2013年12月30日月曜日

2013年振り返り⑤~コーチング編③まとめ~(ある意味総集編)【2013-No.118】

こんにちは。
Shunichiroです。

一気にまとめての更新で申しわけないです。
もうしばしお付き合いいただけたらと思います。


引き続きコーチング振り返りからの記事です。
以前までの記事で、
・自分の成長ドライバーは「自己成長」
・ストレスを、成長機会へと転換する考え方
・人生目標としてのNobelsse Oblige=責任とそれに対する覚悟
・もう一方の極としてのやんちゃ=機会に対するノリとプロセスとしての遊び心
見てきました。

最後のセッションでは、これらのことを踏まえて今後のキャリアデザイン等について話し合いました。そのため振り返りとしつつも、少し来年に向けた洞察も入っています。

コーチングを振り返って自分が感じたことは、
・自己成長意欲が作用しすぎて、責任へのコミット>他者に対する礼儀となってしまい一人一人対する姿勢が厳しくなってしまっていた
→他者への慈愛という意味での、Nobelsse Obligeが作用していない

・自分の持つ成長性というのは、実はいかにアウトプットを出すか?という仕事力というところにフォーカスされすぎており、人間力という部分は日陰になってしまっていたのではないか?
→そのため、人間関係や日常という点でストレスを感じやすくなってしまっていたのではないか?

ということで、すなわち、
仕事力というスキル的な成長性を追い求めすぎていたがゆえに、他者に対する慈愛の気持ちや遊び心に欠けてしまっていた。そのため、他者との意識のギャップと立場に対する責任の板ばさみにより、自分の本来心に持っているやんちゃ精神を抑圧してしまい、日常の遊び心を余計に失ってしまっていた
と考えられる。

ということで、上記のような気づきをもとに、アクションを起こしていくのであれば、
・自己成長を、もっと幅広い視点でとらえたやんちゃ性や人間的余裕なども含めて概念として捉え直す
・リフレーミングした自己成長という観点から見直し、他者に対して感じるギャップを他者に対する慈愛精神やコーチング・ファシリテーション能力を養うという見方に転換する
・上記のような観点から、自分の持つ日常への遊び心を大事にしながら、また他者に対する遊びと慈愛をもつ
というところが考えられる。


もう少しまとめるのであれば、
・仕事力→人間力へ
・自分視点→他者視点へ
・スピード→遊び心へ
というところかな。

今後しばらくは以上のような価値観を転換を意識しながら過ごしていきたいと思います。そのため、2014年の目標もそれに沿ったものになるかな~と思います。


2013年の振り返りはこんなところかな?
コーチングで学んだことって本当に奥深いな、と改めて思います。今後の目標のこともあるし、コーチングについて自分自身も学んでみたいなと思います。自己成長や立場に対する責任だけでなく、他者への慈愛や他者の成長という面までNobelsse Obligeを持てたら、もっとカッコいい人間になれるし、それこそ本当の騎士道に近づくんじゃないか?と思います。

他者一人一人に対するNobelsse Oblige。
自分個人のアクション・心の持ちようとしてのやんちゃ。
Think wild, act integrious.
(遊び心で発想し、他者への愛情・社会的価値へと転換していく)


両軸を大事にできる人間になって行けたらなと思います。

Shunichiro

2013年振り返り④~コーチング編②人生の指標~【2013-No.117】

こんにちは。
Shunichiroです。

さすがに連続で更新してると疲れますね。
ただ、やはり今年の振り返りは今年中にしておきたいので頑張ります。


コーチングでの学びの振り返りの続きですね。
自分が人生の目標にしている
「Noblesse Oblige×やんちゃな自分」
について、解体していきます。

【Nobelsse Oblige】
そもそもNobelsse Obligeとは、直訳すると高貴な身分には義務が伴うということで、いわゆる中世ヨーロッパにおけるエリートあるいは騎士道精神のことです。まあ、自分の場合全く高貴な身分ではないのですが、要は人間として立派に高潔に生きていきたいということです。源泉としては、子供のころに読んでいた三国志や武士道などといった影響が大きいのかなと思います。

具体的な日常の中で、そういうことを感じる場面があるか?ということでブレストを行ったのですが、自分の中で、表層として「他者への礼儀・配慮」があり、その背景に「立場に対する責任」というものを強く感じているということに気づきました。

些細な例ですが、挨拶できない、メールでの誤字脱字、飲み会の席での配慮、、、
で、挨拶や礼儀は相手への礼儀として大事ですよね。特に年配の方に対して、当然のごとく大切だと思っています。また、飲み会で上着をかけたりお酒を注いだり、、、というのも礼儀や配慮ですね。

しかし、その裏で感じているのは、「自分と相手との立場、そしてそれに対する責任」なんですよ。
メールを送る相手と自分、飲み会における相手と自分、、、
そういった瞬間瞬間の立場を敏感に感じとり、その立場ふさわしい責任を果たしている、と言えるのです。

すなわち、自分におけるNobelsse Obligeとは、
責任そのものであり、その責任を全うする覚悟を持ち全うすること
それが自分自身の騎士道だということが分かりました。


よく性格が固いとは言われがちですが、責任とは他者との相互作用の中で生まれるもの。
相手へのなにかしらの責任を全うしようという覚悟を持っているがゆえに、他者への礼儀や接し方を非常に重んじてるのだと思います。


【やんちゃ】
Nobelsse Obligeに対して、やんちゃは正反対の概念のように思えます。
Nobelsse Obligeが他者への配慮だとしたら、やんちゃは自由奔放・おおらか・心の自由さといったイメージですよね。

今までやんちゃが発揮された自分の瞬間っていつなのか?と振り返ると、高校受験の時や大学受験のときが当たるのかな~と思います。というのも、けっこう親にわがまま言って行きたいところを貫いてしまいました。いつもは礼儀とか気にしているくせに、人生の大きな転換期においてはわがままを通す傾向があるようです。
また最近で言うと、ビジコンなども責任とかではなくやりたいことをやっちゃってる感じですね。

そうやって考えていくと、もしかして自分というのは、
何をやるか?=What?に関しては、自分のやりたいことやノリ等のやんちゃな面を
どうやるか?=How?に関しては、他者に対する責任や配慮を
重んじているのではないか?と気づきました。

その中でも、まだまだやんちゃさを求めてることを深堀していくと、How部分においてもやんちゃさを発揮していきたいと考えているように思います。Whatのやんちゃだけでなく、Howのやんちゃですね。Howのやんちゃとは、すなわち、それを心から楽しむ姿勢や無邪気な姿勢、子供のころのような純粋な遊び心、わくわくした自分そういったものを求めているだと思います。

今現在、Nobelsse Obligeの方が強く出てしまい、やんちゃな自分を出せていないことが、自分自身の潜在的なもどかしさにつながっていると考えられます。かといって、やんちゃに思い切り振り切り礼儀を置き去りにすることはできないなと思うので、今後、もう少しやんちゃに対する心の比重を傾けていってもいいのではないか?と思っています。



Nobelsse Obligeとやんちゃの両極を行ったり来たりしながら、目指す人生の像を追い求めていきたいと思います。

Shuncihiro

2013年振り返り③~コーチング編①強み弱み~【2013-No.116】

こんにちは。
Shunichiroです。

引き続いて、2013年振り返り第3弾コーチング編を記事にしていきたいと思います。
10月より、社会人の方にコーチングを行っていただきまして(本当にありがとうございます!)、自分自身の内面など掘り下げていただきました。


以下、大まかなセクション分けて簡単に振り返っていきたいと思います。
【自分を知る】
Strength Finder等を用いて、自分自身のタイプ分析をしました。
自分の強みは
・達成欲
・未来志向
・最上志向
・目標志向
・収集欲
で、またタイプ分析としては、
あなたはコントローラーです
という感じで、
Strength Finderに関しては非常に引っ張り型が強く出ているのに対して、タイプ分析では非常にバランスの良さが発揮されているように思います。

また上記のような志向性もあり、他にも質問をいただいた結果、自分自身のモチベーションドライバーは「自己成長」にあるということを再認識しました。自分の持つ計画性や友達付き合いに求めることなど、その要素が非常に強く反映されていることに気づきました。

しかし、上記のような志向性が自分の弱みにつながることもあります。
例えば、成長意欲が強すぎるため、友達付き合いが悪くなってしまったり、周りの人々とのギャップを感じてしまったり、、、
そういったものはストレス要因になりやすく、それとどう向き合うか?が次の課題です。


【弱みを強みに転換する】
薬はすべからく毒と表裏一体とはよく言いますが、自分の弱みとして、強みとしての成長意欲が高すぎるがゆえに、周りとのギャップ感がストレス要因になりやすく、また仕事を行っていく上でのコミュニケーションに難を抱えかねないです。例えば、チームワークなどで能力が劣ったメンバーの存在やモチベーションの差を感じる状態などは、非常にストレスです。

そういったものとどうやって向かい合い、自分のプラスに転じるか?が大事になります。
自分の場合は良くも悪くも「成長意欲」がドライバーなので、その成長意欲につながるようにストレスに対する考え方を転換していきます。

上記で挙げたようなストレスに対して、サポートもできる人材になる成長機会だと捉える様にするなどが挙げられます。


【自分のクセを利用する】
そういう転換を考えるときには、自分のクセを利用します。
どういうことかというと、人には必ずなにかしらのクセがあり、そのクセによって自分の行動が強化されています。

例えば、ストレスを感じたときにはどういう行動をとりがちなのか?あるいは、考えるときにはどういう行動をとりがちなのか?あるいは、新たな成長を目指す場合どういう行動をとりがちなのか?・・・これを知ることによって、自分の無意識のサインを知り、それをプラスに利用することができます。

自分の場合、上記のようなストレスを感じると、まず黙ります。
考えるときには、少し上を見上げ、問題を客観視したり本質は何か?と考えます。
また、新たな成長を望む場合、スケジュールとして組んでみたりしています。

これを利用すると、
まずストレスを感じている自分を感知する=イラっと黙る瞬間に気づく
→意識的に少し上を見上げ、その問題を客観視して本質は何か?と考える
→その問題を解決するスケジュールを考える
という形で、自分自身の成長ドライバーである「自己成長」モードに転換してしまいます。

そしたら、自分が弱みに感じているものでも強みへと転換することができるようになります。



次のセッションでは、自分自身が人生の指標にしている
「Noblesse blige×やんちゃな自分」
というものを掘り下げていくことになるのですが、
少し長くなってしまったので、このあたりでいったん切って、続きは次の記事に書いていきたいと思います。


Shunichiro

2013年振り返り②~各論編~【2013-No.115】※12/30追記あり

こんにちは。
Shunichiroです。

年末年始ということで、実家に帰省しているのですが、やっぱり実家は落ち着きますね。すき焼きにお寿司にピザ・・・普段は一人暮らしの身として栄養にも非常に嬉しい毎日です。


さて、今日は2013年振り返りの続きを行っていきたいと思います。
今日は各論編。とりあえず思い浮んだところから色々振り返ってみたいと思います。
【生活】
今年は転換とスキル面での成長の一年だったな~と思います。
転換では、人科への転部や単一組織→複数組織でのコミット。
スキル成長では、ビジコン参加や立案ファシリテーション、プロマネ。読書による影響も大きいかと思いますが、それを実践できる場に参加したことでさらに成長を加速させたのではないか?と。

複数組織での仕事をやることによって、時間の使い方や頭の切り替え、アウトプットへのコミットの意識など、この一年間で自分自身の考え方も大きく変わってきたな~って思います。

【スキル面】
前回のブログでも書いたのですが、ここは非常にアップしたと思います。
・コンサル力・論理的思考
→問いの分解や、集団におけるファシリテーションやプロジェクトマネージメントなどかなり成長を感じます。マトリクスを用いた議論分解&ファシリテーションスキルはこの一年の大きな収穫。

【投資】
アベノミクス効果の中でしたが、最終損益はマイナスです。
ん~なんででしょうかね?基本的に、トレード型で値動きの大きい銘柄を狙って動かしていたのですが、利食い損切りのタイミングがわ悪かったな~と思います。またヒューマンエラーというか、発注時の入力ミスがしばしば起こってるのは直したい。瞬間的な値動きだけ見て売買してるので、その時の入力ミスに気がつかないんだろうな~。
投資は精神力のとの戦いとはよく聞く話だけど、欲にも損にもあまり動揺せず、安定した気持ちで臨んでいきたい。あとは、そのためのノート作りもしっかりやっていく必要あるかも。

【ブログ】
回数で見ると3~4日に一回ペースの更新かなと。
悪くはないんやけど、月によるばらつきが大きいな~。
あとは内容や書き方、口調が定まっていない。色んな方の記事をRSSで読ませてもらったり、他Webマガジンにも投稿し始めたりしてるので、記事質も上げていきたいな~
まあ、まずは書くことが大事なんだけど、、、

【読書】
この一年、正確には4月からの8カ月で優に300冊を越える本を読むことができたのは大きい。やっぱり読書は資産になることを実感しました。今年は速読・乱読型が多かったので、一つの本をじっくり読んだり、一つの分野について読み込むことも大事なのかなと思います。

来年は一カ月あるいは3か月くらいのスパンで、一つの分野について体系化したドキュメントを作ってみたいな、と思います。

【人間力】
今年はあまりにも生産性やコンサル力に力を入れすぎてしまっていたため、すこし人間味や日常の楽しさを忘れてしまっていたような気がする。なんだかんだ、そこもあっての人生だと思うし、一見回り道かもしれないけどそこも自身の成長につながる部分はあると思うので、もっと楽しんで色々やって行けたらな~と思う。
脱ショートターミズムですな。


ん~各論、こんな感じですかね~。
他にも何か思いだしたら追記しようと思います。

にしても、今年は特に濃かった感が強い。。。



Shunichiro



※12/30追記
ブログに関して、来年から自分が参考にした資料や発想などもメモという形でブログに載せていこうかな~と思います。あと、文章の質を高めるという点でも何か論文形式でまとめるという方法もとっていきたいな~って思います。論文形式になるとグッとハードル上がったように見えてしんどいのですが、アカデミックスキルも高めていきたいなと思うところもあるのでレッツチャレンジです。


2013年12月26日木曜日

阪大Speak Out振り返り~オーディエンスからのフィードバック~【2013-No.114】

こんばんは。
Shunichiroです。

学校も冬休みに入り、そして個人的に一年間の振り返りをしていますと、気分的にはもう年末です(笑)最近は映画をよく見ているのですが、「ソーシャルネットワーク」には心震えました。自分自身起業界隈に顔を出しており、また将来的に...と思っている中ですので野心を駆り立てられます。
まだまだ今は地道に学んでいきたいと思います。


さて、先日行われました阪大語り場Speak Outでの、オーディエンスからのフィードバックが届きましたので、そのまとめと振り返りを行いたいと思います。以下、オーディエンスからのコメント→それを受けての筆者のコメントという形で書いていきます。


・思いを形にしようと頑張られているのが印象に残りました。回り道という選択肢の可能性を知りました。
→ありがとうございます。まあ、思いを形にしようと頑張った、というより直観で進んできてあとから後ろを振り返るとそんな直観を形にしようと頑張っていたのかな~って気づいたという感じですけどね。回り道は無駄なように見えて、無駄ではなく、回り道をしたほうが太くたくましい成長につながるのではないかと思っています。

