2015年1月15日木曜日

読書メモ:「これからの思考の教科書~論理・直観・統合―現場に必要な3つの考え方~」【2015-No.4】

こんにちは。
Shuncihiroです。

バイトで夜勤仕事をしているのですが、最近バイト先のスタッフ不足が深刻で、私も非常に駆り出されます。さすがに1週間で3夜勤はけっこうしんどいですw夜勤前後も学校行ったり、用事をこなしたりしているので、正味2日稼働して、一回家でまともに寝れるという感じでしょうか。体調と単位には気をつけて過ごしていきたいものです。


さて、今日の読書メモです。(といっても、本を読み終えたのは1週間ほど前で多少のタイムラグはありますが(笑))


「これからの思考の教科書~論理・直観・統合―現場に必要な3つの考え方~」
http://i.bookmeter.com/b/4828415904

超単純化してしまうと、
世の中で大事な思考法として、
①論理で直線的に解を導く、ロジカルシンキング
②既存の範囲以外にも広げたうえで解を導き出す、ラテラルシンキング
③①と②を足し合わせて解を導き出す、インテグレ―ティブシンキング
があるのとのことですね。

これらをう場面や状況によってうまく使い分け、使いこなしながら、問題を解決し、アイディアを出していくのが大事になるとのことです。インテグレ―ティブシンキングについては、いわゆる正―反―合で知られる弁証法な感じかなと。

個人的には、思考法に関する本はたくさん読んできているので、復習という感じが強かったです。入門な方には非常にわかりやすくまとまっているのではないかと思います。


以下、面白かったところをメモとして、
・ロジカルシンキングはヨーロッパで発達したが、その背景にはキリスト教の存在が大きく、逆にラテラルシンキングはアジアで発達し、その背景には母性社会的文化の存在が影響している
・説得力のあるロジックを構成するABCDEF
A:Analysis(分析)
B:Because(原因)
C:Comparison(比較)
D:Definition(定義)
E:Example(事例)
F:Fact(事実やデータ)
・野球型チームワークビジネスとサッカー型チームワークビジネス
前者は横並び意思決定のチームワーク、後者は動的コミュニケーションのチームワーク


最後のコラム的な感じで、中国三国時代に活躍した「曹操孟徳」の話が出るのですが、曹操は本書で紹介したインテグレーティブシンキングの傑出した人物であったと評価しています。曹操崇拝者wの私としては非常に興味がそそられました。その部分について、紹介します。

ロジカルシンキングの代表的事例として、淫祀邪教の徹底的取締りや自ら兵法の編纂にあたった話があり、ラテラルシンキングの事例として、官途の戦いののちの諸侯の密通書簡を焼き払った話や脱走兵卒への情、関羽への尊敬の念の話などが上がっています。また多くの詩を残したことも有名ですね。また自らの不完全性も認識しており、家臣の助言をよく聞いたとのことです。

非常に冷徹な志向性の持ち主であると同時に、激情も含めて非常に感性に優れた人物で会ったところにとても人間的魅力を感じます。

さて最後に、曹操が目指した世界についての詩が紹介されていたのでこちらでも紹介します。



実は私にとって、幼いころより、曹操の生き方は自分の中でのロールモデルであり、常に意識して過ごしてきたといっても過言ではないです。しかし、最近をそれを思い直し、生き方について迷う日々もありましたが、やはり曹操は私にとっての最高のロールモデルであり、またそういった生き方を目指していくことに間違いはない!と改めて思えるようになりました。

昨年私が体験した失敗は、今までの私の否定の結果ではなく、これからの私のあり方をさらにもっと前進させるための気づきであったと今なら強く思えます。


曹操のように、論理的でもあり、かつ共感性も持ち、社会に対するビジョンを描き、それを実現していける人間になりたいものです。


では、
Shunichiro




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