2014年1月31日金曜日

思考メモ2014年1月⑥【2014-No.13】

こんにちは。
Shunichiroです。

思考メモ本日2記事目いってみようと思います。
けっこう楽しくなってきた&情報溜まっててうっとおしいので(笑)
すっきりしたいです。

・個人が力を持つ時代
→いや~面白いですね~。ネットに始まり最近はMAKERSと、個人でも提供したい価値が提供できる環境が整ってきたのは面白いですね。「富の未来」などでも、そのような世界が予想?されていましたが、ドンドンそんな時代が到来しているようで、今後の世界の流れを考えること、そしてそんな世界を先取りして動いていくことへのワクワク感が沸き起こってきますね。
http://social-design-net.com/archives/11768

・芸術家とは芸術によってカネを稼げる人間のことだ
→いや~グサリと刺さりましたね、この言葉。この記事にある“腐った楽園”はどこでもあるものとしても、そんなことお構いなしに、ちゃんとメシが食えるか?そういう成果物を生み出しているか?それを考えるのって非常に大事なことですよね。それこそ、いわゆるバリューですよね。業界の仕組みではなく、本当に自分で力を付けて自分の力によってメシが食える、そんな人材になっていきたいと思います。
http://www.tachibana-akira.com/2013/12/6151

・シリコンバレーとは“起業家が生まれるための生態系”
→この2記事は超絶面白かったですね~。まさにシリコンバレーとは生態系にほかならないな、と感じました。成功した起業家がVCを生み、新たな起業家を育て、お金を投資し、成功に導き、また成功した起業家が、、、というサイクル、むしろ生態系が出来上がっているんですよね~。以前スタートアップウィークエンドに参加した時も飲み会の席で「シリコンバレーはgoogleの上場によって生まれた」という話を聞き、非常におもしろかったです。逆に日本ではなぜシリコンバレーができないのか?というと、その逆でgoogleのようなメガ企業が生まれていないから、と言えるんですよね。鶏と卵かもしれませんが、日本のシリコンバレーはどうやったら生まれるのでしょうか?
http://rebrightpartners.com/archives/1171
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140127/258845/?ST=smart

・次代のリーダーシップは、ストーリーシップ
→個人の所感を裏づけてくれるもので非常に嬉しく思いました。まさにこれからはストーリーや流れ、ビジョンが大事な時代になっていくのではないかと思います。このような感覚を背景に今後を考えると、ビジネスや論理の世界だけではなく、むしろ映画産業などのクリエイティブな世界に一度は身を置くのもありかな~と考えています(笑)
http://blog.livedoor.jp/stake2id/archives/51998104.html


今日の思考メモでした~(@^^)/~~~

Shunichiro

思考メ2014年1月⑤【2014-No.12】

こんばんは。
Shucnihrroです。

最近暖かい日が多いですね。
家でも暖房要らずで過ごせるくらいです。これも地球温暖化の影響なのか?といったら飛躍ですね。今後の地球環境がどうなっていくのか気になるところではあります。


さて、思考メモ行ってみたいと思います。

・メタレベルのデザインが求められている
→いや~ほんまそう思いますね。少し前からデザイン思考とか流行ってましたけど、最近はもっと広い意味でのデザイン=ソーシャルデザインとかの時代かな~とか思っていたら、ドンピシャな記事がありましたね。MITメディアラボのお二人がおっしゃっている、「ビジョンを駆動力にするデザイン」「カルチャーリーダーシップ」なのかなと思います。
にしても、やはり芸術家・世界の先を見つめている人々の話は奥深いものです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140128/258908/?ST=smart
http://blog.livedoor.jp/stake2id/archives/51999473.html

・思考や情報の裏にある何があるかを探る技術が大事
→まさにその通りだと思います。いつも氷山の例なのですが、海面にでてる部分だけでなく水中で見えない部分にこそ気を配るべきだな~と改めて感じます。
http://yaplog.jp/ultgear_lasrun/archive/1430

・論文を書くには、前提・課題・結論の3点セットが大事
→私はいつも「Issueから始めよ」思考を心がけているのですが、色んな角度から眺めてみるのも大事ですね~。前提・課題・結論は、いわゆる空・雨・傘だし、色んなところでその有効性を感じられます。
http://yaplog.jp/ultgear_lasrun/archive/1443

・UX,UIにも詳しくなりたい
→最近IT系スタートアップ界隈への関心が高く、色んな記事を読んだりしているのですが、Btraxさんの記事はいいものが多いですね。UX,UIについては去年参加したスタートアップウィークエンドでも突っ込まれること多かったので、意識して勉強していきたいです。
http://blog.btrax.com/jp/2014/01/29/ux-business/

・変化の「触媒」に
→VCの話ですが、記事の中の「変化の『触媒』に」という一言が心に残りましたね。以前私はヘッジファンドのこと嫌いでしたが、「ヘッジファンドやハゲタカファンドはその投資手法によって、非効率な経営をしている企業や時代に沿わない企業を喰うことにより、市場における新陳代謝を高めている」という論を聞いてから、かなり印象が変わりました。VCやファンドは本当に使い方・考え方次第ですね。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N02Z3G6K50YS01.html

・モバイル+1がアツい
→最近ITスターアップも変わってきていて、モバイル+ハードウェアというスキームでのモノづくり・サービスが人気を集めているようです。Squareもモバイル+1だし、香水キット(サービス名忘れた)もこの類ですね。モバイル+1だと、その扱える範囲がモバイルOnlyに比べてグット拡がるため、色んなサービスが考えられそうで、関心深いところですね。またこのモバイル+1分野は3Dプリンタとの相性も非常にいいらしく、3Dプリンタの価格も下がってきている昨今の時流ともマッチしそうです。
http://blogs.itmedia.co.jp/yasuyasu1976/2014/01/post-cd8a.html
http://blog.livedoor.jp/stake2id/archives/51998297.html



書いてて気づいたのですが、必ずしもリンクはった記事と私のコメント内容が合致していないですね。それはあくまで、記事をきっかけに自分が考えたことや過去考えていたことを文字化してみた的なところがあるからだと思います。御容赦いただけたらと思います。

まあ、個人的にはこの思考メモ記事は結構気に入ってるので、今後も自分の中の情報蓄積&簡単なアウトプットの場として使っていきたいと思います。


Shuncihiro

2014年1月28日火曜日

思考メモ1月④【2014-No.11】

こんばんは。
Shucnihriroです。

ちょうど現在テスト期間なのですが、この時期ってなかなかブログ更新できないのが辛いですね。情報が溜まってばかりで、深く考えていけていないです。ということで、少し浅い形にはなってしまいます申しわけありませんが、今日の思考メモいってみようと思います。