・非常に素晴らしいプレゼンで感動しました。もっと動いて問題を見つけたいとも思いますし、小さな思いを大切にして、一歩を踏み出して、実際に価値を生み出すことが大切だと思いました。人間科学を人間の視点を知りたいから、勉強しようと思っているのはなるほどと思いました。

・すごく共感しました。ただ一つ質問があります。僕は大阪大学の学生ですが、言ってしまえば、比較的人生の成功のレールに乗っていると思います。このまま大企業に就職して、お金を稼いで暮らす。その可能性を捨ててまで、別の道に進む勇気が僕にはありません。どのようにその一歩を踏み出したのですか?
→別に自分自身がそういう道を歩みたいと思わないのであれば、無理に道を外す必要はないと思います。自分の場合、レールとか一切考えたこともなく、ただただ自分のやりたいことに素直になっていただけのように思っています。それがたまたま大きな流れにつながっていったと。それこそ道を外すなんて、大仰にとらえなくても大丈夫です。自分がやりたいこと、自分の思いを、自分のできる範囲内でやってみること、一歩踏み出してみること、スタートはそこからで大丈夫ですよ。

・質疑の中であった「小さな思い」と熟考の議論が興味深かったです。

・全体的にはいいプレゼンだったと思います。1点引っかかったのは「人間の視点」と技術/ビジネスを分けている点です。技術は人が生み出したものだし、ビジネスは人がまわしているもので
それらの現在の形はすでに「人間の視点」が加味されている(ex.ビジネスにおける非合理な商習慣)と考えるべきで、明示的に別箇な「人間の視点」あるとするのは不自然だと思いました。
→貴重なご意見ありがとうございます。確かに、すでに人間の視点が加味されているとは思いますが、それで十分なのでしょうか?表面的な文化や慣習ではなく、もっと深いところにある価値観や文化観・あるいは人間観そのものにまで踏み込んだ議論が必要ではないか?と個人的には思っています。人間/技術/ビジネス、それらは不可分で相互に影響し合っているからこそ、3者の文脈の中で人間の視点をもっと明示的にフォーカスし、本当に人類のためになる技術/ビジネスのあり方を考える必要があると思っています。

・小さな思いを大切にせよ、というよりは自分の欲求に忠実で、と主張されているように考えたが、その点ではNo.2のプレゼンターと同じように思った。

・遠回りしているように見えますが、最短距離で走っていると思います。

・アクションを起こした時にそのアクションを継続するために大切にしていることはなんでしょう?
→まずは自分自身の責任感が大きいかなと思いますが、それ以上に自分自身の追求したいという気持ちが大きいかな~って思います。なんでもそうですが、まずは自分がやりたいと思うものをとことんやっていくことが大事かと。逆に、気持ちが長続きしなかったら、それは自分が本当にやりたいことではなかった可能性や、あるいはやりたいことなんだけどそれを実行する方法が違ったとか、いろいろ原因はあると思います。まずは、自分がやりたいことをやること。そして、自分がやりたい方法でやることが大事ではないかと思います。

・適正技術で途上国の問題を解決する解決するというのは、practicalにうまくいけばき分けて有効であると一歩で、その背後にある社会的・経済的・倫理的問題の解決にどこまでつながってるのだろうか?という思いもあります。テクノロジーでどこまで解決できるのか“human satisfiedな社会の実現”にとって、テクノロジーをどう位置づけるのか?今後の展開を楽しみにしております。


以上、長くなりましたが、コメント終わりです。
本当に皆様からご意見いただけて、ありがとうございます。

いただいたコメントなども考えながら、今後も勉学を深めていったり、ブログにて考えを深めていきたいと思います。


Shunichiro

2013年12月24日火曜日

2013年振り返り①~概観~【2013-No.113】

こんにちは。
Shunichiroです。

ここ最近世間はクリスマスでにぎわっていますね。
梅田でサンタコスの集団が現れたりなど、なかなか楽しいイベントが続いていますね。


そんな中、少し早いですが、今年の振り返りをしていきたいと思います。
今年も色々ありましたね~。特に個人的には、転部をして大学生活をリスタートしたことが一番大きなイベントではないかと思っています。

各月のざっくりとした振り返りをしていきます。
【1月】
さっそくOUESTが荒れました。というのも、私自身ビジョンをちゃんと共有できなかったのと、チームマネジメントをリーダーに任せすぎていたのが合いまって、大きなズレにつながってしまいました。ですが、この問題の解決のために、ひたすら話しあったことが現在の自分のリーダーシップ観に大きな影響を与えているものになってのは大事な学びです。

また、独善的な起業家に対する嫌悪感がさらに増しました。

【3月】
開発コンサルのインターンやらせてもらったのですが、全然仕事に身が入らずフェードアウトしてしまいました。本当にいい機会だったのですが、自分自身が抱えていた状況及び自分自身の仕事に対する甘さを痛感しました。

その状況というのも、OUESTを引き継いで全く自分に役割がなくなったことにより、何に対しても全くやる気が起きなくなった、という感じです。やっぱり何か動いていないと、ノレない自分がいることを認識しました。

【4月】
国際協力について語り合う「ちぇかふぇ」イベントに参加させてもらいました。自分のテーマは「国際協力の光と闇」ということで、特に闇の部分=負の影響部分について話させてもらいました。このイベントをきっかけに、自分の視点が非常に自覚的になってきました。

【8月】
なんといっても、転部試験。
転部試験前、世界の全てが敵だ!くらいの勢いで非常に世界に対して敵対的・ネガティブな精神状態が続きました。無事転部試験に受かりまして、秋からの人科転入が決定したのですが、不安定な精神状態が続いていたことから彼女に別れを告げられてしまいました。

転部の前後で世間に対する見方はだいぶ変わったのですが、もっと根本的な部分で世界の見方を考えた方がいいかもしれないと思いました。

【9月】
懇意にしてくださっている先生方に連れられて、九州大学での国際WSに参加しました。アントレプレナーシップ教育について、非常に学びになったのですが、自身の英語力のなさが露呈され、恥ずかしさを感じました。英語大事です。またWSついでに、旧友に会えたのは嬉しかったです。友達付き合いは大事にしたいですね。

【11月】
ビジコンへの参加ですね。友達数人に呼びかけて、ビジネスプランコンテストへの出場を目指しました。ビジネスプランを書きあげるというプロセスを全力で経験できたのは大きいですが、ギャップを感じるメンバ―に対して冷たい態度をとってしまい、非常に反省しています。

またスタートアップウィークエンドで社会人に交じってビジネスプロセスを経験したのですが、その中である程度以上のバリューが発揮できることを確認できました。その反面メンバーの気持ちをもっと汲み取ったりすることの大事さを感じたり、あるいは自己成長=ビジネス的思考という考え方から脱却しもっと広い観点から自己成長を目指していきたいと思うようになりました。

【12月】
積極的に新しいフロンティアを開拓していきたい気持ちが強くなりました。SpeakOutへの参加、はんだビジコン創設に向けて始動など、もっと新しい世界に行ってみたい気持ちが強まりました。

【成果】
・読書冊数309冊
・ブログ更新88記事(2013年12月24日本日時点)
・ビジネスプランコンテスト、2つエントリー
・転部達成




という感じですね。
成長を感じる部分も非常に多く、また新たに課題に見つかった部分も多く、今後へのチャレンジを感じます。

特にハード(スキル)面での伸長が非常に顕著で、速読やコンサル力などはかなり高まっているのを感じます。しかしその反面、弱い人間への接し方がつめたくなってしまうことや無駄な時間を楽しめない、あるいは生産的でない物事(日本社会の慣習など)に非常にイラついてしまう自分がいて、人間関係に少し難を感じています。

あと、もっと素の自分になってもいいのかな~って。
彼女と別れて色々振り返ってみると、自分自身もかなり無理をしていた部分もあるのかな~って思います。最近は特にぼーっとする時間を作ったり、もっとふにゅふにゅした自分を出してもいいのかな~なんて思ったりしています。

実はそうやってやっていると、常にフルスロットルで回しているときよりも、メリハリ効いて生産性が上がってる自分がいて少し驚いています。何事も自然体が大事なのかな~とも思います。



というところで、2014年は、ソフト面=人間性部分を中心に成長して行けたらな、と考えています。
まだまだしっかりと定めていませんが、今後大事にしていきたいキーワードとして、
①クリエイティブ(自由、遊び、大雑把)
②サーバントリーダーシップ
③無駄を大事にする
④三極型人材
⑤自分(自我や欲)を消す
のあたりかな~とぼんやりと考えています。

とりあえず、2013年の振り返りをある程度行った後、改めて2014年の身の処し方について考えていきたいな、って思います。



それでは、
Shunichiro



2013年12月21日土曜日

阪大語り場Speak Outを終えて~プレゼンフィードバックまとめ~【No.112】

こんばんは。
Shunichiroです。

今日も一段と寒いですね。私はお腹が弱いということもあり、寒い日はすぐにお腹が痛くなってしまうこともあって、寒いのは苦手です。
みなさまも体調管理・体温管理には十分お気を付けください。


さて、今日は「阪大語り場Speak Out」というイベントにて、プレゼンをしてきました。
イベントの趣旨としては、大学生で何か想いを持って活動をしている人あるいは活動してきた人がそれぞれの活動などを紹介し想いを共有していくことで、オーディエンスとして参加された学生に考えるきっかけを与えていこう、という感じです。

まあ、そのプレゼンターの一人として、今日は登壇してきましたので、そのプレゼンのフィードバックを書いていきたいと思います。

まず先日に予選会がありまして、その時にいただいたフィードバックを基に本番のプレゼンを作ったので、予選会のフィードバックと、それを基に改良した本番ver.でのフィードバックという二段構成でまとめていきたいと思います。


【予選会でのフィードバック】
◆自分の思いがどうやって形成されたかについての考察は伝わったか?
・なぜ新たに学びなおすことにしたのか,なぜそうせざるを得なかったのかについて,もう少し考察が見られれば,と思いました。
・なぜ、これまでうまくいかなかったのか、という点がわかりづらかった。

◆今の活動を始めた決定打に共感できたか?
・自分の思いだけで行動するのではなく,相手に対する深い考察があってはじめて,行動は意味を持ってくるように思います。
・きっかけは分かりやすかったが、そのきっかけがなぜ中村さんを動かしたのか、という話があればより良かった
Visionが明確ではない

◆今やろうとしていること/やっていることに対する熱意が伝わってきたか?
・いろいろやろうとしていること,は伝わりました。が,やろうとしていることの持つ「意義」をもう少し考え,アピールしてもらえればと思いました。
・伝わりました
・やりたい事を実現するにあたっての関わり方が不明

◆プレゼンを通して感動したか?
・全てスピーカーの視点でしか語られていないこと,が気になります。
・感動しました
・プレゼントしての伝え方に工夫が必要。相手が合ってのプレゼンだと思います。


◆その他
・ちょっとスピーチが演技しすぎかな,と思いました。ナレーションのような感じだったのが,気になりました。話の流れは,もともと学んでいた工学に対して問題意識から,適正技術を中心テーマとしてまとめられており,首尾一貫したスピーチだったと思います。ただ,中村君の行動の経緯,中村君にとって,周囲にとって,どのような意義があったのか,がより深く考察されていれば,今後の活動にも役立つのではないかと思いました。
・適正技術を基軸としていて、話の内容が具体的で首尾一貫していて分かりやすかったです。そのため、活動に対する熱意も伝わってきました。
・ロジカルで分かりやすかった。内容も理解できたと思います。
・あえて言うとですが(かつ時間制限は理解)、様々な活動の具体例を一つでも出すとより伝わるし「小さな思い」のこともより説得力が出る; 技術否定論と、いうと言い過ぎだと思いますが、技術の社会的位置づけのような話も興味がある(個人的に。車の自動運転より人に優しいことはないのかとか); 語尾の言い切り調は意図してのこと? 聞き手によっては壁と感じることもあるのでは。


という感じで、予選会のフィードバックではなかなか叩かれたのですが、本番ではそれを基にプレゼンを再構成し、自分のきっかけ・行動とそれがもたらした意義について話すようなものにしました。
正式な評価基準があるわけではなく、あくまで参考程度に教えてください、という感じでお願いしたので、予選会の時とは異なりますが、本番のプレゼンでのフィードバックはこちら。
【本番フィードバック】
◆どのようにしたら抽象度の高い話題でもオーディエンスに伝えることができるか?
・一番しっくりくる言葉が抽象度が高い言葉(今回であったらセレンティビティ)になってしまうのであれば、しっくり度合いが下がってもなじみのある言葉に置き換えたらいいのでは?
・逆に、抽象度が高い言葉だからこそ関心を引く可能性もある
◆オーディエンスをひきつけるものに近付けていたか?
・予選会の時に比べたらかなり近づいている
・自然な思いやエピソードが伝わってきた
◆感情に訴えるようなプレゼンをするにはどうしたらいいか?
・まずは”想いを出す”ことが大事
・必ずしもTED的なプレゼンを目指すべきとは思わない。TEDであろうと、ショー的な物の裏にある「何をしたか?」「どんなプロセス、想いがあったのか?」を伝えることが大事
・声のトーンや会場への言葉の投げかけ、インタラクション
・企業の前でプレゼンしたりすると、いいフィードバックが得られるのでは?
◆その他
・内容を盛り込みすぎたのでは?もっと一部分にフォーカス当てることも大事
・これから何をしていきたいのか?が見えにくかった

との事でした。
総じて、予選会の時よりグッとよくなったという声をいただいたのですが、まだまだ削れる部分やメッセージのシャープさなどは出せたかな、というところです。まだまだ精進が必要ですね。

普段だったら、こういう場には出ない人間なので、紹介という形であれ、チャレンジしてみたのはいい機会だったな~って思います。

あらためて、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
そして、会場に来てくださった先生方、学生のみなさんなどありがとうございました。
(もちろん紹介してくださった友達もありがとうございました。)


Shunichiro



2013年12月20日金曜日

20131219WS反省【No.111】

おはようございます。
Shunichiroです。

今日は珍しく朝のブログ更新です。
というのも、昨日参加したセミナーで行ったWSの反省を忘れないうちにしておきたいな~って思ったからなんですね。


では、さくっと簡単に背景の紹介に入っていきます。
昨日行われたセミナーは「シリーズ適正技術WS-Design for Life」というもので、阪大が行っているデザインやモノづくりを用いて、社会課題を解決するヒントを学んでいこうという形でやっているものです。昨日は「Issue×デザイン」という形で様々な活動に取り組んでおられる方がゲスト講師として来られました。

前半講義を聞いて後半WSという流れだったんだけど、その時のWSのお題が
「201X年、大震災が起こり、約300人が体育館などの避難所に集まりました。その時に起こりうる課題をブレインストーミングし、その解決策をデザインしてください」
という感じのものでした。

自分たちが取り組んだものは「水・食糧」というテーマだったのですが、、その時のWSの進行などについて、自分自身気づかされることなど色々あったので、反省の意味も込めて記事にしていきます。


