工学部→途上国における適正技術研究→ERP開発→ITコンサルタント/事業構想大学院修士過程(現在)。将来は、ICT4Dの推進/国連でのITバックオフィス関連を目指しています。 備忘も兼ね、日々の学びや読書の記録などを投稿します。 (ここでの発言は組織や所属には一切関係なく、あくまで個人の呟きです)
2012年9月12日水曜日
全ては自分の足元から始まる~世界を変えるためにできること~
こんばんは!
みなさん、夏休みを楽しんでますか~?
僕は実家に帰ったり、東京でインターンに参加したり、たくさん本を読んだり、友達とバカやったり・・・非常に充実して過ごしています。
そして、今月の半ばにはバングラデシュに1週間ほど渡航する予定があったり、帰国後には「夢ワクワク会議」なるイベントを行ったりする予定で、いまからとても楽しみです。
みなさんは残りの夏休みをどんなふうに過ごしますか~(^^)?
充実して過ごしてくださいね。
さて最近、下記にリンクを貼ったような、「世界を変える」とか次の社会システムに関する本などを読んでいます。
これらの本を読んでいて、すごい大事なんじゃないか?ってことに気づいたので、それをみんなと一緒に考えたいな、って思います。
まず、
「世界を変えるビジネス」
「世界を変える人たち」
から。
世界を変えるって?
これらの本では、途上国あるいは先進国などで活動している企業や社会起業家の話が紹介されています。
例えば、インドのストリートチルドレンを助けるために、24時間のお助け電話サービスを展開している話であったりとか、ブラジルの貧しい村々に電気を届けるために奮闘している話であったりとか、あるいは、世界の企業に先駆けてCSR(企業による社会貢献活動)に力を入れている企業の話や従業員の福利厚生にものすごい力を入れていてその結果従業員のやる気を生み出して収益を上げている企業の話だったりします。
って、ざっくり聞いただけでは「それがなんで世界を変えることにつながるの?」って思ってしまいますよね。
でも、「世界を変える」の’世界’って何を表しているの?
この本で紹介されている方々や企業では、まず彼らの周りの世界を変えることを考えました。
例えば、自分が問題意識を抱いたその小さな一つの地域のストリートチルドレンを助けること、その村に電気を届けること、あるいは自分の会社があるその地域に奉仕すること、自分の企業の従業員に働きやすい職場を用意することから始めたんです。
まず、自分の周りの世界を変える。
そして自分の周りの地域をしっかり大切にし続ける。
すると、他の地域からも要望が上がり、他の地域からの顧客が増えたり、あるいは従業員が本当に企業に貢献したいと思ってくれたりし、その結果他の地域への進出が容易になり、その地域でも変革を進めていくことができるようになりました。
そんなプラスの連鎖の結果、「世界を変える」と言われるほど大きなインパクトを持つ活動、取り組みになったのです!
「世界を変える」って聞くと、僕のような一凡人からしたらすごい大きなことに思えてしまって「すげ~」「一個人が本当に世界を変えられるのか?」なんて少し怖気づいてしまいますよね。
でも「自分が変えたいその世界ってどこだろう?」ってまず考えてみたら、もしかしたらすごく近しいところだったりするんじゃないかな?って思います。
要は、まず自分の足元から=自分のすぐ周りの世界をどうしたいか?
そして、その世界を本当に大事にしていくところから初めて行くのが大事なんじゃないかな~って思います。
って、締めの言葉っぽくなってしまったけど、まだまだですよ(笑)
次は
「ゼロから考える経済学」
について
今の社会、思いやりはどこに行ったのか?
今の社会は、自由市場主義を基にした資本主義社会になっていますよね。
簡単に説明すると、「人間は利己的な生物である」という原則と、「神の見えざる手」の二つの理論によって、人々が各々利己的な行動を取ることで神の見えざる手によって自動的に調整され最適な状態になるという経済モデルとなっています。
(説明不足、誤解などあれば遠慮なく教えてください><)
古今東西、ライオンやトラに限らず生物は自らが生存するために利己的に行動してきました。
人間も生物である以上、それが当然だと考えられていたのです。
でも、生物って本当に利己的なだけでしょうか?
いろんなテレビ番組とかで紹介されているのを見たことがあるかもしれませんが、例えばライオンのお母さんが子供の為に自分の食料を与えたりとか、子供を守るため自分を犠牲にして外敵と戦ったり・・・そんなふうに生物は完全に利己的なだけでなく、慈愛やあるいは思いやりといった精神も備わっているのです。
もちろん人間も然りですよね。
誰にも思いやりとか他者への愛情などがない社会だったら、すっごい嫌ですよね(´;ω;`)
では、さっきの経済理論=「人々が各々利己的な行動を取ることで神の見えざる手によって自動的に調整され最適な状態になるという経済モデル」って、人間の状態、社会を正確に表していると思いますか?
