こんにちは。
Shunichiroです。
Shunichiroです。
新学期が始まりましたね。
読者のみなさんも自分の目標を持って、新しい生活を始めているところだと思います。
読者のみなさんも自分の目標を持って、新しい生活を始めているところだと思います。
私は今年度の目標の一つに読書習慣の強化として「20冊の本を読む」ことを挙げています。
そこで4月は年度の始めということもあり、今までの活動を振り返る意味も込めて、BoP関連や経営関連の本を読んでいます。今日はその中で少し気づいたこと、考えてことがあるのでみなさんに紹介できたらな~と思います。
「イノベーションのジレンマ」という言葉を知っていますか?
>イノベーションのジレンマ(The Innovator's Dilemma)とは、優れた特色を持つ商品を売る巨大企業が、その特色を改良する事のみに目を奪われ、顧客の別の需要に目が届かず、その商品より劣るが新たな特色を持つ商品を売り出し始めた新興企業の前に力を失う理由を説明した企業経営の理論。大きな企業においては、規模の大きい既存事業の前に現れる新興の事業や技術は小さく、魅力なく映るだけでなく、既存の事業をカニバリズムによって破壊する危険があるため、参入が遅れる。(By wikipedia)
とありますが、要は大企業であるがゆえにリスクをとって潜在市場に目を向けることが難しくなってしまい、その結果、潜在市場を開拓した新規参入企業にシェアを奪われてしまう、ということだと私は理解しています。
このイノベーションのジレンマを防ぐ方法として、
- 今までの成功理論が及ばないような破壊的技術を「小さな」組織を新たに組織すること。
- 市場・使用方法は予測不可能なものとして投資し、新たな市場を発掘すること。
- 「学習のための投資」つまりは上に上げたように使用方法は未知数なので、実際に投入してどのように使われるかを知ることで、本当に必要な投資をする(全力投球で投資しない)こと。
ということが挙げられていて、一つの組織=大企業だけでは先ほど述べたように潜在市場に目を向けることができないので、それができるような新たな組織=別働隊を作り、潜在市場を開拓できるようにすることが大事だと言われています。
では、ここから本題(笑)
実はこのイノベーションのジレンマを防ぐ方法で挙げられていることって、ある企業がBoP市場に参入しようとするときのアプローチ方法で提案されているものとほとんど同じなんですよ。
一つの企業の中で、独立した小さな組織を作ってBoP専門部隊にする。とか、小さく始めてニーズを拾う。とか。
そこに気づくと、BoPビジネスの見方って変わってきて、ただ単に新興国の市場機会に進出しましょう!まだ拾われていないニーズがありますよ~。っていう世間で言われているようなBoPビジネスの意味だけじゃなくて、それ以上にある企業がイノベーションのジレンマを積極的、戦略的に防ぐという意味でもとらえれるな、って思うんです。さらにそこにリバースイノベーションという概念(新興国で流行った技術や製品などが、先進国に逆輸入されて脚光を浴びる)とかも持ちこむと、BoPビジネスに投資する意味ってのはもっと広がってくるんですね。
つまりBoPビジネスに投資することで
「潜在市場を開拓し、自らイノベーションのジレンマを防ぎ、さらには自らによって開拓された新たな市場でのシェアを守るとともに、新たな潜在市場への投資を始める」
という循環を生むことができる可能性も見えてくるんですね。
私自身経済学者でもなんでもない一学生の意見にすぎませんが、こういう見方をするとさらにBoPの奥深さ、面白さが広がってきますね。自分自身もっとBoPや経営について学び、考えを深めていきたいです。
Shunichiro
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