2020年4月26日日曜日

【読書】ザ・プロフィット

◆メモ
 ・ソリューションビジネス
 ・違う商品を違う顧客層に売る(バービー)
  →顧客の時間軸の操作
 ・同じモノを違うところで売る(コーラ)
  →顧客の場所の操作
 ・スイッチボード(最適統合、SI商社)
 ・利益増殖モデル(知財、ディズニー)
 ・数字を使う、フェルミ
  →ザックリの規模を掴む
   500なのか、1000万なのか、その間か
 ・インストールベースモデル
  =プリンターとインク
   ・主導権の移り変わり
   ・価格設定
   ・交換需要にタイムリーに答えられるか
    =しっかりアフターサービスに繋げられるか
 ・デファクトスタンダードをとる(MSOffice)
  →マーケットの計画の主導権
   顧客が自分でマーケティングしてくれる
 ・「アイディアの作りかた」より
  ・アイディアとは、既存のものの新しい組み合わせ
  ・アイディアの生まれる過程
   ①情報収集(一般と特殊)
   ②咀嚼
    ・整理、分解、関連付、、、
   ③寝かす
   ④エウレカ!
   ⑤現実に落とす
  ・最初の20%の時間で死ぬほど情報を詰め込む
  ・関連を探す
   ・これに使えないか、あれに使えないか、、、

◆感想
何度読んでも、何度も学びが得られる良書。
学生時代に比べ、少し理解できるところが増えてきた気がする。
コンサルの際の支援範囲に閉じず、顧客はいったいどういう構造で利益を得ているのか、を考えるのは非常に重要な訓練だと思う。

また、文中で紹介されている参考本も合わせて読むと非常に学びが深まる気がしている。そこまでできれば、かなり頭が鍛えられるだろう。(数学オンチの、、、は途中で挫折してしまった気が。。。)

コーチ役の方と、生徒側の人の会話仕立てでストーリーが進んでいくのが、
コーチ役の人の投げかける質問の鋭さ、それに返す生徒側の頭の回転。。。
こういうしびれるやり取りっていいな、と考えさせられる。先日読んだ、EMBAでもきっとこんな感じのしびれるやり取りが日常的に行われているんだろうなと。

自分もこういった世界にチャレンジしてみたい。



【読書】すごいリーダーは脳が違う


◆メモ
 ・臨場感空間のコントロール(=スティーブ・ジョブス)
 ・心得
  ・リーダー=自分のwant toをもつ。それに対して、責任を持つ。
  ・have toではない
 ・意思決定
  ・物事を抽象的に捉える
  ・盲点をなくす

◆感想
苫米地さんの本。長年本棚に眠っていたが、やっと手にとって読んでみた。

>リーダーはまず自分の”Want to”を持つ
>自分の”Want to”を大勢の人に語り、共感を得ていく
> =臨場感空間の出現
>状況に合わせ臨場感空間をコントロールし続ける

>もし、失敗した場合は、自分の描いた臨場感空間、want toが崩れたのだから、
>それに対して責任を取るのは、至極当然の帰結

リーダーのあり方について、非常にシンプルで腹落ちしやすかった。リーダーの大前提が”Want to”であるというのも面白い視点。
自分がやりたいこと、したいことがある、ということ自体、価値のあることなんだろう。
そういう意味では、すべての人がリーダー足り得る可能性はある。

あとは、そのWant toがどれだけの人の心に刺さるものなのか、ということ。


【読書】最高の体調


◆メモ
・現代人の不調の原因は「文明病」
・なので、不調を治すには、文明的な生活→野生の生活に戻す、のがよい
・野生の生活に戻すとは、つまり、
 ・太陽の動きに合わせ、起床/就寝時間を同期させる
 ・適切なタイミングで朝食、昼食、夕食を摂る
 ・食物繊維、乳酸菌を取るようにする
 ・なるべく自然に触れる
  ・散歩
  ・日光浴
  ・自然音のBGM、動画を見る
 ・なるべく毎日運動する
 ・デジタルデトックス
  ・なるべく電子機器に触れる時間を減らす

そんな感じでした。要は、文明人であることをやめて、野生っぽいことに積極的に取り組んでいけばいいんだなと。小難しいこと書いてないし、「野生に戻る」という大方針さえ忘れなければ、日々の中で少しでも実践していけそう。

