2013年6月18日火曜日

Webの楽しさを支える仮想経験

こんばんは。
Shunihciroです。



私たちの日常の中でWebの影響力が非常に大きくなってきております。Webの到来以来、私たちはますますWebに依存するようになり、Webなしでは生きられなくなってきているとは過言ではないでしょう。今日はそのWebというものについて考えてみます。


現在私たちの生活の中で多くの時間をWeb世界で過ごしています。mixiやFacebook等のSNSもそうですし、私が今書いているブログもそうです。ユーザーの中にはアバターを使ってピグだったりハボホテルを楽しんだり、オンラインゲームに熱中している方もいると思います。
Webが私たちをひきつけてやまない物はなんでしょう?

もちろんWebが与えてくれる利便性というものもあるかと思いますが、私たちを無意識化で強烈にひきつけているものは「仮想体験」というものです。Webを用いることで、現実ではできないことができるようになったり、あるいはWebを通して得られる経験が私たちを虜にしています。


このような例をあげていきます。
・SNS
コミュニティ(共同体)というものは昔から存在していましたが、それは現実に会ったことの者同士のグループだったり、ある特定の地域だったりしました。Webの中で、一度も会ったことのないもの同士が仮想的にコミュニティの中でやり取りすることにより、関係性を構築していくことになります。誕生日にお互いにメッセージを送り合ったり、あるいは特定の話題について盛り上がったり。このような仮想空間での関係は私たちをひきつけている一つです。
・アバター
アバターとは仮想空間における自分をあらわすキャラクターです。好みのファッションにしたり、あるいは現実の自分とは全然違う自分を表現することも可能です。アバターを用いて、ユーザー同士がコミュニケーションをしていきます。アメーバピグやハボホテル等はその代表例です。アバター空間の中で、ファションショーだったりある特定のイベントが開かれたり、あるいは自分の部屋(家)をカスタマイズして仮想空間内での友人にお披露目したりします。アバターを用いて、自分のファッションや家・部屋等を通して、現実とは違う自分、あるいは現実+1としての自分を演出することに引きつけられるものも多いと思います。


非常に簡単ではありましたが、Web上での仮想体験の例を挙げさせてもらいました。Webの楽しさを支える仮想体験は非常に重要であり、開発者側の視点から見るとこの仮想体験をいかにデザインし楽しんでもらえるか?がWeb上のコンテンツでヒットするかどうかの大きなポイントです。

ソーシャル性を高めて仮想空間内での友人とのコミュニケーションやつながりを楽しんでもらうものにするのか?ポイントやオンラインマネーなどを用いてゲーム性を出していくのか?どのようなレベル設定にすることで、誰でも楽しめて、かつ熱中性を高めていくのか?
非常に高度な仕掛けや調整を行っていくことになります。



今後私たちはますますWebに熱中していくようになるでしょう。その中でこの仮想経験というものがいかに力を発揮していくのか?あるいはどのように機能されていくのか?注目に値します。




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