2013年4月17日水曜日

議論ではなく行動を、行動だけでもなく思考も

おはようございます。
Shunichiroです。

本日2記事目です。
新宿のスタバにてノマド気取りでPCカタカタやっています。


さて、つい先ほどのエントリーにてRoom to Readのジョンウッドさんの話をしました。
ブログついでに彼についての記事をいくつか見ていたところ、非常に興味深いインタビュー記事があったので、その紹介と合わせて、自分自身の考え方について紹介していきたいと思います。

「ルーム・トゥ・リード ジョン・ウッド会長~社会を変えるリーダーに必要なこと~」
http://www.globis.jp/967
という記事にて、ジョン・ウッド氏とグロービス経営大学院の中村氏との対談が掲載されています。
この記事の中でジョン・ウッドさんは社会を変えるためには?という質問に答えている箇所があるのですが、

中村:ここにいる聴衆のみなさんに、社会を変えていくためのメッセージはありませんか。

ウッド:みなさんが感じている以上に、世界を変えることは出来るんです。世界を変えたいと考えていても、議論に拘泥したり、頭の中であまりにも多くの障害を考え付いてしまい、意欲を無くし、身動きが取れなくなる人たちがほとんどです。私が先日、ハーバード大で講演した際に、一人の学生が私にこう質問しました。「指導教官に『私は世界を変えたい』と言ったときに、『それは無理だ』と言われた。そういう人たちにはどう対応すればいいのでしょうか」。

 私は「その指導教官に『Good bye!』と言うべきである」と答えました。指導教官自身に世界を変える能力がないから、そういうことを言うわけです。支援というのは、決して複雑なことではないんです。例えば「Beers for Books」やブックオフを通じて支援することができるし、あるいは私の著書を知人や友人に差し上げることも一つの方法なのです。とにかく行動を起こすことが重要です。とにかく行動です。我々のスタッフは非常に楽観的な行動主義者です。国連など様々な国際機関は議論ばっかり。「おしゃべりはもういいから、とにかくやろうぜ」ってことです。

この考え方が、過去に自分が感じた問題意識と同じなんです。
私は大学に入った当初はAIESEC(http://www.aiesec.jp/)という海外インターンシップを運営する団体に所属しました。この団体は歴史もあり、活動実績もあり、日本でも非常に認知度の高い団体で、内部のガバナンスも非常にしっかりしておりました。
その反面なのか、議論や会議の時間が非常に多く、特に選挙(自分の大学での活動の委員長を決めるために選挙を行っていました)の時期は、本当に毎週朝から夜まで議論や会議ばかりしていました。そしてその会議の中では往々にして、選挙に非常にパワーを割かれている中ちゃんと本業であるインターンシップの運営はできているのか?という質問(詰問?)が飛び交います。

私はそういった状況に辟易してしまいました。
そういう議論をするくらいなら、その時間をちゃんと本業の活動に使えばいいのに・・・と思ってしまったのです。(今、自分が団体運営をする身になってから振り返ると、確かにああいった議論も”ある程度”必要なプロセスだと思いますし、あの議論があるからこそAIESECはこれまでの歴史や実績を培ってきたのだと思います。)
まさに、ジョン・ウッドさんが国際機関に対して感じている「おしゃべりはもういいから、とにかくやろうぜ」ということとと全く一緒の感覚を私が大学1年の時に感じていました。

その感覚は今も一緒。
とにかく動いてみないと何も始まらないし、動かない限りは自分達の存在意義にも疑問が生まれてしまいます。

じゃあ、動くばかりで議論は全くしないのか?と言われればそれは違います。
私は、動くことと考えること/議論することは車の両輪だと思っていて、片方だけ前進させてもちゃんと前には進めません。もちろん第1歩目を走り出すためには、行動することが必要ですが、その行動に対して、戦略を練ったりフィードバックしたり他の外的影響を考えたり、していかない限り空回りになってしまうと思います。その結果、せっかく行動したにも関わらず、なにも生み出さなかったり悪影響を与えて終わってしまう可能性もあります。


何かを成すには、先ずは1歩を踏み出す、とにかく始めてみること。
そして、動きながらもちゃんと考えていくこと。
ジョン・ウッドさんの記事から、改めて自分の活動や行動について考えさせれました。



