2014年9月16日火曜日

The 4th U.S. Embassy-Keio SFC-TOMODACHI Entrepreneurship Seminarに参加して~Day2~【2014-No.43】

こんにちは。
Shuncihiroです。


さてさて、The 4th U.S. Embassy-Keio SFC-TOMODACHI Entrepreneurship Seminarの学びについて引き続き、記事にまとめていきたいと思います。もうお腹いっぱい?(笑)まだまだDay2です。書いてる方もすでにお腹いっぱいです(笑)

Day2に関しては、
  1. 起業家精神を持って世界に挑戦する
  2. ネットワーキングランチ
  3. 設計者視点ではなく、ユーザ視点で考えるとは?
  4. 数々の新規事業を生み出してきたマインドに学ぶ新価値創造への思い
  5. ネットワーキングランチ
  6. 自分たちの本当にやりたいことは何か?-やりたいことに人を巻き込む方法とは-
です。
では、いってみましょう!



◆1.起業家精神を持って世界に挑戦する
著名なVC、アニス・ウッザマンさんによる講演です。
シリコンバレーの仕組みやエコシステムの話が中心でした。去年の九州大学QRECでのカンファレンスに参加させてもらったことや自分のアンテナからのインプットの復習みたいな感じでした。

その他思ったことなど簡単に。
・GoProやMindmeltなど、世界のイケてるスタートアップはやっぱり中核技術として最先端の面白いものを使っているな~ということ。じゃあ、イケてるスタートアップを生み出すには、エンジニアになるしかないのか?という疑問をぶつけてみたところ「エンジニアや技術なんてどこにでもある。アイディアも人材も、領域を超えて色んなところからかき集めてこい!」という叱咤を頂きました。オープンな時代、まさにそれですよね。ただ、世界最先端の技術やその応用可能性を考えるには、そこに対するアンテナをめちゃめちゃ強く張っていくことが大事かなと思います。

・日本のスタートアップは、ポテンシャルは十分なのに世界にスケールで来ていない。その理由としては、マーケティングの弱さとプレゼンテーションの弱さにある。もっと上手くもっと強く自分たちをアピールしていくことが日本人には求められる。

・今、東南アジアのマーケットがアツい!

・VCとして見るポイント。
シード期のスタートアップ=諦めない、柔軟性
ミドル=トラックレコードなどの具体的な数字
レイト=売り上げ、財務状況

・シリコンバレー以外にも盛り上がっている地域も見てみる

◆2.ネットワーキングランチ
東北での事業を行っている47Planninngさの鈴木さん、松本さんのお話し。
思ったことは、商品や自分たちの事業の背景に確としたストーリーや理由付けがなされていること。プロデューサー視点というか、意味付けやコンセプト、ストーリーがめちゃくちゃ強く、正直「あ、これは売れて当然やわ」とさえ思えてしまいます。

阪大CSCDのFWでお世話になっている北田さんにしろ、地域再生系の方って(こういう丸ッとまとめてしまうのは失礼かもしれませんが)、プロデューシング力に強いなって思います。商品を売るのではなく、その裏にある背景や意味づけや販売場所なども含めた、コンテクスト=文脈で商品を売っていく強さがあるように思います。
その背景には、新しい価値を生み出すと言うより、既存のものをいかにうまく認知させていくか?いかに売り込むか?という視点があるのかな~と思います。


またその理由について、チームでディスカッションした時に上がってきた理由としては、実際に行動しているから?じゃないか?ということです。たとえ後付けのこじつけでも、常に行動し続け、反復し続けているからこそ、コンセプトメイキングが出来るのではないか?と。
個人的に思うのは、

いや、でも一般の営業マンだって自分で動いてるじゃん?ってこと。なので、違いをかんがえるとhしたら、自らが商品企画からプロモーションから売り場から考えているというところにあるのではないか?と。それぞれの部門で独立した考えでやっているのではなく、自ら全てのアウトプット、プロセスをデザインしているからこそ、オリジナルで確固とした世界観でもって売り出すことができているのではないか?と思います。

