2013年12月30日月曜日

2013年振り返り⑤~コーチング編③まとめ~(ある意味総集編)【2013-No.118】

こんにちは。
Shunichiroです。

一気にまとめての更新で申しわけないです。
もうしばしお付き合いいただけたらと思います。


引き続きコーチング振り返りからの記事です。
以前までの記事で、
・自分の成長ドライバーは「自己成長」
・ストレスを、成長機会へと転換する考え方
・人生目標としてのNobelsse Oblige=責任とそれに対する覚悟
・もう一方の極としてのやんちゃ=機会に対するノリとプロセスとしての遊び心
見てきました。

最後のセッションでは、これらのことを踏まえて今後のキャリアデザイン等について話し合いました。そのため振り返りとしつつも、少し来年に向けた洞察も入っています。

コーチングを振り返って自分が感じたことは、
・自己成長意欲が作用しすぎて、責任へのコミット>他者に対する礼儀となってしまい一人一人対する姿勢が厳しくなってしまっていた
→他者への慈愛という意味での、Nobelsse Obligeが作用していない

・自分の持つ成長性というのは、実はいかにアウトプットを出すか?という仕事力というところにフォーカスされすぎており、人間力という部分は日陰になってしまっていたのではないか?
→そのため、人間関係や日常という点でストレスを感じやすくなってしまっていたのではないか?

ということで、すなわち、
仕事力というスキル的な成長性を追い求めすぎていたがゆえに、他者に対する慈愛の気持ちや遊び心に欠けてしまっていた。そのため、他者との意識のギャップと立場に対する責任の板ばさみにより、自分の本来心に持っているやんちゃ精神を抑圧してしまい、日常の遊び心を余計に失ってしまっていた
と考えられる。

ということで、上記のような気づきをもとに、アクションを起こしていくのであれば、
・自己成長を、もっと幅広い視点でとらえたやんちゃ性や人間的余裕なども含めて概念として捉え直す
・リフレーミングした自己成長という観点から見直し、他者に対して感じるギャップを他者に対する慈愛精神やコーチング・ファシリテーション能力を養うという見方に転換する
・上記のような観点から、自分の持つ日常への遊び心を大事にしながら、また他者に対する遊びと慈愛をもつ
というところが考えられる。


もう少しまとめるのであれば、
・仕事力→人間力へ
・自分視点→他者視点へ
・スピード→遊び心へ
というところかな。

今後しばらくは以上のような価値観を転換を意識しながら過ごしていきたいと思います。そのため、2014年の目標もそれに沿ったものになるかな~と思います。


2013年の振り返りはこんなところかな?
コーチングで学んだことって本当に奥深いな、と改めて思います。今後の目標のこともあるし、コーチングについて自分自身も学んでみたいなと思います。自己成長や立場に対する責任だけでなく、他者への慈愛や他者の成長という面までNobelsse Obligeを持てたら、もっとカッコいい人間になれるし、それこそ本当の騎士道に近づくんじゃないか?と思います。

他者一人一人に対するNobelsse Oblige。
自分個人のアクション・心の持ちようとしてのやんちゃ。
Think wild, act integrious.
(遊び心で発想し、他者への愛情・社会的価値へと転換していく)


両軸を大事にできる人間になって行けたらなと思います。

Shunichiro

2013年振り返り④~コーチング編②人生の指標~【2013-No.117】

こんにちは。
Shunichiroです。

さすがに連続で更新してると疲れますね。
ただ、やはり今年の振り返りは今年中にしておきたいので頑張ります。


コーチングでの学びの振り返りの続きですね。
自分が人生の目標にしている
「Noblesse Oblige×やんちゃな自分」
について、解体していきます。

【Nobelsse Oblige】
そもそもNobelsse Obligeとは、直訳すると高貴な身分には義務が伴うということで、いわゆる中世ヨーロッパにおけるエリートあるいは騎士道精神のことです。まあ、自分の場合全く高貴な身分ではないのですが、要は人間として立派に高潔に生きていきたいということです。源泉としては、子供のころに読んでいた三国志や武士道などといった影響が大きいのかなと思います。

具体的な日常の中で、そういうことを感じる場面があるか?ということでブレストを行ったのですが、自分の中で、表層として「他者への礼儀・配慮」があり、その背景に「立場に対する責任」というものを強く感じているということに気づきました。

些細な例ですが、挨拶できない、メールでの誤字脱字、飲み会の席での配慮、、、
で、挨拶や礼儀は相手への礼儀として大事ですよね。特に年配の方に対して、当然のごとく大切だと思っています。また、飲み会で上着をかけたりお酒を注いだり、、、というのも礼儀や配慮ですね。

しかし、その裏で感じているのは、「自分と相手との立場、そしてそれに対する責任」なんですよ。
メールを送る相手と自分、飲み会における相手と自分、、、
そういった瞬間瞬間の立場を敏感に感じとり、その立場ふさわしい責任を果たしている、と言えるのです。

すなわち、自分におけるNobelsse Obligeとは、
責任そのものであり、その責任を全うする覚悟を持ち全うすること
それが自分自身の騎士道だということが分かりました。


よく性格が固いとは言われがちですが、責任とは他者との相互作用の中で生まれるもの。
相手へのなにかしらの責任を全うしようという覚悟を持っているがゆえに、他者への礼儀や接し方を非常に重んじてるのだと思います。


【やんちゃ】
Nobelsse Obligeに対して、やんちゃは正反対の概念のように思えます。
Nobelsse Obligeが他者への配慮だとしたら、やんちゃは自由奔放・おおらか・心の自由さといったイメージですよね。

今までやんちゃが発揮された自分の瞬間っていつなのか?と振り返ると、高校受験の時や大学受験のときが当たるのかな~と思います。というのも、けっこう親にわがまま言って行きたいところを貫いてしまいました。いつもは礼儀とか気にしているくせに、人生の大きな転換期においてはわがままを通す傾向があるようです。
また最近で言うと、ビジコンなども責任とかではなくやりたいことをやっちゃってる感じですね。

そうやって考えていくと、もしかして自分というのは、
何をやるか?=What?に関しては、自分のやりたいことやノリ等のやんちゃな面を
どうやるか?=How?に関しては、他者に対する責任や配慮を
重んじているのではないか?と気づきました。

