こんばんは。
Shunichiroです。
先週、猛烈な腹痛に襲われほぼ一週間死んでいました。
多分この1週間で5kgくらい痩せたんじゃないかと、、、(もともと痩せ形体系にも関わらず)。やること、読む本、めちゃめちゃ溜まってるのに全然できなくてめっちゃくいt体調管理って非常に大事やな~改めて思います。
さて、先日グラフィックファシリテーションのWSを受けてきました~!
http://www.graphic-facilitation.jp/
講師は、やまざきゆにこ氏。
これがなかなか面白い。
議論の内容を絵(絵巻物)を用いて、可視化して、みんなで共有するもの、ということですが、その奥に隠された仕掛け?本質?が非常に面白い!!今日はその学んだ内容を記事にしたいな~と思います。
(以下に書かれていることは、筆者の個人的感想や見解なので、講師の方や主催の方などの考えには関係ありませんので、ご了承くださ~い)
◆表情を表わすことで、感情を伴った議論へ
みなさんも経験あると思うのですが、議論の最中ってあまり感情的な言葉や感情的な表現ってあまり好まれないことってよくあると思います。というか、議論の場合ってほとんど感情ではなく、論理で語るものって思われてますよね。
結局、そのせいで誰のためでもない、中に浮いた論理だけの議論になってしまって、終いには誰も実行しないアイディアばかりになってしまう、、、
それを、グラフィックファシリテーター(以下、GFと略します)は、うまく感情を絵にして表わしてあげることで、それぞれの感情をも伴った議論を進めていくことができるようになります。同じ言葉を使っていても、それに伴う感情って様々ですよね。熱意、憤慨、諦念、無関心、、、そういった言葉の裏に込められている感情を拾ってあげることで、発言者の意識を拾ってあげることもできるし、自分ごとにとらえることができるようになる。自分ごとにとらえられるようになるからこそ、自分がやってみたいと思うし、感情に根付いてるからこそ実行に伴う困難にも立ち向かえる。
ちなみに講師のゆにこさん曰く、ネガティブな話題から入るとけっこう受けが良いそうですw
◆非日常の演出
WSって普段日常ではなかなか行わないですよね。
普段は学校やら授業やら、社会人の方なら日常業務やら営業やら、やることいっぱい。自分の目の前にあるものの処理に追われているし、すぐ眼先のことばかりで精一杯。
WSというのは、そういう日常のオペレ―ションとは全く違う。
非日常というWSだからこそ、非日常のこと=未来のことであったり、普段出会わない種類の人であったり、ユーザーのことであったり、、、を考えるのにいいんだそうです。
でも、非日常だからこそ、大事なことが、WSをやっただけで終わらないということ。
次につながる、明日からの行動につながるようなものにしたいし、するべきだと。
そのために大事なことが、非日常の演出であり、非日常が日常とうまくつながるようにすることなのだそうです。非日常に飛ぶために、まず自分たちの居場所を確認する手段として、上記したようなネガティブな話題、今現在抱えている愚痴から始めるといったことなどが大事。そして、非日常になるために、場所や空間を工夫したり、あるいは普段の肩書き?など取っ払ってしまうよう求めたり、という配慮が大事なんだと。その上で、未来に対してみんなで向かっていけるような形にしていくことが大事なんだそうです。
◆誰を?どう?幸せにしたいですか?
ゆにこさんはGFだからこそだと思いますが、彼女が大事にしているのが、「絵が書ける」ということ。
どういうことかというと、例えば「大学が社会に果たす役割とは?」とか言われて、何か具体的に絵に書けますでしょうか??おそらく難しいんじゃないかと思います。ゆにこさん曰く、絵にかけないと言うのは、イメージが共有できないとともに、「誰を?どう幸せにしたいか?」が見えないもの、つまり中に浮いてしまったアイディアなのだそうです。
良いアイディア、良い議論というのは、そこに人の顔が見えるモノ。
誰を?どう幸せにしたいか?がみんなの中で明確になっているもの。それがいいものだということです。
ちなみに、前半講演の後、後半みんなでワークをしたのですが、
①「2020年の観光立国日本を目指すには?」
②「兵庫県姫路市に住むこずゑ(89)が東京に行きたくないのは?」
③「ブルガリア出身のエレナ(28)が東京に来て心細くなるときって?」
④「東京に住んでいるのに盛り下がっている人は誰?なんで?」
という各テーマでブレストをしたのですが、
①の問いのときって「無料wifiが充実している」「案内がわかりやすい」「英語が通じる」など、ほとんど絵に描きにくいアイディアばかりでした。しかし、②③は人の顔が見えているため非常にブレストしやすかったですし、表情など絵にも書きやすかったように思います。④はそもそも誰?もブレストしなければならなかったので、少し難易度が高かったです。
ちなみに、①で出たアイディア「無料wifiが充実してる」を、絵にして「wifiがつながる安心感」と安心した表情付きの顔でj表現したところ絶賛されました(笑)でも「無料wifiが充実してる」だと、誰?をどう幸せにしているのか?見えない、方法論だけが先に来てしまっているものになるのですが、「wifiがつながる安心感」をしてイラスト付きで表現すると、なんとなくではありますがグッと心に近づいてきて、その意義を再確認することができました。