・秘境に住む唯一無二の伝統文化に生きる少数民族の姿を記憶する写真シリーズ
これすごいですね~。特に最近ジャレド・ダイアモンドの本(「昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来」)など読んだので、特に感慨深いですね~。これからの世界の動きの中で、こういった方々の生活がどう変わっていってしまうのか?あるいは、どう守られていくのか?非常に関心ありますね。ただ変化を見守るとか保存とか言う考え方自体が、少数民族を見世物のように捉えてしまっていたり、あるいはこちらの考え方や生活を中心に見てしまっていることの表れなのかな~とか思ってしまったり。伝統文化のよさや価値感を残しつつ、上手く現在性とマッチできるような方法はないかしら??
http://dailynewsagency.com/2013/11/13/jimmy-nelson-before-they-pass-jgd/

・起業を目指したい人にはぜひ。
この2記事好きですね~。ただ、最近の勝手な感情ですが、「起業家」って言葉嫌いなんですよね。なので、起業家とは言わずに「起業を目指したい人」という言い方にしています(笑)まあ、この2記事は起業を目指す人の生のストーリーも非常に興味深かったのですが、それ以上にピッチで気をつけることの記事は、プレゼンの際に非常に参考になるな~と思います。
http://www.turnyourideasintoreality.com/2014/01/bensilbermann/
http://kikaku-keiei.com/blog/archives/1720.html




すいません。
今日は2トピックでしたが、どうも考えがまとまらず。。。
とりあえず試験をしっかり乗り越えてから、しっかり書いていこうと思います((+_+))
本間申し訳ないです。



Shuchiniro

2014年1月24日金曜日

思考メモ2014年1月③【2014-No.10】

こんにちは。
Shunichiroです。

思考メモの続きを紹介していきたいと思います。


・「日本企業は『海外』では、過剰品質なのではなく、実は『低品質』なのだ」という認識が必要なのかもしれない
この記事読んでなるほどね~と思いました。日本においては品質=性能という認識になってしまっていて、価格や使いやすさ、修理しやすさなどといった色んな要素を加味した上での(複合的な)品質という認識がなかったんだろうな~と非常に腑に落ちました。この認識の違い、そして戦略論的に言うと「指標」の違いが、ガラパゴスケータイとiPhoneの決定的な違いを生んでしまったのかもしれません。

ただ、日本は技術力の高さにおぼれている、といったオピニオンはかなり前からありますよね。この記事により、、技術力=品質or複合的な品質の良さという指標の違いが明確に理解することができたのですが、でも結局何年も前から言われ続け結局変われていない状況がありますよね。そこで、じゃあ、どうすれば打開できるのか?何年も前から言われているのに結局変われていない原因って何なんだろうな~っていうところが考えさせられますね。



・億万長者85人の総資産は世界の下位所得者35億人に相当する~オックスファムがダボス会議前に「経済格差の拡大」警鐘~
これ単純にすごいですよね~。たった85人が35億人に相当するだけの富を独占しているなんて、、、逆にいったらこの85人がその富を貧しい35億人とちょっとづつでも分けあったら、35億人の生活って劇的に変化すると思うんですよね。まあ、そうならないようにこの世界は動いているし、これらの人々の都合のよいように日々世界は変化され続けている訳だから、なかなか是正されないんだけど。

個人的には、この流れ(資本主義のルール)にそったまま、お金の流れを改善できるような方法ってないだろうか?と模索しているわけで、つい最近考えついた仮説とかもまさにそういう方向を考えているんですね~。TFTとかkopernikとかRtRとか、、、もっとそういう資本家の善意をくすぐり、かつ彼らの経済的利益も何らかの形で担保しつつ、お金の流れを変えられる方法はないだろうか?と。


・「技術革新で仕事の5割が消滅」20年後の社会
技術によって、人間の雇用、特に単純労働が駆逐されていくというのはよく聞く話ですよね。こういった意見にたいする危惧は私も感じている一方で、淘汰された仕事と同じだけ新しい仕事が生み出されるわけだから、結局人間の雇用の総量は変わらない、とする意見も聞いたことがあります。一例として、amazonの出現により既存の店舗型の書店などはそのあおりを食っていますが、その一方で宅配業者など既存サービスで雇用が増えたところもあれば、あるいはモバイル決済などの新しいベンチャーが生まれ、そこでも新たな雇用が発生していることもありますよね。

そう考えると、技術革新が起こればその過程で時代に合わない雇用や働き方は淘汰されるけど、それと同じだけ時代に合った雇用や働き方が出現してくると考えることができます。ただし記事にもどって考えると、時代に合っていない全体の50%の仕事は消失すると言えるので、20年後の社会は今とは全くちがった働き方・仕事が存在していると言えますね。

そういった20年後の未来における雇用や働き方を見越したスキルやマインドセットの設定も大事だと思うし、また起業家としては、今後20年で既存の世界の半分が入れ替わるという時代になるため、世界を変革する大きなファクターになれるような波がきてるとも言えますね。
どんな立場であれ、非常に面白い時代になっていくのではないかと思います。



思考メモ記事、一つの中に3記事くらいがちょうど読みやすいですかね。
こんな感じで、日々試行錯誤しながら進めていきたいと思います。


Shunichiro

思考メモ2014年1月②【2014-No.9】

こんにちは。
Shunichiroです。

最近更新が滞っていたのですが、日々アウトプットしていかないと情報が溜まりすぎて消化不良のまま流れていき、どこかに消失してしまいます。もったいないですよね。そういった取りこぼしをなくすための思考メモですが、習慣化していきたいです。


・孫泰三のブログより、リスクを取るとは?
少し前の記事になりますが、リスクについて語った孫泰三さんのブログ記事がなかなか面白いので、簡単に思ったことを紹介します。また彼の記事の中には兄の孫正義の言葉も記事の中で紹介されています。

まず「リスク」の意味が世間的に誤解を受けているようで、リスクの本来の意味とは「“コントロール可能な”危険」という意味があるそうです。コントロール可能というのミソで、コントロールするためには事前の想定が必ず必要になります。自分たちもよくリスクという言葉を使っているのですが、それに対して、どこまで想定しているのでしょうか?僕もそうですが、なんとなく危険だよね~くらいで使っていることがしばしばに思います。

