おはようございます。
◆今までと行動を変えたときにブレークスルーが生まれる。
ワークの中では、“ブリコラージュ”と言って、あるものを本来の意図とは全く別の使い方をして創造的な制作を行うというものをやりました。具体的には、その場でペアになり事前に100均にてなんとなく直感で買ったもの同士を組み合わせて、何か新しいものを作り出し、みんなの前でそれを寸劇形式(!)でプレゼンするというものでした。
これが非常に大変で、お互いが買ってきたものがなんとサボテンのワイヤーと綿棒。
どないせえちゅうねん!!笑
上田先生曰く、こういう状態に感じるストレス状態が、実は創造的な営みには非常に大事になるとのとですが、まあ悩みましたよ。100均で買ってきて、ペアをつくってから、昼休を含めてたった②時間程度で寸劇までやれ、とのことで(笑)
まあ、色々試行錯誤したのですが、全然ぱっとしないものばかりで正直焦っていたのですが、その時相方がなんと綿棒をハサミで切りまくってばらばらにしていったんですね。非常にびっくりしたのですが、そしたら、綿棒の先っちょだけ使ってダーツの弾みたいに出来ないか?とか綿棒の棒の部分でなんか机の脚に出来ないか?とかなんと色々浮かんできたんですね。
結局、私たちはサボテンのワイヤーと綿棒から新しい遊びをプレゼンテーションしました。
後に、各ペアばらばらになって、それぞれの過程を共有したのですが、そこで非常に面白い気づきがあったんです。どのチームも最初はめちゃめちゃ苦戦してたみたいですが、そこからいつもとやり方を変えたところから一気にアイディアが生まれてくるブレークスルーのタイミングがあったんですね。
僕たちで言ったら、サボテンのワイヤーとやら綿棒やらを分解しところから、他のチームで言えば、机の上ではなく昼食のために外に出たところから、ボードをハサミでちょん切ったところから、、、そういう今までと行動を変えた、見方を変えたところからブレークスル―が生まれているんです。
イノベーションというのは、物事の新たな結びつきや既存のものに対する全く新しい見方であるとはよく言われますが、今までと行動や見方を思い切り変えた瞬間にブレークスルーが生まれたという体験は、イノベーションを生み出すために非常に重要な気づきを得たように思います。
◆Evocative,ワンダフルな経験をどう与えるか?
Shunichiroです。
最近夏バテ気味です。
いつも特にしっかり栄養をとっているわけでもなく、しかも体調を崩し、しばらくまともにご飯も食べられなかったので、最近のこの暑さでやられてしまったようです。やっぱり体調管理って非常に重要。特に夏においては、気候的な要因も加わるため、できる限り栄養には気を配るようにしたいものです。
さて、先日プレイフルイノベーションのWSに参加してきました。
大阪府の産業デザインセンターさんが開催しているもので、社会人の方に交じってワークに参加してきたのですが、(概要は以下の通り)
いよいよ、デザイン・オープン・カレッジが来週から始まります。
一回目のワークショップは、「<デザイン思考> 楽しさの中には、アイデアが
あふれている プレイフル・イノベーション」。
デザイン相談を通じて出会う方たちにも、様々な業種の方々がいますが、この
ワークショップは、すべての方にお勧めしています。
「プレイフル・イノベーション」と聞いて、自社には関係ないと思われるかも
しれませんが、実は、どの業界にも必要な内容です。
新商品開発では、新しいアイデアが必須となります。自社製品ばかり手がけて
いては、考え方が一方通行になり、発想に息づまるというのはよくあることです
よね。その中で、このワークショップは、上田先生特有の「プレイフル」を
キーワードに発想手法を学びます。新しい視点からの商品開発で、あなたの会社
にもイノベーションをもたらしてください。(K)
非常にワクワクさせられました!!
ワーク自体というより、ワークの後にフィードバックを交えながらみんなでディスカッションしたり、上田先生のコメントがあったり、そこが非常に良かった。上田先生はMITメディアラボにも所属を持っており、イノベーションに対する知見を相当持っていて、またそれだけでなくアカデミックな探究者として、非常に体系化された考えや理論を惜しげなく披露してくださり、久々に興奮を覚えるほどに面白い内容であったように思います。
以下、学んだことを簡単に紹介します!
◆一番大事なものはOS(マインド)
◆今までと行動を変えたときにブレークスルーが起こる
◆今までと行動を変えたときにブレークスルーが起こる
◆Evocative,ワンダフルな経験をどう与えるか?
