2013年12月20日金曜日

20131219WS反省【No.111】

おはようございます。
Shunichiroです。

今日は珍しく朝のブログ更新です。
というのも、昨日参加したセミナーで行ったWSの反省を忘れないうちにしておきたいな~って思ったからなんですね。


では、さくっと簡単に背景の紹介に入っていきます。
昨日行われたセミナーは「シリーズ適正技術WS-Design for Life」というもので、阪大が行っているデザインやモノづくりを用いて、社会課題を解決するヒントを学んでいこうという形でやっているものです。昨日は「Issue×デザイン」という形で様々な活動に取り組んでおられる方がゲスト講師として来られました。

前半講義を聞いて後半WSという流れだったんだけど、その時のWSのお題が
「201X年、大震災が起こり、約300人が体育館などの避難所に集まりました。その時に起こりうる課題をブレインストーミングし、その解決策をデザインしてください」
という感じのものでした。

自分たちが取り組んだものは「水・食糧」というテーマだったのですが、、その時のWSの進行などについて、自分自身気づかされることなど色々あったので、反省の意味も込めて記事にしていきます。


●時間に対して、全体像を把握しようとしすぎている
自分としては、やっぱりまず全体像を把握した上で、なにが問題なのか?を見極め、それを解決していく包括的なデザインを考えすぎていることに気づきました。確かに問題解決としては、このアプローチは適切なんだけど、与えられている時間も考える必要もあるな、と感じました。

●問題を絞り込む
時間がない中で、議論を進めていこうとするなら、ある程度早めの段階で自分たちが解決する分野や領域を思い切って絞り込んでしまうことも大事なのかなと、思います。

●前提条件を勝手に決めちゃう
上記に関連するんですが、ある問題って色んな問題が絡まって複合的に起きている場合が多いんですよね。んで、今回の場合のように、他の問題には目をつむって、その問題だけ考えようとするなら、前提条件を勝手に設定することが大事になるんですよね。

例えば、今回は食料・水の配分方法の問題に絞り込んだので、食料や水の入手の問題は目をつぶる、避難民の戸籍?家族形態?などの名簿もできている、といった前提条件を勝手に作っちゃいました。こういう前提条件をちゃんと設定して、メンバーの中で共有しておくことで、議論の土台が固まり建設的な意見が出やすいのでは?と思います。

●対象を明確に
これは完全に自分の色眼鏡という問題なのですが、他のメンバーは避難民における分配の問題を考えていて、自分は避難民への分配の方法を考えてしまっていました。つまり、他のメンバーは住民目線、私はマネジメント?目線だったのですね。悪い癖です。この違いになかなか気づけなかったので、目の前で行われている議論の意味を理解するのに時間がかかりました。

いきなり与えられたお題で、しかも時間がないので、どこでそういったものを絞り込むか、大変難しい問題かと思いますが、大事中ことだなと感じます。


以上のことを踏まえた上で、もし再度議論するのであれば、状況設定を早い段階で行っていきたいですね。例えば、今回の自分の場合、
・自分の立場:外部からやってきた人間で、避難所における問題を解決する
・対象:避難所の住人
・勝手に設定する前提条件:水や食料はあるものとする。住民名簿などもできている。
などと、勝手に絞ることができたら、もっと話しやすくなったかなと思います。

(まあ、今回の場合、ゲスト講師自身、外部からの人間でその場の社会課題を解決するデザインするという仕事をやっているので、そういった状況設定をしなくてはいけないということ自体が頭になかったのではないか?と思います。自分がWSに取り組む場合、自分自身がどんな立場の人間で、誰の、どんな問題を解決するのか?を自分で設定することも大事かな~と思います。


即席のメンバーで、時間も全然十分にない中で、大きな課題を解決するアイディアを出すって難しいですね。改めて、色々勉強になりました。

Shunichiro

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