しかし、孫兄弟は非常に大きなリスクをとり成功してきているのですが、彼らは何をどこまで想定して、決断に臨んできたのでしょう?記事の中では、
「七重八重の構え」
「従業員が会社のことについて『1』程度考えているとしたら、経営者は300くらいは考えてないといけない」
「ある意思決定にたいする危険・機会損失を考えられる限り全て考え尽くす」
「100の問答」
「1000経営指標について考え尽くす(千本ノック」
などなど、本当にありとあらゆることを考え、想定し尽くし、その上で決断を下しているようです。1000の経営指標に答えていくとかすごいですよね。でもそれだけ考えているからこそ多大なリスクに果敢に挑み、乗り越え、コントロールし、事業を大きく成長させることができるのだと思います。非常に深い経営哲学が詰まったブログ記事だと思います。

そうそう、記事の中でリスクについて改めてまとめ直していたものがありましたので、それも紹介しておきます。


  • リスクとは制御可能な危険のことを言い、制御可能な危険以外は冒してはいけない
  • リスクをとる際はリスクの評価(失敗時の被害がどれくらいになるかの測定・評価)をきちんと行う
  • 一方、リスクを冒したときのリターン(リスクをとらないときの機会損失)もきちんと評価する
  • 最終的にはリスクとリターンを天秤にかけ、どちらをとるかを合理的に判断すれば後悔は少ない
  • 実行にあたり、リスクに対する構えとしてコンティンジェンシープランをきちんと作成する

  • http://taizoson.tumblr.com/post/23197278519
    http://taizoson.tumblr.com/post/21683978912
    http://taizoson.tumblr.com/post/22120025635


    ・志とは、個人の夢が社会という大きなレベルにまで達している状態
    これもまた孫泰三のブログからで恐縮ですが、非常に深い言葉だと感じたので、少し長いですが、紹介します。

    夢と志の違い
    ここで夢や志と言いましたが、実は夢と志は大きく異なります。夢は「将来プロのサッカー選手になってプレミアリーグの試合にスタメンで出場したい」とか「宇宙飛行士になって宇宙を飛びたい」みたいにその人個人が思い描く最高の理想の状態のことを言いますが、一方、「志」という言葉には単なる「夢」とは違うニュアンスが入っていそうです。「志」という言葉から思いつく事例としては例えば、坂本龍馬が幕末に命を賭して薩長連合の説得を計ったことなどいい例だと思いますが、これを「坂本龍馬の夢」というとちょっと違和感があり、「坂本龍馬の志」と言うとしっくりきます。では夢と志の違いっていったいなんなんでしょうか。

    結論を言いますと、夢はあくまでも個人的な願望であり、志はそこに社会的な意義を重ねたものを言います。たとえば「将来プロサッカー選手になって活躍したい」という夢を持った少年が、大きくなって実力をつけ、プロサッカー選手としてデビューした後いろいろな経験を積むうちに視野が広がり、最終的に「世界最高峰のリーグで様々なノウハウを学び、それを自国に持ち帰って自国のサッカーのレベルを上げ、貧困にあえぐ多くの子供達に夢と希望を持たせたい」という目標を持つようになったとき、それは個人の願望が社会的な意義を帯びて「志」へと転化しています。つまり、志とは、自分の願望に社会の大義を重ねあわせることによって単なる自分の欲望をなにか実現に値する価値のあるものへと昇華させ、その価値の実現にむけて自分の人生を捧げるというコミットメント(決意表明)なのです。

    ちなみに孫家ではよくそれを「究極の自己満足」と言い換えて使います。「自己満足」という言葉には自分さえよければいい、というニュアンスがあって普通は決して良い意味では使われませんが、その自己満足も究極まで突き詰めると、自分さえよければいいというのでは満足できず、自分の愛するまわりの人々もハッピーな方がいいし、もっといえば社会全体がハッピーな方がいいに決まってる、そうじゃないと満足できない、となり、「志とは社会性を帯びた己の夢である」という意味が「自己満足」という言葉のネガティブな意味によって逆説的に非常に際立って浮き上がるため、よく好んで使います。

    話を戻すと、自分はなにがしたいのか、自分がやろうとすることの意味はなんなのか、を哲学するということは、自分個人の欲望や願望を明確にしつつ(欲望それそのものは、それが邪悪なものでない限り、否定する必要はないと思います。欲望そのものは自分が生きる原動力でもあるので)、それが社会においてどのような意味・意義を持つのかを考えるということに他なりません。そういう問いを発し続け考え続けることによって初めて、目標の実現のためにすべてを捧げる覚悟が生まれ、 矢折れ刃こぼれ命尽きようともなにがなんでも実現するぞという岩をも穿つ固い信念が生まれるのだと思います。

    すなわち、自分の哲学を「志」のレベルまで高めていくことによって決意が固まり、腹をくくることができ、自分の生きる道が定まるのです。論旨をまとめますと、新しいことにチャレンジするためには楽観的でなければならないが、真に楽観的になるためには人事を尽くさなければならず、人事を尽くすことができるようになるためには「自分はなんのために生きるのか」と哲学し続けるしかない。そして、自分の哲学を「志」にまで高めていくことができればそれは揺るぎない信念に変わり、成功するならやるけど成功しないならやらない、というレベルのことではなく自分の人生を生きる意味そのものになっていく、というのが結論です。
    ということだそうです。「夢」ではなく「志」を持って、私も色んな物事にチャレンジしていきたいです。さて、少し長くなってしまったので、一旦ここで記事を切ろうと思います。

    Shuncihiro

    光の音符にお邪魔してきました【2014-No.8】

    こんにちは。
    Shunichiroです。

    最近テスト期間ため、色々なモノが滞っていて、なんか重苦しい気分です。やっぱりタスクが溜まっているのは、精神安定上良くないですね。うまくテキパキこなして、早く平穏な日々を取り戻したいです。(そして単位も。。。)


    さて先日ですが、IDPCの渉外も兼ねて、光の音符さんへお邪魔してきました。
    光の教室は、歌とダンスを用いたスラムの子供たちのエンパワーメント活動を行っていまして、JICAの草の根事業にも採択されています。歌とダンスというある種変わった形での国際協力・国際開発活動に興味をひかれ、ぜひIDPCのキャリアフォーラムにもお越しいただきたいと考えています。
    そこで、その打ち合わせも兼ねて、MTGにお邪魔させていただき、色々お話をうかがってきたのですが、そのときのお話などを紹介したいと思います。
    (今回の記事で述べることは光の音符さんの考え方ではなく、あくまで話を伺った中で筆者が考えたことです。そのため、光の音符さんには一切の責任がないことをあらかじめ断っておきます。)



