2013年7月3日水曜日

WSにおける意見の文言の明確化

こんばんは。
Shunichiroです。

今日の授業で、WS形式のものがあったのですが、その中で新しい気づきがあったので共有したいと思います。

授業の内容としては、科学技術コミュニケーションというもので、科学技術が社会の中に入っていくことによって、良くも悪くも色んな問題が起きてくる、その時に科学者はどういう態度・姿勢で在るべきか?どうコミュニケーションをとっていくべきか?というものを考えていく授業となっています。

それで、今日のテーマが「科学技術が社会に貢献する為に、誰が?何をすべきか?」をみんなでブレインストーミングしていきました。その中で色んな意見が出ていて、
・科学者は社会のニーズを読み取った研究をすべき
・文科省が科学技術を必修にすべき
・行政は技術や政策に関してちゃんと説明すべき
・市民は主体的に技術や政策に関して理解しようとすべき
・・・
とかが在りました。

始めはブレインストーミングだから、みんながそれぞれポストイットにこれらの意見を書いて、次にそれをみんなで共有して・・・というプロセスだっただけど、そこからのファシりテーターの取った方法が自分にとっては非常に新鮮でした。


その方法というのは、ポストイットに書かれた文言を全員が‘同じ理解をできる’文言に直していくという作業。ポストイット一つ一つについて、読み上げ、文言のあいまいなところ、述語がはっきりしないもの、対象がはっきりしないものなどなど、全員が共通の理解ができる文言にまで直していきました。

例えば、
・行政は技術や政策に関してちゃんと説明すべき
は、対象は誰?ちゃんと、ってどのレベル?どういう形(場)で?というところを問い直し
→「行政は技術や政策に関して、市民に公聴会などで最低限度の仕組みなどが理解できるように説明すべき」という文言に。
・文科省が科学技術を必修にすべき
は、対象は誰?小学生?中学生?高校生?大学生?それとも市民?というところを問い直し
→「文科省は科学技術を高校の必修科目にすべき」という文言に
それぞれ書き直されていきました。

この方法が私にとって新鮮だったののは、ブレインストーミングというとそれぞれが自分のアイディアをざっくりと出していくもの、という先入観があったので、ここまで細かく文言チェックするんだって思ったのです。でも、これってすごい大事なことで、ブレインストーミングだからってふんわりとしか書かれてないと、解釈の仕方が増えてしまって、議論の前提がずれてしまう恐れがあるんですね。この方法だと、アイディア出しの時点まででは厳密な文言は要求されないので、アイディア出しを妨げることがなく、かつ出てきた意見を共有し共通の理解を得ることができるのですね。

それに、文言が具体的になるほど、意見のイメージや意義、問題点などが浮かびやすくなって、議論の内容も具体的になっていくんですね。ふわっとした意見から始まると議論って空中戦とか言葉遊びみたいなものになってしまって生産性が低くなってしまいがちなのですが、これだけ文言が具体化されると具体的な点について話しやすいし、その分議論も前に進みやすいですよね。



今までの経験上、WSとか議論みたいなことやってると、結局今何を話してるんだっけ?とか、そもそもの議論の土台がいつの間にかずれてしまっていることもあります。今回の方法のように、みんなで土台をそろえる方法って大事なんだな、って改めて気付かされました。




0 件のコメント:

コメントを投稿