2015年5月30日土曜日

「経験経済」の時代の到来!?【2015-No.10】

こんばんは。
Shunichiroです。

久しぶりにたくさん本を読みました。
なんとなく最近生活がマンネリ化してきている気がしてて、
その理由の一つがアウトプットをしていない=ブログを書いていないことなのかな~と。インプットばかりで終わりにしてしまうと、物事滞ってしまいますね。

日々を楽しくするためにも(マンネリした日常を過ごさないためにもw)ブログ更新していきたいと思います。


さて、今日はこんな本を読みました。
B・J・バインⅡ、J・H・ギルモア(2005)『[新訳]経験経済』
なかなか面白い示唆があったので、それについて書いていきます。


◆サービス経済の成熟→「経験経済」の時代へ
先進国において製品はコモディティ化し、サービスも多くのところでいきわたり、企業同士の競争がより激しくなっています。そこから脱却するためにも、また企業同士の争いでは見いだせない顧客における価値を提供するためにも、サービスの質・中身が問われるようになってきています。

その質・中身の一つの方向性として、
「経験・体験」
が非常に重要なキーワードになるのではないでしょうか?


◆「経験経済」とは?
そこで、経験経済とは、
顧客が商品・サービスに対し単に機能・ベネフィットの価値しか認めないとコモディティ化して、代替可能なものになってしまいます。企業は、商品・サービスだけを提供するのではなく、顧客の心の中に作られる情緒や感性に根付いた経験を提供することで、より強いブランドを構築できます。ディズニー・ランドがその好例です。(引用元:http://www.mitsue.co.jp/case/glossary/b_071.html

ということです。
好例として紹介されているように、ディズニーランドは私達でも非常にイメージしやすい例になるんではないでしょうか?

ディズニーランドに行くことで、私たちは色んな体験をすることできます。
もちろんアトラクションに乗ることや買い物を行うこともあるでしょう。
しかし、ディズニーランドの持つ世界観や雰囲気、それを演出しているキャストさんなどによって、その体験はより素晴らしいものになっているのではないでしょうか?

私達はディズニーだからこそ味わえる、ディズニーでしか味わえないような体験に対して、価値を感じ、ディズニーランドに向かうのではないでしょうか?

「体験に対する価値の認識」が大事な考え方になってくるように思います。


◆「経験経済」とテクノロジー
ここからは私の考えです。
最近Web系サービスやIT業界の中では、よく「ユーザーエクスペリエンス(顧客体験)」という言葉が使われています。このことも『経験経済』と同じ文脈に考えられるように思います。

ディズニーの例では、実際の空間・テーマパーク内での体験の話でしたが、ネット上でも同じことが言えそうです。

アマゾンがこれだけ流行っている?理由の一つは、私たち顧客・消費者にとって非常に使いやすいサービス設計がされていることがあります。トップページで調べて、ほしい商品があったらワンクリックで購入完了。あとは1日2日ほど待つだけで家に届く。すごくお手軽だしわかりやすいし使いやすいですよね。

他にもAppleのiTunesを用いて連携したサービスの提供も、こういった体験の価値を高める一つの方法になるのではないでしょうか?


他にも、私の関心ある領域でいうと、O2O*という取り組みも増えてきておりますし、
O2Oは「Online to Offline」の略で「On2Off」と表現されることもある。
ネット上(オンライン)から、ネット外の実地(オフライン)での行動へと促す施策のことや、オンラインでの情報接触行動をもってオフラインでの購買行動に影響を与えるような施策のことを指す。
たとえば、実店舗をもつ飲食店や販売店などが、オンラインで割引クーポンやサービス追加クーポンを提供したり、foursquareなどの位置情報サービスによって積極的に店舗の認知や来店を促したりすることなどがO2Oのわかりやすい例としてあげられる。
仮想現実やホロレンズなども、そういった顧客体験をより高めていく施策の可能性を持っているように思います。


経験経済に基づく製品やサービスなどは、まだまだ技術開発段階であったり、取り組みとしても実験段階かもしれませんが、今度の展開に目が離せません。



という感じで、企業ブログなのか個人ブログなのか、また立ち位置が曖昧になってますね。
やはりしばらく書いてないと頭と筆(タイピング)が回らない、、、
心掛けてアウトプットしていきたいです。



Shunichiro

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