    ・草の根事業の良さを活かすスキームや理解が必要
    いわゆる国際開発案件などは、現地の状況を深く知った上で必要な事業を導き出す、ロジカルな作業という趣が強いですが、その一方で、草の根事業というのはある種その事業を行う人間の直感や論理的でない思いの強さによって行われていくという趣が強いです。

    特に、光の音符さんの場合、代表の方の直感や想いにより動いている部分が大きいため、ロジカルに答えを導けない場合が非常に多いし、またその結果もロジカルに測れるものでも在りません。歌やダンスによるエンパワーメント効果を、事前にその効果を見越した上で事業を開始できるものでも、事業の前後で定量化する方法もないですよね。


    光の音符の方曰く「JICA案件などは基本的には、DAC5項目評価など様々な指標を用いて、その案件がもたらす効果やその意義などを図ろうとしますが、草の根事業には当てはまらない場合が多い。でも、草の根でしかできないことも多分にあるし、それこそが草の根事業の意義だと思う。JICAはそれを踏まえた上で、草の根ならではの視点を活かす新たなスキームを考えることが必要だ。」とのことで、“草の根ならではの視点”というのは面白いな~と思いました。


    ・ロジカルで測れない部分こそ大切に
    上記の話の流れで、少しディスカッションしたのですが、JICAの人やコンサルタントの人というのは物事をなんでもロジカルに測ろうとするのですが、その反面ロジカルに測れない部分の物事をおざなり?ないがしろ?にする傾向があるそうです。

    特に光の音符さんの場合、ロジカルに測れない部分が非常に多いのですが、だからといってJICA的な人やコンサル的な人は、この事業はだめだ、と評価してしまうのではなく、むしろ、ロジカルで測れない部分のところをいかに論理的・定量的に落としこめるかどうか?実際にどんな効果をあげているのか?という部分をこそサポートしてあげるような姿勢が大事なのではないか、と思います。

    このようなことを考えると、JICAやコンサルの方はいわゆる「金槌を持っていれば全てが釘に見える」ではないですが、ツールに振り回されてしまっているのではないか?と思います。全てをロジカルにとらえ、そこから答えを導き出す方法だけではなく、ロジカルで測れない世界をいかに論理的・定量的な世界に落とし込んで実証していくのか?
    そういうロジカルの在り方、そういうコンサルの在り方もあるんじゃないか?そんなことを考えました。


    ・いわゆる“上からの開発”といわゆる“下からの開発”の間の溝
    ということを、話していくと、JICAや開発コンサルといったいわゆる開発の王道とでもいうような“上からの開発”の人間と、現地のNGOや光の音符さんのような草の根で活動している“下からの開発”を考えている人たちの間で非常に大きな溝が生じているようです。

    JICAや開発コンサルは草の根事業などに対する理解がない人も多く、草の根の人たちもJICA等にはできる限り関わりたくないという人もいるそうです。

    同じ開発を考えているはずなのに、なぜこうもいがみあってしまうのでしょう?すごくもったいないな~と思います。別に二つの方向性があっても構わないと思うし、なんなら両者それぞれが知見を交換し合って、より開発の手法を高めていけばいい。むしろそのほうが両者が本当に目指している上位目標に近付けるはずだと思うんですが。。。

    JICAやコンサルの人たちの中には、自分たちの学歴や能力を高く誇っている方も多いと思います。もちろん知的な作業をするためには、そういったものも必要かもしれませんが、それに固執してしまうのは真の知性ではないんじゃないか?と個人的には思ってしまいます。

    自分の能力や学歴にたいするちっぽけなプライドなんて目もくれず、本当に自分たちが目指す世界の在り方を実現する為に、考え方の異なる他者に歩みより互いに手を携えてさらなる高みを目指していく、自ら自分たちの理論を発展させていく、そんな姿勢こそが一番大事ではないんでしょうか?





    私は今回光の音符さんから色々なお話を伺って、上記のようなことを考えました。
    本当に開発をなしとげるためには、ロジックも大事だしロジックで測れない感性も大事。それを両者が理解した上で、考え方が異なれど、上位目標としての開発をなしとげるために手を携え合って切磋琢磨していくことが大事だとお思います。しかし、鶏と卵ではありませんが、本当の開発をなしとげていくために必要なことは、まずはJICAや開発コンサルと言ったちっぽけなプライドと学歴とロジックに振り回されてしまっている方々の考え方や姿勢が変わっていくことが求められているのかもしれません。

    私自身も人の感性やロジックで測れないところを理解できる人間になっていきたいものです。


    Shunichiro

    2014年1月18日土曜日

    思考メモ2014年1月①【2014-No.7】

    こんにちは。
    Shuncihiroです。

    さて、今日から思いつきですが「思考メモ」なるものをつけていきたいと思います。これは今まで記事化できず落としてしまっていた、ある情報に対する考察やアイディア、あるいは日々浮かんでいるふわっとした着想のレベルを脱していないアイディアや問題意識などを、書いていきたいな~と思っています。

    最初は試行錯誤しながら進めていくので、スタイル等変わるかもしれませんが、某情報キュレーションサービス「ネタ〇クス」を参考にしながら、自分なりの方法で進めていきたいと思います。


    ◆情報メモ
    http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MZ26V16K50ZA01.html
    ・インドで貧困層狙う預金詐欺、174万人に被害―違法業者急増―
    http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MZ26V16K50ZA01.html
    →怖いですね~。途上国の貧困層って、たいがいインフォーマルセクターに所属していて、基本的に登記とか言う概念ってないんですよね~。そして、膨大な数がいるからこそビジネスになるし、そして、インフォーマルだからこそ成立してる、というところがある。
    インフォーマルセクターの行いを取り締まることも大事だけど、現場の力学を理解しながら、既存のインフォーマルセクターをフォーマルセクター化すること(しかも、うまく軟着陸させる必要がある)が大事なのかな~と思います。

    ・【保存版】Techメディア一覧!海外のテックシーンを把握するのにオススメのメディア、全部集めました。
    http://svjapan.blogspot.com/2013/11/tech.html
    →やっぱり情報のタネは多いほうがいいですよね。特に海外(特にシリコンバレー)のテクノロジー系のネタへの感度は高くしておいて損はないですね。

