2011年10月3日月曜日

あなたに逢うために

昔 とある町に 1人の男の子と 1人の女の子が住んでいた
男の子は 自分のペースで物事を取り組み
“面倒くせぇ”と言っては 途中で 飽きて すぐに
諦めてしまうような子だった
女の子は 何でも一生懸命に取り組み
“頑張れば何でもできる” と 言っては 頑張りすぎて
疲れ果ててしまうような子だった
そんなある日
2人が 町で偶然 出会った
良い所も悪い所も お互いにないものを 持っている2人
そんな2人が 互いに 惹かれあうのに 時間はかからなかった
男の子も女の子も 毎日が発見で 毎日が真新しく
そして毎日を笑い合いながら 楽しく日々を過ごしていた
2人で過ごす時間の中で 男の子は最後まで
一生懸命頑張る大切さを知った
女の子は自分のペースで 無理せず頑張る大切さを知った
そうして幾日過ぎただろうか
2人の会える時間も少なくなり
だんだんと 男の子の心は離れていった
女の子は悲しかった
男の子の心が 遠くへ行ってしまいそうで
自分1人だけ置いていかれそうで
そして この先 1人ぼっちになってしまうような
気持ちで怖かった
そんなある日 男の子は
女の子に別れを告げた
女の子には 理解できなかった
あんなに毎日が楽しかったのに なぜ 男の子が女の子の隣から
いなくなったのか 女の子には全くわからなかった
それからの女の子は
誰かと出会う事が怖くなった 誰かと出会い
また別れるのなら 誰にも会わなければいい
家の中に1人でいれば
そうすれば
こんなに悲しい別れを もぅ二度としなくてすむ
こんな思いをしなくてすむ
そぅ言って 家の中に閉じこもり 毎日を過ごしていた
それをずっと見ていた恋の神様
見るに見兼ねて 女の子にこんな事を聞いた
「なぜ閉じこもっているのだ?」
この問いに 女の子は
「閉じこもっていれば
誰にも出会う事はありません」
と 答えた
すると 恋の神様は
「そうか…
お前はそれで幸せか?」
と 尋ねた
女の子は
「幸せです
別れる悲しみがありませんから
あの苦しみがありませんから」
と 答えた
「そうか
私には幸せに見えなかった
お前の心が 泣いてるように見えたが
お前が幸せならそれでいい」
そう言って 消えようとした時
「どうして別れがあるのですか?
どうしてこんなに辛い思いを
しなくてはならないのですか?
この出会いに
何の意味があったのですか?
こんな思いをするくらいなら
出会わなければよかった」
女の子は今までの思いを全て 恋の神様にぶつけた
すると 恋の神様は
「本当にそう思うのか?
なら お前に
いいものを見せてやろう」
そう言って 女の子の手をとり
2人が出会わなかった世界へと
連れていった
そこには 男の子と女の子の姿があった
男の子は
最後まで頑張る事をせず 全ての事を中途半端にし
そしていつしか
誰からも相手にされなくなり 1人で心閉ざしていた
女の子は
頑張りすぎてしまい 誰にも寄り掛かれず 疲れ果て
心が折れてしまい
1人で心閉ざしていた
その姿を見た女の子は 言葉を失った
その様子を見ていた恋の神様は
「今のお前が在るのは
なぜだと思う?」
呆然と立ちすくむ女の子に尋ねた
「男の子と出会ったからです」
女の子が小さな声で答えた
「これでも
出会わなければよかった と
そう 思うかね?」
恋の神様は静かに尋ねた
「出会えてよかったです」
と 女の子は声を震わせながら ポツリと呟いた
「あの時のお前達には
互いが必要だった
しかし
互いの役割が終わった今
今在るお前達を必要としている
人達の元へ行かねばならない
ずっと 閉じこもっていたら
その人が
お前を 探せないだろう」
恋の神様は
優しい声で女の子に言った
それを聞いた 女の子の目に涙が溢れだした
そして
「互いの人生に必要な時
必要な時間だけ
その人生は交わる
そして それぞれの役割が
終わった時
またそれぞれの道を歩む
互いの持つメッセージを
相手に伝える為にな」
恋の神様はそう言って ニコリと微笑んだ
「だから たくさんの
出会いと別れをしてきなさい
そして たくさんの自分に
出会いなさい
お前を必要としている人の為に
大きく大きく成長しなさい
お前を成長させてくれるのは
人でしかないんだよ」
そう 言い残して消えていった
女の子は 今の自分が在るのは 男の子と出会えたからだ
という事に気がついた 女の子は男の子との
過ごした時間の中に 隠されたメッセージが
何であったのかがわかった
そして なぜ男の子が 隣にいないのかという事も
それからの女の子は
閉じこもる事なく ひとつひとつの出会いと別れを
大切にしていった
例え 悲しい別れであっても
例え 苦しい別れであっても
その人が教えてくれた
メッセージを胸に
新しい自分との出会いに感謝し 自分を必要としてくれる人の為に
自分を成長させていった
そんなある日 あの男の子が 再び女の子の前に現れた
互いに成長した2人 互いの人生に
互いが必要だと知ったのだろう
男の子は女の子の全てを包み込み 守れる程に 強く大きく成長し
女の子は男の子の全てを支え 何事にも負けない程に
強く大きく成長していた
そうして 2人は 永遠の愛を誓いながら
幸せに暮らしていった

