こんにちは。
Shunichiroです。
最近雨続きで嫌な天気ですね~。
今週末には台風が二つ同時接近とか。
でも、世の中には雨を必要としている方もいるし、雨がないと生態系回んないよね、ってこと考えると改めて人間って(自分って(汗)身勝手だな~と思います。
さて、今日はそんな生態系の話。
「ん、待てよ。タイトル、コア・コンピタンスじゃん!」って思った方、その通り。生態系とコア・コンピタンスの意外な結びつきを考えてみたいと思います。
まずそもそも、コア・コンピタンスって??生態系ってどういうこと??みたいな感じだと思うので、まずはそこから入ります。
・コア・コンピタンスって?
コア・コンピタンスとは
>
昨日の戦略についての記事の中で、内部分析/外部分析して~みたいなくだりがあったと思うんですけど、その内部分析の方で自分が持っている強みですね。
このコア・コンピタンスで大事なことが、相手に絶対真似されない(あるいは、真似するには非常に困難)ものであることですね。真似されない、そして他者(他社)を圧倒する威力を持っているから、独自のコア・コンピタンスになるんです。
ふむふむ、なるほど。
じゃあ、生態系って何?ってのが次ですね。
・生態系って?
生態系とは、
>ある地域に住むすべての生物とこれに相互に作用し合う非生物的環境をひとまとめにし,エネルギーの流れや物質循環に着目して一つの機能系とみなしたもの。イギリスの植物生態学者タンズリーA.G.Tansleyが1935年に提唱した語。
ある地域に住む生物とそれをとりまく環境が互いに密接な関係をもち,全体として一つの系を作り上げているとする自然認識はかなり古くからあった。ドイツのメービウスK.A.Möbiusが海中に固着生活をするカキの個体群とそこに共存する動植物が形成するとした〈生物共同体〉(1877),アメリカの昆虫学者フォーブズE.Forbesが湖沼とそこに住む各種生物について述べた〈小宇宙〉(1887),ロシアの林学者モロゾフG.E.Morosovの森林の樹木やそのなかの動植物が相互作用をもち形づくるとした〈有機体〉または〈共同体〉(1928),ドイツの林学者メーラーA.Möllerの〈森林有機体〉などの考え方である。(出典:コトバンク http://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E6%85%8B%E7%B3%BB)
ということで、簡単に言うと自然の中の色んな生物による有機的な結びつきのことですね。
木が土の養分吸って成長して、葉をつけて、秋になって(ちょうど紅葉のシーズンですね(笑))葉が枯れて地面に落ちて、地面の虫が枯葉を食べて、その糞が土の栄養になって、また木が生えて・・・それが何千年何万年と培われて生態系になっていくんですね。
自然が保たれていくこと、生命が誕生していくことってこの生態系がすごく大事なんですよね。
んで、「よし、コア・コンピタンスと生態系についてわかった。でも、ビジネスの武器の話と自然の話って何がつながるの?どう関係あるの?」ってところですよね。よしよし、順番に話していくからおとなしく聞くんだよ~、って、、、何なんでしょうねw最近キャラがブレブレです(笑)
・自然の持続もビジネスの持続も鍵は一緒!?
さて、改めてコア・コンピタンスに戻ると、優位性のある中核事業ということで、技術やノウハウなんかが挙げられていますね。じゃあ、その技術やノウハウってどう培いますか?どう生み出しますか?
例では、米フェデラル・エクスプレスの物流管理システム、トヨタの生産管理方式が挙げられていますが、では、このコア・コンピタンスを生み出すためには何をしたらいいでしょうか?