その中でも、まだまだやんちゃさを求めてることを深堀していくと、How部分においてもやんちゃさを発揮していきたいと考えているように思います。Whatのやんちゃだけでなく、Howのやんちゃですね。Howのやんちゃとは、すなわち、それを心から楽しむ姿勢や無邪気な姿勢、子供のころのような純粋な遊び心、わくわくした自分そういったものを求めているだと思います。

今現在、Nobelsse Obligeの方が強く出てしまい、やんちゃな自分を出せていないことが、自分自身の潜在的なもどかしさにつながっていると考えられます。かといって、やんちゃに思い切り振り切り礼儀を置き去りにすることはできないなと思うので、今後、もう少しやんちゃに対する心の比重を傾けていってもいいのではないか?と思っています。



Nobelsse Obligeとやんちゃの両極を行ったり来たりしながら、目指す人生の像を追い求めていきたいと思います。

Shuncihiro

2013年振り返り③~コーチング編①強み弱み~【2013-No.116】

こんにちは。
Shunichiroです。

引き続いて、2013年振り返り第3弾コーチング編を記事にしていきたいと思います。
10月より、社会人の方にコーチングを行っていただきまして(本当にありがとうございます!)、自分自身の内面など掘り下げていただきました。


以下、大まかなセクション分けて簡単に振り返っていきたいと思います。
【自分を知る】
Strength Finder等を用いて、自分自身のタイプ分析をしました。
自分の強みは
・達成欲
・未来志向
・最上志向
・目標志向
・収集欲
で、またタイプ分析としては、
あなたはコントローラーです
という感じで、
Strength Finderに関しては非常に引っ張り型が強く出ているのに対して、タイプ分析では非常にバランスの良さが発揮されているように思います。

また上記のような志向性もあり、他にも質問をいただいた結果、自分自身のモチベーションドライバーは「自己成長」にあるということを再認識しました。自分の持つ計画性や友達付き合いに求めることなど、その要素が非常に強く反映されていることに気づきました。

しかし、上記のような志向性が自分の弱みにつながることもあります。
例えば、成長意欲が強すぎるため、友達付き合いが悪くなってしまったり、周りの人々とのギャップを感じてしまったり、、、
そういったものはストレス要因になりやすく、それとどう向き合うか?が次の課題です。


【弱みを強みに転換する】
薬はすべからく毒と表裏一体とはよく言いますが、自分の弱みとして、強みとしての成長意欲が高すぎるがゆえに、周りとのギャップ感がストレス要因になりやすく、また仕事を行っていく上でのコミュニケーションに難を抱えかねないです。例えば、チームワークなどで能力が劣ったメンバーの存在やモチベーションの差を感じる状態などは、非常にストレスです。

そういったものとどうやって向かい合い、自分のプラスに転じるか?が大事になります。
自分の場合は良くも悪くも「成長意欲」がドライバーなので、その成長意欲につながるようにストレスに対する考え方を転換していきます。

上記で挙げたようなストレスに対して、サポートもできる人材になる成長機会だと捉える様にするなどが挙げられます。


【自分のクセを利用する】
そういう転換を考えるときには、自分のクセを利用します。
どういうことかというと、人には必ずなにかしらのクセがあり、そのクセによって自分の行動が強化されています。

例えば、ストレスを感じたときにはどういう行動をとりがちなのか?あるいは、考えるときにはどういう行動をとりがちなのか?あるいは、新たな成長を目指す場合どういう行動をとりがちなのか?・・・これを知ることによって、自分の無意識のサインを知り、それをプラスに利用することができます。

自分の場合、上記のようなストレスを感じると、まず黙ります。
考えるときには、少し上を見上げ、問題を客観視したり本質は何か?と考えます。
また、新たな成長を望む場合、スケジュールとして組んでみたりしています。

これを利用すると、
まずストレスを感じている自分を感知する=イラっと黙る瞬間に気づく
→意識的に少し上を見上げ、その問題を客観視して本質は何か?と考える
→その問題を解決するスケジュールを考える
という形で、自分自身の成長ドライバーである「自己成長」モードに転換してしまいます。

そしたら、自分が弱みに感じているものでも強みへと転換することができるようになります。



次のセッションでは、自分自身が人生の指標にしている
「Noblesse blige×やんちゃな自分」
というものを掘り下げていくことになるのですが、
少し長くなってしまったので、このあたりでいったん切って、続きは次の記事に書いていきたいと思います。


Shunichiro

2013年振り返り②~各論編~【2013-No.115】※12/30追記あり

こんにちは。
Shunichiroです。

年末年始ということで、実家に帰省しているのですが、やっぱり実家は落ち着きますね。すき焼きにお寿司にピザ・・・普段は一人暮らしの身として栄養にも非常に嬉しい毎日です。


さて、今日は2013年振り返りの続きを行っていきたいと思います。
今日は各論編。とりあえず思い浮んだところから色々振り返ってみたいと思います。
【生活】
今年は転換とスキル面での成長の一年だったな~と思います。
転換では、人科への転部や単一組織→複数組織でのコミット。
スキル成長では、ビジコン参加や立案ファシリテーション、プロマネ。読書による影響も大きいかと思いますが、それを実践できる場に参加したことでさらに成長を加速させたのではないか?と。

複数組織での仕事をやることによって、時間の使い方や頭の切り替え、アウトプットへのコミットの意識など、この一年間で自分自身の考え方も大きく変わってきたな~って思います。

【スキル面】
前回のブログでも書いたのですが、ここは非常にアップしたと思います。
・コンサル力・論理的思考
→問いの分解や、集団におけるファシリテーションやプロジェクトマネージメントなどかなり成長を感じます。マトリクスを用いた議論分解&ファシリテーションスキルはこの一年の大きな収穫。

【投資】
アベノミクス効果の中でしたが、最終損益はマイナスです。
ん~なんででしょうかね?基本的に、トレード型で値動きの大きい銘柄を狙って動かしていたのですが、利食い損切りのタイミングがわ悪かったな~と思います。またヒューマンエラーというか、発注時の入力ミスがしばしば起こってるのは直したい。瞬間的な値動きだけ見て売買してるので、その時の入力ミスに気がつかないんだろうな~。
投資は精神力のとの戦いとはよく聞く話だけど、欲にも損にもあまり動揺せず、安定した気持ちで臨んでいきたい。あとは、そのためのノート作りもしっかりやっていく必要あるかも。