~:*:~:*:~:*:~

人生における出会いと別れには ひとつひとつが必然的で
ひとつひとつに意味がある
その意味は
未来でしかわからないけど
でも 必ず つながっている事は確かだ
そして
互いが互いを本当に必要であれば
例え 別々の道を歩んだとしても また交わる時がくるだろう
本当に互いが必要であれば…
そしてまた 互いを必要とする為に
別々の道を歩む時もあるだろう
互いを支え合う為に 互いが強くなる為に
だから
ひとつの別れに踏み止まらず
たくさんの出会いと別れをし
たくさんの新しい自分に 出会ってほしい

あなたを本当に 必要としている人の為に
あなたを心から 愛してくれる人の為に
そして その人を 守れる程の強さを持つ為に

その別れが
あなたに幸せをもたらすから


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なんかこれ読んですごい肩の力が抜けた。
今までずっと前の子のこと心に残ってて、前向きになりきれなかったけど
今の俺に必要なのは前の子をずっと気にし過ぎるのではなく、今の自分に必要な人を見つけることなんだろな。

少し気が楽になりました。

2011年9月30日金曜日

はい、帰国です!

はい、お久しぶりです!1か月の東南アジアバックパッカーを終えて帰ってきました。

今回は1カ月かけてカンボジア→ラオス→タイと巡ってきました。
現地では本当にいろんなものを見ていろんな話を聞き、色んな経験をしてきました。
とりわけ現地NGOの農村で薪割りた水汲み、田植えを経験させてもらったことは非常に大きかったと思います。ただ、正直引いたのが「お風呂いこ~」言われて、ついていったら何の変哲もない普通の池に連れて行かれたこと。この池です↓


俺・・・よくおなか壊したりしないで帰ってこれたな~なんて自分のタフさにもびっくり。

現在は21世紀。スマートフォンやipad・地デジさらには電気自動車もある。でもここには、なんのテクノロジーも届いていない。
いまだに毎日木を切り出しては薪を作りかまどのようなキッチンで料理をする。
毎日近くの池まで水を汲みに行きその水でトイレを流している。
あるいは、家にトイレがないから裏の林の中に行ってトイレをしている。
雨水を大きな甕にためて飲み水にしている。
お風呂という名の池で入浴している。
スコールが来ると下着1枚になって石鹸片手に外で身体を洗う。
手作業で田植え・稲刈りをしている。
電気がないから朝日とともに起き日が沈むとともに寝る。
・・・
BoPと呼ばれる彼らと一緒に生活しながら、この差は一体なんなんだろうと疑問に思う毎日。
それこそ、日本の江戸時代にあったような器具(例えば千歯こきだとか脱穀機?)なんかでも十分生活に役に立つのに・・・

ある家族に生活の様子について聞いてみた。
7人家族で収入源は自分の畑で採れた作物の販売。
その収入は、なんと月に35ドルほどだという。
自給自足できているから食料は大丈夫と言っていたけど、それってどうよ?


他にも色んなものを見てきた。
打ち捨てられた先進国からの贈り物(例えば井戸、例えば重機、例えばコンバイン)
マーケットに山積みにされた各国からの大量の古着(ちょっと写真が見づらいのが申しわけない。白服の男性の前にあるのが山積みの古着)
各国の意思が見えてくるような援助の偏り(観光客がよく訪れる地域には援助が非常に多く、あまり観光客が来ないところには援助物はほぼ皆無)
ブレーキが壊れている日本からの自転車
・・・

開発援助、国際協力って何なんだろう?ってすごく考えさせられた。
かなりの部分で援助側の’都合’が入っていて、本当にその人たちを考えたものじゃない。もしくは
、100%善意のつもりが現地では違う用途、マイナスの影響を与えてしまっている現状があった。

もちろん、いい影響もある。
それこそ橋や道路・ダムなどの大型インフラは途上国では本当に本当に役に立っている。
「この橋のおかげで川を渡れるようになった」「洪水が減った」・・・
でも、じゃあ次は自力でつくってね、と言ったら被援助国が自力で作る能力はあるのだろうか?そういう能力を育ててきたのだろうか?