Shunichiro





憧れの人に会う

おはようございます!
Shunichiroです。

今日は所用のため東京に来ています。
(どんな用事なのか?は後述します。)
最近ノマドも流行っているし、東京にはさぞかしコンセントやwi-fiがあるカフェがたくさんあるかと思いきや、時間も早いためかなかなか見つからなかったです。
夜行バスで新宿についてから、30分ほどカフェを探してさまよい歩きました。
コンセントやネット環境を特に欲しする方は、自分の御用達しのカフェを特定しておいた方がいいかもしれませんね。


さてタイトルにも書きましたが、私が東京に来ている理由は「憧れの人に会う」ためです。
どんな人かというと、

マイクロソフトを辞めて1000万人の子供に学びの場を提供している男=John Wood(ジョン・ウッド)
Room to Read(ルームトゥリード)
という方です。

彼はマイクロソフトでキャリアを築き、中国でNo.2の地位になり、年収は5000万円ほどもらっていました。しかし、休暇で訪れたネパールで現地の小学校を訪問することになり、そこで彼の人生が変わりました。
なんと、その小学校の図書館にはたった数冊の本しか置いてなかったのです。

彼は途上国の現状と自分自身の生活のギャップに非常に問題意識を持つようになり、マイクロソフトを辞め、途上国の教育支援を行うNPO団体「Room to Read」を立ち上げました。そして、「子どもの教育から世界が変わる」をミッションに掲げ、今日までに444校の学校と5,000ヶ所の図書館を開設、4万冊の図書を寄贈しました。(参考元は http://greenz.jp/2008/01/22/johnwood_interview-2/

今日はそのジョンウッドが来日していて、東京で彼の講演会が開かれるということで、東京に来ています。



もちろん、彼の生き様や考え方、Room to Read(以下、RtRと略します)の活動に共感しているだけではなく、それ以上になぜ私がそんな彼に思い入れを持っているかというと・・・
私が現在やっているOUESTという学生団体の前に、 RtRの学生関西支部の立ち上げに参画しその団体の2代目の代表もやっていたからです。
(今はその学生団体は解散してしまったのですが・・・)

そして、その過程を通じてRtRのビジョンや活動発展の可能性、新しい国際協力の形を提唱したと感じているからです。

「子供の教育から世界が変わる」というビジョンの明快さだけでなく、寄付や活動の透明性の確保や組織運営上の効率化など、RtRの支援方法・活動方法にビジネス的な観点を取り入れていてNPOの格付け機関などからも非常に高い評価を受けていました。

また、Beer for Booksというビール1杯につき本1冊分の寄付になるイベントを行っていました。このBeer for Booksというイベントが特に面白いなと感じています。というのも、今までの国際協力や寄付ってどうしても特別な意識や働きかけを伴いましたが、このイベントでは寄付に対して特別に一歩踏み出す必要はなく、日常楽しんでいるビールで寄付につながるという新しい形を提唱していました。

お金を寄付することに対して、日本人の私たちにとっては特に気恥ずかしさや高尚なイメージを持ってしまいがちで、寄付をお願いされるとなぜか敬遠してしまいますよね。でもこのイベントでは、そういった気遣いなどをする必要がなく、自分がいつも楽しんでいるままにビールを飲んだり、他のお客さんとおしゃべりしたりするだけで寄付につながるのです。

そういった無理強いしない寄付のあり方、人々の自然な欲求・自然な考えに沿った新しい寄付、国際協力のやり方に可能性を感じました。そして、Beer for Booksに表れているような自然の欲求に沿った国際協力のあり方は、私の考え方にも大きな変化を与えていて、今の学生団体OUESTにも引き継がれていますし、私自身の将来のビジョンを考えたうえでも、その精神を大事にしていこうと思っています。




長くなってしまいましたが、そういうわけで今日の東京出張、講演会は非常に楽しみにしております。充実した一日になりそうです。
講演会の感想については、また記事にしたいと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。

Shunichiro



2013年4月12日金曜日

21世紀型、小さなチームから大きな変革を

こんばんは。
Shunichiroです。


最近、経営やイノベーション関連の本を読みあさっています。
その中で面白いことに気付き始めました。

以前のエントリー「イノベーションジレンマBoPビジネス」にて、イノベーションのジレンマを避けるための行動

  • 今までの成功理論が及ばないような破壊的技術を「小さな」組織を新たに組織すること。
  • 市場・使用方法は予測不可能なものとして投資し、新たな市場を発掘すること。
  • 「学習のための投資」つまりは上に上げたように使用方法は未知数なので、実際に投入してどのように使われるかを知ることで、本当に必要な投資をする(全力投球で投資しない)こと。
BoPビジネスを新たに始めていく際にも有効なアプローチ方法としてよく紹介されているということを記事にしました。