【ブログ】
回数で見ると3~4日に一回ペースの更新かなと。
悪くはないんやけど、月によるばらつきが大きいな~。
あとは内容や書き方、口調が定まっていない。色んな方の記事をRSSで読ませてもらったり、他Webマガジンにも投稿し始めたりしてるので、記事質も上げていきたいな~
まあ、まずは書くことが大事なんだけど、、、

【読書】
この一年、正確には4月からの8カ月で優に300冊を越える本を読むことができたのは大きい。やっぱり読書は資産になることを実感しました。今年は速読・乱読型が多かったので、一つの本をじっくり読んだり、一つの分野について読み込むことも大事なのかなと思います。

来年は一カ月あるいは3か月くらいのスパンで、一つの分野について体系化したドキュメントを作ってみたいな、と思います。

【人間力】
今年はあまりにも生産性やコンサル力に力を入れすぎてしまっていたため、すこし人間味や日常の楽しさを忘れてしまっていたような気がする。なんだかんだ、そこもあっての人生だと思うし、一見回り道かもしれないけどそこも自身の成長につながる部分はあると思うので、もっと楽しんで色々やって行けたらな~と思う。
脱ショートターミズムですな。


ん~各論、こんな感じですかね~。
他にも何か思いだしたら追記しようと思います。

にしても、今年は特に濃かった感が強い。。。



Shunichiro



※12/30追記
ブログに関して、来年から自分が参考にした資料や発想などもメモという形でブログに載せていこうかな~と思います。あと、文章の質を高めるという点でも何か論文形式でまとめるという方法もとっていきたいな~って思います。論文形式になるとグッとハードル上がったように見えてしんどいのですが、アカデミックスキルも高めていきたいなと思うところもあるのでレッツチャレンジです。


2013年12月26日木曜日

阪大Speak Out振り返り~オーディエンスからのフィードバック~【2013-No.114】

こんばんは。
Shunichiroです。

学校も冬休みに入り、そして個人的に一年間の振り返りをしていますと、気分的にはもう年末です(笑)最近は映画をよく見ているのですが、「ソーシャルネットワーク」には心震えました。自分自身起業界隈に顔を出しており、また将来的に...と思っている中ですので野心を駆り立てられます。
まだまだ今は地道に学んでいきたいと思います。


さて、先日行われました阪大語り場Speak Outでの、オーディエンスからのフィードバックが届きましたので、そのまとめと振り返りを行いたいと思います。以下、オーディエンスからのコメント→それを受けての筆者のコメントという形で書いていきます。


・思いを形にしようと頑張られているのが印象に残りました。回り道という選択肢の可能性を知りました。
→ありがとうございます。まあ、思いを形にしようと頑張った、というより直観で進んできてあとから後ろを振り返るとそんな直観を形にしようと頑張っていたのかな~って気づいたという感じですけどね。回り道は無駄なように見えて、無駄ではなく、回り道をしたほうが太くたくましい成長につながるのではないかと思っています。

・非常に素晴らしいプレゼンで感動しました。もっと動いて問題を見つけたいとも思いますし、小さな思いを大切にして、一歩を踏み出して、実際に価値を生み出すことが大切だと思いました。人間科学を人間の視点を知りたいから、勉強しようと思っているのはなるほどと思いました。

・すごく共感しました。ただ一つ質問があります。僕は大阪大学の学生ですが、言ってしまえば、比較的人生の成功のレールに乗っていると思います。このまま大企業に就職して、お金を稼いで暮らす。その可能性を捨ててまで、別の道に進む勇気が僕にはありません。どのようにその一歩を踏み出したのですか?
→別に自分自身がそういう道を歩みたいと思わないのであれば、無理に道を外す必要はないと思います。自分の場合、レールとか一切考えたこともなく、ただただ自分のやりたいことに素直になっていただけのように思っています。それがたまたま大きな流れにつながっていったと。それこそ道を外すなんて、大仰にとらえなくても大丈夫です。自分がやりたいこと、自分の思いを、自分のできる範囲内でやってみること、一歩踏み出してみること、スタートはそこからで大丈夫ですよ。

・質疑の中であった「小さな思い」と熟考の議論が興味深かったです。

・全体的にはいいプレゼンだったと思います。1点引っかかったのは「人間の視点」と技術/ビジネスを分けている点です。技術は人が生み出したものだし、ビジネスは人がまわしているもので
それらの現在の形はすでに「人間の視点」が加味されている(ex.ビジネスにおける非合理な商習慣)と考えるべきで、明示的に別箇な「人間の視点」あるとするのは不自然だと思いました。
→貴重なご意見ありがとうございます。確かに、すでに人間の視点が加味されているとは思いますが、それで十分なのでしょうか?表面的な文化や慣習ではなく、もっと深いところにある価値観や文化観・あるいは人間観そのものにまで踏み込んだ議論が必要ではないか?と個人的には思っています。人間/技術/ビジネス、それらは不可分で相互に影響し合っているからこそ、3者の文脈の中で人間の視点をもっと明示的にフォーカスし、本当に人類のためになる技術/ビジネスのあり方を考える必要があると思っています。

・小さな思いを大切にせよ、というよりは自分の欲求に忠実で、と主張されているように考えたが、その点ではNo.2のプレゼンターと同じように思った。

・遠回りしているように見えますが、最短距離で走っていると思います。

・アクションを起こした時にそのアクションを継続するために大切にしていることはなんでしょう?
→まずは自分自身の責任感が大きいかなと思いますが、それ以上に自分自身の追求したいという気持ちが大きいかな~って思います。なんでもそうですが、まずは自分がやりたいと思うものをとことんやっていくことが大事かと。逆に、気持ちが長続きしなかったら、それは自分が本当にやりたいことではなかった可能性や、あるいはやりたいことなんだけどそれを実行する方法が違ったとか、いろいろ原因はあると思います。まずは、自分がやりたいことをやること。そして、自分がやりたい方法でやることが大事ではないかと思います。

