2014年9月3日水曜日

インターン選考思ったことなど雑感②【2014-No.39】

こんばんは。
Shunichiroです。

不覚にも先ほどまで寝落してしまっていたせいで目が冴えてしまいました。こんな夜更けではありますが、ブログでも更新しようかな~と。


さて、相変わらず就活でサマーインターン選考にいそしむ日々ですね。
忙しさはある半面、色々と学ばされることも多いです。
今日はそんな中から学びを紹介していきます。

  1. 思考錯誤の経験
  2. 文系の成功パターンはいち早くマネジメント経験をすること
  3. 近接領域での手堅い新規ビジネス
です。


◆思考錯誤の経験
面談などしているとよくある質問として、
「今まで何やってきましたか~?」
「その中で具体的にどんなことをやってきましたか?」
が挙げられますよね。

でもそれと同時に良く聞かれるものとして、
「その結果どうなりました?」
「それはどんな要因で?」
「それに対してどう対処したのですか~?」
あたりもけっこう聞かれます。

このあたりの質問の意図って、自分の行動に対してどれだけ仮説検証および試行錯誤をして来ているのか?その経験を聞いてるんじゃないかなと思います。特にベンチャーで、新規事業系で受けているということもありますが、やはりビジネスって試行錯誤、PDCAの連続なんだと思うんですよね。ビジネスの中で一番大事なんは何か壁などにぶつかったときに、思考錯誤を繰り返し、解を探求していくことにあるんじゃないかなって思うんですよね。昨今話題のリーンスタートアップだって言ってしまえば、超高速PDCAって言われるじゃないですか。

だから面接でもその経験について、尋ねていって、その人がどんな試行錯誤をして来ているのか?思考錯誤力?がどれだけあるか?を測っているのかな~と思います。(その点の中に、理系院生が好まれる要因があるのかもしれませんね。実験や研究って試行錯誤の連続ですしね。)


自分の今までの経験の中で、思考錯誤の経験やその経緯などについて、一度考えをまとめておくのは有用かなとおもいます。


◆文系の成功パターンはいち早くマネジメントの経験をすること
縁に恵まれ、あるベンチャー企業の事業部長さんとお話しさせていただく機会がありました。(なんと36歳の若さで事業部長。この若い感がベンチャー特有ですね)自分たちが文系学生であるといことを話したら、そこで色々話してくれました。

曰く、
「文系なんて所詮1は1。文系が成功する唯一の道はマネジメントをいち早く経験すること。そしたら10にも20にも100にもなれる。」

どういうことかと言うと、文系のスキルなんてしょせん限界がたかが知れてると。いくらエクセル力やパワーポイントを磨いたところで、1が1.5になる程度。だけど、理系は一つの技術で100人1000人を幸せにできる可能性をもっている。だから文系が力を発揮するにはマネジメントを身につけるしかない。マネジメントを身につければ、自分一人では1の力を、集団として10にも20にも100にもなれる。

ということです。
「そして、マネジメントを学ぶにはマネジメントを実際に経験をする以外ない。でも、マネジメントのってある程度役職が上にならないと経験することが出来ない。大手だとそれこそ40になってやっと少しマネジメントに携わらせてもらうくらいで、それまでに力なんて伸ばせるわけがないし、すでに歳が逝ってて他への代替も出来ない。

でもベンチャーは若い奴でもどんどんマネジメントに携わることができる環境がある。そこで力を見せていけば、どんどん上にあがれる。そうやって早いうちからマネジメントの経験ができるのはめちゃくちゃでかい。君たちがどんな企業を考えてて、今後どんな企業で働いていくのかは分からないけど、マネジメントの経験って言う視点から見てみるのも面白いんじゃない?」
との事でした。


ぶっちゃけ、事業部長で新規事業バンバンやってきた経験がある、見たいな前評判を聞いていたので、新規事業系の色々なことを聞きたかったのですが、どっちかというとマネジメントの話に終始しました。でもその分事業部長や、新規事業と言ってもなんだかんだマネジメントってすごい大事で、立案のスキルだけでなくマネジメントのスキルも非常に大事(キャリアという意味においても)なんかな~と思いました。

ベンチャーでどんどん新規事業立ち上げていくのも面白そうですが、ベンチャーの中でどんどん上に上がっていってバンバンマネジメントの経験をしていくのも面白そうです。また新たな視点が加わりました。



◆近接領域での手堅い新規ビジネス
上記でも述べた事業部長さんのお話になるのですが、新規事業の立ち上げで大事なこととか何ですか~など色々聞かせてもらいました。その中での話ですが、

「新規事業って言うとみんなジョブズとかザッカ―バーグみたいなもの考えてるけど、あんなのはギャンブルとか発明みたいなもので繰り返しできるようなものじゃない。新規事業ってそれだけじゃなくて、再現可能なスキルとして身につけていくことが出来る。もちろん会社としてやっている中では、
ギャンブルなんてしない。