と言っても、自分の視点のものになるので、WSデザインとかイノベーションに関わる辺りで思ったことなどの紹介になる点悪しからず!
◆一番大事なものはOS(マインド)
上田先生の話の中であったのは、イノベーションはOSの問題だと言うこと。
いかにしてマインドセットを創り上げるか?
ラピッドプロトタイピングはそのためのもの。
とにかく早い段階でたくさん作ってたくさん失敗してたくさん作りなおして、、、その過程にこそマインドセットの醸成に必要なものがたくさん詰められている。
ラピッドプロトタイピングによって、まず何か作ってみる、動いてみること、一歩踏み出してみる勇気が育まれる。そして、たくさん失敗することで失敗への耐性が身につく、そしてたくさん作り直すことで、スタートアップに求められるような高速でPDCAを回していくことに慣れることが出来る。
ラピッドプロトタイピングは、形にすることでより早い段階で周囲の共感やフィードバックを確かめ手いくためのものと思っていた今までの考え方から、ラピッドプロトタイピングを通じて実は起業家精神を大いに育んでいたという思い切りメタな方向に飛びださせられて、この考え方に非常に驚愕しました。
ラピッドプロトタイピングはそのためのもの。
とにかく早い段階でたくさん作ってたくさん失敗してたくさん作りなおして、、、その過程にこそマインドセットの醸成に必要なものがたくさん詰められている。
ラピッドプロトタイピングによって、まず何か作ってみる、動いてみること、一歩踏み出してみる勇気が育まれる。そして、たくさん失敗することで失敗への耐性が身につく、そしてたくさん作り直すことで、スタートアップに求められるような高速でPDCAを回していくことに慣れることが出来る。
ラピッドプロトタイピングは、形にすることでより早い段階で周囲の共感やフィードバックを確かめ手いくためのものと思っていた今までの考え方から、ラピッドプロトタイピングを通じて実は起業家精神を大いに育んでいたという思い切りメタな方向に飛びださせられて、この考え方に非常に驚愕しました。
◆今までと行動を変えたときにブレークスルーが生まれる。
ワークの中では、“ブリコラージュ”と言って、あるものを本来の意図とは全く別の使い方をして創造的な制作を行うというものをやりました。具体的には、その場でペアになり事前に100均にてなんとなく直感で買ったもの同士を組み合わせて、何か新しいものを作り出し、みんなの前でそれを寸劇形式(!)でプレゼンするというものでした。
これが非常に大変で、お互いが買ってきたものがなんとサボテンのワイヤーと綿棒。
どないせえちゅうねん!!笑
上田先生曰く、こういう状態に感じるストレス状態が、実は創造的な営みには非常に大事になるとのとですが、まあ悩みましたよ。100均で買ってきて、ペアをつくってから、昼休を含めてたった②時間程度で寸劇までやれ、とのことで(笑)
まあ、色々試行錯誤したのですが、全然ぱっとしないものばかりで正直焦っていたのですが、その時相方がなんと綿棒をハサミで切りまくってばらばらにしていったんですね。非常にびっくりしたのですが、そしたら、綿棒の先っちょだけ使ってダーツの弾みたいに出来ないか?とか綿棒の棒の部分でなんか机の脚に出来ないか?とかなんと色々浮かんできたんですね。
結局、私たちはサボテンのワイヤーと綿棒から新しい遊びをプレゼンテーションしました。
後に、各ペアばらばらになって、それぞれの過程を共有したのですが、そこで非常に面白い気づきがあったんです。どのチームも最初はめちゃめちゃ苦戦してたみたいですが、そこからいつもとやり方を変えたところから一気にアイディアが生まれてくるブレークスルーのタイミングがあったんですね。
僕たちで言ったら、サボテンのワイヤーとやら綿棒やらを分解しところから、他のチームで言えば、机の上ではなく昼食のために外に出たところから、ボードをハサミでちょん切ったところから、、、そういう今までと行動を変えた、見方を変えたところからブレークスル―が生まれているんです。
イノベーションというのは、物事の新たな結びつきや既存のものに対する全く新しい見方であるとはよく言われますが、今までと行動や見方を思い切り変えた瞬間にブレークスルーが生まれたという体験は、イノベーションを生み出すために非常に重要な気づきを得たように思います。
◆Evocative,ワンダフルな経験をどう与えるか?
