感じ。


3.不言実行より、有言不実行のほうが好まれる
  言わないより、やって失敗したほうがマシ。
  声がでかいやつが勝つ。
  結果「できませんでしたー」でも何とかなる。
  議題をテーブルにあげただけでも、功績。

4.理想を描いて、前に倒れていく
  とにかく最初は理想ありき。
  理想ありきですべてを進める。
  途中で達成が困難になっても、60%の着地点を探っていく。
  最終的な畳み方の作戦、周囲との合意が大事。

5.転んでもただでは死なない
  たとえ失敗で終わっても、アンチパターンとして後世に残していく
  ハマりポイント、死ぬポイントなどのヤバイことリストを残して死んでいく
 (特に、ハマりポイント大事)

6.ユーザー、ペルソナ思考
  とにかく「ユーザーにとってそれでいいんだっけ?」で考える
  工数やばくても、そこは妥協しない
 (結果として死んでも、ユーザーのためなら許されることもある←それでいいのか??)

7.異常なまでの上司の巻取り力の高さ。超人の存在。
  上司ヤバイ、実装力、IT戦闘力異常。
  小僧たちが束になってかかっても太刀打ちできなかったものを、全力で回収していく
  結果、ギリギリでも何とかしていく

8.wiki作った奴が一番偉い
  ハマりポイント、自分のknowledgeを残した奴が偉い
  馬車馬よりもBreakthoroughよりも、wiki作って誰もがやれる形にしたほうがいい

9.最初に10分めんどくさいことに時間を割いて、50分分の効率を得る
  Botの設定だとかRedmineの設定だとか線表引きだとか、最初にめんどくさいことに投資し、実際の運用をめっちゃ楽にする
  手を動かすよりも、まず作戦・工数・見積もり・交渉

10.職人の世界
  なんだかんだみんな職人
  こだわりが強い、1pxでも妥協しない

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以上、自分の完全に主観ですが、IT企業の人たちの考え方や文化、行動様式でした。
”自分の知識を共有する”ってところの精神がけっこう大事だなーと思いますね。メタな視点になるけど、そもそもインターネットの世界ってそういうものだと思うし。

あとは、最初に作戦・工数・見積もり・交渉を行ってから、仕事を始めるというところ。ビジネスというものをやっていく中で、いわゆる段取りってところになるんだろうけど、大事なスキルだなと感じています。


IT企業の考え方については、Googleの本なんかも非常に参考になると思うので、ぜひそちらもご覧あれ。

https://www.amazon.co.jp/How-Google-Works-%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9-%E2%80%95%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%81%A8%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/dp/4532319552


Shunichiro