こんにちは。
自分が何者で、どんな人生をたどってきて、どんな将来を歩んでいきたいのか?というところを、いかに語るのか?というのが大事だと思っています。しかも、簡潔に。
この能力について、一般的な言い方をすると、「ストーリーテリング」という言葉が適切かと思います。自分が先方と話している中では、「ストーリーテリング」には3つの段階があると感じました。それは下記の3段階だと思っています。
あくまで自分の所感であり、刊行されている書籍などでちゃんと調べてみたい思っていますが、先方と話している中で感じたのはこの3段階でした。
先方から「あなたについて話してください」と言われた時、自分が答えたのは、第一段階のストーリーテリング。表面的な経歴はわかるけど、「なんでそれをやりたいと思ったのか?」「何年か続けてきたことの背景にはどんな理由があったのか?」といったことがまるで見えない回答になっていました。
Shunichiroです。
早いものでもう2017年も終わりですね。
最近ある理由で、会社外の人と話す機会が多く、その中で”自分を伝える”という技術の重要性を感じています。
今日はそんな中知ることになったある考え方についてまとめようと思います。
それがタイトルにある「人間力」と「ストーリーテリング」ということです。
- コンサルに大事なのは、ロジカル性よりも人間力
- 人間力とストーリーテリング
- テクノロジー社会だからこその人間力の重要性
■1.コンサルに大事なのは、ロジカル性よりも人間力
俗に”コンサルタント”というと、ロジカルでスマートでパリッとしたスーツを着ていて、話し方も論理的で、綺麗なパワポを使って、納得性のあるアイディアを、バシッとプレゼンしてくれる。。。そんなイメージがあるかと思います。(皆さんの中にはそんなイメージ持っていない方もいるかもしれませんが、私はそんなイメージでした。)
そんなイメージを前提にあるコンサルタントの人と話をしていたのですが、話の途中で先方からなかなか痛烈なお言葉をいただきました。
「○○(筆者)さん、私が求めているのはそんなあなたじゃないんです。私が知りたいのは、あなたの人間臭い部分や泥臭さがにじみ出るようなエピソード。それこそが知りたい。
あなたの理系的な理路整然とした話し方やスマートな話し方は、私には真似できない。でも、今のままのあなたではコンサルでは結果を出すことはかなり難しいでしょう。なぜなら、相手も人間。あなた自身を知ってもらって好きになってもらえない限り、心を開いてなんてくれない。心を開いてくれない相手に対して、コンサルティングなんてできるわけがない。」
とのこと。
正直私は面食らいました。
コンサルといえば、まさに冒頭で掲げたようなイメージを持っていましたし、コンサルの方と話すときは、そういう(相手と同じようにスマートでロジカルな)自分を見せることが大事だと思い込んでいました。
でも、実際は違った。
先方のおっしゃることは、自分が今まで読んできた色んな経営本にもコンサル本にも載っていないことだけど、本当に真をついていると思いました。自分が相手の立場だったとしても、自分に対して本音を話してくれていないと思うし、ましてや好きになってくれてなんていないでしょう。
生身の自分というものを出しながらも、プロフェッショナルとして相手に寄り添っていき、時に厳しい物言いもするときもある、でも、理論ではなくその人自身を信頼しているからこそ、クライアントに応えてもらえる、そんな姿勢こそがコンサルタントに必要なのかと、今までの考えを改めるきっかけになっています。
「お前がそこまで言うんやったら、、、しゃあない、やってみよう。」
そんな下町的で泥臭くて人間味にあふれている世界、コンサルの世界って実はそんな風に非常に温かい人間関係にあふれている世界なのではないかと思いました。
■2.人間力とストーリーテリング
1で述べたように、生身の自分、人間臭さ、人間力というものが問われているのだということを書きました。次の課題は、人間力というものをどうやって出していくのか?というところ。
自分が何者で、どんな人生をたどってきて、どんな将来を歩んでいきたいのか?というところを、いかに語るのか?というのが大事だと思っています。しかも、簡潔に。
この能力について、一般的な言い方をすると、「ストーリーテリング」という言葉が適切かと思います。自分が先方と話している中では、「ストーリーテリング」には3つの段階があると感じました。それは下記の3段階だと思っています。
- 自分の”経歴”について語る
- 自分の”経歴”とその背景にある”will(意思)”を語る
- 自分の人生の”軌跡”とその背景にある”will(意思)”と”困難・障害”について、共感性ある形で語る
あくまで自分の所感であり、刊行されている書籍などでちゃんと調べてみたい思っていますが、先方と話している中で感じたのはこの3段階でした。
先方から「あなたについて話してください」と言われた時、自分が答えたのは、第一段階のストーリーテリング。表面的な経歴はわかるけど、「なんでそれをやりたいと思ったのか?」「何年か続けてきたことの背景にはどんな理由があったのか?」といったことがまるで見えない回答になっていました。
確かにこれでは何も相手に伝わりません。。。
「で、だから何?」で終わってしまいますよね。
だから次は第二段階。
自分が何を思い、何をきっかけに、何を感じ、どんな行動をとり、どんな困難に出会い、どうやって乗り越えたか、なぜ続けてこれたのか、、、そういった心の動きを取り入れながら、話していくことが大事だと思っています。
そして第3段階は、↑のようなことを、相手にも共感してもらえるような形で語ることやもっと多くの人の心に刺さる、多くの人の心を動かす形に昇華していくことが求められると思います。まさにTed Talkやスティーブ・ジョブズ、ホセ・ムヒカのような世界かと思います。
自分のことを相手に伝え、好意的に受け取ってもらう能力、ストーリーテリングの能力は、将来的に大事を成し遂げようとしている人物はもちろん、人数の大小に関わりなく、他人を動かす場合には、必須の能力になるだろうと思います。
■3.テクノロジー社会だからこその人間力の重要性
そして、最後に。
世界は今まさにテクノロジーによって大きな変化がもたらされていて、今後一層テクノロジーが重要になる社会が訪れてくると思います。
でも、その中でも人と人の関係はなくならないし、テクノロジーが周りにあふれる社会だからこそ、生身の人間同士のつながりの密度がより一層重要性を増してくる世の中になっていくと思います。
つまり、テクノロジー社会だからこそ、人間力を発揮して、生身の人間同士の関係性を作っていける力が重要になっていくのではないかと思います。
そういった意味では、まだ30歳前の段階で、新たな視点を得られたことは自分にとって非常に重要な気付きのチャンスだったように思います。とはいえ、人間力を高めるために、具体的に何をしていったらいいのかはまだわかっていません。
何かをやって高めていくものではないのかもしれませんし、日々の日常のちょっとした積み重ねで変わっていくものかもわかりません。
今日は12月31日、大みそか。
せっかくなので、2018年の目標として、”人間力磨き”というのを掲げ、チャレンジしようと思います。
では、皆様よいお年をお迎えください。
Shunichiro
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