●時間に対して、全体像を把握しようとしすぎている
自分としては、やっぱりまず全体像を把握した上で、なにが問題なのか?を見極め、それを解決していく包括的なデザインを考えすぎていることに気づきました。確かに問題解決としては、このアプローチは適切なんだけど、与えられている時間も考える必要もあるな、と感じました。

●問題を絞り込む
時間がない中で、議論を進めていこうとするなら、ある程度早めの段階で自分たちが解決する分野や領域を思い切って絞り込んでしまうことも大事なのかなと、思います。

●前提条件を勝手に決めちゃう
上記に関連するんですが、ある問題って色んな問題が絡まって複合的に起きている場合が多いんですよね。んで、今回の場合のように、他の問題には目をつむって、その問題だけ考えようとするなら、前提条件を勝手に設定することが大事になるんですよね。

例えば、今回は食料・水の配分方法の問題に絞り込んだので、食料や水の入手の問題は目をつぶる、避難民の戸籍?家族形態?などの名簿もできている、といった前提条件を勝手に作っちゃいました。こういう前提条件をちゃんと設定して、メンバーの中で共有しておくことで、議論の土台が固まり建設的な意見が出やすいのでは?と思います。

●対象を明確に
これは完全に自分の色眼鏡という問題なのですが、他のメンバーは避難民における分配の問題を考えていて、自分は避難民への分配の方法を考えてしまっていました。つまり、他のメンバーは住民目線、私はマネジメント?目線だったのですね。悪い癖です。この違いになかなか気づけなかったので、目の前で行われている議論の意味を理解するのに時間がかかりました。

いきなり与えられたお題で、しかも時間がないので、どこでそういったものを絞り込むか、大変難しい問題かと思いますが、大事中ことだなと感じます。


以上のことを踏まえた上で、もし再度議論するのであれば、状況設定を早い段階で行っていきたいですね。例えば、今回の自分の場合、
・自分の立場:外部からやってきた人間で、避難所における問題を解決する
・対象:避難所の住人
・勝手に設定する前提条件:水や食料はあるものとする。住民名簿などもできている。
などと、勝手に絞ることができたら、もっと話しやすくなったかなと思います。

(まあ、今回の場合、ゲスト講師自身、外部からの人間でその場の社会課題を解決するデザインするという仕事をやっているので、そういった状況設定をしなくてはいけないということ自体が頭になかったのではないか?と思います。自分がWSに取り組む場合、自分自身がどんな立場の人間で、誰の、どんな問題を解決するのか?を自分で設定することも大事かな~と思います。


即席のメンバーで、時間も全然十分にない中で、大きな課題を解決するアイディアを出すって難しいですね。改めて、色々勉強になりました。

Shunichiro

2013年12月17日火曜日

国際協力系の学生でコンサル行きたいって言うならもっと考えた方がいい【No.110】

こんばんは。
Shunichiroです。

スーパーでお寿司が半額になっていたので、思わず買ってしまいました。
中にホタテのネタが入っていたのですが、この時期ノロウイルス大丈夫かな~。貝が原因で
発症するってよく聞くし。。。


さて、そんなどうでもいい話は置いておいて、記事を書いていきます。
自分自身が国際協力的なことやってるから、特に思うんだけど、最近国際協力やってる学生の中でコンサル人気増してるよね~。で、なんで?って聞くと、長期的なプランのためにはまずはコンサルで経営スキル磨いて~・・・ドヤァって感じなんですが、(まあ、自分自身もつい最近まで、そういう学生だったんですが(*_*;)それって将来考えてるようで実は考えてないんじゃない?って思うんですね。

なんか、国際協力系の学生にとって、まずはコンサル入ってスキル磨いて、んで30歳過ぎくらいから本格的に国際協力的なこととかソーシャルビジネスに取り組んでいくのが、あたかも王道みたいに語られてるけど、その状況ってすげ~表面的でしかないと思うんですよね。もちろん、コンサル入れば、がんがんビジネスに関わっていくことになるし、思考の仕方も叩き込まれるし、スキル仕込まれるし、、、で成長できるのは間違いない。

でも、じゃあ、コンサルやれば誰もが国際協力的な分野ですげ~ことできるの?そしたら、世銀とかいらないじゃん。もっとたくさんのコンサル出身の人が、世界的課題に関わっていけば、貧困なんて、圧倒いう間に消え失せるの?

違うよね。
そんな簡単じゃないよね。


んで、さらに言うと、世銀とかUNDPとかだってめちゃめちゃ優秀な人がたくさんいるじゃん。しかも、途上国の現場で仕事してる。確かにビジネススキルには劣るかもしれないが、その分途上国の現状にめちゃめちゃ詳しい。

じゃあ、そんな世銀とかの人材とビジネススキル持った人材が一緒に活動すれば、速攻貧困なんて消えるじゃん。最近確かに、世銀とかUNDPとかにビジネスセクターからの人材流入が起きている、と聞く。

でも貧困消えてないじゃん。



じゃあ、どうしたらいいの?
この世界から貧困や環境問題といった問題を消し去るのに必要なものは、アイディアだと個人的は思っている。その問題その課題をくるっと転換できるようなビジネスモデルや製品あるいはムーブメント。。。そんなアイディアこそが本当に必要なものだと思う。

世界にはめちゃめちゃ優秀な人がたくさんいる。
でも、世界にはクリアされていない課題がたくさんある。
それは、きっとその課題をクリアするためのアイディアがないから。

そのアイディアを出すために必要なものってなんだろう?
そのためには、本当にコンサル的なビジネススキルが求められているのか?


ここの点こそ、国際協力的なことやソーシャルビジネスを志す学生は本当に考えなきゃいけない点だと思う。確かにロジカルシンキング能力があれば、その一助にはなるだろう。でも必要条件じゃないよね。

それにコンサルを通過して国際協力的なことやソーシャルビジネスをするキャリアが王道みたいに語られてるけど、全体で見たらそれって超レアケースだし、しかも大事な点を見落としているからね。コンサル通過して国際協力的なことやってる人って、自分は二人しか知らない。
一人はkopernikの中村さん。
もう一人はTFTの小暮さん。

日本では特にこの二人の印象が強いから、コンサル→国際協力/ソーシャルビジネスっていうイメージになってしまってるんだろうなって思う。確かに小暮さんはその通りの道を歩いてきた人なんだけど、kopernik中村さんはコンサルにいたのは1年ちょっと、その後UNDPで10年以上途上国の現場に携わってる。キャリアで言うと明らかにUNDPがメインだ。なのにコンサルのところだけ取り出して、王道って言ってる。

世界中を見渡して、国際協力やソーシャルビジネスやってる人たちを挙げて行ったら、コンサル出身なんてめちゃめちゃ少数派だと思う。めんどいからいちいち数字調べないけど。


将来的には国際協力とかソーシャルビジネスやりたいなんて言ってる学生はもっともっと深い部分を考えていったほうがいいと思う。別に誰かが困るとか言う問題ではないけど(あ、でもコンサル志望がインフレしてるのはダルいね)、自分のキャリア、本当にやりたいことを考えるのであれば、もっと別の道のほうがベターだということも十分ありうる。


長くなってしまったのでこれくらいで筆を置くけど。
上記したような状況を、理解した上で、自分のキャリア・スキルの中における明確な位置づけを持った上で、コンサルを目指すなら目指せばいいと思う。ただただ、とりあえず、コンサル目指しておけば、やりたいことや解決したい課題を解決できるなんて思わないほうがいい。


Shunichiro

2013年12月16日月曜日

グローバル人材ってスキルの問題ではなく、マインドセットの問題【No.109】

こんばんは。
Shunchiroです。

どうも月曜日は調子が出ず、なんとなく日を過ごしてしまいがちです。
自分自身気をつけないといけないな~と感じております。


今日はそんな感じなので、少し短めの記事になりますが、グローバル人材について思うことがあったのでそれを記事にしていきたいと思います。

昨今、グローバル人材を求める声やグローバル人材を育てるといった声が叫ばれるようになってしばらく経ちますが、実際グローバル人材ってどんな人材なんでしょう?よく言われるのが、英語力だとかディベート力だとか現地での対応力だとか、、、企業や組織によって様々あると思うんですね。

でも、それらがそろっているからと言って、その人がほんまにグローバル人材なのか?って言われると、個人的にはかなり懐疑的なんですよね。まあ、そもそもグローバル人材自体の定義が曖昧というところもあるのですが、一般に言われているグローバル人材って、あくまで企業人として異国でも、上司の指示通り(あるいは指示を越えて)活躍してくれる人材を指しているのに過ぎないのでは?って思うんですね。あくまで、国内でよく働いてくれる人間の延長線上に海外でもよく働いてくれるっていうだけな気がするんですよ。

まあ、グローバル人材っていう定義自体がそうであるなら、その通りグローバル人材であるわけではあるんですが、個人的にはそれでいいの?って思ってしまう。逆に、日本語で日本式のコミュニケーションができ日本での生活ができる人材をローカル人材って言うの?って言ったら、まったく言われていないわけで、グローバル人材の場合、日本の部分を全部海外に置き換えただけの人材にすぎないように思えてしまう。(まあ、それでも、そんな人材が求められてるのは変わらないんだけど。)

んで、さらに局地的に見たら、グローバル人材と言えど結局はその現場ローカルなところで動いている状態なので、結局はローカル人材と変わんないじゃん、って思ってしまう。たまたま働いている場所が生まれ育った日本なのか?新しく足を踏み入れる海外なのか?その違いに過ぎないのでは?と思う。



じゃあ、僕が考える「グローバル人材」ってなんだ?って聞かれたら、自分が思う「グローバル人材」って、グローバルなスケールで物事を考えられる人間。グローバルな視野で考える癖がついている、そんなマインドセットを持った人間だと考える。スキルは問わない。(もちろん、あるに越したものではあるが。。。)

自分のやっていることを、局地的なその現場だけを考えている人間か?あるいは現在いる場所はその現場であるけれど、世界という舞台で見たときの立ち位置や戦略を描きながら、その現場を考えられる人間か?その違いがローカル人材かグローバル人材かを分けるポイントだと思う。

常に世界という舞台を考えた上で、今の自分、今の事業を見ているか?
世界という大きな潮流を見ているか?
自分の事業の先に、世界を見ながら動いているか?


そんな、グローバルなスケールで物事を考えられる人間、そんなマインドセットを持った人間が、僕の思う「グローバル人材」像。さらに言いかえると、少し飛躍はあるかもしれないが、グローバルという舞台での志を持っているか?ということでもあると思う。

現在の自分の事業の先に世界という舞台での戦いを準備している、そんな志を持っていれば、必然的に視野は広がるし、必要なスキルも貪欲に身につけていく。


あくまで、自分のアイディアであり、また学生ながら途上国開発やビジネス、テクノロジーに関わってきた人間としての実感値でしかないが、

グローバル人材とは、スキルの問題ではない。
「グローバルという舞台で闘う覚悟・を持った人間」
それこそが、グローバル人材だと僕は思う。



Shunichiro

2013年12月15日日曜日

ビジネスに大事なことって先進国も途上国も変わんない!?【No.108】

こんばんは。
Shunichiroです。

最近急に寒くなってきましたね。
体調管理に一苦労です。


さて、この土日は先進国、途上国の両方のビジネスにおけるコンテストを観覧してきました。(といっても、途上国の方はUstreamによる観覧だったんですけどね。)
土曜日は、途上国側:See-Dコンテストhttp://see-d.jp/
日曜日の今日は先進国側:京都大学ビジネスプランコンテストhttps://www.facebook.com/highestkyoto
今日はその感想をまとめようと思います。

両方のビジネスプランコンテストを見て思ったのは、「ビジネスで大事なことはどこでも変わらない」ってことですね。一見かなり性質が違うように見える市場環境ですが、実は審査員の方々が見てるポイントはかなり似ているんですね。

一つ目の共通点は「数年先を見たビジネスか?数年先を創れるビジネスか?」という点。
両ビジコンの審査員の言葉を紹介すると、
See-D→途上国の発展のスピードはものすごい早い。その中でも、3~5年後も必要とされているビジネスなのかどうか?
京大ビジコン→今あるビジネスは既存の大手が既得権益を食っている。だからこそ今存在していない商売をやろう。ベンチャーの強みはそこにしかない。
ということでした。

今ある市場の中でイノベーションを起こしていくことも大事ですが、今存在していない市場やニーズを満たすことも大事なんだなと改めて勉強させてもらいました。


二つ目のポイントは「その人に投資させる魅力があるかどうか?」という点。
確かにビジネスモデルの優秀さや財務面の優秀さは大事だけど、それ以上にその人(プレゼンター)の魅力を大事にしているようです。象徴的な言葉を紹介すると、

「審査員や投資家が最終的に見るのは『変わり続ける数年後にも、新しい価値を見いだせる人物なのか?』という、その人の資質。」

とのことです。
ビジネスプランや財務戦略などは勉強すればいいし、あるいはそれができる人材を連れてくれば良い。でも、その人の資質や情熱だけは起業家自身が磨かなければならないものかなと思いました。


自分自身もビジネスプランコンテストに出たり、或いはビジネスプランコンテスト自体を立ち上げようとしている中で、非常に示唆に富み、勉強になりました。


最後に、とても感銘を受けた言葉があるので、それを紹介して今日の記事を締めさせてもらいます。
「人生は棒高跳びと同じ。失敗するほどに、より高いところを目指すことができる」


それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro

2013年12月7日土曜日

阪大Speak Out予選を終えて~プレゼンに対するフィードバックまとめ~【No.107】

こんにちは。
Shuncihiroです。

あっという間に12月ですね。
今年も色々ありましたが、残り1カ月となってしまいました。今年中にやり残しがないように、日々取り組んでいきたいですね。


さて、友人からの招待を受けて阪大で行われている「Speak Out」という自分語りのプレゼン大会にでることになりました。今日はその予選会。

正直に言うと、プレゼン大会ってなかなか気が進まないんですよね~
しかも特に今回は“自分語り”。こういうのって個人的にすげ~苦手で、基本的には見にも行かない。でも友人の招待もあり、また自分自身こういう場に出てみて、プレゼンのフィードバックをもらいたいなって思って参加してみました。

まあ、みんなからのコメントは思った通り(笑)
今日はそのフィードバックをまとめて、記事にしていきたいと思います。


自分のプレゼンは「開花の瞬間を求めて」ということで、これまでに自分が歩んできた道、そしてその背後にある考え方や大事にしてきたものを語るという構成にしました。

みんなからいただいたフィードバックは、以下の通り
◆プレゼンターへの質問
・将来はどのようになりたいのか?
・なぜ適正技術→ビジネス?
・どうして小さな思いを大切にできたのか?
・その「~したい」という気持ちはどこから湧いてくるのか?(出会った機会によるのか?それとも入学以前の経験?)
・将来的にどのようなことをしていきたいと考えているのか?今具体的な方向性を定めているならば知りたいと思う

◆内容についての感想
・想いが伝わるプレゼンだった
・経験が豊富で面白かった
・実際のexsampleがあってもよかった
・内容はちょっと抽象的かも
・様々な活動が点と線のつながりによって構成されていて、興味深かった
・適正技術に至るまでの生々しく具体的な体験談が身にしみた
・小さな思いを形にしようという考えは素晴らしいと思う