昨今、国際協力に携わる学生がとてもとても増えてきている。
それは単純にいい傾向だと思うし、門戸は広くあればいいと思う。
でも、そんな中で国際協力の負の側面、例えば今あげたような事例やマイナスインパクト、あるいは何十年後も先のあり方・・・そういった部分を”知っている”そんな学生はどれだけいるだろうか?
ただ、井戸を贈った、学校を建てた、途上国の人たちの役に立てた、私たちも大きな充実感を得た、やったね、ハッピーだけでは自己満足だと思う。
本当の意味で、その人を幸せにする、生活を向上できる、その人に未来の発展性を与えることができる・・・そうやって本気で相手のことを考えたうえで、自分自身にも得るものがある。
そんな視点で行われる本当の意味での協力を目指していきたいし、携わる人たちにもこういう部分も考えてほしいな。



なんて、いろいろ考えてしまった今回の旅でした。
旅で得たBoPビジネスのアイディアだとか適正技術に関してはまた今度。
OUEST内部でブレスト大会をして自分の経験を揉みあげてもらったうえでBlogで発表しようかな^^

あとBlogのルール決めたいと思います。
ルール① 毎週金曜日に更新する
ルール② 今週の課題を設定し、その1週間は課題に取り組む
ルール③ 課題で得た知識、考えたことなどを次の更新時に紹介する
ルール④ 一言紹介してBlogの締めにする
こんな感じでやっていきたいと思います。

来週の課題は
「溜まっている国際開発ジャーナルを読み切る」
にします。まだバイト始まってないから比較的時間あるから大丈夫かな。
頑張ります!


今日の締め
国際開発ジャーナル2010年6月発行より、多摩芸術大学「バナナ・テキスタイル・プロジェクト」を率いる橋本教授の言葉から
「プロジェクトを通じて学生に素材の大切さを学んでほしい。さらにデザインだけでなく、何のために作るかを考えてほしい。たとえば、アフリカで水で汲んだ甕を頭に載せて運ぶ子供を見た学生が’頭に載せなくてもいい、持ちやすいデザインを考えることが本当のデザインと感じた。’と話してくれた。それこそがモノづくりの大切さ」
今僕たちがやろうとしていることを的確に表した一言だと思う。




2011年7月13日水曜日

企画キカクきかく・・・

しゅん☆です^^

絶賛夏風邪中ですorz
咳止まらんし、体だるいし、眠気ヤバイし・・・
いくら暑くても、クーラーつけて扇風機つけて裸で寝るのはNGですよ^^笑

さて、最近毎日のように企画会議がやばいです(笑)
学生なのか社会人なのか・・・
一つは、途上国向けテクノロジーの紹介プロジェクトについて
最近さらに選択肢が広がってきて、
ゆくゆくは学問形体の一つとして阪大内に部門を誕生させてしまおうかとか、
テクノロジーの事業化の話とか・・・
どこまで僕たちが携われるか、どこまで学生にコミットしてもらうか、どこまで企業に協力してもらえるのか、どこまで大学のバックアップがもらえるのか・・・で大きく実現可能性が変わるし、
逆に途上国向けテクノロジーは非常に大きな価値もあるし事業としても大きな利益が得られる可能性がある分野なだけに、一つ何かアクションをしかければ周りが着目しどんどん軌道に乗っていけるだろうとか・・・
どこまでを見越してプランを作るのか、そこが今の論点です。
さしあたっては、ステークホルダー探しかなv

もうひとつは、阪大で新しいプログラムを作る件について
「どこでも手軽に放射線量を調べることができるハンド・ガイガーカウンターの売り込みをどうするか?」
携帯会社、旅行代理店、現地自治体、各所自治体、電力会社・・・
中にはレディ・ガガに広報してもらうっていう意見も・・・(笑)
ニーズはどこにあるのか?どういう人が使いたいと思うのか?どんな情報を知りたいのか?
ガチで会社の企画室とかマーケティング部とかの会議ってこんな感じなのかな、って感じました。


こういった場に加わらせてもらえていることに感謝感謝。
明日はU-Leadのミーティングです。
他の学生団体の人たちが勉強のためにミーティングの見学に来てくれるって♪
テストも始まるしTOEICもあるし、頑張りましょうか!!

それでは
いつもありがとー^^

2011年7月9日土曜日

ブログ開始^^

しゅん☆です^^
ブログ始めてみました。イェイ!

徒然なるままに、その日知ったことや自分の挑戦、プロジェクトの進捗など
日常の色々な出来事を紹介していきま~す。

とりあえず、現在取り組み中のことについて紹介します。
・国際協力系学生団体U-Lead関西代表
・NPO法人「超」∞大学関西スタッフ
・大阪大学新プログラム策定メンバー
・途上国向けの工学の紹介プロジェクト
・夢わくわくワークショップ~夢が見つかる、広がる、叶える~

ふだん読んでいる本としては、
・国際開発ジャーナル
・ハーバードビジネスレビュー
・国際開発学関連
・BoPビジネス関連
・ソーシャルビジネス関連
・リーダーシップ論など自己啓発系
等々
最近とても感銘を受けたのが、バングラデシュで教育イノベーションを起こした学生の物語
「前へ!前へ!前へ!」
です。
こんな人間になりたいものです。

さてさて、締め方がよくわからないもの
初の投稿はこんな感じで。。。
さて、バカテス2期でも見ますかwww

よろしくお願いします^^