社員研修?買収?生産管理?、、、
正直、このコア・コンピタンスを築くのって容易じゃないと思います。
なぜなら、技術力にしろ、ノウハウにしろ一朝一夕では身に付かないものだからです。一朝一夕では身に付かないものを身に付けたからこそ、他社に真似されない強みになるんです。
技術やノウハウの研鑚、蓄積、フィードバック、、、それらを何度も繰り返し繰り返し行い、長い時間をかけて結晶化してやっとコア・コンピタンスが築かれていきます。そしてこの過程には、多くの人が関わってきます。技術者、マネージャー、サプライチェーン、、、色んな人の色んな活動が相互に作用しあって、上記のような循環が行われ、次第にコア・コンピタンスを結晶にしていきます。
そして、そのコア・コンピタンスのおかげでビジネス上の力強い武器になり、競争の激しい市場でもより長くビジネスを続けることが出来るのです。
これって、自然でも同じなんですよ(むしろ、ビジネスも自然の法則に逆らえない!?)。
森や森林の中では、長い時間をかけて色んな木や草、昆虫や動物などが相互に影響しあって、一つの生態系を築いています。より深みのある生態系ほど、より互いに栄養などを分け与えることができ、より成長していくことが出来ます。深みのある生態系は、気候変動などの脅威にも耐えやすいと聞きます。生態系の深みが、その生態系自体の存在を強固にし、より持続的なものにしていくんです。
つまり、生態系という概念を用いることで、ビジネスにおいても、長い時間をかけて、自らの営みの生態系をどう生み出し、どう育み、どう結晶化させてコア・コンピタンスと成すか?そして、より持続的なビジネスにつなげていくか?という視点が非常に大事なんかな、って思います。
生態系って言っても、目で見えるわけじゃないし、表出化するほど強いものじゃないと気づかない、ってところもあるので、非常にマネジメントが難しいところですが、、、ただ、例にあるようなフェデラル・エクスプレスなどでは、自ら狙ってビジネスモデルをデザインしたりしていますので、何をコア・コンピタンスにするか?どんな生態系を築くのか?をビジネスモデルの中核にして、事業を起こすのもありかもしれません。あるいは、自分の事業の中で、何がコア・コンピタンスなんだろう?って考えるのも有意だと思います。
ここら辺はぜひ、
・キーストーン戦略 イノベーションを持続させるビジネス・エコシステム (Harvard Business School Press)
・ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
(←確かこの本だったと思う(汗)ウォルマートの強みはなんだい?ってあたりが非常に示唆に富みます。)
などを参考にしてください。
以上、「コア・コンピタンスって深い、、、^_^;」
・コアコンピタンスって?
・生態系って?
・自然の持続もビジネスの持続も鍵は一緒!?
→・技術やノウハウの蓄積=各生物の成長
・技術者やマネージャー、サプライチェーンなどの間での相互作用=各生物同士の相互作用
・時間をかけた循環
・結晶化=コアコンピタンス=深みのある生態系
・すなわち、自然の持続もビジネスの持続も、いかにして生態系を生み出し、育んでいくか?が 鍵になる
でした。
(最後の文で、ロジックわかりにくかったかな~と思って、まとめ直しました。もっと文章うまくなりたいです。)
まあ、若造の戯言なんでリアルビジネスやってる方からはどう思われるかわかりませんが、机上の理論でも積み重ねていけば、きっと自分がビジネスに携わるときには絶対に何らかの形で役に立つかな~と思っております。
お付き合いいただけたら幸いに思います。
では、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro
Shunichiroです。
最近雨続きで嫌な天気ですね~。
今週末には台風が二つ同時接近とか。
でも、世の中には雨を必要としている方もいるし、雨がないと生態系回んないよね、ってこと考えると改めて人間って(自分って(汗)身勝手だな~と思います。
さて、今日はそんな生態系の話。
「ん、待てよ。タイトル、コア・コンピタンスじゃん!」って思った方、その通り。生態系とコア・コンピタンスの意外な結びつきを考えてみたいと思います。
まずそもそも、コア・コンピタンスって??生態系ってどういうこと??みたいな感じだと思うので、まずはそこから入ります。
・コア・コンピタンスって?
コア・コンピタンスとは
>
- 直訳すれば「核となる能力・得意分野」という意味。他社との競争のなかで、優位性のある中核事業のこと。企業内部で蓄積された事業のノウハウや製品開発力、技術力などをコアコンピタンスとすることもある。企業が得意とする分野にヒト、モノ、カネなどの経営資源を投入して競争力を高めることはコアコンピタンス経営と呼ばれることが多い。ソニーの小型化技術、米フェデラル・エクスプレスの物流管理システム、トヨタの生産管理方式などがコアコンピタンスの代表例として挙げられる。(出典:コトバンク http://kotobank.jp/word/%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B9
昨日の戦略についての記事の中で、内部分析/外部分析して~みたいなくだりがあったと思うんですけど、その内部分析の方で自分が持っている強みですね。
このコア・コンピタンスで大事なことが、相手に絶対真似されない(あるいは、真似するには非常に困難)ものであることですね。真似されない、そして他者(他社)を圧倒する威力を持っているから、独自のコア・コンピタンスになるんです。
ふむふむ、なるほど。
じゃあ、生態系って何?ってのが次ですね。
・生態系って?
