工学部→途上国における適正技術研究→ERP開発→ITコンサルタント/事業構想大学院修士過程(現在)。将来は、ICT4Dの推進/国連でのITバックオフィス関連を目指しています。 備忘も兼ね、日々の学びや読書の記録などを投稿します。 (ここでの発言は組織や所属には一切関係なく、あくまで個人の呟きです)
2012年6月19日火曜日
大きなVSOPと小さなVSOP
こんにちは!
世間では台風の話でいっぱいですね。
今日台風の影響により学校が休講になりました。
みなさんはどんな一日を過ごしているのでしょうか?
みなさんは’VSOP’という言葉を聞いたことがありますか?
ブランデーの話では無いですよ^^
今回はキャリアの中でのVSOPのあり方について考えていることを紹介したいと思います。
まず、ある有名な方のブログからVSOPの意味について拝借。
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<V:20代はバラエティ> 20代で大事なことは、とにかく多彩な経験を積むこと。自分が何に向いているか、やってみないとわからない。あまり頑なに「自分はこれが向いているはず」と思い込み、それ以外のコトは見ない、触れない、みたいな生活をしないこと。 この時期にあれこれやってみるのは、決してリスクなんかじゃない。多彩な世界に触れること、バラエティを保つこと、視野を広め、見えている世界をできるだけ広げておくこと、そして大いに迷うこと、20代ではそれが大事、という話。
<S:30代はスペシャリティ> 30代は、20代で経験したいろんなことの中から「オレはコレで行く!」という分野を見定め、その分野に集中して専門性を高め、「この分野ならあいつ」と言われるよう知識、スキルを築いていくべき時期。この時期に自分の「コア」を作る、「何の専門家なのか」を明確にする。それが大事、という話。 反対にいえば、この時期にまだ「あれにしようか、それともこっちに行こうか。オレは何をすべきなんだ?」とか言ってたらダメですよ、という話。30代になったら迷わない。そのためにも20代でやりたいことをすべてやって、ちゃんと迷って、ちゃんと決めておかなくちゃいけない。集中と深掘りの30代。
<O:40代はオリジナリティ> 40代になったら、専門性だけでは勝負できません。日々、新しい技術やトレンドが生まれ、それらにたいして、より高い専門性や感度をもつ30代が現れる。 この年代で発揮すべきは、マニュアル化できない「自分らしさ」。「これはあの人の作品だよね」「あの人の仕事はユニークだよね」「そんな考え、普通はでてこないよね!」と言ってもらえる仕事をしないとダメ。 他の人が担当していたら違うものになったはず、自分が担当したからこそ、こうなった、といえる「オリジナルな何か」が必要。そうじゃないと市場から求められない。「学んだ何か」ではなく、「自分が生み出した何か」で勝負する。それが40代。
<P:50代はパーソナリティ> そして50代になれば、パーソナリティがすべて。専門性なんて若い世代にかなうわけがない。オリジナリティだって、どんどん出すのが難しくなる。この段階にきたら「あの人と仕事がしたい」と思ってもらえるかどうか、人格とキャラが切り札になる。 だからこの年代までに、そういうものをしっかり身につけておく必要がある。「あの人がいるからあの会社で働いてみたい」と思わせないと、経営者として人も雇えない。「ぶっちゃけ内容はよくわかってないんだけど、あの人がリーダーなんだったら内容に関わらずやってみたい」と思ってもらえるかどうか、最後は人間勝負、という話。
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だそうです。
まだまだ大学生の方も社会人の方も自分のキャリアについて考えると思うのですが、その際に参考になりますよね。
この方は10年という単位でVSOPと捉えているのですが、僕はVSOPをもっと短期のスパンでも用いることができると考えています。
つまり、大きな枠組で捉えるVSOPと小さな枠組みで捉えるVSOP両方の考え方を持つことで、キャリア形成により役に立つのではないか言うことです。
例えば、大学生活は20代の’V’の中に相当しますが、その4年間の中でも小さなVSOPがあると考えます。
大学1年のときはバラエティ。
色んなサークルに参加してみたり、外部のセミナーに参加してみたり、各地を旅してみたり・・・色んな活動に参加して自分の視野を広げ、色んな人とのつながりを作る時期。
大学2年のときはスペシャリティ。
大学1年で経験した色々な活動のなかから自分が一番やってみたい、興味が持てる、情熱が持てる分野を見つけ、そこに注力していく中で、自分を磨いていく時期。 そこの分野の中でチャンスや試練に積極的に飛び込み、必要なスキルや経験を身につけていく。
大学3年のときはオリジナリティ。
その分野の中でさらに自分ならではのエッジを効かせていく時期。 身に着けてきたスキルや経験を自分なりのメソッドとして確立していったり、その分野に対する自分なりの哲学を深めて行ったり。
大学4年のときはパーソナリティ。
その分野の中で自分を高めてきた人だからこそ持つ威厳や言葉の重みが非常に大きなアイデンティティとなる。 その人と会う・喋る・一緒に活動する、だけで相手をエンパワーできるような存在。
というように、これは大きなVの中の一つの活動で、大きなVを損なうことなく小さな枠の中でVSOPを考えることで自分のキャリアをしっかりと築くことができると思うのです。
小さなVSOPは、専攻分野、大学のサークル、学生団体、アルバイトの中など様々な場面でも成り立ち、小さいながらもしっかりと自分のキャリアを築いてきた経験は大きなVSOPを築いていく上でもプラスになるものだと思います。
振り返ると、僕も新入生の時には大学4年の先輩の姿に憧れ、様々な経験を積んでくる中で国際協力・適正技術という自分なりの価値観を見つけ、逆に今では恐縮ながら後輩から「憧れる」と言ってもらえるような自分になっています。
僕も大きな枠組でみたら、まだまだVの時期だし色んな事を経験したいと思っている中ですが、この小さなVSOPを築いてきたことによって学んできたものは計り知れません。
ちなみに本文で紹介したブログは Chikirinの日記「キャリアのVSOP」
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20120414
です。
気になった方はぜひ御覧ください。
さて、これから本格的に梅雨の時期ですね。
雨の一考にでも、自分のキャリアにおける大きなVSOPと小さなVSOPを考えてみてはいかがでしょうか?
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!!
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ブログ「Originalityとその先へ」は 工学を専攻し、国際協力に身を置き、起業を志す、そんな大学生の日頃の学びや考えを発信しているブログです。
読まれた方の中に、生活の中にふとした考えの種を芽生えさせ、より豊かな一日を過ごすきっかけにしてもらえれば幸いと思っております。
まだまだ勉強中の身のため、 記事の中には考え足らずな部分や失礼に受け止められてしまいかねないところもあるかと思います。 そういった部分も含めて、意見をいただけたり応援して頂けたらなと思います。
今後とも、よろしくお願いします!
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