実は、この「小さな」組織を作り、小さな実験を繰り返し、小さな成果を上げ、大きく拡大していくというアプローチは、経営スタイルそのものにも取り入れるとこができ、組織自体の変革にもつなげていくことができるそうです。
「経営の未来」と言うこちらの本では、いくつかの事例とともに、経営管理そのものの変革を起こす、経営管理の方法への新たなアプローチを提唱しています。

すごいざっくりとした説明になってしまうのですが、この本の中で挙げられているのはいわゆるトップダウンの官僚制度的、階級制度的経営管理スタイルではなく、もっとフラットな関係のチーム同士の競争を促すような経営スタイルもありなんじゃないか?と述べられています。



ここで先ほどのイノベーションのジレンマの話やBoP市場に乗り込む際のアプローチ方法を考えると、経営の未来でも触れられている内容って非常に似てるんじゃないかと思います。

・官僚的な組織ではなく、小さなチームを組織する
・小さく始める
・それぞれをチャレンジさせる
つまりそれぞれ全く別々の観点から考えれた経営上の挑戦、ビジネス上の挑戦ですが、そのソリューションとして提案されているのは、ほとんど同じものになっているのです。ちょっと驚くべきことではありませんか?


イノベーションのジレンマを防ぎ、継続的に成長していくための方策
BoPや新興国に進出していく際の方策
組織そのものの生産性をあげるための新たな経営管理の方策
がどれも似通っているのです。

今までは官僚的で階級制度的な大きなチームで、一気に経営資源を投入して、事業を行うやり方が主流だったと思います。しかし、先進国市場が飽和し始め、新興国市場が成長し、さらには従業員を含む個々人の姿勢も変化し、グローバルな世界の中での変化も大きくなってきたこの時代では、もしかしたら、この

・官僚的な組織ではなく、小さなチームを組織する
・小さく始める
・それぞれをチャレンジさせる
というアプローチが主流になっていくのかもしれませんね。

今日はそんな新しい経営方法、イノベーション方法に可能性を感じました。




こういったことを書いていて、非常に小さな組織でも大きな成果を上げることは可能だ、とある企業の事例を紹介している本があるので、合わせて紹介しておきます。
「小さなチーム、大きな仕事」







最後まで読んでいただきありがとうございました。

Shunichiro


2013年4月11日木曜日

自分のキャリアとOUEST

こんばんは。
Shunichiroです。

今日はOUESTネタになってしまいますが、こういう日も時にはいいよね。
大学生におけるこの時期の風物詩、新入生のリクルート合戦が始まりました。
今日が初の勉強会だったのですが、何と30人近い新入生が来てくれて本当にびっくりやら、戸惑いやら、嬉しいやら・・・でしたね。
メインで運営してる3年生のみんなも少しあわててしまいました。
多くの人にOUESTのことを知ってもらい、活動に参加してもらいたいですね。


そこで今日は「自分のキャリアとOUEST」について記事にしたいと思います。
自分にはよく

「OUESTは自分のキャリアにとってどんな意味なんですか?」
とか
「どんなキャリアを描いて、OUESTを立ち上げたんですか?」

とか聞かれます。

でもそんなこと聞かれても、正直言ってしまうと”そのどちらでもない”んです。

キャリアを考える上で聞く話しが
・部分最適化の繰り返し
・全体最適
の2パターンなんですよ。
つまり、ある程度ぼんやりキャリアを描いたうえでその場その場で自分がやりたいと思ったことをやっていくパターンと、しっかりと道筋を描いた上でその線の通りに動いていくパターンの2通り。

この2パターンでいくと、僕は明らかに前者なんですね。
大学入った当初、あまり明確なビジョンはなかったからとりあえず面白いことやってみた。そしてその中で色んな問題点が見つかって、その組織をやめて、自分探しの旅に出た。テニサーとかもやったし、ホストみたいなこともやったし、ギャンブルにはまってみたり・・・そしたら、また新しい気づきやきっかけがあって、学生団体の世界に戻った。そして、その中でもまた疑問や問題意識を感じて、そこを突き詰めていったらたまたまOUESTの原型になっていった。
って言う感じなんです。