さて、自分の中で一番衝撃的だったのが、WSの本質の話ですね。
こういうプロトタイピングであったりとかWSであったりとかって、ただ単にそれを行うというものではなく、それを行った結果、“何が喚起(Evoke)されるのか?”というのが大事だと言っておりました。
どういうことかというと、“それを見たら自然に何らかの行動をしたくなるようなもの”との事ですが、例えば、目の前のメガホンあったらなんか叫んでみたくなりませんか?誰かの頭をこづいてみたくなりませんか?あるいは目の前にボールとグローブがあったら野球、キャッチボールをやりたくなりませんか?
非常に抽象的ですが、喚起する(Evoke)ってそういうことで、そのプロダクトを見たら自然に衝動的に何らかの行動をとりたくなってしまうようなことだそうで、ものを作るうえで、いかにそのプロダクトがEvocativeなものであることが大事になるそうです。
そういう何らかの仕掛けによって、人の行動を一気に変えてしまうようなものってものすごい可能性があって、そのもう一つの例がワンダフルな経験。
こういうプロトタイピングであったりとかWSであったりとかって、ただ単にそれを行うというものではなく、それを行った結果、“何が喚起(Evoke)されるのか?”というのが大事だと言っておりました。
どういうことかというと、“それを見たら自然に何らかの行動をしたくなるようなもの”との事ですが、例えば、目の前のメガホンあったらなんか叫んでみたくなりませんか?誰かの頭をこづいてみたくなりませんか?あるいは目の前にボールとグローブがあったら野球、キャッチボールをやりたくなりませんか?
非常に抽象的ですが、喚起する(Evoke)ってそういうことで、そのプロダクトを見たら自然に衝動的に何らかの行動をとりたくなってしまうようなことだそうで、ものを作るうえで、いかにそのプロダクトがEvocativeなものであることが大事になるそうです。
そういう何らかの仕掛けによって、人の行動を一気に変えてしまうようなものってものすごい可能性があって、そのもう一つの例がワンダフルな経験。
以前、上田先生が、某自動車会社と某広告代理店が共同で行った「子供に未来の車を考えてもらう」WSを依頼された時のお話しになりますが、ぶっちゃけ子供にとって車って身近な存在ではないし、ぶっちゃけ良く分からないですよね。その状態のまま、未来の車を考えて!っていっても「ポカーン??」で終わってしまうんですよね。
そこで上田先生が行ったのが、子供たちのEvaocating。
WSのテーマを与える前にまず、ブリコラージュを使って、普段とは全く違う車の可能性を見せてあげるんです。具体的に言うと、まず車を楽器にしてしまって、例えばフロントをたたいたらこんな音がなる、側面をたたいたらあんな音がなる、みたいな感じでいつもとは全く違う形で思う存分楽しんでもらうんです。
こちらが用意した音源だけでなく、子供たちが自分で面白いと思った音を採集してきてもらって、それを楽器に反映させてあげたりとかもして。
そうやって思う存分、車の新しい可能性を楽しんでもらった後に、「未来の車を想像してみて!」って言うと、一気に子供たちの創造性が解放されるんですよね。今までの見方って、車って走るだけのものかと思っていたら、なんと楽器にもなっちゃうんだ!!ってことに衝撃を受けてもらった後なので、そしたら未来の車ってこんなこともできるんじゃないか?あんなこともできるんじゃないか?って一気に妄想が膨らんでいくんですよ。
車が楽器になるんだ!っていうワンダフルな経験を与えることによって、子供たちの創造性が一気に喚起されるんですね。今までWSをそういうものと見ることが出来てなかったので、自分にとってはその事例が非常にEvocatingで衝撃的でした。
こういう喚起(Evocating)ってめちゃめちゃすごいな、って思って、Evocatingでワンダフルな仕掛けによって、今までの見方が一気に破壊されて、全く次元の新しい創造性の世界へとジャンプしていって、その瞬間に発せられるポジティブなエネルギーってすさまじくて、、、
変な言い方、私の中でビックバンが起きました(笑)
思い返すと、前回記事にしたゆにこさんや、(記事に出来ていないのですが)塩瀬さんのWSでも同じようにEvocatingな仕掛けが用意されていて、ゆにこさんはネガを思い切り引き出すことでみんな関心・感情をグッと持ってくることで、塩瀬さんの場合はジャッキーチェンのラストシーンの想起。
今や、上田先生、ゆにこさん、塩瀬さんなど一流のWSデザイナー、ファシリテーターが考えていることって、単なる促進や交通整理なんかでは全くなく、Evocatingな仕掛けを用いた人々の創造性の解放なんだなってことを強く感じました。