生態系とは、
>ある地域に住むすべての生物とこれに相互に作用し合う非生物的環境をひとまとめにし,エネルギーの流れや物質循環に着目して一つの機能系とみなしたもの。イギリスの植物生態学者タンズリーA.G.Tansleyが1935年に提唱した語。
ある地域に住む生物とそれをとりまく環境が互いに密接な関係をもち,全体として一つの系を作り上げているとする自然認識はかなり古くからあった。ドイツのメービウスK.A.Möbiusが海中に固着生活をするカキの個体群とそこに共存する動植物が形成するとした〈生物共同体〉(1877),アメリカの昆虫学者フォーブズE.Forbesが湖沼とそこに住む各種生物について述べた〈小宇宙〉(1887),ロシアの林学者モロゾフG.E.Morosovの森林の樹木やそのなかの動植物が相互作用をもち形づくるとした〈有機体〉または〈共同体〉(1928),ドイツの林学者メーラーA.Möllerの〈森林有機体〉などの考え方である。(出典:コトバンク http://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E6%85%8B%E7%B3%BB)
ということで、簡単に言うと自然の中の色んな生物による有機的な結びつきのことですね。
木が土の養分吸って成長して、葉をつけて、秋になって(ちょうど紅葉のシーズンですね(笑))葉が枯れて地面に落ちて、地面の虫が枯葉を食べて、その糞が土の栄養になって、また木が生えて・・・それが何千年何万年と培われて生態系になっていくんですね。
自然が保たれていくこと、生命が誕生していくことってこの生態系がすごく大事なんですよね。
んで、「よし、コア・コンピタンスと生態系についてわかった。でも、ビジネスの武器の話と自然の話って何がつながるの?どう関係あるの?」ってところですよね。よしよし、順番に話していくからおとなしく聞くんだよ~、って、、、何なんでしょうねw最近キャラがブレブレです(笑)
・自然の持続もビジネスの持続も鍵は一緒!?
さて、改めてコア・コンピタンスに戻ると、優位性のある中核事業ということで、技術やノウハウなんかが挙げられていますね。じゃあ、その技術やノウハウってどう培いますか?どう生み出しますか?
例では、米フェデラル・エクスプレスの物流管理システム、トヨタの生産管理方式が挙げられていますが、では、このコア・コンピタンスを生み出すためには何をしたらいいでしょうか?
社員研修?買収?生産管理?、、、
正直、このコア・コンピタンスを築くのって容易じゃないと思います。
なぜなら、技術力にしろ、ノウハウにしろ一朝一夕では身に付かないものだからです。一朝一夕では身に付かないものを身に付けたからこそ、他社に真似されない強みになるんです。
技術やノウハウの研鑚、蓄積、フィードバック、、、それらを何度も繰り返し繰り返し行い、長い時間をかけて結晶化してやっとコア・コンピタンスが築かれていきます。そしてこの過程には、多くの人が関わってきます。技術者、マネージャー、サプライチェーン、、、色んな人の色んな活動が相互に作用しあって、上記のような循環が行われ、次第にコア・コンピタンスを結晶にしていきます。
そして、そのコア・コンピタンスのおかげでビジネス上の力強い武器になり、競争の激しい市場でもより長くビジネスを続けることが出来るのです。
これって、自然でも同じなんですよ(むしろ、ビジネスも自然の法則に逆らえない!?)。
森や森林の中では、長い時間をかけて色んな木や草、昆虫や動物などが相互に影響しあって、一つの生態系を築いています。より深みのある生態系ほど、より互いに栄養などを分け与えることができ、より成長していくことが出来ます。深みのある生態系は、気候変動などの脅威にも耐えやすいと聞きます。生態系の深みが、その生態系自体の存在を強固にし、より持続的なものにしていくんです。
つまり、生態系という概念を用いることで、ビジネスにおいても、長い時間をかけて、自らの営みの生態系をどう生み出し、どう育み、どう結晶化させてコア・コンピタンスと成すか?そして、より持続的なビジネスにつなげていくか?という視点が非常に大事なんかな、って思います。
生態系って言っても、目で見えるわけじゃないし、表出化するほど強いものじゃないと気づかない、ってところもあるので、非常にマネジメントが難しいところですが、、、ただ、例にあるようなフェデラル・エクスプレスなどでは、自ら狙ってビジネスモデルをデザインしたりしていますので、何をコア・コンピタンスにするか?どんな生態系を築くのか?をビジネスモデルの中核にして、事業を起こすのもありかもしれません。あるいは、自分の事業の中で、何がコア・コンピタンスなんだろう?って考えるのも有意だと思います。
ここら辺はぜひ、
・キーストーン戦略 イノベーションを持続させるビジネス・エコシステム (Harvard Business School Press)
・ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
などを参考にしてください。
以上、「コア・コンピタンスって深い、、、^_^;」
・コアコンピタンスって?
・生態系って?
・自然の持続もビジネスの持続も鍵は一緒!?
→・技術やノウハウの蓄積=各生物の成長
・技術者やマネージャー、サプライチェーンなどの間での相互作用=各生物同士の相互作用
・時間をかけた循環
・結晶化=コアコンピタンス=深みのある生態系
・すなわち、自然の持続もビジネスの持続も、いかにして生態系を生み出し、育んでいくか?が 鍵になる
でした。
(最後の文で、ロジックわかりにくかったかな~と思って、まとめ直しました。もっと文章うまくなりたいです。)
まあ、若造の戯言なんでリアルビジネスやってる方からはどう思われるかわかりませんが、机上の理論でも積み重ねていけば、きっと自分がビジネスに携わるときには絶対に何らかの形で役に立つかな~と思っております。
お付き合いいただけたら幸いに思います。
では、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro
0 件のコメント:
コメントを投稿