2013年4月17日水曜日

憧れの人に会う

おはようございます!
Shunichiroです。

今日は所用のため東京に来ています。
(どんな用事なのか?は後述します。)
最近ノマドも流行っているし、東京にはさぞかしコンセントやwi-fiがあるカフェがたくさんあるかと思いきや、時間も早いためかなかなか見つからなかったです。
夜行バスで新宿についてから、30分ほどカフェを探してさまよい歩きました。
コンセントやネット環境を特に欲しする方は、自分の御用達しのカフェを特定しておいた方がいいかもしれませんね。


さてタイトルにも書きましたが、私が東京に来ている理由は「憧れの人に会う」ためです。
どんな人かというと、

マイクロソフトを辞めて1000万人の子供に学びの場を提供している男=John Wood(ジョン・ウッド)
Room to Read(ルームトゥリード)
という方です。

彼はマイクロソフトでキャリアを築き、中国でNo.2の地位になり、年収は5000万円ほどもらっていました。しかし、休暇で訪れたネパールで現地の小学校を訪問することになり、そこで彼の人生が変わりました。
なんと、その小学校の図書館にはたった数冊の本しか置いてなかったのです。

彼は途上国の現状と自分自身の生活のギャップに非常に問題意識を持つようになり、マイクロソフトを辞め、途上国の教育支援を行うNPO団体「Room to Read」を立ち上げました。そして、「子どもの教育から世界が変わる」をミッションに掲げ、今日までに444校の学校と5,000ヶ所の図書館を開設、4万冊の図書を寄贈しました。(参考元は http://greenz.jp/2008/01/22/johnwood_interview-2/

今日はそのジョンウッドが来日していて、東京で彼の講演会が開かれるということで、東京に来ています。



もちろん、彼の生き様や考え方、Room to Read(以下、RtRと略します)の活動に共感しているだけではなく、それ以上になぜ私がそんな彼に思い入れを持っているかというと・・・
私が現在やっているOUESTという学生団体の前に、 RtRの学生関西支部の立ち上げに参画しその団体の2代目の代表もやっていたからです。
(今はその学生団体は解散してしまったのですが・・・)

そして、その過程を通じてRtRのビジョンや活動発展の可能性、新しい国際協力の形を提唱したと感じているからです。

「子供の教育から世界が変わる」というビジョンの明快さだけでなく、寄付や活動の透明性の確保や組織運営上の効率化など、RtRの支援方法・活動方法にビジネス的な観点を取り入れていてNPOの格付け機関などからも非常に高い評価を受けていました。

また、Beer for Booksというビール1杯につき本1冊分の寄付になるイベントを行っていました。このBeer for Booksというイベントが特に面白いなと感じています。というのも、今までの国際協力や寄付ってどうしても特別な意識や働きかけを伴いましたが、このイベントでは寄付に対して特別に一歩踏み出す必要はなく、日常楽しんでいるビールで寄付につながるという新しい形を提唱していました。

お金を寄付することに対して、日本人の私たちにとっては特に気恥ずかしさや高尚なイメージを持ってしまいがちで、寄付をお願いされるとなぜか敬遠してしまいますよね。でもこのイベントでは、そういった気遣いなどをする必要がなく、自分がいつも楽しんでいるままにビールを飲んだり、他のお客さんとおしゃべりしたりするだけで寄付につながるのです。

そういった無理強いしない寄付のあり方、人々の自然な欲求・自然な考えに沿った新しい寄付、国際協力のやり方に可能性を感じました。そして、Beer for Booksに表れているような自然の欲求に沿った国際協力のあり方は、私の考え方にも大きな変化を与えていて、今の学生団体OUESTにも引き継がれていますし、私自身の将来のビジョンを考えたうえでも、その精神を大事にしていこうと思っています。




長くなってしまいましたが、そういうわけで今日の東京出張、講演会は非常に楽しみにしております。充実した一日になりそうです。
講演会の感想については、また記事にしたいと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。

Shunichiro



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