最近、自分自身がWSに参加すると言うより、WSをデザインする側に回ったりすることが多くなっていますが、自分自身がプレイヤーとなってWSに参加しているより、WSをデザインして、参加者の創造性の爆発・ビックバンの瞬間を見ることに非常に面白みを感じています。
この前IDPCの方でも、団体内WSを行ったのですが、自分が全く想定してないような創造性・ポテンシャルを発揮したメンバーがいて、正直自分自身度肝を抜かれるような、すさまじい可能性を感じました。
まだまだ自分にとっては新しいチャレンジですし、学ぶこともたくさんありますが、そういう人の可能性が一気に解放された瞬間のポジティブなエネルギーに魅了されつつあります。今後、Evocatingでワンダフルな経験の提供による創造性の解放について、もっともっと学んでいきたいし、もっともっと色んな人の可能性のビックバンが起きた瞬間に立ち会えるようになりたいな、って思います。
この日のWS参加はまさに自分にとってイノベーションでした。
(その他ベースですが、他にも書きたいことが本当に山ほどあるので、②記事で紹介させてもらいます。)
Shunichiro
そこで上田先生が行ったのが、子供たちのEvaocating。
WSのテーマを与える前にまず、ブリコラージュを使って、普段とは全く違う車の可能性を見せてあげるんです。具体的に言うと、まず車を楽器にしてしまって、例えばフロントをたたいたらこんな音がなる、側面をたたいたらあんな音がなる、みたいな感じでいつもとは全く違う形で思う存分楽しんでもらうんです。
こちらが用意した音源だけでなく、子供たちが自分で面白いと思った音を採集してきてもらって、それを楽器に反映させてあげたりとかもして。
そうやって思う存分、車の新しい可能性を楽しんでもらった後に、「未来の車を想像してみて!」って言うと、一気に子供たちの創造性が解放されるんですよね。今までの見方って、車って走るだけのものかと思っていたら、なんと楽器にもなっちゃうんだ!!ってことに衝撃を受けてもらった後なので、そしたら未来の車ってこんなこともできるんじゃないか?あんなこともできるんじゃないか?って一気に妄想が膨らんでいくんですよ。
車が楽器になるんだ!っていうワンダフルな経験を与えることによって、子供たちの創造性が一気に喚起されるんですね。今までWSをそういうものと見ることが出来てなかったので、自分にとってはその事例が非常にEvocatingで衝撃的でした。
こういう喚起(Evocating)ってめちゃめちゃすごいな、って思って、Evocatingでワンダフルな仕掛けによって、今までの見方が一気に破壊されて、全く次元の新しい創造性の世界へとジャンプしていって、その瞬間に発せられるポジティブなエネルギーってすさまじくて、、、
変な言い方、私の中でビックバンが起きました(笑)
思い返すと、前回記事にしたゆにこさんや、(記事に出来ていないのですが)塩瀬さんのWSでも同じようにEvocatingな仕掛けが用意されていて、ゆにこさんはネガを思い切り引き出すことでみんな関心・感情をグッと持ってくることで、塩瀬さんの場合はジャッキーチェンのラストシーンの想起。
今や、上田先生、ゆにこさん、塩瀬さんなど一流のWSデザイナー、ファシリテーターが考えていることって、単なる促進や交通整理なんかでは全くなく、Evocatingな仕掛けを用いた人々の創造性の解放なんだなってことを強く感じました。
最近、自分自身がWSに参加すると言うより、WSをデザインする側に回ったりすることが多くなっていますが、自分自身がプレイヤーとなってWSに参加しているより、WSをデザインして、参加者の創造性の爆発・ビックバンの瞬間を見ることに非常に面白みを感じています。
この前IDPCの方でも、団体内WSを行ったのですが、自分が全く想定してないような創造性・ポテンシャルを発揮したメンバーがいて、正直自分自身度肝を抜かれるような、すさまじい可能性を感じました。
まだまだ自分にとっては新しいチャレンジですし、学ぶこともたくさんありますが、そういう人の可能性が一気に解放された瞬間のポジティブなエネルギーに魅了されつつあります。今後、Evocatingでワンダフルな経験の提供による創造性の解放について、もっともっと学んでいきたいし、もっともっと色んな人の可能性のビックバンが起きた瞬間に立ち会えるようになりたいな、って思います。
この日のWS参加はまさに自分にとってイノベーションでした。
(その他ベースですが、他にも書きたいことが本当に山ほどあるので、②記事で紹介させてもらいます。)
Shunichiro
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