2013年4月17日水曜日

議論ではなく行動を、行動だけでもなく思考も

おはようございます。
Shunichiroです。

本日2記事目です。
新宿のスタバにてノマド気取りでPCカタカタやっています。


さて、つい先ほどのエントリーにてRoom to Readのジョンウッドさんの話をしました。
ブログついでに彼についての記事をいくつか見ていたところ、非常に興味深いインタビュー記事があったので、その紹介と合わせて、自分自身の考え方について紹介していきたいと思います。

「ルーム・トゥ・リード ジョン・ウッド会長~社会を変えるリーダーに必要なこと~」
http://www.globis.jp/967
という記事にて、ジョン・ウッド氏とグロービス経営大学院の中村氏との対談が掲載されています。
この記事の中でジョン・ウッドさんは社会を変えるためには?という質問に答えている箇所があるのですが、

中村:ここにいる聴衆のみなさんに、社会を変えていくためのメッセージはありませんか。

ウッド:みなさんが感じている以上に、世界を変えることは出来るんです。世界を変えたいと考えていても、議論に拘泥したり、頭の中であまりにも多くの障害を考え付いてしまい、意欲を無くし、身動きが取れなくなる人たちがほとんどです。私が先日、ハーバード大で講演した際に、一人の学生が私にこう質問しました。「指導教官に『私は世界を変えたい』と言ったときに、『それは無理だ』と言われた。そういう人たちにはどう対応すればいいのでしょうか」。

 私は「その指導教官に『Good bye!』と言うべきである」と答えました。指導教官自身に世界を変える能力がないから、そういうことを言うわけです。支援というのは、決して複雑なことではないんです。例えば「Beers for Books」やブックオフを通じて支援することができるし、あるいは私の著書を知人や友人に差し上げることも一つの方法なのです。とにかく行動を起こすことが重要です。とにかく行動です。我々のスタッフは非常に楽観的な行動主義者です。国連など様々な国際機関は議論ばっかり。「おしゃべりはもういいから、とにかくやろうぜ」ってことです。

この考え方が、過去に自分が感じた問題意識と同じなんです。
私は大学に入った当初はAIESEC(http://www.aiesec.jp/)という海外インターンシップを運営する団体に所属しました。この団体は歴史もあり、活動実績もあり、日本でも非常に認知度の高い団体で、内部のガバナンスも非常にしっかりしておりました。
その反面なのか、議論や会議の時間が非常に多く、特に選挙(自分の大学での活動の委員長を決めるために選挙を行っていました)の時期は、本当に毎週朝から夜まで議論や会議ばかりしていました。そしてその会議の中では往々にして、選挙に非常にパワーを割かれている中ちゃんと本業であるインターンシップの運営はできているのか?という質問(詰問?)が飛び交います。

私はそういった状況に辟易してしまいました。
そういう議論をするくらいなら、その時間をちゃんと本業の活動に使えばいいのに・・・と思ってしまったのです。(今、自分が団体運営をする身になってから振り返ると、確かにああいった議論も”ある程度”必要なプロセスだと思いますし、あの議論があるからこそAIESECはこれまでの歴史や実績を培ってきたのだと思います。)
まさに、ジョン・ウッドさんが国際機関に対して感じている「おしゃべりはもういいから、とにかくやろうぜ」ということとと全く一緒の感覚を私が大学1年の時に感じていました。

その感覚は今も一緒。
とにかく動いてみないと何も始まらないし、動かない限りは自分達の存在意義にも疑問が生まれてしまいます。

じゃあ、動くばかりで議論は全くしないのか?と言われればそれは違います。
私は、動くことと考えること/議論することは車の両輪だと思っていて、片方だけ前進させてもちゃんと前には進めません。もちろん第1歩目を走り出すためには、行動することが必要ですが、その行動に対して、戦略を練ったりフィードバックしたり他の外的影響を考えたり、していかない限り空回りになってしまうと思います。その結果、せっかく行動したにも関わらず、なにも生み出さなかったり悪影響を与えて終わってしまう可能性もあります。


何かを成すには、先ずは1歩を踏み出す、とにかく始めてみること。
そして、動きながらもちゃんと考えていくこと。
ジョン・ウッドさんの記事から、改めて自分の活動や行動について考えさせれました。



Shunichiro





0 件のコメント:

コメントを投稿