    ・日本企業の興亡をかけた「垂直統合化」の戦い
    http://bizgate.nikkei.co.jp/sp/article/14395816.html
    →何かで聞いた話ですが、全部自分で持っているからこそ、より戦略的な展開が可能になるとか。Amazonも自前で倉庫などを持っているからこそ、配送の早さだとか、品ぞろえだとかをカバーできるという強みを発揮することになっている、とか。
    今後各企業が自前でそろえることによって、どういう展開をしていくのか気になりますね。

    ・群れのルールから外れることが課題解決力を磨く第一歩です
    http://www.recruit-ms.co.jp/research/2030/opinion/detail12.html?fb_action_ids=480065395437039&fb_action_types=og.likes&fb_source=other_multiline&action_object_map=%5B520965938001609%5D&action_type_map=%5B%22og.likes%22%5D&action_ref_map=%5B%5D
    →最後の方に言っている、「自分で考えることが大事」この一言に尽きますね。


    ◆アイディアメモ
    ・人とは違う、それも決定的に違うことをやる。そして可能な限り全速力でやり切る
    ・新しいプロトコルになる
    →twitterやビットコインに関して、Yコンビネーターのポール・グレアムが言っていたことですね。彼のブログ記事での発言を紹介しているソースを紹介すべきなのですが、探すのがめんどくさいのでwこのソース記事は非常に示唆に富む内容がいっぱいあるので、ぜひ読まれるといいと思います。



    という感じですね。
    最初の試みだだったのですが、もっと基ソースも紹介しながら、かつ自分の考え(=何故それが面白いと思ったのか?何を考えたのか?など)にも触れることができるようにしたいですね。

    これから面白いな、と思った言説などはなるべく基ソースにあたれるようなストックの仕方をしてみますね。思考メモのおかげで、日々の情報ストックの仕方も変わりそうです。



    Shucnichiro

    2014年1月17日金曜日

    援助が役に立たない理由【2014-No.6】

    こんにちは。
    Shucnichiroです。

    昨日の記事に引き続き、今日の記事では「援助じゃアフリカは発展しない」を引用しながら、援助が機能していはない、役に立っていない理由について紹介していきたいと思います。

    ◆援助にいおけるマクロとミクロのパラドクス
    援助においては、短期的な効用と長期的な効用の間で、ジレンマを抱えていることがあるそうです。良く聞く話として、援助やチャリティーが現地の産業を破壊してしまうことがあるそうです。

    援助やあるいは有名人によるチャリティーという名目などで、現地に大量の蚊帳や古着が送られ、無料で配布されたりする。一時的には現地においても喜ばれるかもしれない。しかし、現地で蚊帳や服飾を行っている業者にとってはたまったものではない。無料で大量の商品が配布されたら、自分の商品が買われなくなってしまうからだ。その結果、そういった業者は廃業してしまう。そして、長期的に見たら、配布されたものを修理しよう、あるいは新しいものに換えようと思っても、現地にはそのための産業はもはや存在していない。

    まさに援助が現地の産業を破壊したケースである。
    しかし、援助を行った側にとっては、そんなことお構いなしである。チャリティーを行った有名人はさらに知名度と人気を高め、さらに高額なギャラを稼ぐようになる。そして、彼に寄付した者たちも、そんな現状を露とも知らず、さらに彼に熱狂していく。。。

    短期的には意味のある行動かもしれない。しかし長期的に見たら、それは全く被援助国の役に立っていないばかりか、むしろ害悪でさえあったと言える。

    このような状況に対し、書籍では、
    ほとんどすべてのケースにおいて、短期の援助の評価は、援助の成功という誤った印象を与える。しかし、短期の援助の評価は、アフリカにおいて長期の問題に取り組む場合にはほとんど役に立たない。援助効果は、長期の持続的成長にどれほど貢献したかで評価されるべきであり、持続可能な手法によりどれだけ多くの人々を貧困から救済できたかという観点で評価されるべきである。このようなレンズを通してみると、援助は目標を達成していないことが分かる
    と言っています。


    ◆援助の悪循環
    有効と思って行ったはずの援助が、ますます現地を貧困に陥れる悪循環に陥ってしまっているケースもあるという。一つ挙げられているのが、腐敗である。
    援助があると腐敗が腐敗を助長し、国家は簡単に援助の悪循環に陥る。外国援助は腐敗政府にテコ入れする―つまり彼らに自由に使える現金を支給するのだ。これら腐敗した政府は、法体制、透明性のある市民組織の設立、市民的自由の保護を妨げ、内外からの投資を魅力のないものにしてしまう。不透明で投資が少ないので経済成長は低下し、このことは雇用機会を減少させて貧困をますます拡大する。貧困の増大に応じて、ドナーたちはさらなる援助を与えるが、このことがますます貧困を増大させる。これが援助の悪循環だ。必要な投資を窒息させ、援助依存の文化を浸透させ、体系的な腐敗をはびこらせる悪循環は、全て成長にとって有害な結果をもたらす。事実この循環は、援助に依存する最貧国での開発を遅らせ、経済を必ずや失敗に導く。
    また他にも、援助によって、現地にインフレが生じ、結果的に現地の経済を破壊してしまうことや、あるいは現地の競争力を損なわせ、外貨収入をうむ輸出部門の能力を低下させること等も述べられている。そして、そのような状況に対し、テコ入れを行うためにさらなる援助が行われているのである。


    ◆援助が向かうべき方向
    本書では、援助が向かうべき方向として(まず援助自体やめてしまうことも主張しているのだが、、、)、市場経済の利用を掲げている。すなわち、援助ではなく、市場を通じた資金の調達やそれによって行う投資による企業の育成、経済の活性化こそを図るべきだとしている。そして、そのための援助の在り方として、ただ与える、ただ融資するのではなく、見返りを要求することも大事だとしている。

    本書の言説を引用すると、
    西側諸国の犯した間違いは、何かを与えるのに際して、なにも対価を求めなかったことである。中国の成功の秘密は、彼らのアフリカへの急進出のすべてがビジネスだったことだ。西側諸国はアフリカに援助を贈り、成果を気にしなかった。このことが利権集団を作り、膨大な数の人々を富から排除したために、政情不安を引き起こした。
    一方、中国は、現金をアフリカに送り、見返りを求めた。その見返りによって、アフリカの人々は仕事や道路や食料を得て生活を向上させ、少なくとも当分の間の、表面的な政治的安定が得られている。経済こそが重要なのだ。

    とのことである。
    また、現地の産業を育てる視点を持つことが大事であり、先ほどの蚊帳の例で言うと、先進国の蚊帳を送るのではなく、現地の業者に発注を行い、また供給も含めて現地の業者に仕事を依頼するという形が今後の方向性として大事なのだという。