◆話し方、プレゼンの仕方について
・ゆっくりと堂々としていたプレゼンだった
・Openningが面白かった
・乾燥的な話し方は非常にlogicalに聞こえる
・細かいことですが、プレゼンの字体を工夫があればより見やすいと思いました
・ドキュメンタリー風にお話しするのであれば、もう少し演じてほしかった
・時系列で並べるよりは「~したい!~している!」→「それってなんで?」の順の方が明示的
・余韻を残すための間が多すぎるが、聞きやすいプレゼンだったと思う
・少し硬かった

◆その他、感想、メッセージ
・言葉使いなどとてもわかりやすかったです。緊張していたようですが、堂々とプレゼンできたら素晴らしいプレゼンになると思います。(内容はとてもよかった)
・これだけ多くの活動に取り組み、成果を挙げてこられた先輩の存在を知り励まされる思いがした
・心に響く言葉が選ばれていて、感銘を受けました。もっと多くの言葉が聞ければ、と感じました。具体的には、の実体験についての言及が欲しいです


という感じでした。
ありがとうございました。


さて、ここから自分なりの考察や考えを書いていこうと思います。
◆プレゼンターについて
正直、個人的には方向性は大事じゃないんじゃないかな~と思っていて、現時点での将来的にはこういう方向に行きたいってあっても、実際その方向性ってどんどん進化していくものだと思っている。でも、オーディエンス的には気になるんだろうな~ってところで、自分の認識の齟齬かな~と。

自分の中の小さな思いを大切にしてきたって言うのは、半分もともと半分後付け(笑)
中学校くらいの頃から、自分の中のモヤモヤやチャレンジしたいっていう気持ちは大事にしてきたつもり。その延長線上に大学生活もあったのかな~って思う。でも、そんなに自覚的に行動していたわけでは全くない(笑)そこんとこの感覚値ってみんなないんだろうな~。最初から全てわかってる人なんていないよ~。だから今回みたいなイベントがあるわけだし。。。

◆内容について
できる限り自分の体験について触れながら話そうってのはあったんだけど、その中で時間の関係上具体的な話はほとんど抜いてしまった。少しくらいは入れてもよかったのかな~と。

◆プレゼンについて
もう言うことないですorz
感情的な話し方や、訴えかけるようなプレゼンができないというところは改善していきたいな~。(個人的にはこれでも感情を入れたプレゼンを心がけていたんだけど・・・)多分改善すべきは言葉の抑揚や間合いというところではなく、むしろ表情かなって。頑張ります(汗)

構成自体は、判断できないです。
自分としては時系列で話す→その背後にあった大事にしている部分、という構成で帰納法的にそのエッセンスを紹介したいと思っていた。ただ、時間配分でその帰納的な具体例を言えずに終わってしまったので、そのせいでわかりづらくなってしまったのではないかな?と。

◆その他
言葉使いや言い回しについては、いい評価をいただけたので、もっともっとブラッシュアップしていきたいなと。

それと、緊張はなんでだろね~??
自分自身プレゼン機会は多かったので、今回のような少人数で緊張せえへんやろ~って思ってたんだけど、、、
多分原因としては、
・他のプレゼンターより年上という自覚から生まれるプレッシャー
・ある種なめてかかっていた部分があった
の2点があるのではないか?と。
自分自身まだまだですね。


というところで、今回自分のプレゼンスキルに対するフィードバックをいただけたことが何より収穫。
予選通ればいいし、通らなくてもこれで十分かな~(笑)
感情的ないいプレゼンができるように精進していきたいと思います。



Shuncihro


2013年11月27日水曜日

ビジネスプランコンテスト、Startup Weekendを終えて【No.106】

こんにちは。
Shunichiroです。

またしばらく更新が滞ってしまいましたね。
申し訳ないです。何事も継続が大事。12月は筆不精にならないようゆるゆるとブログ更新のペースを取り戻していけたらな、と思います。


さて、11月はなかなかチャレンジな日々でした。
ビジネスプランコンテストに2つアプライし、またStartup Weedendという週末の3日間で起業家体験を行うというイベントに参加したりしていました。
今日はざっくりその振り返りをしたな~と思います。


【目標】
・チャレンジを通じて、自分の現在値を確認すること
・自己成長すること

【結果】
・ビジネスプランコンテスト
同志社ビジコン:二次審査落ち
NICeなビジコン:書類落ち
・Startup Weekend:入賞ならず

【成果】
・チャレンジを通じて、自分の現在値を確認できた
・自己成長できた
という点では、正直当初の考えより150%以上達成できたと感じている。

【振り返り-内容】
[ビジコン]
・ビジネスプランのコアな内容の部分が詰め切れていなかった
・審査員が着目したい点とこちらの予測がずれていた
自分たち:数字データ、審査員:コンテンツ(ソフト)
[Startup Weedend]
・「誰の?」「どんな問題を解決するのか?」が明確に定まっていなかった。
・既存サービスとの差別化ポイントにおいて、「なぜ既存はできていなのに自分たちはそれをできるのか?」というビジネスモデルの根幹が弱かった
・業界構造や業界力学をもっと調べるべきだった
・アンケート票作成など、欲しい情報、質問項目、質問フローの見える化は嬉しかった

【振り返り-進行】
[ビジコン]
・チーム発足からほぼ1週間でES〆切、一次審査発表から3日後にプレゼンというスケジュールの中ではよくできた
・一番初めにプロジェクトシートをつくり、全体のスケジュール感を把握できたのは大きい。ただ、後半は全然機能していなかった
・途中で、2人のメンバーが脱落したのは痛かった
・その分残りメンバーが2人だったので、情報共有など早く済んでいた可能性はある
[Startup Weedend]
・常にスケジュール表を見ながら進行できた
・ビジネスモデルの大幅転換などあったため変更は常にあったが、常にスケジュールの全体観をもつことができた

【振り返り-個人】
[良かった点]
・本気度が伝わってきた
・プロジェクトシートの準備など用意周到
・たたき台としての6割発想がGood
・タスクに対する責任感の強さが伺える
・情報共有やスケジュールなどの仕組みづくりが上手い
・プロジェクト進行のファシリテーションが得意
・議論の整理体系化が強い
・選択肢が与えられるから議論しやすい
・思考の漏れやだぶりを常に見落とさない
・現場を見に行く姿勢がGood

[改善点]
・タスク抱えすぎ。もっとタスク振れ。
・決め打ちではなく、相談・提案という形にすればもっとメンバーを巻き込める
・個人へのファシリテーション苦手
・もっとメンバー/クライアントの思いに沿った提案、プロジェクト進行を行う
(想いによっては非合理な選択をすることがあるが、その選択を尊重し実現にまで持っていく)
・資料の整理整頓苦手
・タスクを振る際にその前提や仮説も伝える
・参入業界が決まった時点で、速攻で情報をインプットしておくことができなかった

【その他・印象に残ったこと・審査員の質問】
・何人月体制なのか?
・想定されるリスク/トラブルについて議論がされてるか?対策されてるか?
・もし明日大手競合がそのビジネスに参入してきたらどうするか?
・既存サービスではいけないのか?なぜそのビジネスが必要なのか?
・“期待していないユーザー”をブロックする方法は考えているのか?
・評価基準は何なのか?それをどう評価するのか?客観的な評価をくだせるのか?
・何件で何億円で売るのか?
・どれくらいのビジネス規模になるのか?
・(アンケートに対して)誰に聞いたのか?本当にニーズが反映されてるのか?その人の情報は本当に信用できるのか?
・決済の方法は?
・どうカウントするのか?
・取引に関わる(お金が動く際の)数字/動向は大事にする






ざっくり箇条書きですが、こんな感じですかね。
何より感じたのが、何が一番大事なのか?という視点ですね。
財務の細かい数字やポジショニングマップではなく、
どんなコンテンツなのか?どんなビジネスモデルなのか?なぜ差別化できるのか?・・・
といった点が、本当に大事なんだな~と思いました。

あとは、個人的にはコンサル能力ですよね。
プロジェクトの進め方や議論の体系化は選択肢への分解、タスク目標の設定、サブタスクの達成目標などなど、バリューを発揮できた部分はかなりあって、それは大きな強みとして収穫。その一方、メンバーの心やクライアントの想いを汲み取れていない部分もあったからそこは反省点。


それとこれらのチャレンジを越えて、自分の大事にして行く価値観・指標において大きな心の変化が起きていて、自己成長=仕事力(コンサル力)→自己成長=人間的成長+仕事力という形に変わった。今までがむしゃらに仕事力を求めてきていたんだけど、もっと広い視点で見ていくことも大事なのかな、と思うようになりました。

簡単に言うと、もっと人生楽しもう!って感じです(笑)
いい意味で少しふっきれた感を感じています(笑)もっと笑ってもっと楽しんでもっと遊べる自分も目指していきたいなと思います。




Shunichiro


2013年11月18日月曜日

自分のクセを見つける【No.105】

こんばんは。
Shunichiroです。

最近ブログの更新が滞ってしまいましたね。
言い訳ではありませんが、冬眠と言いますか、冬ってどうしても気持ちが少し前に向かなくてね~。色々なところで出不精になってしまっています。
毎年この時期は、なかなか動けない自分に嫌になってしまうっていう循環が続いています。


今日はそんな自分の習性のお話ですね。
最近コーチングの資格を持っている方からコーチングをいただいているのですが(本当にお忙しい中ありがとうございます!)、本当に色んな事に気づかされます。今回の記事はコーチングを気付いて学んだこと気づいたことを紹介していきたいと思います。

・自分のクセに気づく
人間って「なくて七癖」って言われるように、なにかしらクセってものを持ってるんですよね。例えば、話を聞くときはうなずく~とか考えるときはペンを回す~とかとか。でもそれってなかなか自分では気づいていないですよね。

コーチングを受けていて、教えていただいたのが「まず、自分のクセをみつける」こと。

なんでかって言うと、実はクセって自分の行動におけるトリガーなんですよね。例えば、さっき挙げた考えるときはペンを回す~って、ペンを回すことによって自分の中で考えるという動作が起こる~、あるいはペンを回すことによってより考えが深まる~っていう効果があるんですよ。

野球選手のイチローさんが、打席はいるときに必ずバットを回しますよね。バットを回すことによって、打席に入る自分の集中力を高め、パフォーマンスを高めているって聞きますよね。クセって、あれと一緒なんですよね。

イチローさんは意識的に行動のクセにしていますが、私たちは何か行動するときには必ず何かしらのクセがあるんですよ。まずはその無意識のクセに気づくことが大事なんですね。



・自分のクセを意図的に利用する
そうやって、まずは自分がどんな行動するときに、どんなクセがあるのか?に気づいていく。そしたら、次はそのクセを今度は意図的に利用していくんです。

先ほどから例に挙げているペン回しのクセで言うと、何か考えるべきお題を与えられた時や考えが煮詰まってしまっているときなど、ちょっと意識してペン回しを始めてみるんです。そしたらクセのトリガーによって、自分の中の考えるスイッチが入って、考えやすくなるんですね。

イチローさんのバット回しと同じように、自分のクセを利用して集中力やパフォーマンスを高めていくんですね。

それと同じように自分の中のクセを意図的に利用していくんですね。


・行動のクセから、思考のクセに
こうやって行動のクセに気づいて意識して利用していくと、そのクセの行動をしたときに自分がどんな思考をしているのか?というプロセスが段々わかってくるんですよね。

自分の場合、問いを投げかけられて考えるときには「一度、背もたれに寄りかかって、軽く上を見上げる」っていう行動のクセがあるようなんですね。それで、そこで何をやっているかって言うと「何を聞かれているのか、自分の頭の中で問いを再構築」しているんです。

といった形で、自分の行動のクセや思考のクセに気づいていくと、自分ってどんな人間なのかってところがだんだん見えてくるようになるんですね。そうするとクセの利用によって、自分自身を安定化させたり、あるいは困難な状況に直面した時にも対処ができるようになるんですね。

なるほど、面白いな~って思います。


私自身はコーチング云々を知っているわけではありませんが、現在1か月ほどコーチングを受けている中で、コーチングって自分自身を知ることなのかな~って思います。自分自身を知ることによって、自分のパフォーマンスを含めよりよい精神状態・よりよい生活・よりよい人生を送れるように鳴るのかな~って思います。
まさに、アンソニー・ロビンズとかジム・ローンとかのような自己啓発の世界ですね。



3ヶ月くらい継続して行っていただけることになっているので、その中で色んな自分に気づいていきたいなって思います。

以上、No.105「自分のクセを見つける」
・自分のクセに気づく
・自分のクセを意図的に利用する
・行動のクセから、思考のクセに
でした。

やっぱり久しぶりに書こうとすると、なかなか文章が思い浮んでこなかったり口調がぎこちなくなってしまいますね。ほんまに継続は力なりです。

段々と寒くなってくる日々ですが、出不精な自分に負けず、ちゃんとブログも更新していきたいな~って思います。みなさまも体調などお気をつけてお過ごしくださいね。


それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunihciro



P.S
最後の方で気づきました。結局習性の話できなかったですね。久しぶりに書くと文章の構成があっちこっちしてしまいます><

自分には冬は出不精になるっていう習性があるので、まずはそんな習性があるってことに気づいて、次はじゃあこの習性はどんな意味を持つのだろう?って考えるんですね。そしたら自分の場合、出不精で家に引きこもってなんとはなしに色々考えてるんですよね。自分自身について~とか一年の活動について~とか。そこに気づくと、自分にとって冬の出不精とは一年の振り返りや内省をしているって言う意味合いがあるんだなって気づくんです。そしたら一年を通したうえで、季節による自分の習性を取り入れたプランニングができるようになるんですね。

本文ではクセというところで話を進めてしまったのですが、自分の習性や価値観っていう大きな範囲でも応用ができるので、ぜひ自分の色んなクセについて考えてみてくださいませ^^

2013年11月6日水曜日

公共政策とビジネスパフォーマンス【No.104】

こんにちは。
Shunichiroです。

いよいよビジコンのエントリーシートが明日締め切りで、ほぼ連日MTGしています。いや~初めはアイディアベースでしかなかった曖昧なものが、段々と数字やデータ、ロジックで裏付けられて精緻になっていくってなんかわくわくしますね。とりあえずまずは、書類選考が通ってくれるといいな!(^^)!