・適正技術で途上国の問題を解決する解決するというのは、practicalにうまくいけばき分けて有効であると一歩で、その背後にある社会的・経済的・倫理的問題の解決にどこまでつながってるのだろうか?という思いもあります。テクノロジーでどこまで解決できるのか“human satisfiedな社会の実現”にとって、テクノロジーをどう位置づけるのか?今後の展開を楽しみにしております。


以上、長くなりましたが、コメント終わりです。
本当に皆様からご意見いただけて、ありがとうございます。

いただいたコメントなども考えながら、今後も勉学を深めていったり、ブログにて考えを深めていきたいと思います。


Shunichiro

2013年12月24日火曜日

2013年振り返り①~概観~【2013-No.113】

こんにちは。
Shunichiroです。

ここ最近世間はクリスマスでにぎわっていますね。
梅田でサンタコスの集団が現れたりなど、なかなか楽しいイベントが続いていますね。


そんな中、少し早いですが、今年の振り返りをしていきたいと思います。
今年も色々ありましたね~。特に個人的には、転部をして大学生活をリスタートしたことが一番大きなイベントではないかと思っています。

各月のざっくりとした振り返りをしていきます。
【1月】
さっそくOUESTが荒れました。というのも、私自身ビジョンをちゃんと共有できなかったのと、チームマネジメントをリーダーに任せすぎていたのが合いまって、大きなズレにつながってしまいました。ですが、この問題の解決のために、ひたすら話しあったことが現在の自分のリーダーシップ観に大きな影響を与えているものになってのは大事な学びです。

また、独善的な起業家に対する嫌悪感がさらに増しました。

【3月】
開発コンサルのインターンやらせてもらったのですが、全然仕事に身が入らずフェードアウトしてしまいました。本当にいい機会だったのですが、自分自身が抱えていた状況及び自分自身の仕事に対する甘さを痛感しました。

その状況というのも、OUESTを引き継いで全く自分に役割がなくなったことにより、何に対しても全くやる気が起きなくなった、という感じです。やっぱり何か動いていないと、ノレない自分がいることを認識しました。

【4月】
国際協力について語り合う「ちぇかふぇ」イベントに参加させてもらいました。自分のテーマは「国際協力の光と闇」ということで、特に闇の部分=負の影響部分について話させてもらいました。このイベントをきっかけに、自分の視点が非常に自覚的になってきました。

【8月】
なんといっても、転部試験。
転部試験前、世界の全てが敵だ!くらいの勢いで非常に世界に対して敵対的・ネガティブな精神状態が続きました。無事転部試験に受かりまして、秋からの人科転入が決定したのですが、不安定な精神状態が続いていたことから彼女に別れを告げられてしまいました。

転部の前後で世間に対する見方はだいぶ変わったのですが、もっと根本的な部分で世界の見方を考えた方がいいかもしれないと思いました。

【9月】
懇意にしてくださっている先生方に連れられて、九州大学での国際WSに参加しました。アントレプレナーシップ教育について、非常に学びになったのですが、自身の英語力のなさが露呈され、恥ずかしさを感じました。英語大事です。またWSついでに、旧友に会えたのは嬉しかったです。友達付き合いは大事にしたいですね。

【11月】
ビジコンへの参加ですね。友達数人に呼びかけて、ビジネスプランコンテストへの出場を目指しました。ビジネスプランを書きあげるというプロセスを全力で経験できたのは大きいですが、ギャップを感じるメンバ―に対して冷たい態度をとってしまい、非常に反省しています。

またスタートアップウィークエンドで社会人に交じってビジネスプロセスを経験したのですが、その中である程度以上のバリューが発揮できることを確認できました。その反面メンバーの気持ちをもっと汲み取ったりすることの大事さを感じたり、あるいは自己成長=ビジネス的思考という考え方から脱却しもっと広い観点から自己成長を目指していきたいと思うようになりました。

【12月】
積極的に新しいフロンティアを開拓していきたい気持ちが強くなりました。SpeakOutへの参加、はんだビジコン創設に向けて始動など、もっと新しい世界に行ってみたい気持ちが強まりました。

【成果】
・読書冊数309冊
・ブログ更新88記事(2013年12月24日本日時点)
・ビジネスプランコンテスト、2つエントリー
・転部達成




という感じですね。
成長を感じる部分も非常に多く、また新たに課題に見つかった部分も多く、今後へのチャレンジを感じます。

特にハード(スキル)面での伸長が非常に顕著で、速読やコンサル力などはかなり高まっているのを感じます。しかしその反面、弱い人間への接し方がつめたくなってしまうことや無駄な時間を楽しめない、あるいは生産的でない物事(日本社会の慣習など)に非常にイラついてしまう自分がいて、人間関係に少し難を感じています。

あと、もっと素の自分になってもいいのかな~って。
彼女と別れて色々振り返ってみると、自分自身もかなり無理をしていた部分もあるのかな~って思います。最近は特にぼーっとする時間を作ったり、もっとふにゅふにゅした自分を出してもいいのかな~なんて思ったりしています。

実はそうやってやっていると、常にフルスロットルで回しているときよりも、メリハリ効いて生産性が上がってる自分がいて少し驚いています。何事も自然体が大事なのかな~とも思います。



というところで、2014年は、ソフト面=人間性部分を中心に成長して行けたらな、と考えています。
まだまだしっかりと定めていませんが、今後大事にしていきたいキーワードとして、
①クリエイティブ(自由、遊び、大雑把)
②サーバントリーダーシップ
③無駄を大事にする
④三極型人材
⑤自分(自我や欲)を消す
のあたりかな~とぼんやりと考えています。

とりあえず、2013年の振り返りをある程度行った後、改めて2014年の身の処し方について考えていきたいな、って思います。



それでは、
Shunichiro



2013年12月21日土曜日

阪大語り場Speak Outを終えて~プレゼンフィードバックまとめ~【No.112】

こんばんは。
Shunichiroです。

今日も一段と寒いですね。私はお腹が弱いということもあり、寒い日はすぐにお腹が痛くなってしまうこともあって、寒いのは苦手です。
みなさまも体調管理・体温管理には十分お気を付けください。


さて、今日は「阪大語り場Speak Out」というイベントにて、プレゼンをしてきました。
イベントの趣旨としては、大学生で何か想いを持って活動をしている人あるいは活動してきた人がそれぞれの活動などを紹介し想いを共有していくことで、オーディエンスとして参加された学生に考えるきっかけを与えていこう、という感じです。