    21世紀の今日においても数億人あるいは数十億人規模で貧困が未だに存在し、また発展が十分に進んでいない国々も多い。もちろん、発展することが全てというわけでもないが、人々が十分に尊厳を持った生活を営めることは大事なことだと思う。

    本書を読んで、また非常に考えさせられました。
    昨日の記事でも書いたのですが、日々知識の練磨を続け、かつ自己対話を通して思考の練磨を続け、自分にとっての国際協力・国際開発の在り方を模索し続けていきたいと思います。


    Shunichiro

    2014年1月16日木曜日

    自己対話をし続ける姿勢が大事【2014-No.5】

    こんばんは。
    Shuncihroです。

    そろそろ大学生恒例のテストシーズンになってまいりました。私大の学生はすでに春休みに入っているなんて、羨ましいですよね。テストを乗り越えて、春休みを充実させたいです。春休みにはちょっとした野望?があって、それにチャレンジしたいと思っています。


    つい先日「援助じゃアフリカは発展しない 」という本を読みました。

    以前から気になってはいたもののなかなか機会がなく、やっと読むことができたのですが…国際協力・途上国開発に携わる身として非常に考えさせられますね。


    本の要旨として、アマゾンの紹介文から引用させてもらうと
    本書は劇薬である。

    「援助は腐敗を助長させ、人々を貧困に陥れる。アフリカが貧しいのはまさに援助のせいだ」と言い切る著者は、ザンビア出身、ハーバードで修士号、オックスフォードで博士号をとり、世銀に2年、ゴールドマン・サックスで8年勤めた経験を持つ、女性エコノミスト。「各国や国際機関がアフリカへの援助を、5年以内にやめる」というショック療法を提案するなど、「アンチ・ボノ(U2)」としてマスコミで一躍注目を浴びる存在となり、2009年5月発売のTIME誌では「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。筆者の説を肯定するかどうかはともかく、手っ取り早く欧米での援助の論争の内容を知りたいむきにはお勧めできる知的読み物。また近年アフリカでますます存在感を増してきた中国にもかなりのページを割いている。

    となっており、アフリカの発展が遅れているのは、今までの開発援助のせいだ!と喝破しています。私もこの手の論はさまざまな方から、また方々で聞いており、確かに今までの援助の仕方にも難があったのではないか?と思っています。


    書籍の中からいくつか引用させてもらうと、


    モヨによれば、最も援助に依存してきた国の過去30年間の年平均成長率はマイナス0.2%である対アフリカ援助の最盛期である1970年から1998年の間に、アフリカの貧困率は11%から66%まで上昇したのである
    (緊急援助目的でない)低利・長期の融資や贈与の受け入れは、アフリカ諸国にとって天然資源を保有することと同じ意味を持つ。つまりこれは、汚職と紛争を引き起こし、自由な企業活動を妨げる、ある種の呪いである
    過去50年間に二兆ドルを超える援助資金が富める国から貧しい国に供給された。断トツの受け手がアフリカである。しかし、ドナーの政治的・倫理的な動機に関わらず、援助は持続可能な掲示成長や貧困削減をもたらすことができなかった。過去50年間の開発物語の10年の節目ごとに政策立案者は現状維持を選択し、アフリカへより多くの援助を供給し続けた。
    援助は期待にこたえることができなかった。そして援助は貧困サイクルを永続化させ、自足的経済成長から脱線させるだけであるのに、いまだに開発課題の中心になっている。

    となっており、今までの開発援助の在り方について非常に考えさせられます。
    私はその問題意識への一つのリアクションとして、BoPビジネス・適正技術という方向性に可能性を感じて、活動に取り組んでいるのですが、まだまだ模索段階です。

    特に自分は
    IDPCでは開発援助としての開発側の視点から、
    OUESTではモノづくりの視点から、
    BoPビジネスリサーチアシスタントではビジネスの視点から、
    STONEでは全体を批判的な視点から、
    とそれぞれ組織でそれぞれの視点から"開発"について考える機会をいただいているのですが、それぞれの方法論について常に客観視しながら活動に取り組むことを心がけています。


    このように開発援助・国際協力への考え方や在り方に答えはなく、この業界にいる人は常に試行錯誤なのかな?と思います。そのような中では、どんな活動やどんな支援を行っていても、そこで考えるのをやめてしまうのではなく、それが本当に正しいのかどうか自己対話を続け、そこからまた新たな自分なりの答えを見つけ出し、行動に反映ししていく。。。そしてそれがまた本当に正しいかどうか自己対話をし…という常に自己対話と行動を続けていく姿勢が一番大事なんじゃないかと思うんですよね。


    どんな業界でもそうかもれませんが、答えがないからこそ、常に勉強を続け、また自分でも常に自問自答を続け、自分なりの答えを見つけ続けていく、そんな自分の姿勢が何よりも大事なのかと思います。このような姿勢は、ビジネスプランコンテストなどにおいても重視されており、以前のブログ記事から少し引用すると、

    「審査員や投資家が最終的に見るのは『変わり続ける数年後にも、新しい価値を見いだせる人物なのか?』という、その人の資質。」
    という言葉に代表されるように、「自分で答えを見つけ続けていく姿勢」が大事なんでしょうね。




    そんなことを改めて考えてました。開発に関わる方々(特に開発を学んでる学生さん)にも、ぜひ一度目を通されるといいなって思う本でした。開発に関係ない方でも、皆様もぜひ一度ご覧いただけると、非常にいい学びになるのではないかと思います。


    Shunichiro

    2014年1月13日月曜日

    人と人とのつながりの偉大な力【2014-No.4】

    こんにちは。
    Shunichiroです。

    読者のみなさまは3連休をいかがお過ごしでしょうか?
    私はというと、ノロウイルスは治ったようなんですが、週末からドル円が一気に円高方面に動き、そして今日の相場も円高103円前半まで戻っており、FXの怖さを肌身で感じているところです。今後アベノミクスはどういう方向へ進むのでしょうか?


    さて、今日は近年盛んに話題になるSNS。、その背後にある人と人とのつながりについて記事にしたいな~って思います。


    ◆周囲の人たちに多大な影響を受ける私たち
    「自分の考え方や価値観、働き方・収入etcは、自分が一番よく付き合っている周りの10人の平均と同じだ」
    そんな言葉を耳にしたことはありませんか?