さて、今日はなかなか埋まらない両者の溝。
ビジネスと公共政策について考えてみたいと思います。

・圧倒的に非効率だと思っているのは私だけでしょうか?
このブログの読者の方々の中にパブリックセクターの方がいらっしゃったら非常に申し訳ないのですが、私は現状のパブリックセクターの運営に対して非常に懐疑的なんですね。

確かに私は偉そうなこと言えるほどパブリックセクターのことを知っているわけではありませんし、パブリックセクターによる恩恵を得ているのは言うまでもありません。

でもね~、世間で聞いている限りでは、とても効率的な運営がされてるとは信じがたいんですよね。
国全体が借金背負いまくってるのに余った予算は使い切れ~、だとか復興予算から配分されてるのに、別のことに流用しちゃえ~とか、そんなことを聞くたびに非常に疑ってしまうのですよね~。
もちろん、その施策やその考え方・価値観の中には何らかの正当なロジックやコンテクストが存在するのかな~って思ったりはしますけど、だからと言ってある意味暴挙を許認できるわけではないと思うんですよね~。


・問題はお金とパフォーマンスに関する意識?
そんな中で考えるのが、パブリックセクターにおけるお金とパフォーマンスの意識なんですよね。プブリックセクターってお金儲けのためではなく、あくまで市民のため国民のため~とかって形でその対象にどんな効用をもたらしているか?っていう価値観で動いてるんだと思います。
コスト-ベネフィット計算~とかの手法もあるみたいんですね。

それはそれでいいことだし、必要とされてるのわかるけど、でもだからと言って何でもかんでもやっていいっていう理由付けにはならないと思うんですよね。

やるからにはちゃんと目的に合った正当なことをやるべきだし、やるのであればできる限り少ないコストで最大限の効果を目指す。そんな考えで取り組んでしかるべきだと思うんですよね~。

ある意味ROIではないですけど、その投資の意味(必要性)の大きさと、その投資によって得られる便益となどなどもっとシビアに考えていかないと思うんですよね~。


・もっとビジネス的効率性の観点も
一方、ビジネスの世界って、できる限り少ないコストでできる限り高い効用を追求することへの圧力が非常に強いですよね。もうかってなんぼだし、徹底的に意味あることしかしないし。

そういう姿勢ってパブリックセクター側にも見習える部分ってあると思うんですよね。
無駄遣いを減らす、目的に合わない投資をやめる、効果の上がらない投資をやめる、あるいは効果が最大限高まるような補助施策を打つ、とかとか。

ちょうどね~「社会が変わるマーケティング――民間企業の知恵を公共サービスに活かす 」って本を読んだこともあって、この記事を書いているのですが、この本で紹介されている事例や施策って民間セクターでは本当に当たり前のことなんですね。でも、民間セクターの当たり前が通用していないパブリックセクターにおいて、当たり前でないビジネス的な方法を取り入れるだけである種のイノベーションになってしまう。

パブリックセクターの存在意義は、民間セクターでは採算に合わないから行われないけど社会として必要ななサービスを行うことにあるので、一概にすべてビジネスチックにやるのがいいとは言いません。でも、その中でも無駄をなくし、効果を最大限に高めるような努力はなされるべきなんじゃないかな~って思います。

最近ハーバードなんかではMBA/MPAのジョイントプログラムとか行われているようで、非常に興味があります。これからのパブリックセクターはどう変わっていくのか?どう変わるべきなのか?に注目ですね。



以上、No.104「公共政策とビジネスパフォーマンス」
・圧倒的に非効率だと思っているのは私だけでしょうか?
・問題はお金とパフォーマンスに関する意識?
・もっとビジネス的効率性の観点も
でした。


最近生活リズムが少し乱れていて、朝起きれていないんですね~。
なるべくちゃんと夜中2時くらいまでには寝るようにして、朝8時には起きれるような生活に戻していきたいです。

それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shucnichiro





2013年11月4日月曜日

実践ってムズイね~【No.103】

こんばんは~
Shunichiroです。

まず、昨日はブログ更新できませんでしたね~
楽しみにされていた方いたらすいません(>_<)ちょうどね~1年来に会った友人と飲み~からのまさかの3年ぶりくらいの友人がいきなり家に泊まりにくる~というハプニングも発生。まあ、久しぶりに近況話したり色々話せたりでよかったです。


今日は何を書きましょうかね~。
やっぱり日々のインプットに欠けるとなかなかまとまりませんね。
最近がっつり取り組んでいるビジコンについて、だらだら~と書いていこうと思います。

・絞り込み大事
きっかけはひょんなことだったんですが、けっこうノリでビジコン出よ~!お~!ってなったんですね。んで、まずはみんな集まってアイディア出しから始めたんですが、これがまあ、非常に難航したのですよね~。

それぞれMTG前に5つくらいアイディア考えてきて、それを共有して、そこからさらに膨らめていこ~ってなったんですね。で、それぞれ考えてきたんだけど、結構レッドオーシャンな市場攻めてたり、初期投資かかってムズイな~ってものだったり、マネタイズポイントがはっきりしなかったりして、20~30くらいあったアイディアも全部ボツ!になったんですね。

うわ~、これやべ~な、って思って、改めてキーワードをいくつかピックアップして、それに沿ったアイディアを考えてくるってことで解散して、次のMTGになったんですけど、そしたら、それぞれが考えてくるアイディアの精度が全然違ってすごい具体的に話が進んで行ったんですよね。
まあ、最終的に2回目のMTGで挙がったアイディアが採用されて、今ガシガシ進めている感じなんですね。

なんで、2回目ってこんなにうまくいったんだろ~って思うと、アイディアを発想してくる枠をあらかじめ指定していたんでですね。例えば、マッチングとか初期投資かからないとか何かの課題に着目したものとか。やっぱりそうやって絞り込んだからこそ、アイディア自体をより具体的に考えてこれたし、より議論もしやすかったのかな~と思います。
やっぱり、絞り込みって大事ですね。


・繰り返しによる経験値の上昇
それとやっぱり、先日一度アイディア出しをやって、お互いにアイディアをたたき合う中で、どう考えたらいいか?何に注意するのか?どんなレベル感で考えてくることが求められてるのかとか、そういった部分まで踏み込んで考えこれるようになっていたのかな~って思うんですね。それが、二日目の進捗に影響したと考えられるのかな~って。

やっぱり一度経験したことで、経験値が上がってたんですね~。
どんどんやってみて、どんどん経験値上げていくことって本当に大事だな~って思います。


・チームでのタスク力
それでグループで仕事していると、それぞれタスク力が全然違うので人によって全然進捗だったりレベル感が異なるんですよね~。ある人にとってはそれで十分な作業だけど、別の人からみたらもっと欲しかった、とか。×男君の作業が終わらないと、俺のこの作業進められね~みたいなこともあったりで、一人が早くても全体では進まないんですよね。

そういう状況見ると、もちろん個人のタスク力が高いに越したことはないけど、でも全体としてメンバーがどれだけまとまってるか?レベル感がそろっているか?という総合的なタスク力がすごい大事なんじゃないか?って思います。

スタートアップとかコンサルとかってチームワークがすごい大事よ~みたいには聞いてたんだけど、実際に体験してみて、チームワークの大切さを実感しました。



やっぱり、自分で色々体験していくのってすごい大事だな~って思います。
ビジコンまであと少しですが、なんとかエントリーシート通って最終のプレゼンまで行きたいものです。

以上、【No.103】実践ってムズイね~
・絞り込み大事
・繰り返しによる経験値の上昇
・チームでのタスク力
でした。



今日で3連休もおしまいですね。
私はビジコンの作業にかかりっきりだったのですが、みなさんはちゃんと休めたでしょうか?
明日からまた一週間頑張っていきましょう!(^^)!

それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro

2013年11月2日土曜日

開発は愛、ビジネスは恋??【No.102】

こんばんは~
Shunichiroです。

いや~最近は、11月半ばがエントリー締め切りのビジコンのプランニングで毎日のように(ここ二日ほどですがw)終日MTGしています。やっぱりどれだけ本読んでいても、実践ってなかなか上手くいかない物ですよね。そもそもビジネスアイディアなかなかでてこないし、出てきても競合とかマネタイズポイントとか色々考えると、ボツ!ってなって、また0から考え直し~とか。
すごいいい勉強させてもらっています。


さて、そんな中でもしっかりブログも続けていきたいな~って思います。
今日の記事は開発とビジネスについてですね。

・実は微妙な開発とビジネスの関係
というのも、かわいい後輩から開発とビジネスについて教えてほしいです!って依頼が来て、嬉しい限りなんですが、その反面開発とビジネスの関係についての微妙な距離感や空気感のところまで踏み込めてないんですよね~。

その状態って少し怖いな~って思うあたり、もともと自分の問題意識感じてるところなんですね。
どういうことかって言うと、ビジネス的にはやれ攻めのCSRだとかCSVだとかBoPビジネスだソーシャルビジネスだ!っ感じでいけいけどんどんで開発の分野に入ってこようとしてるけど、開発ってそんな簡単なものじゃないと思うんですよね。

そもそも立場が同じような対等な先進国のユーザーを相手にしているのではなく、“開発”というからにはその人達の人生における効用を高めていくことが求められてる。開発に関わるって、今までと同じように商売してるのとは全くわけが違うと個人的には思ってるんですね。なのに、そういったセンシティブな部分や開発の機微について何も知らない人がどんどん参入してきている。そんな状態が怖いな~って思うんですね。

例えて言えば、
「同じ社内の×男さんと○子さんってなんかいい感じじゃない?」
「いやいや、外から見たらそう見えるかもしれないんだけど、実は○子さん結構困ってるらしいよ~」
「え、そうなの~?」
「○子さんって結構おとなしい子やんか?だからそういうの言いだせなくて、、、しかも×男くん結構お金周りいいからさ。その辺もあって○子さんもどっちつかずな感じで~」
って言えば、なんとなく察することが出来るでしょうか?


・なのに、周りはいけいけモードなジレンマ
そういった、実は非常にセンシティブな関係なのに、その状況に気づいている人ってほんの少しで、世間や社会はどんどん押せ押せで応援しちゃってるんですね。JICA(国際協力機構)とかODAとかでもBoPビジネスとかPPP進めてたりしてて。

もちろん、一つの方法としてはありなんだけど、あまりにもビジネス面がクローズアップされすぎてるし、ビジネスやる側に“開発”なんたるか?について洞察を持ってる人間が少なすぎるんじゃないかって思うんですね。それが今のモードに余計拍車をかけちゃって、潜在的な問題は残ったままなのに、話ばかりが進んじゃう。


いうなれば、×男さんと○子さんの関係で、○子さんの本心に気づいてあげられてる人(同僚?)はわずかで、周りの同僚や上司も押せ押せだし、その結果×男君も本当に乗り気になっちゃって今度親に紹介しなきゃ、とかってなってる状況って言ったらなんとなく察すること出来ますかね?


・あなたはちゃんと相手の声を聞けていますか?相手の幸せって何か考えられていますか?
というところで、やれ攻めのCSRだCSVだ、やれBoPだ、やるにしても本当に相手の幸せも考えることもできてる??ってところが大事なんですよね。

“開発”に関わるってそういうことだと思うんですね。
もちろん自分たちの存続(ビジネス)の継続性を考えることは本当に大事だし、そこがなくなったら対象となる途上国のユーザーも共倒れ。でも、自分のことだけじゃなくて、本当に相手のことも思いながら取り組んでいくような姿勢が求められてると思います。

結婚とか考えると、×男君の押せ押せや金周りだけじゃなくて、○子さんの本当の気持ちにも踏み込んでいかないと長続きしなくなってしまいますよね。本当に大事なのは、お互いがお互いのことを本当に想いやれているのか?ってところじゃないかな~って思います。
×男君も、○子さんの本当の気持ちに気づいてあげられたら、ただ押せ押せのまま進んでいくんではなく、○子さんが本当はどう思ってるのか?ってところを共有して、ちゃんとお互いに幸せになれる道を歩んでいけるんじゃないかと思います?

ということで、結論、ビジネスと開発の関係って
開発は“愛”
ビジネスは“恋”
なんじゃないかな~って思ったりします(笑)
まあ、恋・愛そのものじゃないにしても、求められる姿勢を考えたらそれに近いものがあるのかな~と思います。

自身も開発とビジネスに関わる人間として、そういった姿勢忘れないように戒めて、活動に取り組んでいきたいと思います。


以上、No.102「開発は愛、ビジネスは恋??」
・実は微妙な開発とビジネスの関係
・なのに、周りはいけいけモードなジレンマ
・あなたはちゃんと相手の声を聞けていますか?相手の幸せって何か考えられていますか?
でした。




明日は3連休の真ん中ですね。
私事ですが、明日は母の誕生日なんですよ。実家とは離れていますが、こういう大事な日には特家族を大事にしたいなって思います。

それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro





継続的な支援と学生が出来ること【No.101】

こんばんは~
Shunichiroです。

さてさて早いもので11月も始まってしまいましたね~。2013年もあと2か月です。有意義なものにしていきたいですね。


今日は国際協力に携わっている学生方々と飲み会してきました~。そこでやっぱりそれぞれ色んな課題を抱えているんですね。その中で、考えたことなどを記事にしていきたいな~って思います。



・誰のため??
やっぱり学生がやってる支援って、継続性が一番の問題なんですよね~。想いはあっても、お金はない、スキルもない、そして自分の都合(就活とか)でコミットできなくなったり、すっごい不安定なんですよね~。

それって、本当は誰のためにやってるの?ってすごい疑問に思うんですよね~。
現地の人からしたら支援してもらえたら嬉しいけど、そのせいで自助努力しなくなることもある。でも学生側の勝手な都合で支援が継続されないこともある。しかも学生が終わったら、コミットしなくなる。

ほんまに、なんのため?誰のため?なのか考えさせられます。
結局学生の自己満足のために途上国の人々の生活が食い物にされているんじゃないかとさえ考えてしまいますよね~


・責任の範囲
で、さらに、社会人の方が自分で稼いだお金使って寄付したり社会的な活動をしていくってのは全然ありだと思うんですけど、学生ってあくまで親に養ってもらっている身なんですよね。自分自身も誰かに支援してもらっている身なのに、誰かのために支援する構図ってどうなんだろうな~って思ったり。

もちろん、誰かのため、困っている人のための力になるのはいいことだし、事実そういう行動を応援してくれてる親もいる。それはそれでOKやけど、その現状に甘んじて思考停止してしまうのは違うよね~って思うんですよね~。

でも、そういう現状考えすぎると、継続的な支援~とか、そもそも自分のモチベーションの正当性を保てなくなって自分自身の活動ですら継続的でなくなる。

親に保護されてる身でありながら、どこまで他人に責任を持てるか?って非常に大事で難しい部分だと思うんですね。


・継続的な支援と学生が出来ること
じゃあ、そんなジレンマを抱えながら学生ができることって何なんだろうな~って考えなきゃいけない。

そうすると、まずは自分自身が自立出来た生活を送ることが第一で、その上で本当の意味で現地のためになる支援を行っていくこと。そして、団体・組織としてその在り方が保たれていけるような仕組みづくりかな~って思うんですね。

あ、あと、個人として最後まで責任もってやること。
大学卒業したらもう国際協力関係なんです~とかって、あるべき形じゃないと思うんですよね~。別に一般的なサークルとかならいいんですけど、国際協力・国際支援ってリアルに人の命・人の人生に関わってるんですよね。

人の生き死にに関わる医療関係者には高い倫理や責任、覚悟が必要とされるって聞くけど、国際協力に関わる人もそれと一緒だと思うんですよね。そういった意味で、もっとそういった在り方の部分に対する議論や内省も必要なんじゃないか、って思います。



あ~なんか今日は説教臭くなってしまった(;O;)
でも、自分自身にとっても大事なことだし、自分自身もこういったことちゃんと考えていきたいな~って思います。

以上、
・誰のため??
・責任の範囲
・継続的な支援と学生が出来ること
でした。




明日から3連休ですね。
大学は学祭のシーズンです。まあ、自分は全然関係なく、アプライ予定のビジコンの準備で追われることになりそうです(苦笑)

それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro


2013年11月1日金曜日

改めて国際開発をより深く【No.100】

こんばんは。
Shunichiroです。

いや~実は今回100記事目の更新になります。時に結構更新したり、時に1ヶ月くらい空いちゃったりしながら、ぼちぼち続けていたんですが、やっぱり100って言う区切りのところにたどりついたのは嬉しいものですね。
最近は毎日更新できているので、このままのペースを守っていきたいなと思います。


さて、今日から私、新しく団体に所属することになりました。
所属と言っても、なんか私の場合色々やってるのでその所属がすべて~って感じじゃないんですね。何というか、仕事?所属?のポートフォリオの中でウエイトの大きいものが出来たと言いますか。。。
今日はそんな新しい所属の裏にある思いなどについて記事にしたいな~って思います。

・新しい所属は国際開発プランニングコンテスト!
新しく所属する先は国際開発プランニングのコンテストを行っている団体で、IDPCさんというところです。https://www.facebook.com/idpc.IDPC
まあ、名前の通りなんですが、国際開発分野のODA案件とかのプランニングをやってもらい、そのコンペをおこなうと言ったイベントの開催・運営ですね~。ゲストのお招きをしたりとか、こんてんつ考えたり~とか、そんな感じです。

・自分としての位置づけ
大学在籍としては5年目のこの時期に、ペーペーから団体に新しく入るってなかなか面白い決断かな~って思ってるんですが、理由は3つあるんですね。

一つ目は、国際開発をもっと深めていきたいということ。
「身体はビジネス、心は国際開発」とか言ってる割に、国際開発の理論的な枠組みとか~国際開発の主流とか~あんまり詳しくないんですよね。今まで結構、とりあえず現場で~みたいな感じだったので、国際開発に対する肌感はあるけど、具体的な方法論とかはあんまり知らないんですよね。
なので、そこんところもっと深めていきたいな~って感じです。

二つ目は、組織ガバナンスを知ることですね。
今まで自分で立ち上げて~とかいうことが多かったので、組織ガバナンスって出来ているようであまり出来てなかったんですね。やっぱり組織としてちゃんとシステムが整ってることってすごい大事だと思うんですよ。んで、このIDPCさんって関東支部、関西支部があって、離れた間でも密にコミュニケーションとりながら進めてるみたいで、タスクのフォーマットとか議論の進め方とかなかなかしっかりしているのですよ。こういった組織ガバナンスがしっかりしているところで活動させてもらうことで、そういった能力を身につけることも可能になるんじゃないか、と思うんですね。

三つ目は、やっぱり自分が物足りないと言うこと(笑)
OUESTも引退気味で、バイトもほぼ止めて、毎日読書と研究ばかりなので、私生活が少々物足りないんですね~。彼女もいないしwやっぱり自分って若干ワーカホリックで、仕事だいすきって言ったらあれですが、あんまり仕事と趣味の境がないんですよね。カラオケ行ったり~とかよりも、プロジェクトとかやってるのがすごい楽しいし、なんか自分生きてるわ~みたいな感じになるんですねw
ちょっと変わり者ですよね(笑)
だからこの余ったエネルギーを注げる場所を見つけたいな~って感じですね。

・どんなバリューを発揮していきたいか?
自分の強みはコンサル的論理的思考と途上国開発の現場での経験値の二つかなって思うんですね。チームのみんなの役割をみながら、微調整って形になると思うけど、自分の強味を活かしつつチームのアクセラレータになれたらな~って思います。


というところで、団体での活動を通して、国際開発への知見を深めつつ、自らの能力のステップアップに努めていきたいと思います!

以上、No.100「改めて国際開発をより深く」
・新しい所属先は国際開発プランニング!
・自分にとしての位置づけ
・どんなバリューを発揮していきたいか?
でした。


新しいコミュニティに入っていくって、なんか気持ち的もに若返りますね(笑)
新しい場所でも元気にやっていきたいと思います!(^^)!

(記念すべきNo.100の記事なのに、こんな内容でいいのかな(笑)この記事もNo.200の時に見返したらそれはそれでいい思い出になるんではないかと思いますw)

それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro

2013年10月30日水曜日

論理学とはメッセージの一貫性、ロジカルシンキングとは論理的であるためのサポートツール【No99】

こんばんは。
Shunichiroです。

最近iPodの調整で少し悩んでいます。入れたい曲があるですけど、その曲が入れたい形式で上手く入らなかったり、ファイルが大きくなるので変換できない、とか言われたりで、むむむ~って感じです。これでも、元理系なのですが、やっぱり理系は合ってなかったってのがバレバレですね。


さて、今日は昨日に引き続き論理学。
実際これって文字にするの難しいですよ~。だって、論理学って昨日も言った通り基礎訓練なわけで、そこから具体的な学びを出力するのってなかなかハードル高いんですよね。
今日はあくまで、筆者が「こういうことかな~」ってぼんやりながら捉えている論理学について記事にしてみたいと思います。

・論理的とは?
まず、そもそも“論理的”とは何でしょう?
よく巷で「今は論理的思考が大事だ~」とか「お前の話は論理的じゃない!」見たいなことってよくあると思うんですけど、そもそも“論理的”ってなんなんでしょうね?

よく言われるのが、
・整理されてない
・色んな話題がごちゃまぜになってる
・体系的でない
って辺りでしょうか?
どれも正解とは言えますが、いまいち伝わらないですよね。


・論理=言葉と言葉の間の意味の関係性=メッセージの一貫性
論理とは、言葉と言葉の間の意味の関係性なんですよ。
それが保たれてることが、論理的と呼べるようです。

例えば、最初はご飯どこに行く?って話をしていたのに、途中から料理のレシピの話になっちゃったら「あれっ?」ってなりますよね。これは、一応ご飯(料理)についての関係性は保たれてるけど、その意味の関係性が保たれてないんですよ。

で、言葉と言葉の意味の関係性を保つには、自分がどんな主旨のことを言いたいのか?それを言うためにはどんな材料が必要なのか?そして、それらの材料同士をどう組み合わせれば、意味の関係が保たれたストーリーとなるのか?
って考えなくてはいけませんよね。

だから、論理的とは?体系的だとか、整理されてるとかって言う見方も出来るんですよ。


・ロジカルシンキングは論理的であるためのサポートツール
じゃあ、よく言うロジカルシンキングって、ロジックツリーだとか、MECEだとかいわれるけど、あれはどうなん?っていうと、論理的であることの一部じゃないか?と思うんですね。

言葉と言葉の意味を考えたり、そのつながりを考えるためには、ロジックツリーみたいの使ったりしながらブレークダウンしていくことが必要なんですね。だっていきなり「××売り上げが落ちてる。なぜなら部長が悪いからだ!」とか言われても「ちょっ、お前!」って、売り上げが落ちていることと部長がどうつながってるのかわかんない。論理が飛躍しているんです。

でも、そこをちゃんとブレークダウンしていけば、
・売り上げが落ちている
・市場自体が縮小しているわけではない
・じゃあ、商品の競争力が下がってるのか?
・客離れが起きてるわけじゃない。→にも関わらず、売れてない
・店舗での売り方が悪いのか?
・一番目につきやすいところに配置されてる→にも関わらず、売れてない
・もしかして、そもそも品薄なんじゃ?
→売り上げが落ちているのは、人気が下がったからではなく、生産数・在庫が適切な数量の確保がされておらず、人気があるにも関わらず手に入らない状況の結果売り上げが落ちている。生産数、在庫の数量の指示をするのは部長だ。だから部長が悪い。
って感じで、飛躍のない一貫した論理をつくることが出来るんですね。


自分自身もそうですが、ロジカルシンキングができる=論理的だ!って思ってたんですけど、実際の論理的ってメッセージが一貫されていることで、そのサポートツールとしてロジカルシンキングがあるんだな~ってことを学びました。

改めて奥が深いな、という感じです。



以上、No.99「論理学とはメッセージの一貫性、ロジカルシンキングとは論理的であるためのサポートツール」
・論理的とは?
・論理=言葉と言葉の間の意味の関係性=メッセージの一貫性
・ロジカルシンキングは論理的であるためのサポートツール
でした。

私も、日々論理的な文章を心がけていきたいと思います。
(あれっ?昨日もこんな締め方をしたような~~~。。。)



それでは、 Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro



2013年10月29日火曜日

論理学とかロジカルシンキングは素振りと同じ?【No.98】

こんばんは。
Shunichiroです。

いや~急に寒くなってきましたね。最近の日本の気候は春秋が短くなって、夏冬が長くなってきていると聞いたことがありますが、地球温暖化のせいでしょうかね?そろそろ衣替えが必要かもしれません。


さて、最近読む本の種類を変えて、論理学とかロジカルシンキングとかの関連の本を読んでいますが、いや~難しいですね。改めて色々気づかされることがありますし、何より難しいのはその学びを文章という形でブログに書くことなんですね(苦笑)



・論理学とかロジカルシンキングとかの思考術って筋肉の動きと一緒?
戦略~とかマーケティング~とか、そういう具体的な学びがある本だったらまだ出力しやすいので、ブログにも書きやすいのですが、論理学とかロジカルシンキングとかって具体的な学びではないのですよ。

何かに例えて言うならば、スポーツとかしてるときって色々な動きしますよね。野球でスイングするとかボールを投げるとか、、、それって実物?があるから色々アドバイスしたりとかしやすいですよね。でも、スイングしたりボール投げたりしているときの筋肉の動きって自分で把握できます?難しいですよね。思考術ってこういう類のものだと思うんですね。

つまり、何かの動きをする際に、その裏で動いている処理機能のようなものだと思うんですよね。


・思考術=基礎訓練
思考術って上記したように具体的な形のあるものでもないし、具体的な学びとしてとらえられるものではないんですね。でも、何かを学んだりする際に非常に重要な働きを持っていると思うんです。

野球のスイングだって、素振りをして、ちゃんとした形を覚えて、その運動を繰り返して、筋肉をつけて、、、ってやっていかないといいバッティングにつながらないですよね。素振りをしたことで、具体的な結果が出るわけではないですよね。(あくまで、エアーなバッティング練習という意味で)でも、素振りを毎日繰り返していることによって、実際に試合になったときにいい結果につながる要因になるんですよね。

思考術も同じで、思考術を学んでいるときは「う~ん、わかったようなわからないような。。。」見たいな感じになると思うんですけど、そうやって正しい思考術を学んで、それを繰り返し繰り返し練習して、そしてその結果どこかで何かの役に立つ大きな要因になっている。そんなものなんじゃないかとと思うんですね。


・思考術も常日頃繰り返してこそ結果につながるもの
そう考えると、思考術はその時学んで終わりというものではなく、プロの野球選手でも素振りを大事にしているように、常日頃大事に取り組んでいくべきものなんじゃないか、と思うんです。

本を読んでいるとき、ミーティングをしているとき、レポートを書いているとき、もちろんこうやってブログを書いているときも、、、どんな時も思考術を意識しながらやっていくことが大事なのかな、と思います。

実は、このブログも書きながら、いつも論理性を気にしているのですが、上手くできているでしょうか?(汗)自分なりの心がけとして、一つの記事の中で大きく3つの論点を分けていて、その3つがちゃんと連関しているようにしています。
このブログを読んでくださっているあなたにも、わかりやすく伝わっていれば幸いに思います。



以上、No.98「論理学とかロジカルシンキングは素振りと同じ?」
・論理学とかロジカルシンキングとかの思考術って筋肉の動きと一緒?
・思考術=基礎訓練
・思考術も常日頃繰り返してこそ結果につながるもの
でした。

さて、夜は一段と冷え込むので室温など気をつけてお過ごしください。

それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro




2013年10月28日月曜日

スケジューリングはただの記憶のバックアップではなく、成功に導くツール【No.97】

こんばんは。
Shunichiroです。

そろそろ10月も終わりの週になりましたね。
後期の授業や大学生活もだいぶ調子が出てきました。やっぱり、日々の生活スケジュールが固定化されてくると、生活にメリハリ付きますね。この時間は何をする、この時間は何をする、、、というのが決まってくるので、「何やろ~」とか「ごろごろ~」とかいう時間が減ってきます。生活のルーティンが出来てきたおかげで、今月は読書にも非常に時間を割くことが出来ました。



さて、今日の記事はスケジューリングの話。
・スケジューリング=ただの記憶のバックアップ?
スケジュールって皆さんどんな感じで立ててます?けっこう月単位の大きな予定がメインで、週単位、日単位、時間単位で細かく立てる人ってなかなかいないと思うんですね。なんでかって、そもそも記憶に頼ると自分の予定を忘れてしまうこともあるので、ある種のバックアップ機能としてスケジュールを使っている人が多いと思うんですよ。

でも、いくつかの自己啓発本の中には、本当に細かいレベルでスケジューリングをするように勧めている本もあるんですね。著者によっては、夜寝る前に次の日のスケジュールをしっかり決めてから寝るようにしなさい、と。

でも、そんなに細かくスケジュールを立てる必要ってあるんでしょうか?
スケジューリングってただの記憶のバックアップのためですよね?


・スケジューリングが安定したパフォーマンスをもたらす
自己啓発本を書いているような人の中には、やっぱりビジネスや何かの分野で成功している人もいるんですよね。実は、そういう人たちにとって、スケジューリングにはただの記憶のバックアップ以上の意味付けがあるようなんです。どういうことかというと、そういった成功者にとっては、スケジューリングとは自分づくりと同じような意味を持っているようです。

例えば、スポーツ選手でも大きな功績を残している方は、往々にして日々のトレーニングをルーティン化し、どんな時でもそれをきっちり守り通すと言います。メジャーリーグでも大活躍しているイチロー選手は非常に厳格なトレーニングのスケジュールを持っており、どんなときでもそれを淡々とこなしていく、と聞いたことがあります。毎日の決まったトレーニングをすることで、安定したパフォーマンスにつながるだけでなく、その日の調子の良し悪しにまで気づくことが出来るのだそうです。

ビジネスや他の分野においても、スケジューリングはスポーツ選手のトレーニングルーティンと同じような意味合いを持っているのではないか?と思います。すなわち、成功者と言われる方々は、毎日のスケジューリングをしっかりと定めることで、仕事などにおいて安定したパフォーマンスを発揮しているのではないか?と思うのですね。


・そして、安定したパフォーマンスが自身に成功をもたらす
でも、成功者だって初めから成功していたわけではないですよね。
成功者がなぜ成功したのか?には、もちろん色んな要因があると思います。自身の才能、周囲の環境、チャンスとの巡り合わせ・・・なかなか世間でクローズアップされることは少ないと思うんですが、上記のようなことを考えるとスケジューリングも成功要因の一つに挙げられるんじゃないかと思います。

いつも安定してパフォーマンスを発揮してくれる人には、安心して仕事を任せることが出来ますよね。そうすると、あいつは信頼できるな、また仕事をお願いしようかな、とか次の機会につながりやすくなるんですよ。それで、次の新しい機会においても同じように安定したパフォーマンスを発揮していると、また新しい機会に導かれる・・・そういったスパイラルによって成功のステージを上がっていくことにつながるんじゃないか、と。

もちろん、スケジューリングが成功のすべてではありませんが、成功者の持つ十分条件にはなるんじゃないかと思うんです。つまり、成功者にとってのスケジューリングとは、“自身のパフォーマンスを安定化させ、自身の成功を導くためのツール”なんじゃないか?と思います。

成功者が成功者たるゆえんは、日々の生活をスケジューリングによって細かく管理し、それが安定した仕事の結果につながり、その結果、成功への梯子を一段一段登っていくことになっているんじゃないかと思います。

スケジューリング、思っていた以上に大きな意味合いを持ってましたね。私も今日の記事を書きながら自省しています。スケジューリングによって、日々の生活とパフォーマンスを安定して管理していきたいものです。


以上、【No.97】スケジューリングはただの記憶のバックアップではなく、成功に導くツール
・スケジューリング=ただの記憶のバックアップ?
・スケジューリングが安定したパフォーマンスをもたらす
・そして、安定したパフォーマンスが自身に成功をもたらす
でした。



いや~ブログまだ6日目ですけど、毎日続けるってネタ集めが大変ですよね。
今回はスケジューリングって言う身近なところに目を当てて、そういえば・・・って感じで書き始めました。今後もどんどんブログも書いていけるように、ネタ集めのインプットも頑張っていきたいものです。

このブログを読んでくださっているあなたも、面白いと思っていただけたらぜひスケジューリングを心がけてみてください。


それでは、Have a nice day(^^ゞ
Shunichiro





2013年10月27日日曜日

「国内だって困っている人いるのに何で海外支援なんてするのさ?」に答えられますか?【No.96】

こんばんは。
Shunichiroです。

今日の大阪は快晴のいい天気でした。
皆様どんな休日をお過ごしでしたか^^?