まあ、そのプレゼンターの一人として、今日は登壇してきましたので、そのプレゼンのフィードバックを書いていきたいと思います。

まず先日に予選会がありまして、その時にいただいたフィードバックを基に本番のプレゼンを作ったので、予選会のフィードバックと、それを基に改良した本番ver.でのフィードバックという二段構成でまとめていきたいと思います。


【予選会でのフィードバック】
◆自分の思いがどうやって形成されたかについての考察は伝わったか?
・なぜ新たに学びなおすことにしたのか,なぜそうせざるを得なかったのかについて,もう少し考察が見られれば,と思いました。
・なぜ、これまでうまくいかなかったのか、という点がわかりづらかった。

◆今の活動を始めた決定打に共感できたか?
・自分の思いだけで行動するのではなく,相手に対する深い考察があってはじめて,行動は意味を持ってくるように思います。
・きっかけは分かりやすかったが、そのきっかけがなぜ中村さんを動かしたのか、という話があればより良かった
Visionが明確ではない

◆今やろうとしていること/やっていることに対する熱意が伝わってきたか?
・いろいろやろうとしていること,は伝わりました。が,やろうとしていることの持つ「意義」をもう少し考え,アピールしてもらえればと思いました。
・伝わりました
・やりたい事を実現するにあたっての関わり方が不明

◆プレゼンを通して感動したか?
・全てスピーカーの視点でしか語られていないこと,が気になります。
・感動しました
・プレゼントしての伝え方に工夫が必要。相手が合ってのプレゼンだと思います。


◆その他
・ちょっとスピーチが演技しすぎかな,と思いました。ナレーションのような感じだったのが,気になりました。話の流れは,もともと学んでいた工学に対して問題意識から,適正技術を中心テーマとしてまとめられており,首尾一貫したスピーチだったと思います。ただ,中村君の行動の経緯,中村君にとって,周囲にとって,どのような意義があったのか,がより深く考察されていれば,今後の活動にも役立つのではないかと思いました。
・適正技術を基軸としていて、話の内容が具体的で首尾一貫していて分かりやすかったです。そのため、活動に対する熱意も伝わってきました。
・ロジカルで分かりやすかった。内容も理解できたと思います。
・あえて言うとですが(かつ時間制限は理解)、様々な活動の具体例を一つでも出すとより伝わるし「小さな思い」のこともより説得力が出る; 技術否定論と、いうと言い過ぎだと思いますが、技術の社会的位置づけのような話も興味がある(個人的に。車の自動運転より人に優しいことはないのかとか); 語尾の言い切り調は意図してのこと? 聞き手によっては壁と感じることもあるのでは。


という感じで、予選会のフィードバックではなかなか叩かれたのですが、本番ではそれを基にプレゼンを再構成し、自分のきっかけ・行動とそれがもたらした意義について話すようなものにしました。
正式な評価基準があるわけではなく、あくまで参考程度に教えてください、という感じでお願いしたので、予選会の時とは異なりますが、本番のプレゼンでのフィードバックはこちら。
【本番フィードバック】
◆どのようにしたら抽象度の高い話題でもオーディエンスに伝えることができるか?
・一番しっくりくる言葉が抽象度が高い言葉(今回であったらセレンティビティ)になってしまうのであれば、しっくり度合いが下がってもなじみのある言葉に置き換えたらいいのでは?
・逆に、抽象度が高い言葉だからこそ関心を引く可能性もある
◆オーディエンスをひきつけるものに近付けていたか?
・予選会の時に比べたらかなり近づいている
・自然な思いやエピソードが伝わってきた
◆感情に訴えるようなプレゼンをするにはどうしたらいいか?
・まずは”想いを出す”ことが大事
・必ずしもTED的なプレゼンを目指すべきとは思わない。TEDであろうと、ショー的な物の裏にある「何をしたか?」「どんなプロセス、想いがあったのか?」を伝えることが大事
・声のトーンや会場への言葉の投げかけ、インタラクション
・企業の前でプレゼンしたりすると、いいフィードバックが得られるのでは?
◆その他
・内容を盛り込みすぎたのでは?もっと一部分にフォーカス当てることも大事
・これから何をしていきたいのか?が見えにくかった

との事でした。
総じて、予選会の時よりグッとよくなったという声をいただいたのですが、まだまだ削れる部分やメッセージのシャープさなどは出せたかな、というところです。まだまだ精進が必要ですね。

普段だったら、こういう場には出ない人間なので、紹介という形であれ、チャレンジしてみたのはいい機会だったな~って思います。

あらためて、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
そして、会場に来てくださった先生方、学生のみなさんなどありがとうございました。
(もちろん紹介してくださった友達もありがとうございました。)


Shunichiro



2013年12月20日金曜日

20131219WS反省【No.111】

おはようございます。
Shunichiroです。

今日は珍しく朝のブログ更新です。
というのも、昨日参加したセミナーで行ったWSの反省を忘れないうちにしておきたいな~って思ったからなんですね。


では、さくっと簡単に背景の紹介に入っていきます。
昨日行われたセミナーは「シリーズ適正技術WS-Design for Life」というもので、阪大が行っているデザインやモノづくりを用いて、社会課題を解決するヒントを学んでいこうという形でやっているものです。昨日は「Issue×デザイン」という形で様々な活動に取り組んでおられる方がゲスト講師として来られました。

前半講義を聞いて後半WSという流れだったんだけど、その時のWSのお題が
「201X年、大震災が起こり、約300人が体育館などの避難所に集まりました。その時に起こりうる課題をブレインストーミングし、その解決策をデザインしてください」
という感じのものでした。

自分たちが取り組んだものは「水・食糧」というテーマだったのですが、、その時のWSの進行などについて、自分自身気づかされることなど色々あったので、反省の意味も込めて記事にしていきます。


●時間に対して、全体像を把握しようとしすぎている
自分としては、やっぱりまず全体像を把握した上で、なにが問題なのか?を見極め、それを解決していく包括的なデザインを考えすぎていることに気づきました。確かに問題解決としては、このアプローチは適切なんだけど、与えられている時間も考える必要もあるな、と感じました。