    SNSとかが世に生まれるずっと前からよく言われていたことで、人間が周囲からの影響をあまりにも受けやすいものだと説明したもので、学生の周りには学生が集まり、またその中でも音楽に興味ある人は音楽に興味ある人と集まり、その中でもロックが好きな人はロックが好きな人で集まり・・・と自分の趣味や嗜好はかなりの部分で所属している組織やコミュニティといった人間関係に影響されています。
    皆さんも思い当たる節があるのではないでしょうか?

    私くらいの年代の方だったらそろそろこういった事態に直面するかもしれませんが、ある友達が結婚したら、別の友達も結婚して、また別の友達も結婚することになって、、、と一つの事象が多くの人に広まって行ったり、あるいはミクロなところですと、友達がタバコを吸い始めたら自分もタバコを吸うようになって、、、等など。

    ところで、そういった影響ってどこまで広がるのでしょうか?



    ◆自分の行動が、一度も会ったことのない人にまで影響する
    このような人と人とのつながりの影響性について、調べていくと非常に興味深いことがあることが分かりました。

    自分の行動が友人の行動に影響を与え、その友人はその友人の友人の行動に影響を与え、、、と影響性がつながっていく例として、、
    つながり 社会的ネットワークの驚くべき力 」
    という本によると、
    ・友人の友人の友人の体重が増えると、自分の体重も増加する
    ・友人の友人の友人がタバコをやめると、自分もタバコをやめる
    ・友人の友人の友人が幸福になると、自分も幸福になる
    ことが発見されているそうです。驚きですよね。

    友人の友人の友人なんて、お互い知らないだろうし、何かのパーティーなどで顔を合わせててもお互い特に気にも留めずスルーしているという間柄なのに、なにかしらの影響を与えあっているというのは本当に人と人のつながりの不思議さを思い知らされます。

    (ネットのおかげで今や世界中の人と平均で6次の距離(=人間関係の連鎖度合い)でつながっていると言われていますが、上記したような行動の影響性は3次の距離まで続き、4次以降は賞めsつするそうです。

    それは3次の距離までのつながりだと、その関係性が安定的ですが、4次以降になると関係性が流動的になり影響性が弱まるそうです。詳しくは書籍に当たってください。)


    ◆人と人のつながりには不思議な偉大な力が隠れている
    ということで、人は一番近い10人に影響を受け、さらにその友人、そしてその友人の友人からも影響も受けているんですよね。そして、その逆も然り、自分は友人に影響を与え、その友人、およびその友人の友人にまで影響を与えているんです。

    例えば、自分は国際開発や国際協力、ビジネスに関心をもって色々な活動をしているのですが、それを意図してなくても、自分の友人や、さらにその友人やその友人にまで間接的に影響を与えていることになるんですよね。

    もしかすると、自分の知らないところで誰かが開発などに興味を持つきっかけ?になっていたりもするということですが、それは逆もしかりで自分が社会的に不適当なことをしたりすると、その影響は自分の知らない誰かにまで影響する可能性もあると。


    今やSNSが社会に広く普及し、色んなところで簡単に人とつながれるようになりました。
    しかしそのおかげで、今回の本での記述のように、自分の行動の影響が、おそらく今まで以上に簡単に自分の知らない誰かにまで影響してしまうようになりました。

    人は人間関係における相互作用の産物であるし、同時に人と社会もそれぞれ相互作用のある者同士です。ささいな行動かもしれませんが、それが実は社会全体に伝播する可能性のある偉大にものになるもしれませんし、あるいは社会を滅亡に向かわせるものになるかもしれません。

    つながり 社会的ネットワークの驚くべき力 」
    という書籍からでしたが、人と人とのつながりには、偉大な(そして非常に怖い、もろ刃の剣と言えるような)力が秘められていることを考えさせられました。


    Shucnichiro

    2014年1月10日金曜日

    複数組織で働くアグリゲーター【2014-No.3】

    こんばんは。
    Shunichiroです。

    正月明け早々ですが、早速ノロウイルスにかかったっぽいですね~。お腹痛いっすわ。やっぱり先日食べた生ガキだろうか。あるプロジェクトでお世話になっている先方に食事に連れて行ってもらっている場だったので、生ガキはやばそうだな~と自覚しつつも、残すのも悪いな~と思って食べたのが、やっぱり仇になったか、、、という感じです。


    さて、今日の記事は少し前に話題になった本「アグリゲーター」について、書こうと思います。
    Amazonの商品ページから、簡単に内容を紹介すると、
    近い将来、サラリーマンは1社だけに帰属するのではなく、2社以上と仕事をするようになる だろう――。
    本書調査ではこんな結果が明らかになった。組織の枠にとらわれず、社内外で活躍できる人 たちを「アグリゲーター」と呼ぶ。才能ある人、技術、チャンスをどん欲に巻き込み、プロ ジェクトを遂行する。そんな個人の力を活かすことで、巨大企業も生まれ変わる。
    トップコンサルタントとビジネス誌記者が描く「個人と企業の再生論」。
    ということで、本書の中では21世紀の働き方と言われています。

    まあ、なんで自分がこんな記事を書こうかと思った動機ですが、自分自身が現在アグリゲーターのような形で様々な活動をしてるんじゃないか?って思ったからですね。

    自分の話になってしまい、おこがましいのですが、、、
    現在の自分は
    ・OUEST
    ・IDPC
    ・STONE
    ・阪大ビジネスプランコンテスト
    ・菅原先生BoPリサーチアシスタント
    という形で、複数の組織に所属しながら様々な活動に取り組んでいます。
    これは何か意図して複数組織に所属しようとしたのではなく、自分がやりたいこと学びたいことを軸にして、色々なところでの活動を希望して行った結果、アグリゲーターな働き方になっていました。

    まあ、このようにアグリゲーターしてて自分が一番いいなって思うことがあって、それは
    「ある組織での活動が別の組織での活動にも活きる」
    ということなんですね。


    学生団体での活動にWeb記事的なものを取り入れたり、あるいはある組織で行っている情報共有システムを別の組織で応用したり、時には以前使ったプレゼン資料などを少し手直しすれば、別のところでも十分使えるようものになったり。。。

    それってある意味、複数組織に所属しているからこそ出せる自分のバリューだったりして、この働き方ってすごい面白いな~って思っています。


    ただ、この働き方をするためには、自分自身常に気を使ってないといけないこともいくつかあるんですね。その最たるものは、“タイムマネジメント”とその裏にある“生産性”という概念。

