2013年2月17日日曜日

「専門性」って?誰にも負けない、勝ち続けられる”何か”


突然ですが、

「あなたの「専門性」ってなんですか?」

答えられますか?




今日参加したイベントで、たまたま
「専門性」ってなに?
っていう議論に巡り合った。

会場での意見は失念してしまったが、
ちょうど、昨日読んだ、「勝ち続ける意志力~世界一プロゲーマーの仕事術~」


という本を読んだところだったということもあり、
勝ち続けることと、「専門性」ってものは非常に関連するのではないか?と思う。


まず、この本で述べられていた、勝ち続けることの紹介と、それに続く形で「専門性」という言葉に対する私の考えを述べていきたい。



勝ち続けるとは?

スポーツの世界でも将棋や囲碁などの世界でも勝ち負けがある世界で、勝ち続けるのは並大抵でない。
著者はその中でも”格闘ゲーム”という世界で勝ち続け、ギネスにも載っている。

そんな彼が言う勝ち続けるとは、
勝ち続けるにふさわしいだけの努力、進化、成長をし続けているか?
ということだ。

どんなことにも理由はある。
勝ち続けられる人とは、勝ち続けるにふさわしいだけの徹底した努力がある。
徹底した基礎力があるのはもちろんのこと、過去の成功事例に縛られない新しいスタイルの研究、世間一般で広まっている必勝法をあえて使わない戦い方の追求・・・
ありとあらゆる面から、勝ち続けるためにふさわしいだけの取り組みを続け、勝ち続けるにふさわしいだけのマインドを鍛え上げている。

それが勝ち続けるということ。


「専門性」って?

よく言われる、専門性。
専門性を持ちなさいとか?強みは?とか色んな形で問われるが、その本当の意味って何だろう?
ネットで検索すると、

特定の領域に関する高度な知識と経験のこと。それは権威を意味する側面と、職務遂行に必要とされる職能を意味する側面とがある。(Byはてなキーワード)

とのこと。

要はその分野において第1級の知識・ノウハウを備えていること、
といえるだろう。


専門性×勝ち続ける

こうやって一つ一つ言葉に落としていくと、少々強引な結びつけだったかもしれないが、
専門性と勝ち続けることは非常に関係があると思う。

専門性とは特定の領域に関する高度な知識や経験とあるが、
要は、
専門性とは誰にも負けない、勝ち続けられる”何か”
なんじゃないか?と思う。

どんな分野でもどんな領域でも、その分野では
自分が最高の人材
自分以上にその分野に情熱を注いでいる人間はいない
自分以上にその分野を代表するにふさわしいだけの知識・ノウハウを持っている人間はいない
と思えるほどに、徹底的な努力に裏打ちされた知識や自信を持っているものが、その人の専門性なんじゃないかって思う。

それはどんなにニッチな分野でもいいんだ。
そういう誰にも負けない、勝ち続けられるもの、勝ち続けるに相応しい裏付けやマインドがあること。
それが専門性だと、私は思う。




2013年2月5日火曜日

レバレッジ英語勉強法【読書まとめ・感想】




レバレッジ英語勉強法を読んで、そのまとめや感想を紹介していきます。

レバレッジとは”てこの原理”のことであり、いかに少ない労力で得られる効率を上げるかという意味でよくつかわれます。特に著者の本田さんはあらゆるところにレバレッジのポイントを見つけ紹介しています。
例えば、レバレッジ勉強法であったり、レバレッジ読書法だったり・・・

今回は英語学習に関してのレバレッジの紹介です。
自分が大事だなと思った、英語学習についての3つのレバレッジポイントを紹介していきます。




メンタルブロックを取り除く

日本人は中学校から大学までずった英語を勉強しているのに関わらず、英語が非常に苦手と言われています。
というのも、日本では日常的に英語を使う機会はあまりないため、いざ海外旅行に行ったときなどで英語を使おうとすると「ちゃんとした英語をしゃべらなければ・・・」とか色々考えてしまって、なかなか1歩踏み出せないというメンタルブロックが働いているからです。