●問題を絞り込む
時間がない中で、議論を進めていこうとするなら、ある程度早めの段階で自分たちが解決する分野や領域を思い切って絞り込んでしまうことも大事なのかなと、思います。

●前提条件を勝手に決めちゃう
上記に関連するんですが、ある問題って色んな問題が絡まって複合的に起きている場合が多いんですよね。んで、今回の場合のように、他の問題には目をつむって、その問題だけ考えようとするなら、前提条件を勝手に設定することが大事になるんですよね。

例えば、今回は食料・水の配分方法の問題に絞り込んだので、食料や水の入手の問題は目をつぶる、避難民の戸籍?家族形態?などの名簿もできている、といった前提条件を勝手に作っちゃいました。こういう前提条件をちゃんと設定して、メンバーの中で共有しておくことで、議論の土台が固まり建設的な意見が出やすいのでは?と思います。

●対象を明確に
これは完全に自分の色眼鏡という問題なのですが、他のメンバーは避難民における分配の問題を考えていて、自分は避難民への分配の方法を考えてしまっていました。つまり、他のメンバーは住民目線、私はマネジメント?目線だったのですね。悪い癖です。この違いになかなか気づけなかったので、目の前で行われている議論の意味を理解するのに時間がかかりました。

いきなり与えられたお題で、しかも時間がないので、どこでそういったものを絞り込むか、大変難しい問題かと思いますが、大事中ことだなと感じます。


以上のことを踏まえた上で、もし再度議論するのであれば、状況設定を早い段階で行っていきたいですね。例えば、今回の自分の場合、
・自分の立場:外部からやってきた人間で、避難所における問題を解決する
・対象:避難所の住人
・勝手に設定する前提条件:水や食料はあるものとする。住民名簿などもできている。
などと、勝手に絞ることができたら、もっと話しやすくなったかなと思います。

(まあ、今回の場合、ゲスト講師自身、外部からの人間でその場の社会課題を解決するデザインするという仕事をやっているので、そういった状況設定をしなくてはいけないということ自体が頭になかったのではないか?と思います。自分がWSに取り組む場合、自分自身がどんな立場の人間で、誰の、どんな問題を解決するのか?を自分で設定することも大事かな~と思います。


即席のメンバーで、時間も全然十分にない中で、大きな課題を解決するアイディアを出すって難しいですね。改めて、色々勉強になりました。

Shunichiro

2013年12月17日火曜日

国際協力系の学生でコンサル行きたいって言うならもっと考えた方がいい【No.110】

こんばんは。
Shunichiroです。

スーパーでお寿司が半額になっていたので、思わず買ってしまいました。
中にホタテのネタが入っていたのですが、この時期ノロウイルス大丈夫かな~。貝が原因で
発症するってよく聞くし。。。


さて、そんなどうでもいい話は置いておいて、記事を書いていきます。
自分自身が国際協力的なことやってるから、特に思うんだけど、最近国際協力やってる学生の中でコンサル人気増してるよね~。で、なんで?って聞くと、長期的なプランのためにはまずはコンサルで経営スキル磨いて~・・・ドヤァって感じなんですが、(まあ、自分自身もつい最近まで、そういう学生だったんですが(*_*;)それって将来考えてるようで実は考えてないんじゃない?って思うんですね。

なんか、国際協力系の学生にとって、まずはコンサル入ってスキル磨いて、んで30歳過ぎくらいから本格的に国際協力的なこととかソーシャルビジネスに取り組んでいくのが、あたかも王道みたいに語られてるけど、その状況ってすげ~表面的でしかないと思うんですよね。もちろん、コンサル入れば、がんがんビジネスに関わっていくことになるし、思考の仕方も叩き込まれるし、スキル仕込まれるし、、、で成長できるのは間違いない。

でも、じゃあ、コンサルやれば誰もが国際協力的な分野ですげ~ことできるの?そしたら、世銀とかいらないじゃん。もっとたくさんのコンサル出身の人が、世界的課題に関わっていけば、貧困なんて、圧倒いう間に消え失せるの?

違うよね。
そんな簡単じゃないよね。


んで、さらに言うと、世銀とかUNDPとかだってめちゃめちゃ優秀な人がたくさんいるじゃん。しかも、途上国の現場で仕事してる。確かにビジネススキルには劣るかもしれないが、その分途上国の現状にめちゃめちゃ詳しい。

じゃあ、そんな世銀とかの人材とビジネススキル持った人材が一緒に活動すれば、速攻貧困なんて消えるじゃん。最近確かに、世銀とかUNDPとかにビジネスセクターからの人材流入が起きている、と聞く。

でも貧困消えてないじゃん。



じゃあ、どうしたらいいの?
この世界から貧困や環境問題といった問題を消し去るのに必要なものは、アイディアだと個人的は思っている。その問題その課題をくるっと転換できるようなビジネスモデルや製品あるいはムーブメント。。。そんなアイディアこそが本当に必要なものだと思う。

世界にはめちゃめちゃ優秀な人がたくさんいる。
でも、世界にはクリアされていない課題がたくさんある。
それは、きっとその課題をクリアするためのアイディアがないから。

そのアイディアを出すために必要なものってなんだろう?
そのためには、本当にコンサル的なビジネススキルが求められているのか?


ここの点こそ、国際協力的なことやソーシャルビジネスを志す学生は本当に考えなきゃいけない点だと思う。確かにロジカルシンキング能力があれば、その一助にはなるだろう。でも必要条件じゃないよね。

それにコンサルを通過して国際協力的なことやソーシャルビジネスをするキャリアが王道みたいに語られてるけど、全体で見たらそれって超レアケースだし、しかも大事な点を見落としているからね。コンサル通過して国際協力的なことやってる人って、自分は二人しか知らない。
一人はkopernikの中村さん。
もう一人はTFTの小暮さん。

日本では特にこの二人の印象が強いから、コンサル→国際協力/ソーシャルビジネスっていうイメージになってしまってるんだろうなって思う。確かに小暮さんはその通りの道を歩いてきた人なんだけど、kopernik中村さんはコンサルにいたのは1年ちょっと、その後UNDPで10年以上途上国の現場に携わってる。キャリアで言うと明らかにUNDPがメインだ。なのにコンサルのところだけ取り出して、王道って言ってる。