GF、表情を伴った議論をするってこういうことなんだ~って!非常に腹落ちした一瞬でした。
その他、徒然思ったこと
・「腹落ち感」って言葉。前回の塩瀬さんのときにもジャッキーチェンの話で使っていて、同じく今回のゆにこさんもこの言葉を使っていました。んで、自分自身でも(偶然ながら)体験でき、WSや創造性において腹落ち感ってすごい大事なんだな~と非常に思います。
どう腹落ち感に持って行き、参加者にジャンプを起こさせるか?がファシリテーターの腕の見せ所なんじゃないかと。
・普段それぞれの部署間で競争し合っている関係性の中で、アイスブレークで、相手をほめたたえるワークを行ったところ、そのあとのワークでも普段のイガイガ感がなくなり、進んで互いに協力をするようになったという話を聞いて、非協力ゲームを協力ゲームに変えてしまったアイスブレークの力ってあなどれないな~って思いました。
アイスブレークも含めて、全てのワークに必然性があるというところまでデザインするのが大事なんかな~。
・「誰のために?なんのために?」この言葉、自分が尊敬している友人のファシリテーターが良く使う言葉やけど、最近どこに行ってもこのワードを耳にする。シンプルだけど、非常に忘れられがちだからこそ、大事にしないといけないんだねと改めて強く思う。
・ファシリテーター≠議論の交通整理、
ファシリテーター=参加者のポジティブな感情を呼び起こすための誘導
最近、WSデザイナー、ファシリテーターというものに対する見方が変わりつつあり、それとともに自分の中での関心も高まっております。立場上、色んな人と色んな種類の議論の場をつくることが多いですが、その中でも意識的に取り入れながら、より面白く、より創造的で、よりワクワクできるような場づくりをしていきたいな~って思います。
ちなみに明日も、プレイフルラーニングについてのWSに参加してきま~す!
(企業向けのもので、なかなか高いお値段しました(泣)その分たくさん吸収してきます!)
それでは~、
Shunichiro
Shunichiroです。
先週、猛烈な腹痛に襲われほぼ一週間死んでいました。
多分この1週間で5kgくらい痩せたんじゃないかと、、、(もともと痩せ形体系にも関わらず)。やること、読む本、めちゃめちゃ溜まってるのに全然できなくてめっちゃくいt体調管理って非常に大事やな~改めて思います。
さて、先日グラフィックファシリテーションのWSを受けてきました~!
http://www.graphic-facilitation.jp/
講師は、やまざきゆにこ氏。
これがなかなか面白い。
議論の内容を絵(絵巻物)を用いて、可視化して、みんなで共有するもの、ということですが、その奥に隠された仕掛け?本質?が非常に面白い!!今日はその学んだ内容を記事にしたいな~と思います。
(以下に書かれていることは、筆者の個人的感想や見解なので、講師の方や主催の方などの考えには関係ありませんので、ご了承くださ~い)
◆表情を表わすことで、感情を伴った議論へ
みなさんも経験あると思うのですが、議論の最中ってあまり感情的な言葉や感情的な表現ってあまり好まれないことってよくあると思います。というか、議論の場合ってほとんど感情ではなく、論理で語るものって思われてますよね。
結局、そのせいで誰のためでもない、中に浮いた論理だけの議論になってしまって、終いには誰も実行しないアイディアばかりになってしまう、、、
それを、グラフィックファシリテーター(以下、GFと略します)は、うまく感情を絵にして表わしてあげることで、それぞれの感情をも伴った議論を進めていくことができるようになります。同じ言葉を使っていても、それに伴う感情って様々ですよね。熱意、憤慨、諦念、無関心、、、そういった言葉の裏に込められている感情を拾ってあげることで、発言者の意識を拾ってあげることもできるし、自分ごとにとらえることができるようになる。自分ごとにとらえられるようになるからこそ、自分がやってみたいと思うし、感情に根付いてるからこそ実行に伴う困難にも立ち向かえる。
ちなみに講師のゆにこさん曰く、ネガティブな話題から入るとけっこう受けが良いそうですw
◆非日常の演出
WSって普段日常ではなかなか行わないですよね。
普段は学校やら授業やら、社会人の方なら日常業務やら営業やら、やることいっぱい。自分の目の前にあるものの処理に追われているし、すぐ眼先のことばかりで精一杯。
WSというのは、そういう日常のオペレ―ションとは全く違う。
非日常というWSだからこそ、非日常のこと=未来のことであったり、普段出会わない種類の人であったり、ユーザーのことであったり、、、を考えるのにいいんだそうです。
でも、非日常だからこそ、大事なことが、WSをやっただけで終わらないということ。
次につながる、明日からの行動につながるようなものにしたいし、するべきだと。
そのために大事なことが、非日常の演出であり、非日常が日常とうまくつながるようにすることなのだそうです。非日常に飛ぶために、まず自分たちの居場所を確認する手段として、上記したようなネガティブな話題、今現在抱えている愚痴から始めるといったことなどが大事。そして、非日常になるために、場所や空間を工夫したり、あるいは普段の肩書き?など取っ払ってしまうよう求めたり、という配慮が大事なんだと。その上で、未来に対してみんなで向かっていけるような形にしていくことが大事なんだそうです。
◆誰を?どう?幸せにしたいですか?