あんなに勉強したからにはちゃんと話せないと・・・
文法どうだったけ?
過去形とか過去分詞とか・・・

こういった思いが、英語への苦手意識を生んでいるのです。


では逆に、海外旅行に行くとき”英語圏以外の国”では私たちはどういう行動をしているでしょうか?私たちは「指さし会話帳」だとかガイドブックの後ろについている現地語での会話表現方法を片手に、一生懸命現地人とコミュニケーションしようとします。

英語の時とは大違いで、私たちは現地語をわからないなりに現地を楽しもうとしています。
そこに働くメンタルモデルは「勉強したことがないからわからないのが当たり前」だからこそ、間違っていても片言でも、堂々と現地語でコミュニケーションしようとするのです。



英語についても同じで、

いかにして自分を妨げているメンタルブロックを外し、積極的に話していけるか?

が一つ目のレバレッジポイントです。




完ぺきじゃなくていい、日本人風英語でいいじゃん!

こちらもメンタルに関する部分ですが、メンタルブロックを取り除く方法として、自分の英語に勝手な自信を持つということ。

日本の大学だとアジア圏からの留学生が多いように思いますが、彼らの英語は完ぺきでしょうか?
英語ができない僕の言えることではないかもしれませんが、欧米人から見ても100%完ぺきな英語とは言い難いのではないでしょうか?

僕の知っているある留学生は、非常に訛りの強い英語を話しています。
しかし、訛りが強いからといっても、彼は堂々と聴衆の前でも話すし、ドンドン意見を主張します。

このように、訛りが強かろうと、誤った発音や表現があろうと気にせず、どんどん英語を話していくことが大事だと思います。

これを裏付ける例として、インド人の訛りの強い英語を喩えて、”ヒングリッシュ(インド風英語)”と呼ばれ市民権を得ていることもあります。
あるいはアメリカ英語とイギリス英語とオーストラリア英語もそれぞれ微妙に表現などが変わります。それでも彼らは彼らの英語を堂々と話しています。


こういったところが僕たちにも必要なのではないでしょうか?

要は自分たちの話す英語に関して、「”自分たちの英語”、すなわち”日本人風英語”なんだ」と勝手な自信を持つことです。

教科書通りの発音でなくてもよい。
教科書通りの文法でなくてもよい。
教科書通りの受け答えでなくてもよい
・・・

2つ目のレバレッジっポイントは、自分の英語に自信を持ち、日本人風英語なんだと勝手に解釈し、どんどん英語を話していくこと。




偏った勉強でいいじゃん!

肝心の勉強方法が最後になっちゃいました。(汗)

本田さんが提案しているのは、偏った勉強法でいいということです。
自分の関心あるテーマを決め、その中でも具体的に自分が英語を使っていきたいところに絞って英語を勉強するのです。
その手順として、
①せまく絞ったアウトプットをイメージする
②偏った英単語を100個だけ覚える
③偏った言い回しを20個だけ覚える

例えば著者の場合、「サーフィンが好きなのでハワイなどでサーフィンするときに現地の人と会話する」というイメージを持って勉強を始めたそうです。次に、サーフィンに関連する単語を覚えて行ったそうです。例えば、ボードに関するものだったり波に関するものだったり・・・テーマをぐっと絞っているので、使われる単語は非常に限定的なものになっていて、単語100個のインプットでも十分対応できるようになるそうです。

そして、言い回し。
色んな文法や表現方法がありますが、人によってどれを使うか好みに違いが出ます。
自分に合った、自分が使いやすい構文や表現・言い回しを20個だけ覚えて、その20個は完ぺきにします。