世界中を見渡して、国際協力やソーシャルビジネスやってる人たちを挙げて行ったら、コンサル出身なんてめちゃめちゃ少数派だと思う。めんどいからいちいち数字調べないけど。


将来的には国際協力とかソーシャルビジネスやりたいなんて言ってる学生はもっともっと深い部分を考えていったほうがいいと思う。別に誰かが困るとか言う問題ではないけど(あ、でもコンサル志望がインフレしてるのはダルいね)、自分のキャリア、本当にやりたいことを考えるのであれば、もっと別の道のほうがベターだということも十分ありうる。


長くなってしまったのでこれくらいで筆を置くけど。
上記したような状況を、理解した上で、自分のキャリア・スキルの中における明確な位置づけを持った上で、コンサルを目指すなら目指せばいいと思う。ただただ、とりあえず、コンサル目指しておけば、やりたいことや解決したい課題を解決できるなんて思わないほうがいい。


Shunichiro

2013年12月16日月曜日

グローバル人材ってスキルの問題ではなく、マインドセットの問題【No.109】

こんばんは。
Shunchiroです。

どうも月曜日は調子が出ず、なんとなく日を過ごしてしまいがちです。
自分自身気をつけないといけないな~と感じております。


今日はそんな感じなので、少し短めの記事になりますが、グローバル人材について思うことがあったのでそれを記事にしていきたいと思います。

昨今、グローバル人材を求める声やグローバル人材を育てるといった声が叫ばれるようになってしばらく経ちますが、実際グローバル人材ってどんな人材なんでしょう?よく言われるのが、英語力だとかディベート力だとか現地での対応力だとか、、、企業や組織によって様々あると思うんですね。

でも、それらがそろっているからと言って、その人がほんまにグローバル人材なのか?って言われると、個人的にはかなり懐疑的なんですよね。まあ、そもそもグローバル人材自体の定義が曖昧というところもあるのですが、一般に言われているグローバル人材って、あくまで企業人として異国でも、上司の指示通り(あるいは指示を越えて)活躍してくれる人材を指しているのに過ぎないのでは?って思うんですね。あくまで、国内でよく働いてくれる人間の延長線上に海外でもよく働いてくれるっていうだけな気がするんですよ。

まあ、グローバル人材っていう定義自体がそうであるなら、その通りグローバル人材であるわけではあるんですが、個人的にはそれでいいの?って思ってしまう。逆に、日本語で日本式のコミュニケーションができ日本での生活ができる人材をローカル人材って言うの?って言ったら、まったく言われていないわけで、グローバル人材の場合、日本の部分を全部海外に置き換えただけの人材にすぎないように思えてしまう。(まあ、それでも、そんな人材が求められてるのは変わらないんだけど。)

んで、さらに局地的に見たら、グローバル人材と言えど結局はその現場ローカルなところで動いている状態なので、結局はローカル人材と変わんないじゃん、って思ってしまう。たまたま働いている場所が生まれ育った日本なのか?新しく足を踏み入れる海外なのか?その違いに過ぎないのでは?と思う。



じゃあ、僕が考える「グローバル人材」ってなんだ?って聞かれたら、自分が思う「グローバル人材」って、グローバルなスケールで物事を考えられる人間。グローバルな視野で考える癖がついている、そんなマインドセットを持った人間だと考える。スキルは問わない。(もちろん、あるに越したものではあるが。。。)

自分のやっていることを、局地的なその現場だけを考えている人間か?あるいは現在いる場所はその現場であるけれど、世界という舞台で見たときの立ち位置や戦略を描きながら、その現場を考えられる人間か?その違いがローカル人材かグローバル人材かを分けるポイントだと思う。

常に世界という舞台を考えた上で、今の自分、今の事業を見ているか?
世界という大きな潮流を見ているか?
自分の事業の先に、世界を見ながら動いているか?


そんな、グローバルなスケールで物事を考えられる人間、そんなマインドセットを持った人間が、僕の思う「グローバル人材」像。さらに言いかえると、少し飛躍はあるかもしれないが、グローバルという舞台での志を持っているか?ということでもあると思う。

現在の自分の事業の先に世界という舞台での戦いを準備している、そんな志を持っていれば、必然的に視野は広がるし、必要なスキルも貪欲に身につけていく。


あくまで、自分のアイディアであり、また学生ながら途上国開発やビジネス、テクノロジーに関わってきた人間としての実感値でしかないが、

グローバル人材とは、スキルの問題ではない。
「グローバルという舞台で闘う覚悟・を持った人間」
それこそが、グローバル人材だと僕は思う。



Shunichiro

2013年12月15日日曜日

ビジネスに大事なことって先進国も途上国も変わんない!?【No.108】

こんばんは。
Shunichiroです。

最近急に寒くなってきましたね。
体調管理に一苦労です。


さて、この土日は先進国、途上国の両方のビジネスにおけるコンテストを観覧してきました。(といっても、途上国の方はUstreamによる観覧だったんですけどね。)
土曜日は、途上国側:See-Dコンテストhttp://see-d.jp/
日曜日の今日は先進国側:京都大学ビジネスプランコンテストhttps://www.facebook.com/highestkyoto
今日はその感想をまとめようと思います。

両方のビジネスプランコンテストを見て思ったのは、「ビジネスで大事なことはどこでも変わらない」ってことですね。一見かなり性質が違うように見える市場環境ですが、実は審査員の方々が見てるポイントはかなり似ているんですね。

一つ目の共通点は「数年先を見たビジネスか?数年先を創れるビジネスか?」という点。
両ビジコンの審査員の言葉を紹介すると、
See-D→途上国の発展のスピードはものすごい早い。その中でも、3~5年後も必要とされているビジネスなのかどうか?
京大ビジコン→今あるビジネスは既存の大手が既得権益を食っている。だからこそ今存在していない商売をやろう。ベンチャーの強みはそこにしかない。
ということでした。

今ある市場の中でイノベーションを起こしていくことも大事ですが、今存在していない市場やニーズを満たすことも大事なんだなと改めて勉強させてもらいました。


二つ目のポイントは「その人に投資させる魅力があるかどうか?」という点。
確かにビジネスモデルの優秀さや財務面の優秀さは大事だけど、それ以上にその人(プレゼンター)の魅力を大事にしているようです。象徴的な言葉を紹介すると、

