2014年4月12日土曜日

SNSコミュニケーションに見る情報蓄積・ノウハウ蓄積への懸念【2014-No.25】

こんにちは。
Shunichiroです。

最近日中は汗ばむほど暖かいのに、夜は寒いくらいに冷え込んで安定しない日々です。服装や体調管理が大変ですね。


さて、最近団体での仕事のやり取りなどもSNS(LINE)を中心に行うことが増えてきました。SNSの手軽さは非常によく、またそのためメンバーからもそれを推奨されて使っているのですが、個人的には非常に使いづらいんですよね~。

というのも、まあ、そもそもメーリス世代ということでメーリスのプロトコルから脱却できていないのはあります(ジェネレーションギャップですかね?笑)。しかし、それ以上に、あのあまりにも早くタイムラインが流れ去る感じが非常に嫌なのですよ。今何の議題なのか?やなにが論点になっているのか?などどんどん流れて行ってしまい、固定性がないんですよね。非常に流動的。少し前の議論を見ようと思ったときは、延々とタイムラインをさかのぼらないといけない、、、


SNSは本来はただのコミュニケーションツールにしか過ぎなくて、ビジネスなどに向いたツールではないと思うんですよね。流れ去るタイムラインの中では、情報の蓄積やノウハウの蓄積もされず、当事者たちの記憶頼みになる。途中から入ってきた人はそれ以前のタイムラインを見れないから0スタートになる。

友人同士のコミュニケーションならそれでもいいのですが、こと仕事関係においてSNSを用いるのは問題があるように感じています。なにかいい方法はないものでしょうか?


また、仕事におけるSNSの立ち位置と情報共有とは別に、昨今の人々の中にある即時性というか現在性というのをなんとなく考えています。

先ほどのSNSの例にもあったように、まさに今この瞬間のコミュニケーションが大事にされ、蓄積されることや後から振り返ることを考えられていません。膨大に流れ去る情報の、今この瞬間のみへのフォーカスがあるように感じられるんですね。きっとそれは今の子(僕も世間から見たら今の子なのでしょうが、、、)達の間でも無意識の中に多分あって、無意識のうちに現在のみのコミュニケーションに心を奪われているように思います。

それがどんな問題をはらむのか?問題ですらないのか?はわかりません。
これだけ早く移ろいゆく世界の中では過去に振り返る暇などなく、今だけに集中することが求められているのかもしれません。でも私の懸念としては、その結果近視眼な人々を量産し、また適切な情報蓄積がなされず、過去に学ぶということ自体が消えていってしまうのではないかと思います。

(その分ビックデータといった他の形での情報蓄積はあるかもしれません。そういう点から見たら、意識的な情報蓄積、意識的な次の世代への継承がなくなったという見方ができるかもしれません。)


今後ビジネス向けにも使い勝手のよいSNSのようなものもできるかもしれませんが、情報蓄積や情報の継承という点には気をつけながら活動を進めていけたらな、と思います。そして、上記したような現代人の即時性の裏に潜む考え方や価値観、社会への影響などもう少し深堀していきたいなと思います。


Shunichiro

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