2020年4月19日日曜日

【読書】一流の頭脳の磨き方


◆感想
・EMBAについての本
・学びながら、実践しながら
・学びと実践を同時進行させる
・2週間→3ヶ月→2週間のサイクル
・本質的な学び
 ・判断の技術
 ・自分に客観的に把握する
・EMBAで来る学生が意識しているもの
 ・ファイナンスなどの基礎知識
 ①リーダーシップ
 ②ネゴシエーション
 ③テクノロジー・マネジメント
 ④マーケティング
 ⑤アントレプレナーシップ
 ⑥グローバルビジネス
・現場に何を持ち帰るか、どう機能させるか
・事例と経験からの徹底的なシミュレーション
・シミュレーションを繰り返して思考を鍛える
・擬似経験により、判断力を高める
・基礎的な学びの価値
 ・決断、判断の質の向上
 ・決断、判断のスピード
 ・決断、判断の裏付け
 ・説明責任
・「今の状況に照らして、この理論を用いるとどの様な判断が妥当だろうか」
・経験則だけで勝ち続けることはできない
・リーダーシップ の一歩目は、自分を知ること
・利害関係者の関係性をチャート化する
・抵抗勢力をマトリクスにする
 ・協力度、影響度
・他者に対する影響力
・抵抗の理由
 ・技術的、文化的、政治的
・ネゴシエーション
 ・ベストと譲れない線
 ・他の代替手段、オプション
・イノベーションを生む
 ・どうしたらイノベーションをビジネスにつなげられるか
 ・誰と組むか
  ・キンドルの電子インクの例
  ・ボウリングの1番ピン
 ・お金、アクセス、スキル、時間、文化
  ・アドビ、 
・勝つためのえげつない手法も知る
 ・Googleによるモトローラ買収
 ・買収後のコスト計算、
 ・時間軸の見積もり
 ・カルチャーの影響の見積もり

→何よりも学びと実践に対する意識が圧倒的に違っている。

学びながらどう実践しようか、どう今の現実適用しようか考えている。
そして、実践しながら、今の自分には何が足りないのか、何があればもっと質が高くて早い意思決定ができるかを考えている。
その高速サイクルが、一流の頭脳を育てている。

ケースディスカッションが非常に有効に作用しているとのこと。
受講生の実際の経験や直面した状況を元に、ディスカッションによるシミュレーションを繰り返して、疑似体験を積み、意思決定の精度を高めている。

「自分だったらこのケースで、どう判断するのか?どう動くのか?」

理論も使いながら、その場の判断の精度を高めていく。

2020年4月14日火曜日

【妄想】アフターコロナの世界

完全に妄想です。
アフターコロナの世界を考えてみた。

<世界>
コロナを機に様々分野で大きな変化が訪れるだろう
・多くの国でベーシックインカム導入が進む
・労働の多くが機械やロボット、ソフトウェアに置き換わる
 ・このあたりコロナ発祥地と言われている中国ではかなり進んでいるとか言う噂
 (エビデンスは忘れた。。)
・政治体制の変化
 ・民主主義でもなく、共産主義でもない、新しい形の政治体制が生まれる
・教育はかなりの部分がオンライン化
・コロナの影響により、先進国が↓になり、途上国がそのまま成長を続けた結果、
 国家間の経済格差はかなり小さくなる
・国連はあり方を変えるだろう
 ・少なくとも、今までのような拠出金に基づく運営体制は変わるのでは
 ・国連の行うサービス?のあり方も変わるだろう
  ・国連はネットワークを提供して、実際のサービス/支援提供はもっぱら民間企業に
   なるのでは


<日本>
翻って、こちらは日本。
大きく方向性の異なる2つのパターンがあると考えられる。
残念ながら片方は地獄、もう片方もある意味ディストピアに近いかも。

パターンA:適者生存シナリオ
 ・コロナによる社会変化に適応できた、企業・個人のみが生き残る
  ・それに適応できなかった多くの企業・個人にはかなりのダメージがあるだろう
  ・しかし、生き残った適者により、社会が生まれ変わっていく
 ・生まれ変わった社会は次のようなものだろう
  ・コロナで露呈した政治不信により、民衆による新たな政治体制が模索される
  ・コロナで露呈したメディア不信により、メディアのあり方が大きく変わる
  ・生存企業ではテレワークが中心となり、不要不急な出勤がなくなる
   ・満員電車や東京一極集中も解消される
   ・多くの業務もデジタル化された状態となり、効率的に働けるようになる
  ・生き残るのは、デジタル化された業務を設計できる人やエンジニアが多いだろう
   ・デジタル前提とした仕組みづくりやその実装ができる人、
    あるいは真逆で対面ならではのコミュニケーションの価値を設計できる人が生き残れるんだろうな。
    (※ファシリテーターとか)
  ・多くの人がオンラインとオフラインで半分半分の生活を送るのが当たり前になる
 ・ベーシックインカム、生活保護とまでは言わないが、働かなくても最低限の
  生活ができる人も発生する
  ・その実現の裏では、かなりの政治的な変化と税制の変化が必要だが。。。
  ・また、そのような人たちはきっとオンラインの世界で一日の大半を生きることに
   なるだろう。。。

パターンB:悲観シナリオ
 ・名付けるのであれば、バネのシナリオ
 ・コロナにより一時的に大きな変化はあったが、バネのように戻ってしまった社会
 ・政治は今より悪化する。より独裁化が進み、民主主義の皮を被った共産主義社会
 ・経済格差は非常に大きくなる。富める健康なものと、貧なる病状のものに完全に分断
 ・そのくせ、経済状況は最悪。重税に次ぐ重税で、ほとんどの人が苦難の生活となる
 ・そのくせ、税金がまともに公共事業にも福祉に使われず、衰退の一歩
 ・一時的にテレワークなどが進んだものの、コロナがさればまた元の木阿弥
  ・ハンコ出勤、満員電車、パワハラ上司、リクルートスーツ、、、
 ・できる若者は皆海外で働くようになる(海外勤務という名の脱獄or亡命)


さてこの予想が当たるか外れるかは、数年後のお楽しみ。
その時の自分は、きっとおそらく海外にいるだろうな。。。