休日ということで、少しオフモードな記事を書こうかな~とか思ってたのですが、ひょんなことから色々考え込んでしまって、少しガチ記事になってしまいました。

今日のテーマは、国際協力に携わる人にとっての大命題。
ズバリ「国内だって困っている人いるのに、なんで海外支援なんてするのさ?」
この記事を読んでくださっているあなたはこの問いにどう答えますか?



・結局人間は非合理性と合理性の二面を持った生き物
国内だって困っている人いるのに、なんで海外支援なんてするのさ?
この問いって、非常に難しいですね。
困っている人がいるなら国内も海外も変わらないとか人権~とか国益~とか色々あるけど、どれも一方の見方の領域を超えず、決定打になりうるような回答になっていないと思うんですよね。

つい先日、“Social Justice”という概念を知ったのですが、超要約すると、
生まれついての障害とか貧困って、ひどく不公平な状態ですよね。でもこれって誰もが成りえた可能性のあるものなんですね。よくある話で「さいころを振ってにたまたま日本に生まれた私たちは豊かな生活ができて、たまたまさいころを振ってアフリカに生まれた子供は幼少期にさえ栄養失調で死ぬ可能性がある。でももしかしたら自分もそういった国に生まれていたかもしれない」って。

そういった社会的不公平状態を「仕方ない」と捉えずに、「私もこの不公平を受ける側になっていたかもしれない。だから、そのような不公平のある状態はなるべく除去すべきだ。」という考え方はどうだろう?
ってことなんですね。

この考え方はなるほど~と思いましたね。今まで国際支援って遠い国の話で自分にとっての意味付けがよく見えにくい状態だったと思うんですけど、Social Justiceを考えるとグッっと自分ごとに捉えられるんですよね。


でも、Social Justiceや人権~って言われて、自分が不公平を被っている状態、人権を侵害された状態だったら嫌だろ?って言われても、何か行動できます?イメージわきます?
言ってることわかるけど、具体的なアクションにつながりにくいんですね。

なぜならSocial Justiceや人権~を主張しても、個人の正義感は満たされても経済的には非合理なんですよ。だって、自分が不公平を被っている当事者でない以上、Social Justiceによる効用って正義感以上のものがないんですね。インセンティブに欠けるんですよ。



じゃあどうしたらいいか?って言うと、個人にとってのインセンティブを付与すること。
つまり、国際支援を考える場合、善意や正義感を基にした行動と、経済的合理性の両方の面を考える必要があると思うんです。


・さらに、長期的な意味合いを考える
経済的合理性ってところを考えると、短期的な視点で見ると、国際支援の妥当性を説明しきれないんですよね。ODAのタイド借款~とかあるけど、結局一発終わりの受注にすぎないし、ましてや利益ベースでなくボランティアの形でやってるところなんて特にそう。
「国内だって困っている人いるのに、なんで海外支援なんてするのさ?」に十分に答えられないんですよ。

じゃあ、そこでもう1歩踏み込んで考えてみないといけない。
すなわち、時間軸を持ってくるのですね。


そしたら、「短期的にはただの遠い人への人助けであり、身近な人には目をつぶっている。しかし、長期的な時間軸を持って見た場合に~~のような効用をもたらす可能性があるから、その種まきをしておくことは一理あるだろう。」って、なってさっきよりは説得力が増す。

用語で、潜在的パイの拡大とかCSVとか言われるところですね。

すると、さらに問題が。
「パイを拡大するとかビジネスとかって、結局西欧的価値観の押しつけなんじゃないのか?」ってところ何ですね。本ブログの過去記事でもいくつか触れてますが、国際支援が長期で見たら現地の価値観を壊している例、ビジネスが現地の環境を壊している例などあるんですね。
結局、今やってる支援ってほんまに現地の人のこと考えたものになってる?


・経済的合理性と人の善意を統合させるロジックと裏付けが必要
そう考えると、結局、最後には善意に戻るんですよね。
「善意による行動の中でも短期的な経済的合理性を確保しつつ、かつ長期的な彼我へのメリットを生み、かつ人権や善意を叶える。」
そこのレベルまで求められてるんじゃないかと思うんですよね。

「国内だって困っている人いるのに、なんで海外支援なんてするのさ?」に答えるには、
ここまで人間の有り様と短期的・長期的な目線を持った上で、非常に戦略的なストーリーを描くことによって可能になるんじゃないかと個人的には思います。


上記のような考え方を進める上で必要になるのは、ロジックとその裏付け。
今、筆者が興味を持っているのはこの領域なんですね。
長期的な経済的メリットと人権・善意の両立を可能にする概念とその裏付け。


この領域を筆者は、HS(Human Satisfied)と呼んでいます。
トータルで見た人間の充足をいかに達成するのか?という視点ですね。

今世界では、人権や人の善意の追求とビジネス的利益の追求の両立が可能かどうかの実証が始っています。CSVや攻めのCSR,あるいはSRIやSROIの考え方。このあたりは上記のロジックを裏付けるようなものにする可能性を持っていると思うんですね。



以上、少し長くなってしまったので、改めて議論の流れとその整理
命題:国内だって困っている人いるのに、なんで海外支援なんてするのさ?
・Social Justiceや人権など人の善意に頼った支援は決定打にならない
・人間は善意だけでなく、経済的合理性も求める
・まず、短期的にも、善意と経済的メリットを両立させる
・その上で、長期的に見ても経済的メリットが達成されるようにする
・その過程で、当初とは違う形で現れる人権などの問題について対処する
・つまり、経済的合理性と人の善意を統合させる

これを図で表わすと、


こんな感じです。

以上、No.96「「国内だって困っている人いるのに、なんで海外支援なんてするのさ?」に答えられますか?」でした。

国際支援に携わる身として、常に自省しながら取り組んでいきたいと思います。




それでは、明日からまた一週間頑張っていきましょう!
Have a nice week(^^ゞ

Shunichiro




【補足です】
この記事はあくまで、人に自らの国際支援の意味付けを説明するときには、経済的意味付けや長期的意味付けも説明できる必要があるのでは?というところがメッセージです。その時に図で示したようなフレームが役に立つのではないかと。色んな活動がありますが、それぞれの活動すべて経済的合理性を追求しなくてはいけないということではなく、あくまで説明の際にその視点も必要になるんじゃないか?ということです。

身の丈に合った支援を【No.95】

こんばんは。
Shunichiroです。

台風も過ぎ去り、今日の大阪はやや風が強いながらもいいお天気でした。他の地域の方々はどうだったでしょうか?また台風の被害はなかったものの、昨晩東北地方で地震があり3・11の恐怖を思い返してしまいます。
大事なく過ごしていきたいですね。


さて、先日のブログ(No.94)にて、「武器をアートに」という展示を見たことやモザンビークにおける平和構築活動についての記事を書きました。その中で、内戦終了から20年以上が経過し国際的な関心も薄まり支援物資などの運営資源の確保に課題が生じている、という話をしました。

内戦に限らず、時間の経過と運営資源の確保は非常に重要で、かつ難しい課題となっています。そして、支援に携わる人々にとっては、そのような状況の中でどう支援活動を継続していくのか?支援組織としてどうあるべきなのか?という問題はセットで考えていかなければならない問題になっています。

そういう課題について、説明をしてくださった方に尋ねたときのお話が非常に興味深かったので、今日はそのことについて記事にしていきたいと思います。



・減り続ける寄付、撤退していくパートナー
今回の「武器とアートに」展を行っているのは、「えひめグローバルネットワーク:http://www.egn.or.jp/」さんという団体で、内戦終了後から、内戦で使っていた武器と交換に農具や自転車等の生産物を提供し、紛争復興の手助けをしています。しかし、内戦から月日がたつにつれ、寄付金は減り、また農具や自転車、他にもミシンなどといった物資を提供してくれていたパートナーの方々もどんどん撤退していってしまいました。

このあたりは国際協力活動と人々からの寄付・企業のCSRのジレンマですよね。国際協力はそこに支援を必要としている人々がいる限り続けられますが、時間が経つほど他世間からの関心はどんどん減っていき、それに伴い企業もその活動へのリソースも減っていきます。CSRって単なる寄付じゃなくて、世間からの評価というリターンを求めた“投資”なんですよね。
だから、時間による世間の関心の減少と企業からの支援の減少ってリンクしてしまうんです。


・無理をしてでも維持すべき??
提供されるリソースが減ってしまうと、支援活動を続けていくためには自分たちなりにリソースをGetしていかなくてはならなくなります。関心を呼び戻せるように、今までより多くの人にアピールしたり、今までとは違う企業に営業に行ったり・・・

でもそうやって色んなところに活動の幅(バックヤード分野においての活動)を広げていくというのは非常にパワーがかかるところなんですよね。支援を続けるためにはそういう活動を行っていかなくてはいけないけど、でもそこにパワーを使えば使うほど、本来やりたいことである現地への支援のための活動にパワーが割けなくなってしまうんですよね。

非常にジレンマなんです。
すると、ここで考えなくてはいけなくなってくるのですよ。自分たちの支援の意味や、支援の形がどうあるべきか?ってところ。無理をしてでも今のままの支援の形を維持するのか?現状を受けいれて今の支援の形を変えるべきなのか?


でも、そこでどうするのか?ってすごい難しい判断。
現地では依然として支援を必要としている人もいるし、しかし現実的にはリソース不足。



・身の丈に合った支援を
筆者はソーシャルビジネスとかに興味を持っている身なので、どうしてもそっち側(ソーシャルビジネス的な)の視点で見てしまうんですね。なので、寄付や物資の提供が減ってきている→何らかの物資回収と運営資金の獲得を目指す収益事業を行ってはどうだろう?という考えになってしまうんですね

そこで、当日企画の紹介をしてくださった方に質問させてもらったのですが、その答えが非常に興味深かったのです。(やっと、本題です(笑)前置きが長くてすいません。背景説明が大変なもので、悪しからず。)


“自分たちの身の丈を超えて活動を展開するつもりはない。もちろん運営資金、物資を何とかしなきゃいけないのは分かっている。もっと多くの人たちの関心を呼び戻したりすることも必要だ。しかし、この取り組みは愛媛にとっても大事な意味を持っている。(「武器をアートに」をきっかけに愛媛をしってもらうことに役立っている状況を指して。)また多様なアクターが絡むことで、支援の顔が見えにくくなってしまう。私たちはモザンビークとの1対1の支援を行っていきたい。それを通じて多くの人の関心を呼べればいい。”

とのようにおっしゃっていて(あくまで、筆者の記憶とそれによる解釈です)、国際支援活動におけるすごい大事なところをついてるな~って思いました。

やっぱ身の丈に合った支援って大事ですよ。いくらその支援を必要としている人がいるからとむやみに活動を拡大させていっても、細かいところでニーズがこぼれおちたり、関係性に齟齬が生じたりしてしまうものです。
自分たちはモザンビークと1対1の関係を望む、というところも齟齬の発生を抑え、また自分たちにとっての支援の意味もはっきりとされているな~って思いました。

いや~、自分もやれBoPだ、やれソーシャルビジネスだ、と言ってばかりいないで、今回の例のような深いところの意味まで考えることを忘れてはいけませんね。非常に勉強になりました。

(“非常に”って多いですね。なんか他の語彙が出てこなくて・・・浅学の筆者に他の語彙について教えてほしいものです。)



以上、No.95「身の丈に合った支援を」
・減り続ける寄付、撤退していくパートナー
・無理をしてでも維持すべき??
・身の丈に合った支援を
でした。



明日はどんな天気でしょうか?
明日晴れたら、気分転換に少し自然に触れてきたいものです。
皆さんもよい週末をお過ごしください。
Have a nice day(^^ゞ


Shunichiro





2013年10月25日金曜日

武器をアートに@民博に行ってきました【No.94】

こんばんは。
Shunichiroです。

いや~雨が続きますね。
特に今日の大阪の雨は強く降ったり、時に止んだり、また降ってきたり、、、でなんか嫌な感じです。明後日日曜日には晴れ間が見えるということで、それまで辛抱ですね。
皆様もどうかお気をつけてお過ごしください。


さて、今日の記事は遠足について(笑)
現在自分がいる学科では、より広い視野を身につけるためにフィールド実習や体験談や映像鑑賞などを行っています。例えば、神戸にあるモスクに行って話を聞いてきたり、青年海外協力隊に行っていた方をお招きして、お話を伺ったりしています。

今日はその一環で、万博にある民族博物館にて「武器をアートに~モザンピークにおける平和構築~http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/thematic/peace20130711/index」の紹介及び展示の見学に行ってきました。そこで感じたことなどを記事にしていきたいと思います。

(自分で書いてて気づいたんですけど、今日の口調固くありません?(笑)戦略とか分析とか固い内容書くときに口調ゆるいのに、身近な出来事を伝えるときに口調固くなるってなんか変ですね(笑)何なんでしょうw)



・展示:武器をアートに
まず、今回の展示の背景ですが、

[img]アフリカのモザンビークでは、1975年の独立後1992年まで続いた内戦の結果、戦争終結後も大量の武器が民間に残されました。現在、この武器を農具と交換することで回収し、武装解除を進めるとともに、回収された銃器を用いてアートの作品を生み出し、平和を訴えようという、TAE「銃を鍬に」というプロジェクトが進められ、内戦後の平和構築のモデルとして注目を集めています。このプロジェクトにより、日本に住む人びとへのメッセージを込めて制作された作品「いのちの輪だち」が、さきごろ民博におさめられました。
という感じで、なんと残された武器を使ったアート作品をつくって展示してるんですよ!驚きじゃありません?まず武器を回収し、その対価として農具などの生産のために役立つものと交換し、回収した銃を加工してアート作品を作り、平和の大切さを訴える。そんな取り組みが行われているそうです。