だから

「OUESTは自分のキャリアにとってどんな意味なんですか?」
「どんなキャリアを描いて、OUESTを立ち上げたんですか?」

とか聞かれても答えられない。

自分自身の問題意識を追求していった帰結として、今があるから。
先のことまで考えて、意味付けして始めた活動じゃないから。


でも現在、こうやって一つのことを突き詰めてきたから、また次の向かう先が見えてきてる。
さっき言ったような”部分最適化の繰り返し”なんだ。
そうやって先が見えてきたときに、後ろを振り返って、今のOUESTの意味付けは?ってのは語ることができる。
(今日はそれがメインじゃないから、また今度。)




要は、自分にとってのOUESTって
今までの点と点を紡いでできた線
なんだ。
かの有名なスティーブ・ジョブズのプレゼンじゃないけど(笑)


じゃあここから先、自分はこのOUESTってところを踏み台にしてどこに向かっていくのか?
多分、今までと変わらない。
もちろん今まで以上にクリアーに将来のキャリアデザインは見えてきている。
でもそこでそのキャリアに完全に沿った形で、つまり全体最適で動いていくんじゃなくて、結局その大きな線の中で自分自身の問題意識や面白いこと、自分がやりたいことをやっていくんだと思います。

その大きな線については、また機会があれば記事にしたいな、と思います。



今日はなんとなくOUEST的な記事の日でした(^^ゞ

最後まで読んでいただきありがとうございます!(^^)!


Shun

2013年4月9日火曜日

ハードの発達とソフトの発達のギャップ

こんばんは。
Shunichiroです。

前回エントリでイノベーションのジレンマについて書きました。
イノベーションのジレンマが起こるのは潜在市場に目を向けれていないというだけでなく、製品の技術が市場の要求水準を抜いてしまう=市場が煮詰まってしまう、という問題もあるようです。
技術競争に目を奪われてしまうのですね。
ガラパゴスとか言われてしまっている日本では耳が痛い話です。


今日はそこからもう一歩踏み込んで、技術の発達スピードと需要のスピードのずれについて考えてみたいと思います。

現在世界ではすごいスピードで技術が発達し、普及されようとしていますが、一部のそういった技術は倫理問題やあるいは運用に問題を起こしています。先進国では原発問題や人工授精の話やクローンの話がよく話題に上がりますね。
でも、こういう話って最先端技術が与える先進国への影響だけではないんです。


途上国でも色々な形で技術が入ってきています。
ODAという形で道路がつくられたり、技術移転という形で栽培技術が伝えられたり・・・
でも途上国に行ったことがある人はよく見る風景かもしれませんが、インドやバングラデシュではいつもひどい大渋滞が起きてしまっています。


インフラ=つまりハードは発達しているのに・・・なぜ?
もちろん人口が多いのも一つの原因だと思いますが、もうひとつ与えられたインフラを扱う運用能力、つまりソフト部分の発達が遅れているのではないか?と思うのです。
上の写真を見てもらえば分かるように、車線はあってないようなものだしリキシャや車や人が入り乱れています。非常に危険だし、それらを避けて運転しようと思うとスピードも落とさざるを得ないし、スムーズな交通の流れもできないですよね。

ハードの発達に対して、ソフトの発達が遅れてしまっているのです。
そしてそのギャップによって、何らかの問題が生じる様になっているのです。

このようなギャップ問題は至るところに見受けられます。
一例にあげた原発問題やクローンの話なども同じギャップ問題が生じているのでは?と思います。


現在技術の進歩の速さは目をみはるばかりです。たった1年前の技術であえ、時代遅れのものになっていきます。しかし、その技術に対する、それを扱う人間の倫理観や道徳観をも含んだ運用能力をも向上させていかないと、技術というハードと人間の運用能力というソフトのズレによるギャップ問題がますます大きくなってしまうのではないかと危惧しております。

やみくもな技術開発だけでなく、それを扱う私たち自身も発達していく必要がありますね。




最後まで読んでいただきありがとうございました

Shunichiro

イノベーションのジレンマとBoPビジネス

こんにちは。
Shunichiroです。

新学期が始まりましたね。
読者のみなさんも自分の目標を持って、新しい生活を始めているところだと思います。



私は今年度の目標の一つに読書習慣の強化として「20冊の本を読む」ことを挙げています。
そこで4月は年度の始めということもあり、今までの活動を振り返る意味も込めて、BoP関連や経営関連の本を読んでいます。今日はその中で少し気づいたこと、考えてことがあるのでみなさんに紹介できたらな~と思います。

