2013年10月22日火曜日

戦略ってなんぞや??【No.91】

こんにちは。
Shunichiroです。

またまた久しぶりの更新になってしまいました。
「毎日更新する!」とか強制付けしないとなかなか習慣にならないものですね。さすがに学校も始まって1カ月も経つので、そろそろちゃんとしなくては(汗)と思う今日この頃です。


さて、この1カ月ほど「“戦略”月間」(笑)と名付けて、ずっと戦略関連の本ばかり読んできました。。。が、いや~難しいですね。そもそも戦略というもの自体曖昧なうえに、実経験がないため、机の上ではなんとなくわかるけど~、、、状態です。

今日は、今まで本を読んできてなんとなく頭にある“戦略”とは?について記事にしたいと思います。あくまで実経験のない私の意見ですが、どうぞお付き合いいただければと思います。


・戦略って?
まず、戦略ってどんな時に必要なの?って考えると、企業だったら「シェアNo1を目指す!」とかすぐ浮かびますよね。他にも個人レベルでは、例えばそろそろ就活シーズンなので「××社に内定もらう!」とかって浮かびますよね。

でも、これって戦略?
違うよね。「シェアNo.1を目指す」「××社に内定もらう」ってのはあくまで“目標”であって、戦略ではないです。

戦略は「シェアNo.1を目指す」「××社に内定もらう」などの、「組織や個人が望む目標を達成する為の“具体的な”設計図」だと思うんですよね。「「シェアNo.1を目指す」のが戦略だー!」って言って、じゃあ何するの?って聞いたら「気合いだー!」って答えられても困りますよね。「「シェアNo.1を目指す」のが戦略だー!」って「じゃあ、何するの?」って聞いたら、「それはね、、、ペラペラペラ、、、」っていう中身の部分が本当の戦略なんだよね。それがTrue Strategyなんです。(^^ゞ←なんかカッコよく言ってみた(笑)

(今日の口調だいぶゆるいですね(笑)やっぱしばらく更新空いてしまうと、自分の文章スタイルを忘れてしまいます(笑))


・SWOTから戦略を紡ぎ出せ
ということで、簡単に戦略って何?っていう表面的な部分を知ってもらったので、細かい部分(True Strategy)を見ていきます。

目標が決まったところで、それを達成する為に戦略を立てるのですが、そこで非常に重要なことがあります。何かというと「現在自分がどこにいるか?」「今後この道はどこに向かっているのか?」ということ、すなわち内部分析/外部分析ですね。

目標に対して、現在自分はどんな立ち位置にいて、目標を達成する為に仕える武器(いわゆるリソース)は何で、敵は誰で、戦場はどこで、敵の武器は何、、、、ってのを情報を集めていくんですね。よくあるSWOT分析とかですよね。自分の持つ強み/弱み、外部環境の機会/脅威、これらを2×2のマトリクスに情報を書き入れていくあれです。

ここまでは普通。
本当に重要なのはここから。よくSWOT分析のマトリクスの情報を埋めて「よっしゃー!」ってなるんだけど、それって情報を埋めてるだけで全然分析してないんですよ。本来のSWOTの意味は、SWOTのマトリクスから、情報を分析し、戦略の糸(道筋)を手繰りだすことにあるんです。

自分の強み/弱み、相手の機会/脅威。これらの情報の中から、圧倒的な非対称状態を見つけ出し、そこを徹底的に押さえ込むような道筋=戦略の糸(道筋)を手繰り寄せること。それが戦略の第1歩目です。そのためのツールがSWOTなのです。

よく言われる、キリンビールとアサヒビールのケーススタディはまさにSWOTの分析を活用して、紡ぎ出した素晴らしい戦略ですよね。

*戦略の非対称性などについては「良い戦略、悪い戦略 」を参照


・ストーリーとロジックで戦略の糸をより太く
さて、これで大まかな方向性が見えました。
現在手元には、戦略の原型とも言うべき戦略の糸があります。しかし、この糸はまだまだ細くか弱いものです。次の作業は、この細い糸をどんどん太くして行く作業になります。

そこで考えるべきなのが、時系列を考えたストーリーとそれを支えるロジックです。

ストーリーが長いほど、戦略の糸はより強化されていきます。
まず1手目に何をする。次に何が起こる。そしたらこうなる。状況がこうなったら、こういう状況に変わる。こういう状況に変わったら、何が起こる。そしたら、、、

そして、ストーリーの中の各事象同士の論理が固まっているほど、戦略の糸は太くなっていきます。
論理的な飛躍や無茶がある場合には、狙った通りにはなりません。すべてのつながりにおいて「なるほど」「確かにそうなるよね」といった論理性があることが、戦略をより確かな成功へと導きます。


以上のように、SWOTにより戦略を紡ぎ出したのちは、ストーリーとロジックで以てその戦略の糸をどんどん太く、強いものにしていきます。

*戦略のストーリーについては「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) 」を参照


・戦略を実現する大胆な投資とオペレーションを
最後はもちろん実行です。
戦略を立てるだけで終わってしまっては、本当にただの机上の空論です。

そしてここが本当に大事。
戦略を本当に実現する為に、どんな組織体、どんなオペレーションが必要になるのかを具体的に考え、時に大胆に投資をし、実行していくことになります。そして投資の先に、戦略がうまく機能するようなレベルまでオペレーションを高めていくことになります。

実行段階において、戦略で立てたストーリーに従った、緻密で繊細なオペレーションがとれなければ、戦略崩れに終わってしまいます。Amazonやトヨタ自動車などなど、戦略も卓越したものながらそれを実現するだけの高度なオペレーション機能を持っています。

戦略とそれを実現するオペレーション、二つ揃ってやっと組織や個人を目標の達成へと導いてくれるものになると思います。


以上、「戦略ってなんぞや?」

・戦略とは、組織や個人が望む目標を達成する為の“具体的な”設計図
・SWOTから戦略の糸を紡ぎ出す
・ストーリーとロジックで戦略の糸を太く長く
・戦略を実現する大胆な投資とオペレーションを
でした\(^o^)/




ふう、久しぶりの更新でゆるめに~とか言ってた割に、けっこうがっつり書いちゃいましたね(汗)
もちろん実業に携わっていない学生の身ゆえに、「甘ぇよ、ゴルぁ!」みたいなこともあると思いますが、どうか御容赦。


今日頑張ったから明日は、、、みたいに息切れしないように頑張ります(笑)


それでは、
Have a nice day(^^ゞ


Shunichiro


(P.S 今回から通し番号を付けてみます。通し番号あると、タイトル見たときになんとなくカッコいい(笑))

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