「審査員や投資家が最終的に見るのは『変わり続ける数年後にも、新しい価値を見いだせる人物なのか?』という、その人の資質。」

とのことです。
ビジネスプランや財務戦略などは勉強すればいいし、あるいはそれができる人材を連れてくれば良い。でも、その人の資質や情熱だけは起業家自身が磨かなければならないものかなと思いました。


自分自身もビジネスプランコンテストに出たり、或いはビジネスプランコンテスト自体を立ち上げようとしている中で、非常に示唆に富み、勉強になりました。


最後に、とても感銘を受けた言葉があるので、それを紹介して今日の記事を締めさせてもらいます。
「人生は棒高跳びと同じ。失敗するほどに、より高いところを目指すことができる」


それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro

2013年12月7日土曜日

阪大Speak Out予選を終えて~プレゼンに対するフィードバックまとめ~【No.107】

こんにちは。
Shuncihiroです。

あっという間に12月ですね。
今年も色々ありましたが、残り1カ月となってしまいました。今年中にやり残しがないように、日々取り組んでいきたいですね。


さて、友人からの招待を受けて阪大で行われている「Speak Out」という自分語りのプレゼン大会にでることになりました。今日はその予選会。

正直に言うと、プレゼン大会ってなかなか気が進まないんですよね~
しかも特に今回は“自分語り”。こういうのって個人的にすげ~苦手で、基本的には見にも行かない。でも友人の招待もあり、また自分自身こういう場に出てみて、プレゼンのフィードバックをもらいたいなって思って参加してみました。

まあ、みんなからのコメントは思った通り(笑)
今日はそのフィードバックをまとめて、記事にしていきたいと思います。


自分のプレゼンは「開花の瞬間を求めて」ということで、これまでに自分が歩んできた道、そしてその背後にある考え方や大事にしてきたものを語るという構成にしました。

みんなからいただいたフィードバックは、以下の通り
◆プレゼンターへの質問
・将来はどのようになりたいのか?
・なぜ適正技術→ビジネス?
・どうして小さな思いを大切にできたのか?
・その「~したい」という気持ちはどこから湧いてくるのか?(出会った機会によるのか?それとも入学以前の経験?)
・将来的にどのようなことをしていきたいと考えているのか?今具体的な方向性を定めているならば知りたいと思う

◆内容についての感想
・想いが伝わるプレゼンだった
・経験が豊富で面白かった
・実際のexsampleがあってもよかった
・内容はちょっと抽象的かも
・様々な活動が点と線のつながりによって構成されていて、興味深かった
・適正技術に至るまでの生々しく具体的な体験談が身にしみた
・小さな思いを形にしようという考えは素晴らしいと思う

◆話し方、プレゼンの仕方について
・ゆっくりと堂々としていたプレゼンだった
・Openningが面白かった
・乾燥的な話し方は非常にlogicalに聞こえる
・細かいことですが、プレゼンの字体を工夫があればより見やすいと思いました
・ドキュメンタリー風にお話しするのであれば、もう少し演じてほしかった
・時系列で並べるよりは「~したい!~している!」→「それってなんで?」の順の方が明示的
・余韻を残すための間が多すぎるが、聞きやすいプレゼンだったと思う
・少し硬かった

◆その他、感想、メッセージ
・言葉使いなどとてもわかりやすかったです。緊張していたようですが、堂々とプレゼンできたら素晴らしいプレゼンになると思います。(内容はとてもよかった)
・これだけ多くの活動に取り組み、成果を挙げてこられた先輩の存在を知り励まされる思いがした
・心に響く言葉が選ばれていて、感銘を受けました。もっと多くの言葉が聞ければ、と感じました。具体的には、の実体験についての言及が欲しいです


という感じでした。
ありがとうございました。


さて、ここから自分なりの考察や考えを書いていこうと思います。
◆プレゼンターについて
正直、個人的には方向性は大事じゃないんじゃないかな~と思っていて、現時点での将来的にはこういう方向に行きたいってあっても、実際その方向性ってどんどん進化していくものだと思っている。でも、オーディエンス的には気になるんだろうな~ってところで、自分の認識の齟齬かな~と。

自分の中の小さな思いを大切にしてきたって言うのは、半分もともと半分後付け(笑)
中学校くらいの頃から、自分の中のモヤモヤやチャレンジしたいっていう気持ちは大事にしてきたつもり。その延長線上に大学生活もあったのかな~って思う。でも、そんなに自覚的に行動していたわけでは全くない(笑)そこんとこの感覚値ってみんなないんだろうな~。最初から全てわかってる人なんていないよ~。だから今回みたいなイベントがあるわけだし。。。

◆内容について
できる限り自分の体験について触れながら話そうってのはあったんだけど、その中で時間の関係上具体的な話はほとんど抜いてしまった。少しくらいは入れてもよかったのかな~と。

◆プレゼンについて
もう言うことないですorz
感情的な話し方や、訴えかけるようなプレゼンができないというところは改善していきたいな~。(個人的にはこれでも感情を入れたプレゼンを心がけていたんだけど・・・)多分改善すべきは言葉の抑揚や間合いというところではなく、むしろ表情かなって。頑張ります(汗)

構成自体は、判断できないです。
自分としては時系列で話す→その背後にあった大事にしている部分、という構成で帰納法的にそのエッセンスを紹介したいと思っていた。ただ、時間配分でその帰納的な具体例を言えずに終わってしまったので、そのせいでわかりづらくなってしまったのではないかな?と。

◆その他
言葉使いや言い回しについては、いい評価をいただけたので、もっともっとブラッシュアップしていきたいなと。

それと、緊張はなんでだろね~??
自分自身プレゼン機会は多かったので、今回のような少人数で緊張せえへんやろ~って思ってたんだけど、、、
多分原因としては、
・他のプレゼンターより年上という自覚から生まれるプレッシャー
・ある種なめてかかっていた部分があった
の2点があるのではないか?と。
自分自身まだまだですね。


というところで、今回自分のプレゼンスキルに対するフィードバックをいただけたことが何より収穫。
予選通ればいいし、通らなくてもこれで十分かな~(笑)
感情的ないいプレゼンができるように精進していきたいと思います。



Shuncihro