こんにちは。
Shunichiroです。
さて、連続の記事ではありますが、さきほど書き忘れていたことを書きます。
現在社会人の方と、BoPビジネスやマイクロファイナンスなどの途上国界隈に関連する勉強会を開催していく企画をしています。第一回は4/27@天満橋にて、マイクロファイナンスの現在と展望について話し合う勉強会を企画しています。お時間ある方ぜひご参加いただけたら幸いに思います。
それといつもは学生と一緒に動いているのですが、社会人の方と一緒に仕事をしていると、また学ぶことや話す内容なども変わってきますね。どちらも違いがあって非常にエキサイティングです(笑)
さて、ちぇかふぇにて考えたことなどを発信してきたのですが、第4回目になるこちらの記事でとりあえずちぇかふぇについては最後にしたいと思います。
②にて「国際協力というワードにおける社会参加性の低さ」、③にて「善意や意識の高さに依存しない、システムという方向性」について考えてきました。その中で私自身が感じるのが、国際「協力という業界の進歩の遅さです。理論や概念における発展の遅さもあるのですが、実際の取り組みにおける発展性やフィードバック性に関しても非常に遅いのではないかと思っています。
何よりも一番最初にこの問題意識を感じたのは、2月のワンワールドフェスティバルにて開発コンサルタントのブースで「40代でもまだ若手」というお話を聞いた時でした。開発コンサルタント業界内でも大事にされている考え方やスキルセットなどがあるのは分かりますが、新卒20代前半から始めても20年でもまだ若手という世界はいかがなものでしょうか?
今やこの世界は5年10年どころか、1年3年といったレベルでどんどん変化しています。20年前には存在しなかった携帯電話やICTが途上国でもどんどん普及しています。携帯電話を用いた金融なども生じており、途上国における発展のスピードやその在り方は私たちの考えをはるかに超えるものだと思います。20年前のいったい誰が、途上国に置いて電話線よりも先に携帯電話が普及するなんて考えたでしょうか?
それだけ劇的に変化していく世界において、国際協力・国際開発という業界がいかに変化に乏しいものなのか考えさせられます。もちろん主要なアクターやインセンティブの違いはあると思いますが、開発に携わる人(研究者も実践者も含め)にとっては、もっともっと新しい概念や考え方を導入しながら挑戦的に野心的に新しい取り組みを進めていくべきではないか?と思っています。
最近はやりのデザインという観点でもいいし、あるいはリーン思考をとりいれたプロセス型のプロジェクトでもいい、またはビジネスモデルキャンパスを開発案件にも取り入れてみるといったものでもいい、フリーミアムやシェア・3Dプリンターを持ち込んでもいい、アートの観点をとりいれてもいい、、
、
あらゆる概念を総動員しながら、新しい開発のモデルが模索されるべきだと思っています。その中から、ちぇかふぇを終えて③記事で述べたような、善意や意識に頼らないシステムとしての国際協力/国際開発の在り方が生まれる可能性もあると思うし、あるいは現在の私が思い描けていないような全く新しいモデルが考案されるかもしれません。
そういう在り方を目指していけたらな、と思います。
Shunichiro
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