「イノベーションのジレンマ」という言葉を知っていますか?
イノベーションのジレンマ(The Innovator's Dilemma)とは、優れた特色を持つ商品を売る巨大企業が、その特色を改良する事のみに目を奪われ、顧客の別の需要に目が届かず、その商品より劣るが新たな特色を持つ商品を売り出し始めた新興企業の前に力を失う理由を説明した企業経営の理論。大きな企業においては、規模の大きい既存事業の前に現れる新興の事業や技術は小さく、魅力なく映るだけでなく、既存の事業をカニバリズムによって破壊する危険があるため、参入が遅れる。(By wikipedia)




とありますが、要は大企業であるがゆえにリスクをとって潜在市場に目を向けることが難しくなってしまい、その結果、潜在市場を開拓した新規参入企業にシェアを奪われてしまう、ということだと私は理解しています。

このイノベーションのジレンマを防ぐ方法として、
  • 今までの成功理論が及ばないような破壊的技術を「小さな」組織を新たに組織すること。
  • 市場・使用方法は予測不可能なものとして投資し、新たな市場を発掘すること。
  • 「学習のための投資」つまりは上に上げたように使用方法は未知数なので、実際に投入してどのように使われるかを知ることで、本当に必要な投資をする(全力投球で投資しない)こと。
ということが挙げられていて、一つの組織=大企業だけでは先ほど述べたように潜在市場に目を向けることができないので、それができるような新たな組織=別働隊を作り、潜在市場を開拓できるようにすることが大事だと言われています。

では、ここから本題(笑)
実はこのイノベーションのジレンマを防ぐ方法で挙げられていることって、ある企業がBoP市場に参入しようとするときのアプローチ方法で提案されているものとほとんど同じなんですよ。
一つの企業の中で、独立した小さな組織を作ってBoP専門部隊にする。とか、小さく始めてニーズを拾う。とか。

そこに気づくと、BoPビジネスの見方って変わってきて、ただ単に新興国の市場機会に進出しましょう!まだ拾われていないニーズがありますよ~。っていう世間で言われているようなBoPビジネスの意味だけじゃなくて、それ以上にある企業がイノベーションのジレンマを積極的、戦略的に防ぐという意味でもとらえれるな、って思うんです。さらにそこにリバースイノベーションという概念(新興国で流行った技術や製品などが、先進国に逆輸入されて脚光を浴びる)とかも持ちこむと、BoPビジネスに投資する意味ってのはもっと広がってくるんですね。
つまりBoPビジネスに投資することで
「潜在市場を開拓し、自らイノベーションのジレンマを防ぎ、さらには自らによって開拓された新たな市場でのシェアを守るとともに、新たな潜在市場への投資を始める」
という循環を生むことができる可能性も見えてくるんですね。


私自身経済学者でもなんでもない一学生の意見にすぎませんが、こういう見方をするとさらにBoPの奥深さ、面白さが広がってきますね。自分自身もっとBoPや経営について学び、考えを深めていきたいです。



Shunichiro





2013年4月6日土曜日

ちぇかふぇで気づいた自分の源泉

こんにちは。
Shunichiroです。

今日はすごい雨ですね。
毎年この時期は時間をつくって万博公園に桜を見に行くのが習慣だったので、きっと桜も散ってしまっただろうと考えると少し寂しいです。



つい先日まで、京都で開催していた国際協力カフェ「ちぇかふぇ」が終了しました。
関西の国際協力に携わる学生が集まり、それぞれの国際協力について語ったり、来場した皆様とディスカッションしたりと非常に濃い3日間でした。
中には、3日とも来てくれるような強者もいてくれて、本当に嬉しい限りです。
企画代表をしてくいれたちあきちゃんには本当に感謝でいっぱいです。





こうやって3日間ちぇかふぇに携わり、色んな人に参加してもらい、色んな人と語り、色んな人とつながりができて、自分自身本当にうれしかったんですね。もちろん友達が増えたことや、企画をやり遂げたこと、参加者の皆さんに楽しんでもらえたこともその要因ですが、それだけではない充足感を感じていたんですね。
それって何が要因なのかな~とここ数日ぼんやりと考えていました。

昔を振り返ってみたり、今の活動を振り返ったり色々考えてみて、それでなんとなく気づいたのが、自分って「人のポジティブな変化を見る」ことや「人のポジティブな変化が起こる場に一緒にいる」、そういうところにすごい価値ややりがい、生きがいを感じているようなんですね。

ちぇかふぇでは、特に色んな人の考えや活動を聞いたりディスカッションしたりというコンテンツが多かったんですね。そのおかげもあり参加者のみなさんの中に「自分も何かやってみよう!」とか「自分の活動ってもっと考えられるんじゃないか?」とか「国際協力って何が正しいんだろう?」みたいな色々な変化が起きたと思うんですね。