ゆにこさんはGFだからこそだと思いますが、彼女が大事にしているのが、「絵が書ける」ということ。
どういうことかというと、例えば「大学が社会に果たす役割とは?」とか言われて、何か具体的に絵に書けますでしょうか??おそらく難しいんじゃないかと思います。ゆにこさん曰く、絵にかけないと言うのは、イメージが共有できないとともに、「誰を?どう幸せにしたいか?」が見えないもの、つまり中に浮いてしまったアイディアなのだそうです。
良いアイディア、良い議論というのは、そこに人の顔が見えるモノ。
誰を?どう幸せにしたいか?がみんなの中で明確になっているもの。それがいいものだということです。
ちなみに、前半講演の後、後半みんなでワークをしたのですが、
①「2020年の観光立国日本を目指すには?」
②「兵庫県姫路市に住むこずゑ(89)が東京に行きたくないのは?」
③「ブルガリア出身のエレナ(28)が東京に来て心細くなるときって?」
④「東京に住んでいるのに盛り下がっている人は誰?なんで?」
という各テーマでブレストをしたのですが、
①の問いのときって「無料wifiが充実している」「案内がわかりやすい」「英語が通じる」など、ほとんど絵に描きにくいアイディアばかりでした。しかし、②③は人の顔が見えているため非常にブレストしやすかったですし、表情など絵にも書きやすかったように思います。④はそもそも誰?もブレストしなければならなかったので、少し難易度が高かったです。
ちなみに、①で出たアイディア「無料wifiが充実してる」を、絵にして「wifiがつながる安心感」と安心した表情付きの顔でj表現したところ絶賛されました(笑)でも「無料wifiが充実してる」だと、誰?をどう幸せにしているのか?見えない、方法論だけが先に来てしまっているものになるのですが、「wifiがつながる安心感」をしてイラスト付きで表現すると、なんとなくではありますがグッと心に近づいてきて、その意義を再確認することができました。
GF、表情を伴った議論をするってこういうことなんだ~って!非常に腹落ちした一瞬でした。
その他、徒然思ったこと
・「腹落ち感」って言葉。前回の塩瀬さんのときにもジャッキーチェンの話で使っていて、同じく今回のゆにこさんもこの言葉を使っていました。んで、自分自身でも(偶然ながら)体験でき、WSや創造性において腹落ち感ってすごい大事なんだな~と非常に思います。
どう腹落ち感に持って行き、参加者にジャンプを起こさせるか?がファシリテーターの腕の見せ所なんじゃないかと。
・普段それぞれの部署間で競争し合っている関係性の中で、アイスブレークで、相手をほめたたえるワークを行ったところ、そのあとのワークでも普段のイガイガ感がなくなり、進んで互いに協力をするようになったという話を聞いて、非協力ゲームを協力ゲームに変えてしまったアイスブレークの力ってあなどれないな~って思いました。
アイスブレークも含めて、全てのワークに必然性があるというところまでデザインするのが大事なんかな~。
・「誰のために?なんのために?」この言葉、自分が尊敬している友人のファシリテーターが良く使う言葉やけど、最近どこに行ってもこのワードを耳にする。シンプルだけど、非常に忘れられがちだからこそ、大事にしないといけないんだねと改めて強く思う。
・ファシリテーター≠議論の交通整理、
ファシリテーター=参加者のポジティブな感情を呼び起こすための誘導
最近、WSデザイナー、ファシリテーターというものに対する見方が変わりつつあり、それとともに自分の中での関心も高まっております。立場上、色んな人と色んな種類の議論の場をつくることが多いですが、その中でも意識的に取り入れながら、より面白く、より創造的で、よりワクワクできるような場づくりをしていきたいな~って思います。
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撮影:筆者 |
ちなみに明日も、プレイフルラーニングについてのWSに参加してきま~す!
(企業向けのもので、なかなか高いお値段しました(泣)その分たくさん吸収してきます!)
それでは~、
Shunichiro
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