このモザンピークの例って、紛争後の平和構築のモデルとして注目を浴びているんですね。
この取り組みのすごいところは
・為政者による強制的な武装解除ではなく、住民自らが平和を求めて銃を手放している
・生産的な活動の提供(紛争終了後のモザンピークは毎年十数%の経済成長をし、モザンビークの奇跡と呼ばれている)
・武器アートをモニュメントにするなどし、住民の文化意識の高揚と平和維持の欲求を生んでいる
などが挙げられます。

武装解除を進めただけでなく、経済発展、文化高揚にも貢献しているってすごいですよね。モザンビークの奇跡と呼ばれている理由もわかります。

でも、本当にすごいこと、奇跡的なことって、住民が主体となって平和を求めている、ボトムアップの開発が行われていたことにあると思うんですね。

・モザンビークの奇跡≠経済発展but住民が主体となった復興
国際開発の分野で注意しなくてはならないのは、押しつけの支援ではなく、住民自らが主体となって自発的な開発、発展が進むようにするにはどうしたらよいか?というところなんですね。そのためにファシリテーションだとか色々な手法が考えられてるわけですよ。でも、開発従事者も色んな工夫をしたりするのですが、なかなか上手くいかなくて四苦八苦しながら現地の人たちの生活が寄りよくなるためにはどうしたらいいだろうかと格闘しています。

でも、このモザンビークでは、住民からのボトムアップな開発が(図らずも)行われていた。それって本当に奇跡なんですよ。これに関しては、展示の説明をしてくださった方の説明が非常に響きます
「過去、戦争終了後の武装解除は為政者によって強制的に行われていた。日本で見ると刀狩りや廃刀令など。これは世界も同じ。でもモザンビークでは、民間の人々が主体となって、自らの意思で平和を求めて行動した。このことこそが、本当は「モザンビークの奇跡」と呼ばれるべきだ」と。


・武器をアートに→モザンビークを平和の輸出国に
そして現在「この武器をアートに」を通じて、各国への平和のアピールを行ったり、平和構築や戦争意識に対しての学校教材として紹介したりといったアクションを考えているそうです。その理念?狙い?がこれまたキャッチ―で「モザンビークを“平和の輸出国”に」なんだそうです。
胸にドキュンと響きますね。
この取り組みがどんどん広がっていけばいいですね。



今日は色々学ばせてもらいました。
以下、今回考えたことや学んだことなどを簡単に挙げていきます。
・モザンビークには今でも数百万丁の銃が残っている
←内戦時には(おそらく)700~800万丁ほどの銃が出回っていた。そのうちの百数万丁ほどしか回収できていない。もちろん地雷などの武器もまだ残されたままになっている。

・武器との交換物のニーズは、内戦終了時(1990年代)は農具が人気だったが、今では住居に用いるためのセメントやトタン板などが人気
←おそらく生活水準の向上により、食料よりも快適な住居を求める様になった

・内戦終了から20年が経ち、国際的な関心の低下による支援者の減少が深刻な問題
←ある種復興の宿命なのかなと思います。日本の東北も、今では多くの人にとって3・11への関心は薄れ、ボランティアなども少なくなりました。(まだ震災の後遺症に苦しむ方々には本当に申し訳なく思います。自戒も込めて。)復興支援活動において、時間の経過による世間的関心および運営資源の確保、またその時間的プロセスに応じた支援の在り方は考えていくべき課題に思います。
(ただ、この点に関して尋ねたときの回答が非常に示唆に富むものでしたので、別の記事にて紹介していきたいと思います。)




自分の通常の関心だけだったら、今回のような展示を見に行ったりしないので、実習という形で強制的に見に行くのは非常にいい機会になるな~と思いました。いつもある程度オープンマインドで、色んな機会に飛び込むようにしているのですが、どうしても自分の興味の範囲内で物事考えちゃっていますよね。まったく興味ない音楽バンドのライブとか行かないのと同じだと思います。

それが、今回みたいに強制的にでも連れて行かれると、意外と面白いものに出会ったり、何かの縁に恵まれたりするんですね。実習の中身とは関係ないことですが、改めて機会の大切さを考えさせられました。


なんか、今日のブログは内容柔らかいのに、文章硬いまま終わっちゃいましたね。まるでシュークリーム状態(笑)そして、エンドが見えず、尻切れ的な変な感じです。。。
この週末でリフレッシュして、また来週から頑張っていきたいいきたいものです。



それでは、
Have a nice day(^^ゞ

Shunichiro







2013年10月24日木曜日

分類ではなく分析を【No.93】

こんにちは。
Shunicihiroです。

いきなりなんですが、、、木曜日って微妙じゃありません?
月曜日から週が始まって気合い入れていくんですが、どうも木曜日って中だるみするんですよね~。なんかフラ~っと散歩に行きたくなります。
僕だけでしょうか?(笑)


さて、ブログを復活して3日目になりますが、早速なんかいいネタないかな~って感じです(笑)
読書はいつも続けていて、毎日1冊は必ず読了しているくらいのペースなんですが、文章にするとなるとなかなかまとまらない(汗)これも訓練だと思って頑張りたいですね~。

んで、今日は結局、分析について記事にしていきたいと思います。



とはいっても、いきなり分析言われてもね~。困っちゃいますよね。
レポートとかでも「来週までに日本の農業について分析してきて~」とか、「インドネシアの温暖化について分析してきて~」とか、ありますよね。
(実際、授業の宿題でインドネシアの温暖化問題について分析することになっていますw)


・分析とは、物事を分けて分類すること
分析って、見て名前の通り、「分けて、析する」なんですね。
つまり、ある事柄について(あるいはあるお題について)要素に分けたり、マトリクスとかフレームワークにして分類してみたり、することなんですね。


・↑え、それだけ?分析の目的は?
でも、じゃあ、分析ってそれで終わりですか?
何かを分析するときって、何らかの目的があって分析するわけですよね。
だとしたら、マトリクスとかフレームワークにし”分類”して「仕事終わった、やっほーい\(^o^)/」じゃ、まだ半分だと思うんですよ。

どういうことかというと、分析って作業は、物事を要素や構成に“分類”し、その”分類”を基に、分析の目的を達成する為の何らかの洞察を導き出すこと、そこまでが分析の仕事だと思っています。(だから、分類して終わってしまうのは仕事の半分だと思うんですよ。)

先日の戦略について書いた記事の中でも、「SWOT使って現状をあぶり出した後、その情報をもとに圧倒的な非対称状態を見つけ出し、戦略の糸を導き出す」と触れました。

この時ってのは、
分析の目的として「戦略を考えだす」が上位にあり、
それを叶えるサポートツールとしてSWOT”分類”があり、
SWOT”分類”から、、戦略を導き出す作業が”分析”になるんです。

ここ大事です。要チェキですよφ(..)メモメモ


でも世間的には、“分類”で終わってしまうパターンが多いのはなぜでしょう?



・目的があってこそ、分析は機能する
さっきも申し上げたように、何らかの目的があって、それを叶えるために、まずは分類を行い、そこから有意な情報を導き出すのが分析です。つまり、分析という作業においては目的ありき、なのです。

目的のはっきりしない状態で「分析」を頼まれても、なんのために分析するのかわかんないから、結局ただの分類で終わってしまう。そんな状況があるんだと思うんですよね。

目的があってこそ、分析という作業は機能するし、意味のある作業になると思うんです。
自戒の意味も込めて、何かを分析するときには、まずその分析の目的をはっきりさせておきたいですよね。人に分析をお願いする時も同じですね。



以上、分類ではなく分析を
・分析=要素の分解
・↑では半分。そこから、分析の目的を果たす有意な情報を導き出す
・つまり、目的あってこそ分析は機能する
でした。


この記事を書いている間に、雨が降り雷が鳴ってきました。
明日からの天候に、みなさまもどうかお気をつけてお過ごしください。

それでは、Have a nice day(^^ゞ




Shunichiro

2013年10月23日水曜日

コア・コンピタンスって深い、、、^_^;【No.92】

こんにちは。
Shunichiroです。

最近雨続きで嫌な天気ですね~。
今週末には台風が二つ同時接近とか。
でも、世の中には雨を必要としている方もいるし、雨がないと生態系回んないよね、ってこと考えると改めて人間って(自分って(汗)身勝手だな~と思います。


さて、今日はそんな生態系の話。
「ん、待てよ。タイトル、コア・コンピタンスじゃん!」って思った方、その通り。生態系とコア・コンピタンスの意外な結びつきを考えてみたいと思います。


まずそもそも、コア・コンピタンスって??生態系ってどういうこと??みたいな感じだと思うので、まずはそこから入ります。

・コア・コンピタンスって?
コア・コンピタンスとは

ってことで、ビジネスにおいて自分(自社)が持っている武器のことですよ。
昨日の戦略についての記事の中で、内部分析/外部分析して~みたいなくだりがあったと思うんですけど、その内部分析の方で自分が持っている強みですね。

このコア・コンピタンスで大事なことが、相手に絶対真似されない(あるいは、真似するには非常に困難)ものであることですね。真似されない、そして他者(他社)を圧倒する威力を持っているから、独自のコア・コンピタンスになるんです。


ふむふむ、なるほど。
じゃあ、生態系って何?ってのが次ですね。


・生態系って?
生態系とは、
ある地域に住むすべての生物とこれに相互に作用し合う非生物的環境をひとまとめにし,エネルギーの流れ物質循環着目して一つの機能系とみなしたもの。イギリス植物生態学者タンズリーA.G.Tansleyが1935年に提唱した語。
 ある地域に住む生物とそれをとりまく環境が互いに密接関係をもち,全体として一つの系を作り上げているとする自然認識はかなり古くからあった。ドイツメービウスK.A.Möbiusが海中固着生活をするカキの個体群とそこに共存する動植物形成するとした〈生物共同体〉(1877),アメリカ昆虫学者フォーブズE.Forbesが湖沼とそこに住む各種生物について述べた〈小宇宙〉(1887),ロシアの林学者モロゾフG.E.Morosovの森林樹木やそのなかの動植物が相互作用をもち形づくるとした〈有機体〉または〈共同体〉(1928),ドイツの林学者メーラーA.Möllerの〈森林有機体〉などの考え方である。(出典:コトバンク http://kotobank.jp/word/%E7%94%9F%E6%85%8B%E7%B3%BB
ということで、簡単に言うと自然の中の色んな生物による有機的な結びつきのことですね。
木が土の養分吸って成長して、葉をつけて、秋になって(ちょうど紅葉のシーズンですね(笑))葉が枯れて地面に落ちて、地面の虫が枯葉を食べて、その糞が土の栄養になって、また木が生えて・・・それが何千年何万年と培われて生態系になっていくんですね。

自然が保たれていくこと、生命が誕生していくことってこの生態系がすごく大事なんですよね。


んで、「よし、コア・コンピタンスと生態系についてわかった。でも、ビジネスの武器の話と自然の話って何がつながるの?どう関係あるの?」ってところですよね。よしよし、順番に話していくからおとなしく聞くんだよ~、って、、、何なんでしょうねw最近キャラがブレブレです(笑)



・自然の持続もビジネスの持続も鍵は一緒!?
さて、改めてコア・コンピタンスに戻ると、優位性のある中核事業ということで、技術やノウハウなんかが挙げられていますね。じゃあ、その技術やノウハウってどう培いますか?どう生み出しますか?

例では、米フェデラル・エクスプレスの物流管理システム、トヨタの生産管理方式が挙げられていますが、では、このコア・コンピタンスを生み出すためには何をしたらいいでしょうか?

社員研修?買収?生産管理?、、、

正直、このコア・コンピタンスを築くのって容易じゃないと思います。
なぜなら、技術力にしろ、ノウハウにしろ一朝一夕では身に付かないものだからです。一朝一夕では身に付かないものを身に付けたからこそ、他社に真似されない強みになるんです。

技術やノウハウの研鑚、蓄積、フィードバック、、、それらを何度も繰り返し繰り返し行い、長い時間をかけて結晶化してやっとコア・コンピタンスが築かれていきます。そしてこの過程には、多くの人が関わってきます。技術者、マネージャー、サプライチェーン、、、色んな人の色んな活動が相互に作用しあって、上記のような循環が行われ、次第にコア・コンピタンスを結晶にしていきます。

そして、そのコア・コンピタンスのおかげでビジネス上の力強い武器になり、競争の激しい市場でもより長くビジネスを続けることが出来るのです。


これって、自然でも同じなんですよ(むしろ、ビジネスも自然の法則に逆らえない!?)。
森や森林の中では、長い時間をかけて色んな木や草、昆虫や動物などが相互に影響しあって、一つの生態系を築いています。より深みのある生態系ほど、より互いに栄養などを分け与えることができ、より成長していくことが出来ます。深みのある生態系は、気候変動などの脅威にも耐えやすいと聞きます。生態系の深みが、その生態系自体の存在を強固にし、より持続的なものにしていくんです。


つまり、生態系という概念を用いることで、ビジネスにおいても、長い時間をかけて、自らの営みの生態系をどう生み出し、どう育み、どう結晶化させてコア・コンピタンスと成すか?そして、より持続的なビジネスにつなげていくか?という視点が非常に大事なんかな、って思います。

生態系って言っても、目で見えるわけじゃないし、表出化するほど強いものじゃないと気づかない、ってところもあるので、非常にマネジメントが難しいところですが、、、ただ、例にあるようなフェデラル・エクスプレスなどでは、自ら狙ってビジネスモデルをデザインしたりしていますので、何をコア・コンピタンスにするか?どんな生態系を築くのか?をビジネスモデルの中核にして、事業を起こすのもありかもしれません。あるいは、自分の事業の中で、何がコア・コンピタンスなんだろう?って考えるのも有意だと思います。

ここら辺はぜひ、
キーストーン戦略 イノベーションを持続させるビジネス・エコシステム (Harvard Business School Press)
ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか(←確かこの本だったと思う(汗)ウォルマートの強みはなんだい?ってあたりが非常に示唆に富みます。)
などを参考にしてください。


以上、「コア・コンピタンスって深い、、、^_^;」
・コアコンピタンスって?
・生態系って?
・自然の持続もビジネスの持続も鍵は一緒!?
→・技術やノウハウの蓄積=各生物の成長
  ・技術者やマネージャー、サプライチェーンなどの間での相互作用=各生物同士の相互作用
  ・時間をかけた循環
  ・結晶化=コアコンピタンス=深みのある生態系
  ・すなわち、自然の持続もビジネスの持続も、いかにして生態系を生み出し、育んでいくか?が   鍵になる
でした。
(最後の文で、ロジックわかりにくかったかな~と思って、まとめ直しました。もっと文章うまくなりたいです。)



まあ、若造の戯言なんでリアルビジネスやってる方からはどう思われるかわかりませんが、机上の理論でも積み重ねていけば、きっと自分がビジネスに携わるときには絶対に何らかの形で役に立つかな~と思っております。
お付き合いいただけたら幸いに思います。


では、Have a nice day(^^ゞ


Shunichiro