そうやってみんなの中に色んな決意やモヤモヤや想いや考えが生まれている、その状態が僕にはすごい嬉しいんです。自分や自分達と関わったことによって、その人の心の中に”何か”新しい感覚が芽生えている、あの感じがすごい嬉しいんです。その人の中に芽生えた決意やモヤモヤや何か新しい感覚が芽生えている、そういった何らかのポジティブな変化、それこそが自分の源泉で、日々活動をしていることの喜びなんだな、って気づきました。

ちぇかふぇのおかげで、自分自身どんなところに価値を感じ、何をやりがいにして、何を求めて行動してるのか?を改めて考えさせられました。


人のポジティブな変化を見る/引き起こす

自分の中でまだまだもっと深く考えて、もっとちゃんと言語化していく必要はあるけども、自分自身の価値観がまた1歩前進しました。


ちぇかふぇにご参加のみなさん、本当にありがとうございました。
ちあきちゃんを始め、一緒に企画したスタッフのみなさんも本当にありがとうございました。
ちぇかふぇで生まれた新たな縁を、今後も大事にしていきたいです!



最後まで読んでいただきありがとうございました。

Shunichiro

2013年4月2日火曜日

ちぇかふぇ一日目

こんばんは。
Shunichiroです。

今日は4月1日。
今日から大学生になる人や新しく社会人になる人、学年が上がる人色んな方がいると思いますが、この節目というものを大事にして、心機一転この一年も充実なものにしていってほしいと思います。


今日は以前より仲間と企画していた「ちぇかふぇ」というイベントの初日でした。
「ちぇかふぇ」というのは
あなたの「国際協力」を語る場
ということで、京都の丸太町にあるカフェにて、国際協力に関心のある学生が集まり、来場してくれた皆様にTFT(Table for Two)の料理や各団体の活動紹介、ディスカッションなどを行います。今日はその初日でした。

正直、お客さんの入りがどうなるかと不安な気持ちもありましたが、ふたを開けてみると、本当に会場がいっぱいになってしまうくらいのお客さんが訪れてくれて楽しんでもらえました。国際協力に興味がある学生さんも、すでに国際協力やボランティア活動を行っている学生さんも、面白そうだから来てみたという学生さんも・・・
本当に嬉しい限りですね。

いくつか写真を紹介します。
(写真公開されたくないという方がいたらごめんなさい><ご容赦ください。)
・Table for Twoさんのトークセッションの様子

・私も「国際協力の光と闇」と題したトークセッションをやらせてもらいました!

・最後の集合写真です




こんな感じで皆様にとても楽しんでもらえたようで、運営側として非常に嬉しいです。
国際協力に関しての色んな団体の情報を提供できただけでなく、実際にTFTメニューを食べてもらえたり、フェアトレード商品を紹介させてもらえたり、国際協力について考えさせられるような内容もありました。
この「ちぇかふぇ」が、何か一歩を踏み出すきっかけになってくれれば、と思います。


明日も明後日も「ちぇかふぇ」行っていますので、ご都合よろしい方ぜひお越しいただけたらと思います。

では、明日も頑張ります!(^^)!


*** 告知文 ***

国際協力カフェ『ちぇかふぇ』

日時:   2013年4月1日(月)~3日(水)9:30~16:00
場所:   アンテナカフェ(http://www.antennacafe.com/)
       京都市上京区新町通丸太町上る春帯町349-1
アクセス: 地下鉄 丸太町駅 徒歩5分
       京都市バス 府庁前駅 系統10、93、202、204 徒歩すぐ

*****

スタバで、ドトールで、ベローチェで、
おしゃれなカフェで過ごす時間を
アンテナカフェで、世界のこと、これからのことを話しませんか?

あなたの「国際協力」を語る場を、一緒に作りませんか?

・他の団体の事が知りたい
・国際協力協力団体に入りたいけど、自分に合う団体が分からない
・フェアトレードやTable For Towメニューが知りたい!食べたい!!
・「国際協力」について話せる仲間がほしい。     などなど
そんな人が気軽に集まれる場を、作っていきたいと思います(*^_^*)


詳しくは・・
国際協力カフェ『ちぇかふぇ』Blog:
http://ckncafe.blog.fc2.com/
Facebokイベントページ:
http://www.facebook.com/events/267786443351748/
Twitter:@ckn_cafe


質問・お問い合わせはこちらから
we.change.kansa1@gmail.com