この①~③の手順によって、著者はサーフィンのときに現地の人との会話ができるようになり、そこから英語を話せる幅を広げることができたそうです。


教科書やTOEICとかのように、すべての英語を満遍なく使えるようになる必要はありません。
まずは、自分が一番使いたい、勉強したいと思える部分に思い切り偏った勉強をするのです。
しかもその中でも、思い切り絞り込んだ単語・言い回しだけを徹底的に勉強していくのです。

すると、そこにレバレッジが効いてくるのです。






以上本書を読んで、自分が大事だと思った3つのレバレッジポイントについて紹介しました。
英語は今後重要というより、読み書き算数と同じくらい基本的に身につけておくべきものと言われています。

春休みに入った今、せっかく時間のある中なので、英語にも取り組んでいきたいと思います。















ランチェスター戦略の基本がわかる本【読書まとめ・感想】




「ランチェスター戦略の基本がわかる本」のまとめ、感想を紹介していく。

戦略を組み立てるとは、勝ち方の原則・ルールを身につけるということである。
まず、この勝ち方の原則・ルールを知ることが戦略を組み立てる上で非常に大事になる。
この本では、勝ち方の原則・ルールを紹介し、ビジネスへの応用方法を紹介している。


戦い方の法則

ランチェスターの戦略によると、戦い方には大別して2つの法則がある。

ひとつ目が、ランチェスターの第一法則「一騎打ちの法則」である。
基本的に1対1の戦いを想定しており片方の勝利=片方の死となっていて、例えば10人対7人の戦いであったならば、勝者は3人生き残った形で勝利するというものである。
簡単にまとめると、
①局地戦
②一騎打ち
③接近戦
の戦い方となっている。
次に、二つ目の戦い方の法則は、ランチェスターの第二法則「集中効果の法則」である。
これは、機関銃などの多数の敵を同時に攻撃できる武器による戦い方が想定されており、この場合人数が多いほうは圧倒的な勝利を収めることになる。
簡単にまとめると、
①広域戦
②確率戦に持ち込む
③遠隔戦
の戦い方となっている。

そして、これらの戦い方はその戦い方をとるタイプが決まっていて、
第1法則「一騎打ちの法則」は相対的弱者が、第2法則「集中効果の法則」は強者がとるべき戦い方といわれている。


ランチェスター戦略をビジネスにどう活かすのか?

ランチェスター戦略はビジネスにも活かすことができる。
その市場、製品での弱者・強者を設定し、その戦い方をランチェスター戦略において決定していくことができる。

すなわち、これから新しい市場に攻め込んでいく企業(弱者)ならば、ランチェスターの第1法則「一騎打ちの法則」を用いて

①局地戦=まずどこの地域に進出するのか決定し、全戦力を投入していく
②一騎打ち=その地域の中でもっとも弱い企業に焦点を当て、一騎打ちでシェアを奪っていく
③接近戦=基本的に営業マンによる直接販売や直接訪問などで徐々にシェアを奪っていく

といった戦い方の展開を狙っていくことができる。

逆に、その市場での優位性を持っている企業(強者)ならば、ランチェスターの第2法則「集中効果の法則」を用いて、

①広域戦=大規模店の出店や代理店の展開などで、弱い企業のシェアを取り込む
②確率戦に持ち込む
③遠隔戦=TVCMやダイレクトメールなど、大規模な広報戦略を行っていく

といった戦い方が可能である。



こういった戦略を立てることは、要は「いかにして、小さな勝利をたくさん作り大きな勝利につなげていくか?」ということである。先のランチェスターの第一法則の局地戦であったり、接近戦というものは、この小さな勝利を作っていく際の参考になるだろう。

本書では、他にも数字に基づいて何%のシェアを取ればよいか?ということや、どういった層にはどんなアプローチが可能かなどといったところも紹介されている。



以上、あくまで簡単に紹介したにすぎないが、地域戦略であったり、あるいは広域戦の中での局地戦展開など細かい戦い方はあるが、それはぜひ本書を読んで参考にしてほしい。