そこで大事なのが、既存の事業の周辺領域で新たなビジネスを考えていくこと。それって地味だけど、非常に堅実で手堅い新規ビジネスのやり方。そもそもある事業を展開しているからその周辺の情報って入ってきやすいのもあるし、既存のリソースを上手く使える。

だから新規事業を考える際は、まずは既存事業の周辺領域で考える。適切なマーケットサイズがあるところを見つけ出して、その中で自分自身がユーザーになったつもりで、色んなサイトやサービスなど既存事業を見てみる。そこで不満に感じたところで新規事業をかんがえていく。

そうすると、非常に手堅く新規事業を立ち上げていける。企業としてはギャンブラーよりかは、そんな再現性あるビジネスを大事にしていきたい」

という感じでした。
なるほど、周辺領域というのはありですよね。
イメージとして新規事業立案って新しいアイディアみたいに考えてしまいがちですが、そういう方法もあると言うのを認識させてもらいました。





以上、

  1. 思考錯誤の経験
  2. 文系の成功パターンはいち早くマネジメント経験をすること
  3. 近接領域での手堅い新規ビジネス

いかがでしたでしょうか?
なかなか学ぶこと、再認識させてもらうこと多いですよね。


その他雑感について簡単に紹介。
◆ベンチャーが早い=構造的に早いだけ
ベンチャーはスピード感があるとか書かせてもらいましたが、その話をしたらまあ構造的に早いだけで特別なことではない。とあっさり一蹴。そもそも小組織のため、意思決定プロセスや権限がまだまだ一部に集中していて、そのため色んなものが分散されてる大企業よりも早いと言うだけ、であると。

ちょっと残念(笑)
でもうちは他に比べたら早いとは言ってましたけど、何かそこの文化や特殊な仕組みやマインドセットなどについて教えてもらえたら嬉しかったですね。


◆ドベンチャーより、中級ベンチャー
キャリアとしてベンチャーを考えるなら圧倒的に中級ベンチャーがよいと。プロ野球とか持っているようなメガベンチャーに行くとあそこはもうただの大企業。逆に社員一けたみたいなドベンチャーに行くと、いつつぶれるかわからないような状況でリスク高いし、しかもお金ないから何かするにも難しい。

その分中級ベンチャーはある程度の規模があり、キャッシュも持ってて、そう簡単には潰れないレベルにはなってる。だからキャリアとしてのベンチャーにはもってこいとの事です。社員もそこそこいるから上手くいけばマネジメントにも早い段階で携われる。何かやるにも資金もある。給料的にもある程度はちゃんともらえる。

ベンチャー特有のスピード感の中で、能力を磨けて、早くからマネジメントの経験もできて、そしてある程度の給料ももらえるということで、中級ベンチャーはおススメらしいです。


◆上手くいく事業は感覚ですぐわかる
上手くいく事業ってのは、感覚ですぐわかるそうです。
すごく感性的な問題ですが、そう思う瞬間や頭の中でくっつく感じがあるらしいのですね。

どういうことかというと、上手くいく事業には“予兆”的なものがあるらしくて、地震で言うとP波みたいな。今まで数百PV/日だったのがある日だけいきなり数万PV/日になる、みたいな。

そういう予兆やひずみを感じとったらそれを分析するんですね。
「そこになにがあるんやろう?」「何が受けたんだろう?」
って。
そしたらそこから、ハマるコンテンツ、ハマるビジネスの要件みたいな必勝の勝ちパターンみたいなものが見つけることが出来て、あとはそのやり方を量産、仕組化していくだけなんですよね。そしたらスケールできるんじゃないか、スケールしたらこれくらいの規模感になって、、、ってサァーって頭の中でつながっていくそうです。

でもその予兆も、事業をやってみないとわからないというのはあるそうですね。当たり前ですが。やっぱり何よりもまずやってみることって大事だよね、って思います。


◆マネジメントを上手く活かせるコツは、部下に勝ち馬に乗った思わせること
マネジメントのコツですが、要は部下に自分についてこさせることが出来るかどうか、ですよね。部下についてこさせる、能動的についてくるようにするには、その人についていったらどんなベネフィットがあるか、どんなインセンティブがあるかを見せることが大事との事です。

そのためには、自分が手っ取り早く何か一つ成功して、部下に見せること。
そして、この人についていけばきっと何かある。自分たちは勝ち馬に乗っているんだと思わせることが大事なんだととの事です。

なるほど、スタートアップイベントの開催など、最初の勢いの形成ってそういう面でも大事なんだなと思いました。



他にも書きたいことはたくさんありますが、今日のところはこんな感じ。
毎日忙しくだけしている就活ってかなりしんどいですが、こうやってちゃんと学びを血肉化していくと面白く感じられる部分もありますね。夏休み後半も色々インターンや選考などありますが、まずは楽しみながらやっていきたいと思います。
(今までコンサルコンサル言ってましたけど、ベンチャーも非常に楽しいですね。こういう気づきがあるのもいい経験になります。)


それでは~


Shunichiro

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