    ひとつの組織・活動だけだったら、その活動にだけ時間を使えばいいので、あまりタイムマネジメントや生産性を考える必要はありませんが(もちろん考えている人はいると思いますが)、複数組織・複数活動を行おうとすると、必然的にタイムマネジメントをしっかりしないといけなくなってくるのですよ。そして、かつ、一つ一つの活動をできる限り短時間で終わらせる必要があるので(もちろん質を担保したまま)、生産性をということを常に意識してないといけない。

    それもあって、自分は生産性やパフォーマンスに対しては非常にうるさいのですが、なかなかこの感覚を持っている人は多くなくて理解されないことも多いです。

    アグリゲーターは21世紀の働き方と言われていますが、それを実行する為には個人個人の仕事に対する考え方の変化と、組織そのものにおける考え方の変化の両方が必要なんじゃないかな~と思います。


    すいません。
    なんか今日は少しまとまりのない文章になてしまったように思えて申し訳ないです。文章力を高めていきたいものですね。とりあえず、早くノロウイルス直して、万全の体調で仕事をできるようにしたいです。

    Shucnichiro

    せっかくなのではっきり言いますが、ビジネスの市場としてしか見ていないような人たちは、 私はとても嫌いです!【2014-No.2】

    こんばんは。
    Shunchiroです。


    最近STONEさん(http://seize-stone.com/)というところで、一緒に活動させてもらっているのですが、立ち上げ共同の方が書いた新年の挨拶とその抱負の記事を読んで正直グサっとやられたなような、バットで頭ぶんなぐられたようなそんな感じがします。
    以下に少し抜粋しますね。(http://seize-stone.com/stone-info/stone-greeting-2014/
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    >途上国というと、何か異様な響きを私は感じてしまうのですが、”developing”(=発展途上の)
    ということばは、ポジティブなことばであると思います。

    今developing countriesと呼ばれている国々も、ビジネスに携わるひとはもう誰もが
    市場として注目するようになっています。
    せっかくなのではっきり言いますが、ビジネスの市場としてしか見ていないような人たちは、
    私はとても嫌いです!

    2年前にウガンダを訪れ、熱気に溢れ、起業家の多い国としての実力も目にしました。
    都市部での格差はまだあまり感じられず、まさに「発展していっている最中」であることに
    みんなパッションを感じているようでした。
    もしこのあと、どんどん開発が進み、一方で格差が広がっていくのだとしたらそれは
    とても悲しいことだなあと思ってしまいました。すごいエゴだけど。

    そして、格差という弊害をうみながら発展していった行く先が、もう経済発展のない、
    自殺大国なんだとしたら、developすることの意味って何なんだろうと思ってしまいます。

    やっぱり私たちは失敗から学ばなきゃならないし、developedな国として、
    同じ過ちを経験させないように、むしろ互いに学びながら、良い方向を模索して
    いかなければならないと思います。

    “developing”をネガティブな響きにしないために。

    (記事より一部抜粋)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    もうね、本当にその通りなんですよ。

    僕も本ブログの中で何回かこの問題に触れているんですが、本当にね~問題なんですよね。

    自分自身もBoPビジネスや適正技術に関わる身なのですが、少し違う角度から布井さんと同じような問題意識を持っていて、ビジネスによって、地域の文化や価値観と言った、目に見えない深い部分で失われてしまっているものや見落とされてしまっているものがあるんじゃないか?と思っているんですね。携帯を使うアフリカの先住民、バングラデシュで失われたブラックビューティー、、、

    でも、それってあくまで個人の違和感や知り合いから聞いた話が元になっているので、ソースがないし、自分自身知識も経験もないから、モヤモヤ~って。確かに「本当の意味で"人間開発"に資する、ビジネスの在り方」の探究なんて、非常に壮大なテーマにビビってた自分がいたように思うんですね。

    でも、傍から見たら、自分もそういうビジネス市場主義みたいな風潮に一役買ってしまっているような立場・活動しているので、こうやって真っ向から、
    「せっかくなのではっきり言いますが、ビジネスの市場としてしか見ていないような人たちは、
    私はとても嫌いです!」
    って言われたら、本当にグサリときました。

    グサリとはくるんだけど、今までテーマの壮大さにビビってた自分に気づかせてもらえたってのも事実やし、やっぱりそういう問題意識持っている人たちが、発信していくのって本当に大事なんだと思う。


    せっかく身近にアンチ"ビジネス"な方がいらっしゃるので、自分も逃げずにテーマにぶつかってみて、アンチな方からたくさん意見をいただきつつ、自分自身の考えも深めていけたらと思います。そして、より多くの方に自分が持っているような問題意識を感じてもらえるような記事を発信して行けたらな~って思います。


    新年早々こんな記事ですが、本ブログも頑張りつつ、STONEでもどんどんレベルアップして行けたらと思います。

    Shunichiro

    2014年1月8日水曜日

    2014年よろしくお願いします【2014-No.1】

    こんにちは。
    Shunichiroです。

    2014年になりましたね。
    昨年は合計88記事の更新ができました。記事の質・内容もまだまだですが、今年ますますレベルをあげられるよう更新も頑張っていきたいと思います。
    読者の皆様、よろしくお願いいたします。



    去年の振り返り記事でも載せていたように、2013年はとくにスキル面での伸長が大きかった年のように思える半面、少し人間的な温かさを失っていたように思います。

    その反省を踏まえ、2014年の目標は
    ①クリエイティブな遊び心を持つ
    ②自分視点→他者視点
    ③苦手分野にチャレンジする
    を目指していきたいと思います。


    個別的な方面での目標を挙げていくと、
    ・OUEST:コーチング型のリーダーシップの発揮
    ・IDPC:コーチング型リーダーシップ
    ・STONE:月2記事更新
    ・阪大ビジコン:プレイヤーリーダーシップ
    ・菅原先生:チーフとしての、全体統括・タスク管理
    という形でそれぞれコミットしていきたいと思います。

    また苦手分野へのチャレンジとして、
    ・論文を出す:学期中に一本づつ論文を発表する
    ・英語への挑戦:阪大ビジコンの中で英語要素を取り入れる
    ・プログラミング:春夏の長期休み中に1本ずつ、HPやアプリなどを作成する。
    に取り組みたいと思います。

    特に論文発表に関しては、在学中に適正技術研究者としての名をあげておきたいなと思うところもありますので、頑張って取り組んでいきたいと思っています。


    また細かい部分も色々あるかと思いますが、とりあえず簡単な新年のご挨拶と抱負を述べさえてもらいました。みなさまどうぞよろしくお願いいたします。


    Shunichiro