こういうプロデューシング、意味づけが出来るようになっていきたいです。


◆3.設計者視点ではなく、ユーザー視点で考えるとは?
このセミナーに関しては、思うところが多すぎてまだ個人的に消化しきれてないので、また後日記事にしたいと思います。


◆4.数々の新規事業を生み出してきたマインドに学ぶ新価値創造への思い
なんと講演者は、今をときめく、LINE株式会社社長の森川さん。
LINEの戦略に関して、こちらの記事
http://appllio.com/20140227-4918-line-destruction-creation-for-world-no1-closed-platform
にて予習していたのですが、改めてヤバいですね。事業に関しては、記事以上の深いものは伺うことはできなかったので、主には質疑応答や思ったことについて。

・LINEの戦略性とその場適応のバランスについて、
記事の通りだとしたら、非常に戦略的に立ち回っているように思いますが、スタートアップらしい目の前への適応をどうバランスさせているのかについてうかがいました。
一つ目として、物事には大きな波と小さな波があり、大きな波を読み切り戦略を考える、そして小さな波に対応しながら、大きな波に備えていくとの事。また変化に迅速に対応していくため、意思決定のスピードを大事にしている。そのための権限の移譲が大事。

・目の前の価値をどう上手く魅せているのか?
これに関しては、4点。
①新しい価値を素早く提供する
②他社の先をいく
③一点突破、ネットワーク効果を利用する
(ランチェスター戦略ですね~。)
④キーパーソンを利用したプロモーション

・サービスが広がっていく理由は?
とにかく、ユーザーにとって使いやすくした。
説明不要で、すぐに使えること。
面倒くさいことは極力排除する。

・事業を進めていく上で大事にしていること?
とにかくユーザー視点。
そして、とにかくまずは使ってもらうこと。

事業を食べ物に例えるとわかりやすい。
どんなにうまいラーメンを作ったと思っていても、実際に食べてもらわないと本当においしいかどうかわからない。とにかくまず食べてもらってから考えよう。

・普及しすぎた故の弊害にはどう対処する?(既読スルー問題に触れて)
仕方ない部分はある。
万人に好かれるサービスなんてない。
その中で私たちは提供できる価値を最大化していくだけ。
また弊害の最小化施策としては、何をとるのか?という問題。
批判があると言うなら、その批判をクリアし、価値を高めるための施策を考えていく。

・競合との争いをどうするか?
変な話し、上手くいくまで儲からないようにすること。
儲からないビジネスだと誰も相手にしないので参入してこない。だけど、気づいた時には誰も参入できない仕組みになっている。

まだまだ書きたいことはありますがこんな感じで。


◆5.ネットワーキングランチ
ニフティ様よりの講演。
インターネットの奇跡や、クラウドについて。

◆6.自分たちの本当にやりたいことは何か?―やりたいことに人を巻き込む方法とは?―
何か事を行っていくには、色んな人を巻き込んでいくことが大事になる。そこで、人を巻き込んでいく=エンロールメントする技術が必要になるが、その技術は身につけることができる。

いかに人を巻き込んでいくか?
大事なことは、自分の本当の気持を話していくこと。
自分の本当の気持ちに気づくには、まず自分自身に問いかけ続けることが大事。ある物事に対して、「その下にある思いは?」「その下にある思いは?」「その下にある思いは?」「その下にある思いは?」、、、と問いかけていく。深層に行くほど、自分の本心に近づいていく。


また個人的な感想として、ストーリーテリングの力はあるのかな?と。
講師の人の話は常にストーリー、うちの息子がこんなとき、こんなこと言って、こんなことが起こって、でもそこで、、、
そういう中にエンロールメントを引き起こすポイントが隠れているのかなと思います。



二日目に関してはこんな感じですかね~。
この日の夜、セミナーに参加している岩手大学のチームのみなさんと地域再生のアイディアについてブレストしたのは楽しい思い出です。

引き続き、Day3以降もアウトプットをしていたいと思います。


Shuncihiro

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