それを、問いかけているのがこの本であり、
この本では、利己的なだけでなく思いやりを持った経済モデルを、思いやりの経済って読んでいます。(そのまんまやんww)
今までの経済モデルでは、家庭での経済や無報酬の活動、例えばお母さんが子供世話をしたり、家事をしたり、おばあちゃんを介護したり、あるいは地域でのボランティア活動などといった人々の思いやりによって行われる行為は、市場を介さないために反映されていません。
でも、こういった家庭での世話や無報酬での手助けというのは、実社会では非常に多く起こっておりそこから非常に多くの価値が生まれています。それをちゃんと反映させた経済モデルを築くことで、現在の大量消費社会、格差社会、ストレス社会を変えることにつながるんじゃないかと主張しています。
現在のモノ・カネに大きな価値をおいているだけでなく、思いやりという人間の心の温かさにも大きな価値を与えることによって家族生活や地域社会の充実を通したより幸せな社会を築いていこうという考え方なんです。
確かに言われてみれば、人間は利己的であるというのは当たり前のように受け入れられてそれを反映した経済モデルになっているのに、人間は人に対する思いやりを持てるというもうひとつの当たり前のことが反映されていないなんて変な話ですよね。
それに、利己的であることが当たり前として作られた社会だからこそ、みんなが当たり前のように利己的な行動を取り、その結果環境問題に代表されるような社会的な悪影響が生まれてしまうのも仕方ないですよね。
神の見えざる手は市場の中では機能するけども、市場以外の部分では弱いんです。
だからこそ、人間の本来のあり方、思いやりを大事にする人間という原則を組み込んだ思いやりの経済が必要になってくるんじゃないかって思います。
ミクロな活動から「世界を変える」あり方と、マクロな視点からの経済のあり方の共通点
さて、こうやって二つの章、
・個々の企業や個人の活動から世界を変える
・経済システムという大きな視点からの世界を変える
を紹介してきたのですが、このミクロな視点とマクロな視点で大きな共通点があるということに気づきました。
まず、一つ目の章では、
あなたが変えたい世界って?ところから議論して、まずは自分のすぐ周りを変え、そして大切にしていくことから始まるんじゃないか?って話をしました。
そして、二つ目の章では、
家庭や地域社会での貢献といった人々の思いやりに着目した社会を作りましょう。って話をしましたね。
ということは・・・
何かを始めるときは、まず自分の足元、つまり自分の家族や周りの友達自分のいる地域社会から思いやりを持って接していくことが大事なんじゃないか、と。
自分が問題を感じた、何かをしたいと思った、その人、その相手、その地域から始め、そして自分の周りにいる人たち、仲間・従業員・パートナーを大切にすること、それが世界を変えていくような大きな輪になって行くのだと思うんです。
さらに、これらの本の中で紹介されていたんですが、
「人は金銭的な利益を追求している時よりも、他の人間とのつながりを感じた時により強く幸福を感じる」
のだそうです。
そして、
「人は幸せな時ほど生産性・創造性が高まる」
のだそうです。
自分の周りの世界に思いやりを持って接していくことで、周りの世界に幸福を与えるだけでなく周りの世界から自分への協力を引き出すことができるという相乗効果が生まれるのです!
だから、自分の周りの人たち、自分の周りの世界から始めた活動・取り組みが世界を変えていくようなインパクトを生み出していくんです!
何かを始めるときは、まず自分の足元、つまり自分の家族や周りの友達自分のいる地域社会から思いやりを持って接していくこと
自分の周りの世界に思いやりを持って接していくことで、周りの世界に幸福を与えるだけでなく周りの世界から自分への協力を引き出すことができるという相乗効果が生まれる
これって本当にすごいことじゃありません\(^o^)/?
「世界を変える」なんて大それたことやおじけづくことではありません。
自分の’周りの’世界を変えればいいんです。
そして、その世界を本当に大事にしていけばいいんです。
そしたら、いつの間にか(広い意味での)世界を変えるような大きな活動になっていくのです。
僕の周りには、本当に周りの人を大切にしたい!と言って活動しているカッコイイ大人がたくさんいます。そんな方々に比べると自分は本当に未熟だなって思うし、周りの人をちゃんと見てあげられるほどの心の余裕がないときもあります。
まだまだちっぽけな自分ですが、このブログを読んでくださっているあなた、自分の団体のメンバー、大学やバイトでの友人、家族・・・みなさんを大事にしていける人間になっていきたいと思います。
夏休み残りも充実させて、一歩一歩成長できるように頑張ります!
最後に、今日紹介した3冊と、それに加えていくつか非常に面白い本を紹介させてもらいます。
今回は非常にかいつまんで紹介したのですが、これらの本は本当にすごい学びや気づきがたくさんあり、未来の社会のあり方や自分のあり方などすごく考えさせられるようなものです。
ぜひ読んでみてください(^o^)/
(ちなみに、これらの本を読んでいくと、お互いがすごくつながってきてものすごく知的興奮というか面白みを感じられます。自分自身、未来の社会のあり方について浮かんでいる考えをちゃんと深堀してちゃんとすべてを文章化して行きたいのですが、それを満足するレベルまでやろうとしたら論文レベルになる気がして怖気づいていますwwブログの中で分割払いの形で少しずつアウトプットしていこうかな(笑))
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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ブログ「やんちゃイズム~とある学生の「己を生き、周りと活きる」人生の追求~」は、
工学を専攻し、国際協力に身を置き、起業を志す、そんなとある大学生のブログです。
どんなに大人になろうとも、子供の頃のあのやんちゃな自分だけは忘れずに生きたいと思っています。そしてそんな自分を生きる中で、周りの方々とともに活きていける人生を歩んでいきたいと思っています。
まだまだ未熟な部分は多々あるかとおもいますが、そこも含めて応援いただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
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