2013年7月3日水曜日

‘エコ’の先の概念を

こんばんは。
Shunichiroです。

エコという言葉、もうみなさんはなじみのあるものですよね。エコな製品、エコな経営、エコな企画・・・色んな言葉が在りますが、なんとなくイメージがわきますよね。エコな製品と言えばなんとなく環境に優しい材料を使ってるんだなとか、エコな経営と言えばあまり冷暖房は使わず、無駄紙もあまり出さないようにしてるんだなとか、エコな企画と言えば無駄な装飾は少なく、でも季節に合ったような雰囲気を楽しめる企画なんだなとか、浮かんでくるものは人それぞれかもしれませんが、エコが指す概念や考え方はかなり浸透していると思います。


しかし、近年では、人々や社会のニーズは‘エコ’という言葉だけでは物足りない部分が出てきているのではないでしょうか?確かに環境に優しいことも大事なんだけど、もっと配慮すべきところもあるんじゃない?例えば、説明責任だとか?CSRだとか?雇用だとか?コンプライアンスだとか?押しつけのグローバル化だとか・・・特に自分は国際協力とビジネスの狭間の世界にいるためか、そういうことを強く感じます。

製品自体はエコなものや、社会にとって良いものであっても、それを生み出す生産の過程や販売の在り方など製品の上流下流を見てみると、‘エコ’だけで語れない部部があると思うんですね。先日のエントリー「BoPビジネス・ソーシャルビジネス本当途上国人々っていか?」で書いたような、世間ではソーシャルビジネスとか言われてても、雇用や経営という観点では・・・という部分と同じだと思うんです。


もちろん、現在でも‘エコ’なものの素晴らしさは変わりません。環境への負荷を減らすことは大事です。しかし、そこからもう一歩踏み込んで、経営・雇用の在り方は適切か?文化やユーザーの価値観を侵害していないか?富みの収奪に陥っていないか?等など、エコを超える新たなフレームが必要ではないか、と思います。

それを見つけ、社会に提唱し、‘エコ’と同じように社会に浸透させること、そんな仕事ができたらな、と思っています。





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